(楽しくない話題が続くが、たまたま目が覚めて書く気になったので、ご容赦を。

以下は、僕の想像・フィクションである。ここに、ドラマの最後に出るような注意書きが来るであろう。)

日本に「ブラック企業」は多いが、その原因は、経営側だけにあるのではない場合がある気がする。従業員自身が、ひどい環境に忖度とか納得とか我慢してしまって、声を上げなかったり行動を起こさなかったりするのだろう(これは、webで読んだ、近頃有名になっているらしい、デービッド・アトキンソンの文章(「日本の労働生産性は低い」という主旨)にも書いてあったと思う)。その他に、「空気を読む」(他の人に合わせなければ駄目だと思い込んでいる)こともあるだろう。

具体的な例(といっても、想像だが)を書くと、前の投稿に書いた、ひどい経営者の会社の社員は、残業代がまともに払われなくても、トップが自分勝手な言動をしても、(表立っては)文句を言わずに働く。その意識を想像してみると、以下のようなものであろうか。

  • 偉い人に楯突くのは良くない(どうせ無駄だし、怒られたくないし、クビになりたくないし)。
  • 会社が苦しそうだから、我慢しよう。
  • (自分を卑下して)雇ってもらってありがたい。
  • みんな我慢しているから、自分も我慢しよう。
  • 何もしなかった時間があったから、それと残業代を相殺した方がいいのでは?
  • 自分は終わったけど、みんな帰らないから、悪いからもう少し残るか・・・
  • (法令を知らないので、その状況が違法だと知らない: 実はニュースで薄々勘付いてはいるが、自分には関係ないことにしている)。

それで、何も行動せずに居るのだろう。でも、鬱憤の溜まった社員は、(辞めた後に)通報するのかも知れない。日本人の悲しい習性(これは自然のものではなく、「教育」で押し付けられたことだ)だと思う。

仕事は趣味じゃないので、"No pay, no work"だ("No work, no pay"が一般的だが、それは経営者の論理だ。社員を働かせるのは経営や管理職の義務なのに、それが満足にできていないのを棚に上げて、お金を払わないというのは、おかしい)。社員は、労働や時間を会社に提供して対価を得ているのであって、給料がもらえるのは「ありがたいこと」ではない。当たり前のことだ。会社は福祉事業ではない。

会社が苦しいのは経営者の責任だ。なのに、自分たちの正当な残業代を減らして(更に、健康を損なって・損なうリスクを冒して)まで会社の収支を良くする義務なんてないし、それに依存している会社は終わっていると思う。そして、そんなことをしても、喜ぶのは経営者だけだ。どうせ、「会社が苦しい」からという論理で、給料はいつまでも上がらないし、ボーナスだって少ないだろう。その割には、経営者はやりたい放題ではないか? 苦しいという経営者の給料が一体いくらか、公表されているだろうか? 「会社が苦しいから、自分の給料を減らす」という経営者が、果たしてどのくらいいるか。

何もしなかった時間があったって、それは仕事を与えなかった管理職の責任であって、たとえ1分だって、会社に拘束されていた時間に対しては、給料が払われる必要があると思う。ただでさえ、会社の規則は経営側に有利になっているのに、なぜ、それ以上に譲歩してしまうのだろうか。

逆に、自分の仕事に、給料を堂々ともらうだけの自信や誇りを持たない社員は駄目だ。「道楽ですか?」と言いたい。

「(上に)楯突くのは良くない」、「みんな我慢しているから」、「(他の人に)悪いから」は、悪いことばかりじゃないけど、程度問題だ。そんな態度でい続けたから、日本は戦争になってひどい目に遭ったのではないか(そうなってすら、ほとんどの人は表立っては文句を言わなかったが)。

決まりを知らないのは悲しいことだ。学校は一体何を教えて来た(教えるべきだと思っている)のだろうか。。。学校の代替を考えても、労組のない会社では、労働関係の法令や常識など誰も教えてくれない。だから、自分たちの権利も義務も知る由もない。そのために、(悪どい)経営者に搾取されているのだ。

仮に僕がそういう会社に居たとして、残業代が満足に払われないことを知り、そのことで文句を言っても無駄だったとしたら、とりあえず、残業はしない。終業時刻になったら即刻帰る。仕事の予定は、全部定時ベースで組む。定時ベースで間に合わないなら、上司にそう伝える。シンプルだ。それでも我慢することはあるが、最悪ではない。

もっと世の中を良くするには、決まりや世界の常識を知る(知らせる)ことから始めるのがいいのだろうか。でも、誰が教えるのだろうか? 仮に教えても、上に書いたように、自主的に我慢してしまうのでは無駄だから、意識を変えるところから始める必要がありそうだ。それは、言ってみれば、国民性を変えるということで、かなり困難だ。

明るい展望はない。今の国の規制なり摘発(真意がどこにあるにせよ)が真の効果をあげ、今後も継続すればいいが、果たしてどうだろう。だから、本当のことに気付いた人たちは信念を持って行動して、自分の権利や健康を自分で守って行くしかないと思う。

 

(それでは、おやすみなさい)

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2件のコメント

  1. naoki:

    おやすみなさいが3時ってのが凄いなあと思いましたがw

    私も言いたいのに言葉に出来ないモヤモヤしたものを,明確にして下さった感覚です。心の霧が晴れるようです。

    (このエントリ,Evernoteにスクラップしとこ……)

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  2. PiuLento:

    ●ははは。その前に一旦寝てましたしw

    ありがとうございます。書いた甲斐があります。これは結構前から温めておりました。

    あと、学校で教えられるかという問題、先生自体が事務だの部活だのでブラック労働させられているようですので、当面無理な気がしています。。。

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