実家は昔の農家の造りで、家の中央に土間がある。それだけなら普通なのだが、設計がとてもいい加減だったので(その証拠に、家中に意味のない段差があるなど、他にも問題が多い)、土間は家の中央を縦断しているのだが、それを隔てた反対側へ渡るための床なり通路なりがない。約40年前に移築・増築(元は、ここ最初の写真の場所だった)した当初からそうだった。。。 そんないい加減な造りをそのまま良しとして放置していた祖父には、当時からアホかバカかと大変憤っていた。実際、中学か高校の頃、喧嘩になった折に「こんな(しょうもない)家を造って、後で苦労するんだよ!」と言い放ったことがあるが、そのとおりになった。

土間の幅は約1〜1.5mくらいだ。当初は狭い箇所はまたいでいたのだが、さすがに無理があるので、「とりあえず」、移転前の家の近くの工場からもらって来た、何かが入っていた木箱(30x40x30cm程度)を並べて通路(言ってみれば、「橋」)にした。今考えると、どうやってそれ(結構大量で、他の用途にも使った)をもらったのか疑問だ。ちゃんと許可を得たのかも知れないが、もしかしたら、そこら辺に捨てて(置いて)あったのを勝手に持って来たのかも知れない。昔ならあり得ることだ。それに、許可を得たにしても、普段付き合いのない工場に、のこのこもらいに行くずうずうしさは余り理解できない。

木箱はとても頑丈で、ずっと壊れずに使われていた。さすがに不便だし危ないので、母が別の物(縁台?)に変えた箇所もあるが、そのまま残っている箇所があった。母は時々、「(縁台を)追加しようとしたら、もう売ってなかった」と、残念そうに言っていた。

残った箇所は、母の部屋からトイレなどに行く時に通るのだが、彼女はもう高齢なので、特に夜に足を踏み外したら結構危ない気がしていた。が、合う物はなかなかないだろうと思って、放置していた。

ところが、今年のはじめに出張で新幹線に乗った時に、暇つぶしに通販のカタログを見ていて、ピンと来た。畳が上に載った台だ。それで、その場でその写真をメールで母に送って、サイズが合うか聞いてみた。残念ながら大き過ぎた(長過ぎる)のだが、いろいろ調べれば何とかなりそうな気がした。帰宅してから、母に問題の箇所の寸法を教えてもらってAmazonで調べて、ウッドデッキや縁台が良さそうに思えた。ただ、やはりサイズ(高さや長さ)が合うものがなかった(低過ぎたり高過ぎたり、長過ぎたり、1個では短く、2個つなげると長過ぎたり)。が、考えているうちに、ひらめいた。高さは、台に載せてかさ上げし、長さは、縦に繋げるのでなく、T字型に並べればうまく行くかも知れないと。

それで、更にAmazon以外にホームセンターも探し、数点の候補が見つかったので、母に選んでもらって、アイウッドデッキ(ダークブラウン)の2個セットを注文した。約2万円だった。Amazonだと送料が掛かるので、ポンパレモール内の直営サイトにした。じゃらんのポイントが余っていたので、丁度良かった。

高さが数cm低かったので、台に載せることにした。Amazonで調べたら、コンクリート平板というのが高さは丁度良かったのだが、良く考えると大きくて重くて(8個買うと)高く付くので、更に探したら、レンガも同じ高さ(6cm)であることが分かった。更に、会社帰りにホームセンターにレンガを見に行ったら、インターロッキングというものがあった。気泡の入ったコンクリートの塊なのだが、庭だけでなく道路(歩道)に使えるもの(実際、よく使われている)で、軽くて安くて(数十円)丈夫で、いいことづくめだった。

その後いろいろあって、設置は昨日になった。実家に行く前に、実家の近くのホームセンターでインターロッキングを買おうとした(インターロッキングやレンガは重いため送料が高く付くので、自分で運ぶのが安上がりだった)のだが、その店は余りメジャーではないせいか、あらかじめ見当を付けていたもの(半マスというサイズで、10cm角、高さ6cmのもの)より小さいもの(約7.5cm角)しかなかった。それでもデッキの脚には合うが、なるべく大きいものの方が安定しそうだと思った。しかも、少し(数円)高かった。時間が押していて、他の店は遠くて行く余裕がなかったので、仕方なく、希望のサイズだった半マスのレンガを10個買った。個体のばらつきによる がたつきなどを考慮して、10個買った。小さいといえども、想像以上に重かった。

設置を始める前は、良くあるパターンで、組み付ける部品が多かったり作りが雑だったりすることを予想して、結構苦労しそうだと思っていたのだが、予想外にうまく行った。本体は人工木(プラスチック)のせいか、思っていたより重くなく、組み立ては脚を取り付けるだけだったし、ネジも木ネジじゃなくてボルトとナットなので、軽く回って全然苦労しなかった。サイズは計算通りぴったりだったし、レンガのがたつきもなかった。まあ、サイズについては、もしぴったりでなかったら、サイトの商品情報が間違っていたか(実際、これだったか忘れたが、テキストで書いてあるサイズが違っていて、画像内の文字が正しい物があった)、計算誤りだったということになるのだが、僕は昔からこういう時にヘマをするし、やってみると何が起こるか分からないので、ちょっと心配ではあった。

