恒例の、車の点検をしてもらった。早くも6年くらい経ち、走行距離は52000kmくらいになったが、信じられないくらい問題がなかった。それ以前に、ディーラーに行くまでの運転(実に10日以上ぶり)が死ぬほど気持ちよかった(いや、死ぬ手前の状態が果たして気持ちいいか分からないがw)。

交換したのは、オイル、オイルフィルタとワイパーのゴム(3本)だけだった(他に、自分で鍵の電池を交換する程度)。それからタイヤのローテーションをしてもらった。料金は1.7万円程度でリーズナブルだった。前にも書いたが、昔は、(今はおフランスと化した、ドラスティックに決まりを破るところが尊敬の的である)Nや(お金持ち御用達の)Yといったディーラーにさまざまな物をふんだんに交換されて、今の数倍の額が掛かっていたが、結局、この程度で充分なのだろう。それは、今の車の質が向上したからなのかも知れない。一方で、今のディーラーが「超ザル」という可能性もあるが、今までの実績や今の状態からは考えにくい。

実は、点検で一番ありがたいのは、洗車してもらえることだ。自分では全然する気にならないので、洗車したい時はオイル交換や点検が待ち遠しいw ただ、無料では限界があり、少し前からボディーに少し汚れ(小さいけど頑固なもの)があって、水で拭いても落ちなかったので、ちゃんと掃除しなくちゃと思っていて、今回落ちるかと少し期待していたが、駄目だった。これは気が重い。

といいつつ、2つだけ意外だったことがある。まず、タイヤのローテーションは、「どうせ点検でタイヤ(ホイール)を外すのだから、無料でやってくれるよね」と思っていたのだが、実際には明細に工賃が書かれていた。それを見た瞬間、目の前が真っ暗になった(というのは盛り過ぎだw)。

まあ、僕も技術者なので、プロが何か作業をしたらお金が掛かるのは分かっているが、勝手な思い込みが外れてがっかりしたのは確かだ。病院で、病気じゃない時の治療(これは治療というより「作業」という気がする)とか検査に保険が効かないのと似ているか? いずれにしても、今までだって請求されていたのだから、当たり前のことで、何も問題はない。

次に、いい方に意外だったのは、ブレーキパッドがまだ半分くらい残っていて、交換不要だったことだった。普通は5万kmも走ったら交換だろうから、(今まで全然交換していないので)今回は覚悟していたのだが、大丈夫だった。随分長持ちだ。自慢になるが、おそらく、僕の運転がスムーズだからなのだと思う。MTなので、車間を詰めたり、小刻みなスピード調整は疲れるから、車間を空けて、なるべくアクセルを変化させず、ブレーキも余り踏まず、信号の手前などは可能な限り惰性で走っている。結果的にブレーキを踏む回数(量)が減って、パッドも減っていないのだと思う。

ところで、ブレーキパッドの減りは、減速させるエネルギーに比例するのだろうから、スピードの2乗に比例するのだろう。だから、少しでもゆっくり走るのは、ブレーキを踏まないのと共に効果的なのだろう。

いわゆるひとつの「堕落した運転」である。「無駄だ! 何のためのスポーツ車だ!」というそしりもあろうが、今の僕はこれでも意味があると思っている。目的は、「楽しく走ること」なので、スピードを出しても出さなくても関係ない。気分が良ければいいのだ。そして、今の車は、車体がかっちりしているせいか、安定感(うまく書けないが、「どっしり」ではない。軽量だから、「かっちり」が一番近い)がすごいせいか、ゆっくり走っても楽しいのだ(もちろん、周りが見えない馬鹿みたいに、流れを滞らせてまで遅くは走らない)。ごくたまに、アクセルをガッと踏むこともあるが、それももちろん楽しい(正直書くと、結構すごくて焦る)。

「何のためのスポーツ車だ!」と言われたら、逆に返したい。「お前は車のために運転しているのか?」と。別にいいじゃん、車の性能をフルに発揮させなくたって。それに、何も考えずにいつでもどこでもスピードを出すのが格好いいとは言えない。僕も若い頃はフルに発揮させなくちゃならないと思っていたが、そもそも公道じゃ無理だし、全くおもしろくない。そして、そう思っているうちは、車に乗られている・操られている・負けているのだと思う。外見じゃなくて中身が本物の車に乗って、それに余裕で乗っている方がいいじゃないか。

