今回の帰省では、いろいろな収穫があった。「親や親戚との絆が深まった」とかの心温まるものではなく、どれも僕の趣味に関するものではあるが。これはそのうちの一つである。

(長文ですが、結論が二転三転するので、最後まで読んで下さい。時間がない方は最後だけでいいです。)

実家で、暇つぶしに音楽(主にラフマニノフのピアノ協奏曲)を聴こうとしたのだが、以前のようにデータ転送量制限(110MB/日+繰り越し分約90MB)を軽く超えたため、途中で速度規制がかかって、音切れするようになってしまった。それで、500円払って転送量制限を解除(当日限り)して聴いた。

こういうことは滅多にないのだが、良く考えると、1日ごとに転送量制限されるのは損な気がして来た。は、1日ごとの制限(清算)の方が得だと思っていたのだが、その時とは状況が違ったのか、当時の考えが間違っていたようだ。

というのは、調べたら、僕は平均して毎月500MBくらいしか使っておらず、仮に3GB/月の契約であれば翌月に2.5GBも繰り越せるのに、110MB/日の契約だと翌日に約93MBしか繰り越せないのだ(翌日に使わなければ、繰り越し分は消える)。それに、そもそも、毎月500MBしか使わないのに、3GB/月(相当)の契約は無駄である。

それで、次のような契約ができないかを調べた。もちろん、まともに使える(例: 音切れしない)ことが前提である。

  • 月単位のデータ量制限
  • 500MB/月程度で契約して、旅行時など、使用量が増えた時だけ増量できる。
  • (可能なら)余剰分は翌月に繰り越せる。
  • 現在のOCN mobile ONEの通常料金より、千円程度安いことが目標。

なお、料金を比較する際の利用形態は、以下のように想定した。

  • 通常時のデータ量は500MB/月。
  • 旅行は年に4回、各3日間とし、旅行中は毎日2時間、YouTubeを再生するとする。→ 旅行中の使用量は約2.4GB/回。旅行は1月に1回とすれば、旅行をした月のデータ量は約3GBとなる。
    • YouTubeのデータ量: クラシックのビデオ3曲(約1.5h)を再生した時のデータ量は約600MBだったので、1日2時間再生する場合、600/1.5*2= 800MB/日となる。
  • IP電話を掛ける時間は10分/月。

いろいろ探したので、列挙する。以下は、音声通話付きSIMで、500MB/月の契約(なければ、それを超える最低限のデータ量)での月額使用料と、そこから3GBに増量した時の料金(単位: 円、税抜き)とコメントである。

  • [現在] OCN(110MB/日): 1600、1600+500*制限解除の日数
  • △0SIM: 700、2300 : 解約や転出料金が高い。いつまで続くか? 遅いなど、難点多い。
  • △@モバイルくん(使ったぶ〜んだけ 500MB): 800、3300: 信頼性?
  • △もしもシークス(500MB): 980、2180: 信頼性?
  • △FREETEL(1GB, 使った分だけ): 1119(900)、1600(1301) : ()内はキャンペーン価格 : 転出料は期間による。比較的高速で評判もいい。余剰分の繰り越しは不可。
  • ×DTI(1GB): 1200、2400
  • ×DMM(1GB): 1260、3460 : 評判悪い。
  • ×エキサイト(500MB, 使った分だけ): 1330、2490
  • ×Biglobe(スタート 1GB): 1400、7400
  • ×IIJ(ミニマム 3GB): 1600、1600
  • ×NifMo(3GB): 1600、1600
  • ×OCN(3GB/月): 1800、1800

上のうち、低価格のキャリアとOCN(110MB/日、3GB/月)について、3GBへの増量回数と年間料金の関係をグラフにした。なお、余剰分の繰り越しは考慮しておらず、OCN(110MB/日)の増量は1日ごとに無制限なので、3GBではない。

20160815-MVNO-cmp

 

