もちろんいろいろあるのだが、今回帰省した時に危うくブチ切れそうになったのは、ピアノの演奏についてだ。

母にピアノの曲を聴かせると、大抵、「右と左(の手)が別々に動かせるなんてすごいね」とか「すごい速さで良く指が動くね」などと言う。間違ってはいないのだが、完全にポイントがずれている。詳しくないのだからそれだっていいが、問題は、僕が「それは当たり前のことで、どう演奏するかが難しいんだよ」と言っても、「そうかい」みたいに聞き流して、次に帰省したら、また同じことを言うことだ。今回もそうだったので、一体何回言われれば記憶できるのかと思った。

高齢なので忘れやすいのかも知れないが、何も考えていない・考えようとしないことが嫌だし、頭に来る。音楽とスポーツを同一視するかのような、「いい演奏=高度なテクニック」のような、間違った思い込みをしていて、指摘されても直そうとしない。そもそも、曲や演奏自体を聴かずに、曲芸を見るような扱いをしているのも許せない。

良く考えて欲しい。右と左の手が別々に動かせて、指も高速に動き、ものすごく複雑な曲も楽譜通り弾けるのがいい演奏なのであれば、今だったら演奏者なんて要らない。AIが一番だ。手なんて、2本どころか百本だって可能だ。昔だって、ピアノロールで充分だっただろう。

なんてことも想像できないのだろうから、まあ仕方ない。僕は(その時聴いていた曲が一気に低次元に突き落とされてしまった気がして、)苦虫を噛み潰したような顔で、年越し蕎麦を食べていた(んだろうなぁ/気がする)。

  •   0
  •   0

4件のコメント

  1. noir:

    お母さまの発言分かります~。私もピアノやる前は、ブラインドタッチができるから、右手と左手同時に別の動きをするピアノくらいできるんじゃないか、と密かに思っていました^^; しかしもちろんそれだけではないことを実感して、今はピアノ挫折中です。たぶんやったことないと分からないのでしょうね。

    •   1
    •   0
  2. PiuLento:

    ●確かにそうですね。やってみないとわからないですよね。ただ、母は、家にあるピアノをいじることがある(あった)ようで、「どうしても右と左が別に動かないんだよ」なんて言うこともあります。まあ、本気でやらないと、次元が違うのを理解するのは難しいのでしょう^^

    noirさんも挫折されてしまったのですか・・・ 僕も落伍者ですので、お気持ちが良く分かります。その身分で言うのもなんですが、是非復活されて下さい。

    •   0
    •   0
  3. 匿名:

    物覚えが悪くなったり、新しいことを覚えるのが億劫になってきたりってのが、「老いる」ことなのだと、感じている今日この頃です。日々、「老い」に飲み込まれたり、押し返してみたり、です。
    楽器に限らずなのかもしれませんが、ある程度出来るようになってみないと、そこにたどり着けないことは多々あったりです。(苦笑)

    •   1
    •   0
  4. PiuLento:

    ●確かにそうですね。僕は、「歳取ったなあ・・・」と思うことがありますが、意外に嫌な気分ばかりではないです。

    なるほど、noirさんもおっしゃってましたが、自分でやって、ある程度できないと、想像できないのですね。。。難しいですね。

    でも、僕がそういうことを言ったら、忘れてもいいから、(少なくともその場では)ちょっとでもいいから考えて欲しいのですが、それも(次元が違うのか)厳しいのかも知れません・・・

    •   0
    •   0

コメントを書く

名前    

メール 

URL