いい思い出じゃないので、正確には「ノスタルジー」とは言えないが、子どもの頃、親や祖父母が当たり前にしていたことは、今となってはとんでもないことだ。歴史的に仕方なかったこともあるが、そうでないことも多い。その例を書く。

  • (機械などの)定期的な保守をしない。: 車や農機具や家などの手入れをせず、基本的に、壊れてから直す。車のオイルなんて交換してなかったようだ。家は大掃除する程度。
  • 不要な物を捨てない。: 壊れて交換したりして不要になった大きな物(例: テレビ、冷蔵庫、陶器の洗面台)は、家の敷地内の空いた所に放置する。もちろん消滅しないので、何年経ってもそのまま。行政に回収してもらうという概念がなかったようだ。
  • 生活ゴミは燃やすか穴に埋める。: 昔は当たり前のことだったが、有害物質もあっただろう。
  • 生活排水は、敷地の外れの穴に垂れ流し。: 下水道がないので仕方ないのだが、井戸水を飲んでいるのだから、それでは問題があるのではないかという意識はなかったようだ。

要は、物理の法則(例: 物は壊れるが、自然には直らないし、消滅することもない)を無視した生活だった。そんな田舎で育ったので、大学に出てから結構なカルチャーショックがあったように思う。ある時、友人Aに「常識がない」と言われ、当時は心当たりがないので、ちょっと憤慨したのだが、今となっては正しかったのかも知れない。

そんなトンデモな習慣は、まちで暮らして長年掛かってようやく治ったのだが、「掃除が面倒」というのはなかなか治らない。やっぱり、心のどこかで、「自然にきれいになるかもね?」とか思っているのか。

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