Web版Evernoteで書いたノートをNixNote2で開くと日本語が化ける問題が解決したので、web版を使っているのだが、どうしても我慢できないことがある。それは以下だ。

  • Page up/downキーが正しく動作しない(大きく上下してしまう)。
    • (Linux版)Vivaldi, Chrome, Firefoxで起こる。Vivaldi, Chromeでは、ほとんどページの先頭と最後に移動してしまうし、Firefoxではまともに動かない。
    • Vivaldiの「上に移動」/「下に移動」のキー割り当てを変えてみたが、有効にならなかったので、Evernoteのプログラム(JavaScript?)が悪そうだ。
  • 画像がノートの最後にしか挿入できない。
    • 一旦挿入してからカット・ペーストして移動はできるが、面倒。

それで、ここ数日間、上記の問題がなく、Linux(またはブラウザ)とiPhoneで使えるという条件で、30以上のサービス・アプリを探し、試してみたのだが、結局、いいもの(許せるもの)はNimbus noteしかなかった。

Nimbus note(web版)なら、Page up/downキーは正しく働くし、画像も希望の位置にドロップできる(ペーストは不可)。しかし、以下の欠点がある。

  • Linuxアプリがなく、web版ではノートのエクスポートができないため、バックアップしたい時はWindows版(Wineでは全く動かないので、仮想環境を使う必要がある)を起動する必要があって、面倒。
  • ブラウザ(Chrome)のプラグインは機能が少ないので、使うと却って使いにくくなる。
  • システム(ブラウザ)の負荷が高くなることがある。

また、無料版があって、僕の用途には充分なのだが、いつか有料版(約5USD/月)だけになる可能性もあるのが怖い(最初からなら払ってもいいが、後から有料になるのは騙し打ちのようで、嫌だ)。なお、移行するとしたら、大量のEvernoteをインポートすることになるため、その月は有料会員になる必要がある。更に、エクスポートの形式はJSONで、標準的なオープンなフォーマットなのはいいが、仮にサービスが終わってしまった場合、簡単にはEvernoteに戻れない(フォーマットを変換すればいいとは思うが、結構面倒だ)。だから、「すぐに乗り換えよう!」とは思えなかった。

探している時に感じたのは、どういう訳か、マークダウン(HTMLのように、書式をコマンド文字列・記号で指定する(→ 参考)。なぜ、マークアップでなくマークダウンというのかは不明だし、僕にはどうだっていい)を使うサービス・アプリが多いことだ。大抵は、それが通っぽい(とは書かれていなくて、「書くことに集中できる」とか書かれている)という認識のようだ。

へえ。もちろん、好みの問題だから何を使おうと自由だが、世の中には変人が多いものだ。「文章」を書きたいのに、プログラミングのように、いちいち書式の指定方法を思い出したり、書式がメニューで指定できるにしても、プレビューしないと書式が確認できないののどこが書くことに集中できるのかと思う(使わないから別にいいけどw)。そんなんだったら、書式なしテキスト(プレーンテキスト)のシステムの方がマシだと思う。

そんなマークダウン勢の一つに、(エゴサーチされて文句を言われるのが嫌なので)名前は書かないが、マークダウンであること以外は結構良くて、我慢して使おうかと思い掛けたものがあったのだが、 「『デジタルクリエーター』なる人は(普通の)WYSIWYGのエディタでなく、マークダウンを使う」(大意)とか書かれていて、それを読んだ途端に、意識高さが押し付けがましくて却下した。僕には、クリエーターとマークダウンがどのように結びつくのか、さっぱり理解できない。単に「クリエーター」と言いたいだけじゃないの??

(ここからさらに余談) だってだよ、その人の言う「クリエーター」が何を指すか知らないが、(分野は違うが)音楽だって書道だって文学だって、演奏者や作者は演奏したい・書きたいように表現している訳で、一本調子で演奏しつつ、MIDIみたいに「大きい音でスタッカートです」とか言ったり(更に、コンサートではMIDIのデータとか印刷物を配って、「あとは自分で再生して下さい」とかw)、書を全部同じ文字で書いて、赤で「大きいサイズの篆書」とか文字の横に書いたりしないでしょう(作曲家は楽譜に文字や記号で指示を書くけど、そうするしかないからで、もっといい書き方があればそうするはず)。文学は基本は全部同じ文字で書くが、昔は原稿用紙に手書きしていて、作家によっては、マス目を無視して、(表現の一環なのか、単に気分なのか)書きたいように書いていた(→ 。それが出版物にはほとんど反映されないのは、ちょっと残念である)。

そういう指示を書くのは編集とかの裏方さんであって、それを「クリエーター」というのなら分かるが(悪いけど、僕は編集者はクリエーターとは思わない。というのは、編集者だけ居たって作品は生まれないから)、それにしたって、マークダウンで書式を指定するのは、本来の仕事(文章を書く)以外の余計な作業としか言えないね。せいぜい、システムの内部で機械が使うもので、人間は使わない、表面には出さない・出すべきでないものだ。

という訳で、web版のEvernoteを我慢して使うか、バックアップの不便さを我慢し、将来の不安を抱えながらNimbus noteに移行するかの、(究極の?)選択となった。まあ、何かあるまでは様子見かな。。。

(12/8 21:09) 別の投稿に書いたが、Evernoteのweb版がiPhoneで書いたノートを上書きしてしまったので、ブラウザ版は懲り懲りだ。それで、Linuxはブラウザ版になるNimbus noteは却下にした。あとは、EverPad(昔のEvernoteのアプリ)かZoteroしかない。前者は、新しいOSでセットアップする必要があり、後者は、バグがあって同期できないiPhoneアプリPaperShipの、WebDAV機能で同期できるかを試す必要がある。どっちも面倒だ。

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