さっき書いたように、今日Amazonから買ったリヒテルの"Live in Sofia" (BNR Classics)は、曲間に一瞬の途切れがあった。元々の曲間が無音なら実害はないが、アタッカ(音が繋がったまま次の曲に続く)の場合(例: 「展覧会の絵」の1:「プロムナード」と2:「小人」の間)は困る。

それで、MP3変換に問題があって、ファイルの最初や最後に値が0の区間ができるのだろうと推測して、audacityで波形を見てみた。以下は、トラック1と2のつなぎ目(上半分= トラック1, 下半分= トラック2)である。時間軸を縮小して見ると(左側)分からないが、時間軸を拡大すると(右側)、やはり、曲間に値が0の区間ができていた(長さ= 約65ms)。

それで、その区間を削除したところ、聴いた感じでは問題なくなった(上とは時間軸のスケールが違うので、右側の波形は異なって見える)。

うまいツールがあればいいが、目分量で削除したので、実際には数〜数十サンプル(10サンプルとすれば、約0.23ms)の欠落はあるだろうが、聴いても分からないので良しとする。

実際に問題があったのは以下の曲間だったので、それらのファイルを聴いて確認しながら修正して、とりあえず作業終了とした。

1-2, 12-13, 15-16

手間は掛かったが、興味深かったし、買い直すよりは気分が良い。

ただ、もし、音が欠けていてギャップのように聞こえたとしたら対処できなかったので、マスタリングの良し悪しはダウンロード購入時の注意点かも知れない(確認はまずできない)。有名なレーベルなら問題ないと思うが、今回は全然聞いたことがなく、名前はまともそうだが実際はいい加減なところだったようだ。

別のアルバムを聴いていたら、修復不可能なものがあって、とてもがっかりした。

メータの「ホルスト: 「惑星」/ウィリアムズ: 「スター・ウォーズ」、他」(Decca)である。これは、アタッカであっても曲間がご丁寧にフェード・アウト/インされている。音が変わっていたら、修復はまず無理だ(フェードの部分を、フェードのカーブに合わせて増幅することも考えられるが、現実的でない)。これをマスタリングしたエンジニアは一体何を考えているのだ(何も考えていないのだろう)。「シングルじゃないのだよ!」と言いたい。

以下に例を示す。Disc 2のトラック3-4(「ツァラトゥストラはかく語りき」: 「大いなる憧れについて」-「喜びと情熱について」)間の波形:

アタッカなのに、曲間がフェード・アウト/インされている。。。

これにはレビューを投稿しよう。とても有名なレーベルのDeccaでこの音楽性のなさでは、ダウンロード購入にはひどいリスクがあるということだから、再考する必要があるようだ。

不幸中の幸いなのは、聴きたかった「惑星」には、記憶の限りアタッカはなかったから問題はないので、駄目な曲は「ハズレ」と思って聴かなければいいことだ。

その後、やはり気に入らなかったので、Amazonに問い合わせた(レーベルのDeccaは、購入店に問い合わせるようにとサイトに書いていたため)。すると、予想通り「現象は確認できず」との回答が来た。詳しく説明を書いたり、波形(上記)を提示したり、問題が起こる音源を提示したしたのだが、どうしても問題の本質を理解できない様子だ。頭に来たので、依頼された質問(良くある、OSだのプレーヤーだののバージョンなど)への回答の最後に、

「アタッカ」の意味はおわかりでしょうか。

という質問を追加した。(12/30 14時)

上では、WindowsとLinuxのさまざまなプレーヤー(WMPも含む)で問題が起こるという結果を送ったのだが、Amazonはそれらでは検証していないと言ってきた。一体、どういう環境で検証しているのだろうか。同じメールで確認環境についても聞いたのだが、回答はなかった。

「アタッカ」は知っていたそうだが、それなら適切な確認方法が分かるはずだ・・・(12/31 6:06)

(12/25 6:01 グラフに時間軸を入れた。7:10 Deccaの「ツァラトゥストラ」のMP3の問題を追加。8:31 題を変更、わずかに加筆。13:36 Deccaの例の実際の音を追加, 12/30 14時 Amazonへの問い合わせの件を追加, 12/31 6:06 Amazonの件を追加)

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