FREETELのキャンペーンを含めない場合、増量回数が4回までは0SIM、それ以上はFREETELが最も安い。FREETELのキャンペーンは、増量回数が2回を超える場合に最も安い。増量回数が2回以上の場合には、OCN(3GB/月)の方が現在の契約(110MB/月)より割安になる。@モバイルくんなどの基本料が安いキャリアは、増量回数が増すと途端に割高になる。

年間の増量回数(旅行回数)は10回にはならないだろうから、0SIMとFREETELが候補となるが、0SIMは信頼性が気になるので、FREETELが最も良さそうだ。今入ればキャンペーンで安くなるのもいい。

次に、OCNを抜けると、基本料無料で使えていたIP電話(050plus)の基本料(300円/月)が発生して、折角安くしたメリットが半減するので、それは避けたい。それで、基本料無料のIP電話サービスも探した。

  • [現在] 050plus: 8.64円/3分(固定)、17.28円/1分(携帯)、留守電無料、OCN mobile ONEでないと基本料300円
  • ×050free: 8円/3分(固定)、5.5円/30s(携帯) 、前払い、信頼性?
  • ×トーンモバイル: 13円/3分(固定)、21円/1分、トーンの端末限定
  • △Fusion: 8円/30s、留守電無料

信頼性や利便性を考えると、Fusionしかない。楽天系なのが嫌だが、他にないので仕方ない。

それで、実際にFREETEL+Fusionに移行した場合の損得を計算してみた。キャリアを移行すると手数料(下記)が掛かるのと、IP電話での音声通話料金が高くなるので、それらを月の使用料が安くなる分から差し引く必要がある。

移行時の手数料: 6000円(税抜)

  • OCN 音声SIM解約違約金: 0円 (最低利用期間(1年)が過ぎているため)
  • OCN MNP転出料: 3,000円(税抜)
  • FREETEL新規契約料: 3240円(税込)

月々の支払い額の比較(FREETEL / OCN)は、以下のようになった。

  • キャンペーン料金(最大3年間※): 差額: -12796円/年 (税抜)
    • 旅行しない場合(500MB/月): 900円(1GBまで) / 1600円
    • 旅行した場合(3日, 3GB/月): 1301円(3GBまで) / 1600+500*3= 3100円
    • 年間合計(旅行は4回/年): 900*(12-4)+1301*4= 12404円 / 1600*(12-4)+3100*4= 25200円

※キャンペーンは、music.jpに申し込まない場合は2年間まで。

  • 通常料金: 差額: -9208円/年 (税抜)
    • 旅行しない場合(500MB/月): 1199円(1GBまで) / 1600円
    • 旅行した場合(3日, 3GB/月): 1600円(3GBまで) / 3100円
    • 年間合計(旅行は4回/年): 1199*(12-4)+1600*4= 15592円 / 25200円

IP電話の通話料の比較(Fusion / OCN)は、以下のようになった。

  • 1か月のIP電話の通話時間(10分)での料金: 160円 / 34.56円 → 差額: +1505円/年 (税抜)

IP電話の通話料を含めた月々の支払い額の差(FREETEL+Fusion - OCN)は、以下になる。

  • キャンペーン利用時: -11291円/年
  • 通常時: -7703円/年

結論としては、移行に掛かる手数料は半年(キャンペーン利用時)または1年程度でペイでき、その後は常に支払いが減る。よって、移行の価値はある。

更に、OCNでYouTube再生中に、データ量無制限にしたにも関わらず頻繁に音切れすることがあったので、OCNの回線品質(帯域確保)が悪いことが推測される。また、元々サポートのレベルと質の低さに嫌気がさしていたし、光とモバイルを一緒に契約することでのキャッシュバックは終わっているので、これ以上留まる理由は全くない。

それで、さっそく明日からでも移行手続きを開始しようと思っている。

(8/15 9:20) 移行手続きをしようとしてOCNの契約内容を確認したら、「OCN光モバイル割」が適用されていることに気付いた。これは、光とモバイルを一緒に契約することで200円/月(=2400円/年, 税抜)の割り引きになる。上に書いたキャッシュバックはNTTのクレジットカードのもので、それとは別だった。それがなくなることを考慮して損得を再計算すると、以下のようになる。

