日曜の昼に、リシッツァのラフマニノフのピアノ協奏曲2番のピアノソロ演奏に改めて感心したのだが、どうしても、ピアノが休みの部分の休符を省略されるのが気に入らなかったので、他の演奏はないか、YouTubeを丹念に探した。

すると、ピアノソロではないのだが、フレイレ(Nelson Freire)のリハが出て来て、とてもしっくり来て良かった。アルバムを買いたくなったのだが、不思議なことに、彼のこの曲(3番も)のは全く売られていない。USのAmazonにもなかった。とても不思議だった。

次に、ガブリーロフ(Andrei Gavrilov)の3番も見つかって、やっぱりしっくり来た。彼が若い頃のだ。不思議なことに、再生回数が2万回と少ない。残念なことに、後半は音が割れていた。元の音量が高過ぎたのかも知れない。アルバムを買おうかと思ったが、2楽章後半からは、音の切り方がちょっとわざとらしい感じがしたので、迷っている。Amazonを見たら、彼のゴールドベルクもあって、これも一緒に買おうと思ったのだが、実は既に持っていたw

その後、Robert Richmondによるピアノソロ編曲版が見つかった。これはピアニスト(=編曲者)が余りうまくないのでテンポが遅いのと、編曲自体が物足りない(スケールが小さい)ので、中断した。

それからやっと2台ピアノ版(Enzo & Jourdann)が見つかった。かなり遅くて、音がおとなしい(特に第2ピアノ)し、お世辞にも「すごい!」とは言えないが、綺麗なところや迫力あるところも多いし、この曲の音の作りが分かって、とてもおもしろい。そして、結構乗れた。最後のクライマックスはすごく良かった。思わず拍手した。けれど、これは自分たちだけで演奏したのを撮影したものとばかり思っていたのに、実は最後に拍手が起こって(聴衆が居て)、コンサートか発表会だったと知って驚いた。そこまでのレベルとは思えなかったので。まあ、学生の発表会なら妥当か。

実は、若い頃USに行った時、この曲と3番のCD(ブロンフマン+サロネン)と、どうしてか、その2曲の2台ピアノ用の楽譜を買って来た。それから数年後に、「とりあえず」3番をMIDIで打ち込んで演奏させようとしたが、演奏面も技術面も想像以上に難しかったのと、PCが非力だったためか、音が引っ掛かって出るようになってしまったために断念して(この話は後で書きたい)、長い時が過ぎた。「これがあの楽譜の音か。やっと聴けたよ!」という思いだった。そんなこともあって、このビデオは感慨深かった。

その後、「ノダメ」のが見つかった。速過ぎて却っておもしろいが、強弱が平坦過ぎる。

それから別のソロ版(Sopon "Jokobo" Suwannakit)が見つかった。ちょっと、いや、かなりカジュアルだ。イントロの弾き方が変わっている。はっきり言って手抜きなんだが、それらしく聞こえる。ジャズの人らしい。オケと一緒にもやったようだが、ちょっと遅い。あと、演奏のコメントに「(間違いはあるけど)疲れたから諦めた」と書くようでは駄目だ。正直でいいけど。

次の2台ピアノ版(Martin Jacobs)は、オケパート(第2ピアノ)に負けている。こうしてみると、意外に2台ピアノ版は多いようだ。

3番の2台ピアノ版(Jorge Fontes)もあった。楽しそうだが、録音が悪く、音が大き過ぎて歪んでいるのが残念。

次の2番の2台ピアノ版(Sladjana Dedic)はちょっと変わっていて、第1ピアノはアップライト、第2は小さいグランドだった。普通は逆に使うが、アップライトの方が音が良かったらしい。アップライトなので「ビョーン」ていう音だけど、結構いい感じで、乗れた! 音が綺麗だし、ダイナミックでいい。最後まで聴きたかったのに、第1楽章しかないのが残念だった。。。

更にもう一個(Dmitri Kristalinsky)見つかった。これは両方グランドだし録音もいいから、音が良い。テンポもダイナミックさも良くて、すごく乗れた。今回探した中で最高だ。欲を言えば、2台のピアノの強音が同時に鳴ると、瞬間的に音が大きくなり過ぎて少し不自然なのだが、両方ピアノで、そのようにしか音が出ないから、仕方ないのだろう。(いや、実際には、その場合には僅かに弱くすればいいと思う。)

全体的に全く違和感がなく、まるでオケで聴いている気分で、曲が進むにつれて乗りまくりになり、ブロンフマン(Yefim Bronfman)のに遜色ない感じだった。Enzo & Jourdannの2台ピアノの10倍以上いい(是非、比較して欲しい)。これがたった60回しか再生されていないなんて、おかしい。是非、賞賛のコメントを書こうと思った。演奏者は当時の学生なのだろうか。全然有名じゃないが、すごいと思う。ブロンフマンといい、イスラエル(系)にはすごい人が居るものだ。

最高レベルの演奏が見つかり、夜も更けたところで終わりにした。という訳で、日曜の夜はラフピ協三昧であった。

PS. YouTubeにコメントするのに、チャネルなるものを作らなければならないのが面倒だった。しかも、そのままだとチャネル名がGoogleに登録した名前になってしまうので、仕方なく、Googleの登録名を変える羽目になった。

PS2. その後、月曜の朝に、リシッツァは音を抜いているというブログ記事が見つかって、ちょっとがっかりした。「超絶技巧」じゃなかったのか。当然ながら全く気付いていなかったのだが、彼女を賞賛する評論家や他の人も気付いてないのか?

PS3. 昔作り掛けて断念したMIDIを探して聴いてみたら、最初の方は意外に悪くなかったので、恥ずかしいけど公開します。1997年9-10月に作っていました。さすがにMIDIなので、速いフレーズもちゃんと演奏できていますねw でも、ポツポツ、音の誤りがあるような・・・ あと、第2ピアノパートのオケ(弦)への割り当てが意外にまともなので、我ながら感心しました。当時から好きだった、ブロンフマンの演奏を「お手本」にして作っていたと思います。

Rachmanioff Piano concerto #3, op.30, d-moll (Two-piano edition), Mov. I (Unfinished MIDI seq. by Butty, 1997)

  • Score: Kalmus classic edition K03816
  • Music seq. software: YAMAHA XGWorks 1.04
  • MIDI to WAV: TiMidity++ 2.13.2
  • WAV to MP3: LAME 3.98.4 (MusicBee 2.5)

(7/27 6:48)

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