先日デジタル化してもらった古いアルバムの画像整理が、ようやく終わった。画像は元のアルバムごとにまとまっているので、そのまま保存しておくだけでもいいのだが(それが長らく作業を引き延ばしていた理由なのだが)、各ファイルに(推定の)日付を設定し、年ごとのフォルダにコピー(正確にはショートカットを作成)する作業をする必要があった。それが、この前の週末にようやく終わったのだ。

日付を設定するのは大変だった。アルバムに撮影日が書いてある場合はいいのだが、ない場合は、写真の内容や前後の写真やアルバムに書かれたコメントなどから推定した。そして、昭和から西暦への換算は、慣れるまでは間違い易かった。例えば、昭和43年を「1963年」などに間違えることがあった。

なお、僕が生まれてから幼稚園に入るまでのアルバムの写真には、ほとんどに日付が書いてあったので助かった。昔の母は随分几帳面だったのだと思った。ただ、アルバム中で年が戻っている場合があったのだが、記載の間違いなのか単に現像が遅れただけなのか、真相は分からない。本人に聞いても、きっと、忘れていることだろう。。。

画像に日付を設定する作業も、使った画像管理ソフトのACDSeeが使いにくくて、結構なストレスだった。画像ファイルに日時を設定(変更)する画面に、今ファイルに設定されている日時が出ず、現在の日時が出る仕様は、一体何を考えているのかと思った。例えば、上に書いたように、昭和から西暦への換算を間違えて年を数年間違った場合、年だけを直すことができず、全部入れ直しになるので、かなりイライラした。

それでも、そんなこんなで作業が終わって、貯まった画像を見ていたら、2008年の画像の枚数がとても多いことに気付き、どうしてか調べてみたら、動画ファイルや実体のないファイルが多く登録されていることが分かった。動画ファイルは、ACDSeeが勝手にスキャンして登録してしまったようだ。実体のないファイルは、ACDSeeの仕様でできてしまうもので、HDDを交換すると、ドライブ文字を同じにしても別物と認識されるため、新しいHDD内の画像を登録すると、元のHDDにあった画像が、「幽霊」になって残るのである。

その幽霊は単純に削除することができず、データベース(DB)の整理をしてクリアする必要があるのだが、それが大変だった。データベースユーティリティを起動してから整理できるようになるまで、30分以上待たされるのである。一体何をしているのか分からないが、毎回そうなので、大変イライラする。

数時間掛かって、ようやくその作業が終わったのだが、いつも(この作業は、主にHDD交換後にしている)思うのは、ACDSeeからの脱却が必要だということだ。DBの整理が面倒なこと以外に、ACDSeeが新しいOSで使えなくなったりディスコンになったり、画像に付けたキャプションや画像に設定したカテゴリが仕様はACDSeeの(仕様は非公開の)DB内にしか入っていないので、ACDSeeが使えなくなったら、それらが失われてしまうのではないかという不安を感じているのだ。

そして、(ようやくここからが本題なのだが、)ACDSeeからの乗り換えを検討した。

まず、現在人気のある画像管理ソフトを調べた。条件は以下とした。

  • 可能なら、ACDSeeのDBがインポート可能なもの。
  • なるべく、画像の情報(コメントやカテゴリ)をDBに格納しないもの。
  • 使い勝手がいいもの。
  • Googleなどの(いつ終わるか分からない)サービス・アプリは除外。
  • 有料でもいいが、高価でないもの。

それで、以下の候補が見つかった。

それぞれを簡単に試したのだが、「最高」と言えるものはなく、XnViewと、そのマルチプラットフォーム版のXnViewMPが残った。どちらかといえば、後者の方が機能が豊富という点でいい印象だった。ただ、それらは、もちろんACDSeeのDBをインポートできないので、それをどうするかを検討した。

僕が移行させたい情報は、主に以下である。

  • 画像のキャプション(注釈)
  • 画像に付けたカテゴリ(画像の分類)

さまざまな方法を試行錯誤したが、簡単にはできず、結局、コマンドライン版の画像情報処理ツール(Exiv2Exiftool)を使う必要があることが分かった。それで、(その時はExiftoolがダウンロードできなかったので)Exiv2で試してみた。

まず、画像のキャプションの移行だが、ACDSeeではDB内にしか格納されていない。それを以下の手順で移行できることが分かった。なお、使っているACDSeeのバージョンは16である。