が、実際にはとてもうまく行って、こういうこともあるんだなと、結構感動した。やっぱり、前にも書いたように、充分な準備をする価値はある。ただ、今写真を見ると、せっかく本体の色を家の木材に合わせたのに、レンガの色が浮いているのがちょっと残念だが、母は喜んでいたし、そのうち埃で色が落ち着きそうだから、良しとする。

(古い家だし、木箱の通路なんて恥ずかしいのだが、例によって写真を載せる。)

結局、この作業で一番大変だったのは、店-車・車-母屋間のレンガの運搬だったw 他にもいろいろしたせいもあって、昨日はちょっと疲れたが、夕飯のすき焼きがおいしかった。

PS. 上の写真を見ると分かるかも知れないが、土間の左右の床の高さが数cm違う。右側は台とほとんど同じ高さだが、左側は高い。果たして、こういう設計はありなのだろうか? もちろんないと思うが、何を考えていたのか全く理解できない。あのタイヤ屋さんとは正反対で、こんなのはプロではないと思う。

(9:56 加筆・修正, 10:16 アイウッドデッキのリンク先などの誤りを訂正, 13:16 少し加筆)

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11件のコメント

  1. エイコ:

    こんにちは。祖母の家や自身の子供時代近隣の家には土間がありましたが、それらは全て玄関を入ってから台所の部分までの広いスペースで、農作物を泥がついたまま、あるいは自分自身が埃だらけなので、といった暮らし向きにマッチしたスタイルであったから、こちらの真ん中を土間が通る家に少し驚きました。いろんな様式があるのですね。足腰の弱くなっていく年齢の方には1mもの幅は転倒リスクをあげる危険な場所。れんとさんは孝行者ですねえ。友達はみな口を揃えて息子より娘!などと言いますがそうとばかり言えないのだなあ。

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  2. PiuLento:

    ●こんにちは。ありがとうございます。いやぁ、気が付いたことを気が向いた時にやっているだけですので、果たして孝行といえるか分かりません^^ それに、転倒して寝たきりになってしまっては、みんな大変ですからね。。。

    そう、うちは本当におかしな造りなんですよ。元々は右側の部分がなかったのですが、移転の際に増築したので、こうなっってしまったようです。

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  3. naoki:

    ウチの祖父の家が土間でしたが,今は存在しないので,写真を見て,懐かしさに(他人事というのもあって)「土間サイコー!」と震えましたw

    いやー,木箱がいい味出てますね。BTTF3とかで出てきそう。

    ところで設置後の写真を見て思いついたんですが,運送用語で5回しってのがあるんですけど( https://goo.gl/4YoLzc ←この写真の左側),これができそうなサイズに見えますね。まあ,それなりの値段ですし,そこまでやる必要ないんですが,瞬時にそう思ってしまいました。

    (今Amazonで見たら,やはりほぼ5回しできるサイズなんだなあ……)

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  4. PiuLento:

    ●ははは。実際に住んでいると、やっぱり、サイコー!って感じではなかったですw でも、田舎で畑仕事とかしますので、埃の付いた服や靴のまま入るので、土間は必要みたいです。

    懐かしんで下さったので、おまけに、少し広く撮ったのをお見せします。散らかってますが・・・: https://blog.piulento.net/wp-content/uploads/2017/03/IMG_0654_1792693113_v1.jpg

    そう、木箱、年季が入っていて上面が黒光りしているので、このまま捨ててしまうのは惜しい気がしました。まあ、でも、取っておいても場所を食うので、何ともできないです・・・ でも、1個くらいならw

    「5回し」って初めて聞きました。運ぶ時の積み方ですか? そうすればおもしろかったかも。ただ、レンガはビニルのバンドで5個ずつ縦に結束されていたので、実際には無理でした。

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  5. naoki:

    素敵な写真と素敵な木箱のお話をありがとうございました。

    5回しについては,仰る通り運ぶ時の積み方です。で,私が5回しに気付いたのはレンガではなくてアイウッドデッキです。

    (ああー……,そうか。あの図だとアイウッドデッキよりもレンガを想像しますよね。今気づきました。私が言いたかったのは,その図の,一つの“層”についてです。図中の“奇数段”のようにアイウッドデッキを並べたらと)

    土間の部分が,アイウッドデッキの5回し(の1つの層)で,一つの正方形に近い面に出来そうだなーと思ったわけでした。

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  6. PiuLento:

    ●なるほど! いいアイデアですね。確かに、そうすれば、今の、デッキの欠けた部分(そこから脚を踏み外さないか、少し心配しています。)が解消されていいです。が、結構高く付きますね。。。

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  7. naoki:

    そうなんですよね。アイウッドデッキ,結構いい値段します。

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  8. PiuLento:

    ●しっかりしたものなので納得できるのですが、7千円くらいだと手頃ですね。

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  9. 匿名:

    ウチの実家も40年前迄は、土間がありました。土間の反対側は、お風呂(薪で沸かすタイプ)と物置だけなので、橋は無かったですがが、この写真を見たら懐かしくなりました。

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  10. h.tak:

    ↑すみません、私です。

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  11. PiuLento:

    ●おお、h.takくんもでしたか。しかも、うちも薪の風呂でしたよ。結構似た環境だったんですね!

    風呂を焚くのはさすがに大変なので、移転して十年後くらいに石油のに代わりました。

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