Linux Mintのデスクトップ環境は、Xfceを概ね過不足なく使っているのだが、ひとつ使いにくいことがある。ウインドウのサイズ変更をする時、ウインドウの端をマウスで掴んでドラッグするのだが、掴む領域(枠)が余りにも狭いのだ(調べたら3画素(ドット)だった)。その範囲(図中、青と赤色の部分)にマウスを入れて掴むのは結構神経を遣うし、手や眼が疲れる。

設定で広くしようと思ったのだが、設定マネージャー(Windowsのコントロールパネルに相当する)にはないので検索したら、なかなか面倒だった。Xfce(のウインドウマネージャ、xfwm4)は、ウインドウの端を画像(xpm)で描画しているので、枠を太くするには、その画像を修正する必要がある。そして、その画像はウインドウの各場所用に何個もあるのだ。左上、左、左下、下・・・といった具合で、10個くらい修正した。xpmは画像ではあるのだが、中身はテキストで記述されているので、修正はエディタでできた。

枠の幅が広いほど使いやすくなるが、見た目がかっこ悪く(スタイリッシュでなく)なってしまうので(例: 幅が9画素の場合)、試行錯誤して7画素でちょうどいい感じになった。また、Mint-Xでは、枠の色は暗い色(影を表しているのだろう)と明るい色の2色が使われているのだが、暗い色を増やすのも、明るい色だけを増やすのも今一つだったので、その間に中間的な明るさの色を入れた。画素数の配分は、暗、中、明をそれぞれ1, 2, 4画素にした。

今改めて見ると、昔のMacOS 8とか9を思い出させる気がする。おもしろいことに、Windows 7はどうなっているか、全く思い出せない(検索する気もしない)。仕事で散々使っているのだが、全然興味がない・好きじゃないようだ。いずれにしても、あれは全然美しくないだろう。

実は、この方法でも調整できない部分がある。ウインドウ上部の枠(図中、青色の部分)だ。ここはタイトル領域と枠が同じ画像になっているせいなのか、画像の高さを広げてもマウスで掴める部分は広がらなかった(もし広げられるようにするとしたら、ウインドウマネージャに画像認識機能が要りそうだ)。調整方法を検索した時に見つかったページでも、この部分に関しては さらっと何も書かれていなかった(僕が読み飛ばしたのかも知れない)。きっと、プログラム中に固定的に書いてあるのだろう。Xfceの問題点なのではないだろうか。

それにしても、いまだにアナクロ的に、こういうパーツを画像ファイルから持って来て描画する理由やメリットが分からない。これでは、ディスプレイの画素密度(分解能)が変わったら、見た目や使い勝手が全然違ってしまう。プログラムで描画すれば、いつも同じにできるし自由に設定変更できるのに。Xfceは軽量なのが売りだから、あえてそうしていないのかも知れないが、そんなに重いのだろうか。重いのなら、一度描画したものを画像にしてキャッシュすればいいと思う。

まあ、いずれにしても、いつも使う左・下・右の部分が太くなって大分使いやすくなったので、良しとした。

以下、実際に調整してみて分かった、細かいことを書く。

  • 調整する画像は、/usr/share/themes/(テーマ名)/xfwm4/left-active.xpmなどであるが、テーマによっては、存在しない場合がある。この場合は、そのテーマの元になっているテーマのものを調整する。
    • 例: Mint-X-Sandの場合には、Mint-Xのものを調整する。
  • 画像(xpm)を変更後、xfwm4 --replace & を実行すると反映されるが、&を忘れるとひどいことになってしまう。それを防ぐ、もっと手軽な方法がある。 Xfce Theme Manager(パッケージ名: xfce-theme-manager)のWindow Bordersに使用可能なテーマ名が表示されるので、それを選択すれば、即座に枠だけに反映される。
  • システムのxpmを調整する代わりに、自分のホームディレクトリに調整したものを置くこともできる。~/.themes/(テーマ名)/xfwm4である。この場合、テーマ名は自分で適宜設定する。
    • 例: Mint-X-Wide
  • どうしてか、Xfce Theme Managerにプレビューが2個出たり、プレビューが出なくなってしまう場合があるが、xpmが正しければ正常に動作するので、気にする必要はない。

(3/21 7:40 加筆・修正)

PS. 書こうと思っていて書くのを忘れていた。ちょっとしたことだが、これに前後してもう一個カスタマイズをした。ウインドウのタイトルバーの右端に並ぶボタンは、僕の使っているテーマでは最小化(_)の右に閉じる(×)ボタンがあるのだが、2つの間隔が狭いので、たまに、最小化を押そうと思って閉じるを押してしまうことがある。

それで、ボタンの間隔は変更できないようなので(こういう場合は、なかなか不自由な環境だ)、2つの間に無害なボタン(メニュー(▼))を入れた。そうすれば、手が滑って最小化の隣を押してしまってもメニューが出るだけなので、被害はない。

これをやる時、昔のMac(今はどうなっているか覚えていないし、知りたくもない)のように、閉じるを左端に置くことも考えた。それなら間違いようがない。が、それでは余りにも標準から離れてしまって、他のLinix Mintも揃えないと使いづらくなるし、何となく、作った人の意図を踏みにじるような気がしたので止めた(まあ、こんなボタン配置にした時点で、既に踏みにじっている気はするが)。

余談: UIだったか、機械の操作系の配置だったか、「安全な物と危険な物は隣(近く)に置かない」というルールがあった気がする。これは本当に重要だと思う。そういう点では、このテーマを作った人は、アフォだと思う。もちろん、メニューに「フォーマット」と「取り出し」が並ぶ窓社なんて、アフォの集団だ。

↑訂正: Mint-Xのデフォルト設定では、最小化と閉じるボタンの間に最大化があるので、上記のルールは守られていた。アフォだったのは、自分で最大化ボタンを取り除いたのを忘れて偉そうなことを書いた僕だった。(3/21 19:25)

それから、「最大化(□)」という、僕にとっては邪悪の権化とか無用の長物としか言いようがないボタンは表示しないことにしているw

Xfceのウインドウのボタンの設定

(2017/3/20 13:52)

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