「今後N十年以内に大地震の起こる確率」って、果たして、どのくらい意味があるのだろうか。例えば、以下のことが分からない。

  • その確率が正しいか。: 検証可能なのか。
  • N十年という長期間に対する予測は有益なのか。
  • 確率の値は、どのように捉えるべきなのか。確率が低ければ安心できるのか? : 熊本の経験から、安心できないだろう。

別の例で言えば、誰かがあなたに、「あなたが今後10年以内に死ぬ確率は10%」と言った場合、それが誤りだと証明することはできない。というのは、「あなた」は一人しか居ないから、何度も試すことはできないので、確率が0%でない限り、仮に1年後に死んでも上の予言もどきは正しかったことになる。逆に、確率が100%でない限り、10年後に生存していても、予言もどきは正しかったことになる。

そして、今までの経験から、人間はいつどんな病気や事故で死ぬか分からない(= いつか(今にでも)何らかの原因で死ぬことがある)から、確率が0%というのは有り得ないし、とんでもない重病や大事故に遭っても生き延びる人は居るのだから、100%というのも有り得ず、確率を「適当な」値にしている限り、上の予言もどきは常に正しい

そんな予言もどきは役に立つのだろうか? 単に心配やぬか喜びの種が増えるだけかも知れない。

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