ちょっと所要で、昔、TVの音楽番組を録画したファイル(MPEG)から音を抜き出して、音楽ファイル(FLAC)にすることになった。始める前は、「VLCで抜き出すだけだ」と思っていたのだが、意外に一筋縄では行かなかった。

まず、VLC。何か設定が足りないのか、ビットレートが500kbpsまでしか指定できず、非圧縮のFLACを指定したのに音質が劣化してしまった。それで、SOXを試したのだが、MPEGはサポートしていなかった。次に、soundKonverterを使おうと思ったが、実際には、Audacityで直接MPEGが取り込めた。

Audacityに取り込めたら、曲ごとにファイルに切り出せば終わりだと思っていたのだが、音を聴いてみたら、全体的に「プチプチ」というノイズが乗っていた。TVの電波が弱かったのか、チューニングが合ってなかったのだろうか。TVは共同アンテナだったからアンプは入っていただろうし、チューナーはそんなに安物ではなかったから、どちらも考えにくいのだが。

ノイズが目立たなければそのままにしたのだが、どうしても気になるので、Audacityの「ノイズの除去」というエフェクトを使った。不思議なほど効果があって、余り気にならない程度になった。音質の劣化(特に、高域の低下)が気になったので、第1楽章の最初の2分のスペクトラムを取ってみた。

聴いた感じでは、ちょっと高域が落ちた気がしたのだが、グラフを見る限り、低域は少し差があるものの、高域に大きな差はないので、問題なさそうだ。

ところが、グラフを良く見たら、新たな問題が発覚した。縦軸(音量)を広く取ると、15kHz辺り(グラフの右端辺り)に山があるのだ。録画したのはアナログTVのステレオ放送なので、これは、FMのステレオ放送にもあるパイロット信号なのだろうと思う。それとも、PCやチューナーのノイズだろうか。

それで、Audacityの"Low pass filter"で、14.5kHz, -12dB/octでカットしてみたら、うまく消えた。ただ、その時は気付かなかったのだが、この信号のレベルは-50dB程度なので(おそらく、TVチューナーのフィルタでカットしているのの残りだったのだろう)、カットしなくても、実際には聞こえないはずだから、この処理は必要なかった。が、もう他の処理(下記)もしてしまっていたので、そのままにした。

これで大体できたのだが、聴いてみると、どうも高音が少し物足りない気がした。PCのTVチューナーなので、そんなに高域が出ないとは思えないのだが、何となく良くなかった。それで、Audacityのグライコで4〜10kHzを4dB程度強調してみたら、結構いい感じになった。(が、今改めて聴くと、プチプチノイズがちょっと増えた気もするが、仕方ない。。。)

ノイズを減らせたうえに、聴いた感じも良くなって、満足だ。という訳で、前回のリマスタリング遊びよりちょっと高度なことができた気がする。

(23:16 実は、ビデオテープからでなく、TV放送をPC内蔵のTVチューナーで録画していたことが分かったので、大幅に修正)

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