昨夜、いつものようにラフマニノフのピアノ協奏曲(もちろん、2, 3番)を聴きたくなったのだが、目新しいものが聴きたくなったのか、いつものブロンフマンではなく、死蔵している演奏を試してみた。

ジルベルシュテインの2番(1991)は、やっぱり駄目だった。なんか線が細いのだ。彼女は好きで、TVで放送されたライブ(1994, 1997)はかなり良かったのだが、スタジオ収録では好みの演奏がない。途中で、(死蔵しているものではないが、)ルガンスキーの3番と2番(2003, 2005)にした。彼はいつも良く感じるので、全部聴いた。

もちろん、作曲者やアシュケナージやアルゲリッチやグリモーや小山のはパスした。ガブリーロフの2番(1991)も聴いた気がするが、途中で止めた。

次に、リシッツアの2番(2012)を試したが、やっぱり駄目だった。以前読んだ音抜き疑惑のせいもあるが、なんか、自己主張が強過ぎて鼻につく感じだ。YouTubeのピアノソロ(オケなし)は良かったので、指揮者と充分に合わせてないのではないか? それで、アンスネスの2番(2005)に代えた。

彼の演奏は、買った当初は全然気に入らなかったのだが、どうしてか、昨夜はなかなかダイナミックかつシャープな感じで良かった。オケ(パッパーノ指揮、ベルリンフィル)もシャープだ。オケの音の入れ方がちょっと変わっていて、普通は聞こえない音が聞こえた。

今朝、引き続き彼の3番(2010)を聴いたが、(今となっては)問題なく、結構良かった。ルガンスキーに近い感じがした。弾き方の癖は強目だが、リシッツアのようには嫌味でない。指揮者は同じだが、収録年とオケ(ロンドン響)が違うせいか、音の入り方は普通だった。

アンスネスはルガンスキーと同じ頃に活躍した(今もそうだろうが)ので、きっと歳も近いのだろう。今となっては中堅なのだろうが、僕の中ではジャケット写真のような「若手(のイケメン)」のイメージがある。近頃(といっても、もう10年近く前のようだが)では、フレイがその位置に居るのだろうか。

演奏は、聴く時の状態やそれまでの経過によって印象が変わるのだろう。変わらないものもあるが、変わるものも多い。

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