今年は会社のちょっと面倒な係(業務外の仕事)が回って来て、若い人たちとやっている。更に、前任者たちがいい加減でたらい回しにしてきた面倒な案件を、そろそろやらなくてはいけなそうな時期なので、僕は、どうしたらそれをたらい回しにせずに、しかも実施せずに済ませられるか(要は、終わりにする)を考えて来た。

一緒にやっている他の人たちは、それをやりたいのかやりたくないのか、はっきりとしたことは言ってなかった。ただ、一人(Aくんとする)は、(おもしろい言動はするものの)根はまじめそうな人で、「放置するのは嫌だから、決まりを付けたい」とは言っていた。それで、みんなの意見を聞いて、どうするか考えたいと思い、少し前から打ち合わせをしようと言っていたのだが、Aくんが忙しくてなかなか実現できなかった。

ところが、昨日、突然の展開となった。Aくんがやって来て、みんなで偉い人に相談しようと言って来た。もう偉い人に予定を聞いたらしかった。嫌な予感を感じながら相談に望んだところ、予想どおりの結果となった。

その件は、中止どころか、早期に実施することになってしまった。相談の中で、Aくんも中止に近い考えを持っていたことが分かったのだが、偉い人の意見に押されて、全く通らなかった(昔の僕だったら反論しただろうが、素直な彼は「なるほど、そうですか」状態だった。今の若い人にありがちなのだろうけど、そこは物足りなかった)。僕は、昨日は元気がなかったし、その場で何を言っても無駄、かつ、自分の意見(中止)をそのまま言っても通らないばかりか、偉い人の心証が悪くなって何一つ得にならないことを見通していたので、傍若無人に「何でもいい」状態でスルーしていた。

完全に後の祭りだ。ああいう老練な手合い(「ラスボス」とでも言うのか)と対決するのに、真正面から、しかも、丸腰で臨むのは、向こう見ずで全くいいことがない。まずは自分たちの意見をまとめて、それを当たり障りなく伝えて彼らの機嫌を損ねることなくのませるのはどうしたらいいかという、大変困難な作業の作戦を練らなければいけなかったのだ。要は、仕事で書く「作文」みたいなものだ。

Aくんは20代後半だろうが、まだそういうことは全然分からないのだろう。これで少しは勉強になっただろうか。僕も、似たような経験や失敗を何度もして来た。最初の会社では、先輩から「うまいやり方」をいろいろ教えて頂いた。その時は、不純でいやらしいし、そんな面倒なことをする意味があるのかと思っていたが、今では生きるのに必要だから、あるいは、無駄な労力の消費を抑え、却ってつまらないことにならないためには仕方ないと思う。(まあ、そんな下らないことが必要な日本、しかも田舎なんて嫌いなのだが、外国だっていいことばかりじゃないから仕方ない。)

若い人たちの純粋さは可愛いと思った(もう一人は本当に可愛い女性なのだが、それは今は書かないでおく)。だから、僕は、その「相談」の結末に大変落胆した(「あーあ、だから言わんこっちゃないよー」って感じ)のだが、あとで彼らに文句を言うことはしなかった。そんなことをしたら、単なるクソジジイだ。とりあえず、若い人たちがいろいろやってくれそうなので、彼らのやり方を見守り、できることを手伝いたいと思った(という時点で、もう年寄りじみているがw)。

でも、嫌なことはやっぱりしたくないので、まだ、どうやったら(僕だけ)うまく土壇場で回避できるかの算段をしているのだが、なかなか勝算がないw

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2件のコメント

  1. エイコ:

    「どうしたらそれをたらい回しにせずに、しかも実施せずに済ませられるか(要は、終わりにする)」
    そんな事が可能なのかと驚きました。私には『たらい回しにせず、実施するが、極力力を注がないで終わらせる』くらいの発想しかありませんでした。
    ちょっと目から鱗。

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  2. PiuLento:

    ●ははは。問題の仕事は繰り返し行われる性格なので、今年僕らが何とかやっても、後で誰かがまた苦しむのです。それではたらい回しと同様と思いました。

    お偉いさんの思い付きで始まったことなのですが、今までの係は(知らん顔して)誰も実施せず、僕らまでたらい回しになって来ました。僕が面倒がりのせいもあるのですが、そんな下らないことは元から絶ちたいと思っています。

    幸い、社内の状況が大きく変わったせいもあって、うまい進め方・説得の仕方をすれば終わりにできそうです。が、それには政治家のような手腕が要るので、理系の僕にはなかなか難しいです^^

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