  • キャンペーン利用時: -8891円/年
  • 通常時: -5303円/年

まだ得ではあるが、「お得感」が減ってしまった。さて、どうするか。。。

キャリアを移る際の手間と手数料は馬鹿にならないし、仮にFREETELに問題があって、短期で再度乗り換える場合には、MNP転出手数料が高くなるというリスクがあるので、現在の契約のままにするとか、OCNで3GB/月に変えるという手も、検討の価値はありそうだ。前者は、増量する回数が少なければ(2回以下)得だし、後者はその逆だし、毎月旅行に行くのでなければ、前月からの繰り越しで、約6GBまで使える。3GB/月にしようか(結局、多く払う羽目になるが)。

更に、旅行(増量)回数を再検討したところ、以下のようになった(増量は800MB/泊とした)。

  • 帰省: 2回/年、各2泊程度 → 800MB×2回
  • 遠方で飲み会: 1-2回/年、各1泊 → 800MB×1回以上
  • ドライブ: 1回/年、各1-2泊程度 → 800MB×1回以上
  • 出張: 1-2回/年、各1-2泊程度 → 800MB×1回以上

旅行は約5回/年以上となり、増量の機会は思ったより多いが、1回の宿泊数は少ないことが分かった。800MB/泊とすると、旅行のある月のデータ量の増分は800~1600MB、月のトータルでは1.3~2.1GB程度になる。それで、旅行の月は2GBに増量するとして再度比較グラフを描いた。なお、比較しやすいように、上のグラフとレンジを揃え、0SIMや@モバイルくんなどの超低価格キャリアは信頼性の点で除外した。

20160815-MVNO-cmp-2G-1-1

すると、旅行(増量)が5回/年の場合、DTI(1GB)もメリットがあることが分かった。しかし、乗り換えて得する金額は余り大きくない。

  • FREETEL: -5867(-1962)円/年
  • FREETEL(キャンペーン): -8895(-4990)円/年
  • DTI(1GB): -4300(-395)円/年

※()内はIP電話の増分とOCN光モバイル割(合計3905円)を差し引いた額。

結局、「現状維持」が最適なのだろうか? あるいは、OCN(3GB/月)もいいかも知れない。110MB/日との差額は、増量0回で2400円/年、5回で-100円/年と、ほとんど変わらないのに対し、旅行を毎月しないのであれば、前月からの繰り越しがあるから、旅行時に約5.5GBも使えるからだ。

ただ、OCN mobile ONEは音飛びすることがあるのが嫌だから、それの解消を期待して他社に乗り換えるのは意味がある。調べてみたところ、FREETELはスピードテストの値は優秀だが、体感速度が出ず、ブラウザとYoutubeで速度を制限している(可能性がある)とのことなので、安易に飛び付くのは良くないようだ。おそらく、体感でもOCNよりは速いのだろうが、誠実さは疑問だ。純粋に速度を期待するなら、高くなるが、NifMoがいいようだ。NifMoには1GB/月のコースがないのが残念だ。

結論が出た: とりあえずOCNのまま3GB/月のコースに変更して使ってみて、NifMoに1GB/月などの低容量コースが出来たら、乗り換えを検討することにしよう。

(8/15 7:03, 7:50, 8:19, 8:40 料金比較グラフ追加、加筆修正; 9:20 追記; 9:27 タイトル変更; 9:34 OCN(3GB)の料金を訂正; 9:50, 10:15, 10:25 追記; 11:39, 12:15 修正・追記; 14:22 グラフと説明を修正; 14:45, 15:35, 15:48 追記・修正、FREETELの表記修正)

 

PS. FREETELの広告の女性は、どうせAKBの誰かだろうと思いつつ、良く見ると吉川友に似ていると思ったのだが、調べたら佐々木希とのこと。あと、今見ると、昔の上戸彩のジャパンダにも似ているな。

20160814-freetel-1

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