  1. ACDSeeで、ツール→ACDSeeメタデータを埋め込む を実行する。すると、キャプションを含む情報が画像内のXMPという領域に格納される。
  2. Exiv2で、XMP内のキャプションを抽出する。
  3. 抽出したキャプションを、Exiv2で画像のコメントに設定する。

上のように書くと単純なのだが、実際には、Windowsのバッチファイルならではの面倒さに悩まされた。Unixのシェルスクリプトのようには簡単に書けないのだ。Windows 10でbashが使えるようになるまでずっと自分の殻に閉じこもって、分かりにくく使いにくい滅茶苦茶な仕様を勝手に拡張しながら長年押し付けて来たMicrosoftには、本当にセンスのなさを感じる。更に、文字コード(エンコーディング)の違いによる文字化けの問題もあった。

ここでMSをディスる: 「今頃のこのこ(中途半端な)bash対応にしたりするんだったら、もうWindowsなんて価値ないんだから、Linuxベースにしろっ!」って言いたい。

それらを克服しても、まだ問題はあった。XnViewMPのバグのせいか、日本語(UTF-8)のコメントが文字化けするのだ(XnViewでは問題はない: 同じファイルのコメントが化けずに出る)。これはどうしても解決できなかったので(寝ぼけていたのと熱中していたせいで、バグなのだからこっちでは何をしても解決できないことに気付かなかった)、移行するのであれば、XnViewしかないことになった。

次の、カテゴリの移行にも結構難儀した。いろいろ試行錯誤したところ、以下の手順で移行できそうなことが分かった。

  1. ACDSeeで、移行したいカテゴリのファイル一覧を表示した状態で、ツール→データベース→エクスポート→ファイル一覧の作成 を実行して、そのカテゴリのファイル一覧を作成して、ファイルに保存する。
  2. 一覧には、画像のファイル名が格納されているので、スクリプトでそれを抽出する。
  3. そのスクリプトで、XnViewMPがインポートできるカテゴリ情報ファイル(ファイル名とカテゴリ名が格納されている)を作る。

しかし、ここで行き止まりになってしまった。というのは、カテゴリ情報ファイルをインポートできるのは、今のところXnViewMPだけで、日本語のコメントを文字化けせずに扱えるXnViewではないので、結局、移行先がなくなってしまったのだ。

それで、今日一日考えて、ひとまず以下の結論とした。

ACDSeeからXnViewまたはXnViewMPに移行が可能なことが分かり、大まかな手順も分かったので、ACDSeeが使えなくなるまで、このまま使い続ける。これは、XnViewにもXnViewMPにも問題点や欠点があるので、それらが解消・改善されるのを待つ意味もある。

PS. Lycheeのような、サーバにインストールするタイプのものは柔軟性が高そうだと思って以下を試したのだが、どれも駄目だった。

Webを見た感じではPiwigoが一番良さそうだったのだが、全くの期待外れだった。資料に書いてあるとおりにしても、さまざまなエラーでインストールは手こずったし、日本語はひどいし、EXIF情報は、余り表示できないし、設定で表示する項目を増やすことができないし、情報の編集もできないようだ。

Zenphotoは、結局うまく動かなかったし、Lycheeは外見は美しいのだが、機能が少ないうえに「設定」ができないので、自由度が0で論外だった。(8/23 22:23)

PS2. XnViewMPの文字化けの件をフォーラムで質問したら、コメント(JPEGのコメント)はエンコーディングが分からないからどうしようもないとのことだった。なぜ他のアプリでは大丈夫なのかは疑問だが、他の領域(EXIFのユーザーコメントやIPTC)を使えば化けないようなので、必要になった時(or 暇な時)に再度試してみたい。(8/23 23:10)

その後気付いた: 他の領域を使うのは、ACDSeeから移行した画像を表示するだけならいいが、XnViewMPを使い続けることを考えたら、新しい画像に注釈を付けるために、簡単に入力ができなければならず、それにはコメントしか選択肢がないので、文字化けするのは痛い。そして、「エンコーディングが分からないからどうしようもない」などと即答する作者だか管理者の見識の低さややる気のなさにはとてもがっかりしている。「お前アフォか!」と言いたい。

という訳で、XnViewMPは候補から外し、XnViewが進化するのを待つしかなさそうだ。良く分からないが、それぞれの作者は違うのかね。(8/24 5:19)

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