SSDの入れ替えを検討した際、HDDについても調べたら、3台のうち1台が、壊れやすいという悪評のあるSeagateのドライブ(ST3000DM001)であることが分かった。今まで大丈夫だったから問題ないとは思ったのだが、音楽ファイルを入れているので、可能な限り、使えない時間を作りたくないのと、もう1台(HGST)が結構古い(買ってから5年以上経過)ので、一緒に交換しようかと思った。

それで、候補を調べていたら、WD(Western Digital)のHDDの悪評を目にした。IntelliPowerとかIntelliParkとかいう省電力機能の(一部の)せいで、ヘッドのロード・アンロード(アンロード=ヘッドを不使用時の位置に戻す)回数が異常に増えるというものだ。 それを読んだ時、「僕のは古いから関係ないだろう」と高をくくっていたのだが、今朝、SMART情報を見なおして驚いた。

WDのHDDのヘッドのロード・アンロード回数(SMART #193  Load/Unload Cycle)が、他より桁違いに多かったのだ。Seagateの10倍近いし、HGSTの70倍くらいで、文字通り桁が違っていた。最初に見た時、多くて当たり前だと思っていたせいで桁数を見誤って、Seagateと同じくらいだと思い込んでしまったのだ。

回数が多くても壊れなければ問題ないが、気になるのは、データシートに書かれた回数("Load/unload cycles"= 設計上限? 絶対最大回数?)が30万回なのに、僕のは33万回(通電中は約2分に1回!)で、既に超えているのだ。まあ、冷静に考えれば、HDDのヘッドなんて激しく左右に動くものなのだから、この値は「これだけロード・アンロードしたら壊れる」という意味ではなくて、「普通(おそらく、IntelliPower機能が有効でない場合)に使っていて、これだけロード・アンロードするくらい長期間使ったら壊れる」ということなのだろうと思う。ただ、ディスクアクセス時の微小な動きとロード・アンロード時の大きな動きでは、ダメージの度合いが違うのかも知れないから、安心はできない。

ちなみに、データシートには、保証期間は2年とある。短いが、出荷状態(8秒間アクセスがないとアンロードする)のまま連続動作させると、2年間のロード・アンロード回数は最大約79万回になる。だから、それくらいまでは使えるのかも知れない。

が、例え実際には壊れなくたって、全然許せない! ごくわずかな消費電力の削減をする(おそらく、実際には全然減らないと思う)ために、非常識なくらい頻繁に無駄にヘッドを動かす設定をデフォルトにして、ユーザーから文句を言われても知らん顔で平気な顔をしているのが気に入らない。良心がないし、技術レベル(知見)も低い。例えすぐに壊れなくたって、知らずに普通に使っているだけで、確実に部品を傷める設定なのだ。例えば、用もないのに頻繁に扉を開け閉めし続けるようなものだ。すぐには壊れないけど、確実に寿命を短くする。それが題の前半の意味だ。

それで、勝手にヘッドをアンロードしないように設定するのは、Linuxではidle3ctlというコマンドでできることが分かったので、即座に設定した。今のところ、効果が出ていて、今朝から1回しか増えていない。

なお、自動でアンロードしないようにすることにはデメリットもある。不意に電源を切った場合に、ヘッドがディスクの上にあるままで停まったり、あるいは、緊急機能でアンロードの位置に戻そうとするので、壊れやすくなる。が、HGSTのには自動アンロード機能はない(高速化のために自分で切ったのかも知れない)ようだけど、今まで(5年間以上)、少なくない回数、PCがハングした時に電源を強制的に切っていたのに、全然壊れていないからだ。今のHDDはうまくできているのだろう。

という訳で、前置きが長くなったが、HDDを交換することにした。結局、3台全部を入れ替えることになるのだが、今でも容量をフルに使っている訳ではないので、ドライブを整理して、2台(3TB×3 → 3TB+4TB)に減らすことを考えている。ただ、4TBのドライブは割高なので、ちょっと迷っている。

それにしても、HGSTなき後、買いたいHDDメーカーが全くなくなってしまった(HGSTの親会社だった日立はもちろん好きじゃないけど、元はIBMのストレージ部門だったので、筋が良かった)。それで、今は、少なくとも「タイマー」の入っていないSeagate(ここも悪評は多いし、僕も2009年に「もう買わない」と誓ったところだ)の、NAS用の信頼性・耐久性の高いものにしようと思っている。結構高いけど、普通のはいろいろ評判が悪いので仕方ない。ちなみに、WDとSeagate以外のメーカーは、東芝くらいしかない。全く究極の選択だ。

PS. WDへの恨みを捨てて、WDのNAS用を買って、最初から自動アンロードを切って(あるいは適切な値にして)使う手も考えられる。こっちのほうが、トータルでの実利を取れそうな気はする。あとは、高いけどHGST(今はWDの傘下)のNAS用を買うのか。でも、最新のは余り評判が良くないようだ。完全にWDになってしまったのかも知れない。

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