ピアノをやっていた頃、二つの音符の間や小さなフレーズの間をどうすればいいのか、悩んでいた頃があった。

まず、二つの音符の間だが、演奏の本あるいは楽典を調べたところ、「無指定の二つの音符の間は、滑らかに繋げる(レガート)」と書いてあったと記憶している。なので、これは比較的早く解決した。ただし、実際に滑らかに弾けるようになったのは、ずっと後だったように思う(というか、最後までレガートは苦手だったような)。

次に、小さなフレーズの間だが、これが大変に難しかった。楽譜に休符が書いてない限り、休むことはできない。かと言って、何の区切りもないかのように繋げても良くない。その加減が難しかった。どういう訳か、僕は、音を停めてしまうのが大変怖かった。どうしてか説明が難しいのだが、音を停めると、曲の流れが止まってしまって、元に戻すのが大変だからだと思う。走っている車を一旦停めると、それまで出していたスピードに戻すのに時間が掛かるのと似ている。

この点については、先生に教わるうちに段々と分かって来たような気がする。結局、曲の雰囲気によって、そこに、ものすごく短い休符があるように弾いたり、レガートで次のフレーズに続けたりしていたような気がする。

余談: その怖い「間」は、アーティストの演奏を聴く時にも影響して来る。特にクラシック音楽だが、許せない間の取り方をする人が居るのだ。相手はプロだから、間違ってないのだろうが、どうにも納得が行かないのだ。そういう訳で、クラシックのCDは同じ曲を、別の演奏者で何枚も持っていることがある。

  •   0
  •   0

コメントを書く

名前    

メール 

URL