Linuxに移行する際、Windows 7で使っていた東芝のSSD (CFD S6T256NHG5Q, 256GB)は使わずに、友人Nにもらった何台かのPCの中で、Linuxの試用に使ったPC(Vision HT)のSSD(AData SX900, 128GB)を、そのまま正式なPCに移してしばらく使うことにし、将来的には(ADataより良さそうなイメージがある)東芝のに入れ替えようと思った。

その後、Linuxには全く問題ないので、昨日、そろそろ東芝のに入れ替えようか検討したのだが、結論としては、止めた。

以下に、検討内容と結果を書く。

  • 残寿命(残使用可能時間) → 現実的には同等。東芝の方が長い可能性があるが、確証はない。
    • 東芝
      • 残寿命: 95% (SMART #173: ただし、意味が公表されていない値)
      • 通電時間: SMART #9 (Power on Hours): 9322時間 (388日) → 壊れるまでの通電時間: 約21年? (388/(1-0.95)= 7760日) → 残りは20年くらい?
    • AData
      • 残寿命: ほぼ100%
        • SMART #231 (SSD Life Left): 100%
        • SMART #241 (Lifetime Writes from Host): 4427= 約4.4TB? → TBW(最大書き込み量)をKingstonの同等品(SSDNow KC300)の290TBとすれば、残寿命は約98%。
      • 通電時間: SMART #9 (Power on Hours): 1752時間 (73日)
        • 壊れるまでの通電時間(推定TBWと今までの書き込み量より): 290/(4.4/73)= 4811日 (13.2年) → 残りは13年くらい?
  • 発売時期 → 同等 (どちらも2013年頃)
  • コントローラ → 良し悪しは判断不能だが、ADataは悪くない。
    • 東芝: HG5d (Marvell製?)
    • AData: SandForce SF-2281 (Intelも520シリーズで採用)
  • 性能 → 同等だが、どちらかと言えばADataが良い。(小サイズのランダム書き込み性能がいい)
    • 東芝: 連続読み出し: 530MB/s, 連続書き込み: 490MB/s
    • AData: 連続読み出し: 560MB/s, 連続書き込み: 540MB/s

一番重要な残寿命(残使用時間)は、東芝の方が7年程度長い可能性がある。が、そもそも、このPC(あるいはSSD)をこれから10年以上も使うことは考えられないので、全く問題にはならないと思う。おそらく、それより早く、メモリ以外の部分(コンデンサ?)が壊れるだろう。

そして、買う時に結構重要なことを見落としていたのだが、東芝は寿命に関するSMARTの仕様を全く公開していないので、上に書いた値は、ユーザーが「使っていたらここが減ったから、きっと残寿命なのでは?」と言っている値から求めたものだ。 使用して値が減ったって、それが本当に残寿命なのか分からないし、減り方が均等なのかだって分からない。そんないい加減な値で寿命を推定することはできない(ところが、ある有名なソフトは、これが正しい寿命のように扱っていて、世の中ではそれが定説のようになっているから、なかなか恐ろしいものがある。噂はこうして「真実」になるのか)。 更に、東芝は、合計の書き込み・読み出しデータ量すらSMARTに出していないから、寿命に関しては何の材料もない。

自分でいいと思って買ったのだが、全く論外だった。「とりあえず作り(下請けに作らせ?)ました」的なものだ。ユーザーが何を求めているかとか、世の中の標準が何かとか全く関係ないのだろう。あるいは、ユーザからのクレームが怖くて、機能を外した(隠した)のか。東芝の中ではまともそうだった半導体部門ですら、こんな物を出して平気な顔をしていたのだから、いい加減な体質が会社全体を覆っているのかも知れない。という訳で、東芝には改めてがっかりした。

一方ADataは、TBW(最大書き込みデータ量)は公開していないが、SMARTの読み書きデータ量や残寿命の仕様を公開しているので、寿命の目安としては有効だ。

それから、SSDの寿命を縮める原因の一つであるswap(仮想記憶機能)は、メモリを大きくして起こりにくくしていたし、昨日(休止状態を諦めたから必要なくなって)止めたので、問題にならないだろう。

一つ気になるのは、ADataの容量が東芝の半分なので、使っているうちにフルにならないかということだが、現状でシステム領域の約3割(25GB)しか使っておらず、使っている感じでは、LinuxはWindowsと違って、システムディスクを食い潰す(Win7の実績: 約30GB/2年= 1.3GB/月)ことはなさそうだし、写真や音楽などのデータはHDDに入れているので、問題はないと思っている。

そして、NはもうPCなんて興味ないだろうし、詳しくもないだろうと思っていたのに、実は意外にまともなものを選んでいたので感心した。全くおそろしい子だw

PS. 寿命が気になったので、他のディスクの使用(通電)時間も調べてみた。

  • WDC WD30EZRX (一般、ビデオ、その他用, 2013年に購入): 12000時間 (約1.3年)
  • Seagate ST3000DM001 (音楽用, 2013年に購入): 11000時間 (約1.3年)
  • HGST HDS5C3030ALA630 (ビデオ用, 2011年に購入): 26000時間 (約3年)

一番長いHGSTでも、まだ一般的な寿命(5年?)には余裕がありそうだ。が、Seagateのこの機種は壊れると悪評が高いので、ちょっと心配はある。僕はたまたま運がいいのか、品質の悪かった時期の後に買ったからか、これから壊れるのか。とても不思議なことに、SMARTのReallocated Sector Countは0だが、本当に正しいのだろうか。まあ、バックアップは万全なので、壊れてもきっと大丈夫だろう。。。

とはいえ、ビデオはともかく、Seagateの音楽の領域が壊れると楽しみが激減してしまうし、壊れてからの復旧は結構面倒なので、早目に準備したくなって来た。 (17:02)

その後、衝撃のどんでん返しがあって、近々、全HDDの交換をすることにした。詳細は追って書く。 (3/14 7:56)

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