と、書いたら、僕が「新人」の頃、先輩と話してムカついたのを思い出した。その時は、電車の中でコンピュータの話をしていた。僕が「(コンピュータの)性能をフルに発揮する必要があるんです! (それが難しいんです!!)」などと熱弁したら、彼は「別に、適当に(余裕を持って)使って、そこそこ速ければいいんじゃない? (速いコンピュータなんて、お金を出せばいくらだって買えるんだから)」のようなことを言った。大変ムカついて顔が真っ赤になったかも知れないがw、今となっては彼は正しかったと思う。妙に偉そうなので好きではなかったが、まあ、大人ではあったw

いつものように余談が長くなってしまったw という訳で、僕の車はまだまだ調子がいい。これ以上何を望めばいいかという程だ(僕がここまで気に入る物って、他に何かあるだろうか??)。しばらくは収入がないから新車は買わないけど、そのほうが余計なことを考えなくて済むし、手間もなくて好都合だ。調子が良くて、買い換える必要が当分なさそうなのはありがたい。

PS. 当たり前のことだが、鍵の電池は、使わなくてもなくなる。2個のうち1個は、納車されてから全然使ってなかったので、中学生のような根拠のない自信で、「きっと使える」と思って試したら、全然使えなかった(もう片方の電池は3年目に交換した)w

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4件のコメント

  1. naoki:

    ああ、もう10日振りになるんですね。早いものです。

    ブレーキパッドの減りの話から派生した運転のしかたについてですが、僕もブレーキングに関しては、まるでバスです。というか、バスの時の癖で、同じ位置から踏んでます。Copenで。

    運転について、れんとさんと同意見です。スポーツカー(スポーティーカー)だからと言って、公道で限界まで出すのは馬鹿馬鹿しい。自分がもそうですが、周りからバカだと見られますし。

    例えば赤信号で停まっている前車ギリギリまで突っ走ってチキンレースみたいにギリギリで止まるのは周りから見ていて危険ですし馬鹿です。あと僕はスピード違反で罰金刑で7万円払う羽目になりました。←馬鹿です。

    それがコンピュータの話になってくるとまた別で、これは公道とか無関係ですから、趣味的にも実用的にも「限界まで能力を引き出して動作を高速にする」という考えがあっていいと思いますし、いろいろ自由にやれるのはワクワクします。

    そしてまた、れんとさんのかつての先輩さんが仰ったことも真なのですよね。

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  2. PiuLento:

    ●そう、あっという間に10日です。なんか早いです。

    バスもそうでしたか。それで思い出したのですが、この滑らかな走りは、新人の頃、電車通勤をしていた時に、電車の運転士の操作にインスパイアされた気が、ずっとしています。ただ、ブレーキでなくアクセルが主です。何というか、力を掛けると速度は増加するという法則を目の当たりにした感じです(これ、本当でしたっけ?w)。

    要は、アクセルをグッと踏み込まなくても、一定に保っているだけでも加速はするってことです。ただ、実践できたのは、結構近頃です。

    コンピュータの話、言われて気付きました。その先輩の話は、仕事の場合で、車の公道のことなんです。一方、趣味の場合はおっしゃるとおり、やりたければ極限までブチ込んでいいので、まさにサーキットですね。これは僕が若かりし頃に思っていたことです。今は少し劣化して、その先輩のようになりましたかなw

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  3. naoki:

    「力を掛けると速度は増加する」というのは
    ニュートンの運動方程式
    F=ma
    のことで、正に仰る通りですね。

    ただ、アクセルが自動車の中でどのように制御されているか僕には厳密に分からないのです(AT)。

    MTなら単純に

    アクセル開度 ∝ エンジン回転数

    と考えて良いと思います。だから、踏んだところまでエンジン回転は上がります(=加速します)。

    バスは加速が悪いので発進以外はベタ踏みだったりしますがw

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  4. PiuLento:

    ●お教え、ありがとうございました。

    確かに、今はアクセルは電子制御だそうで、中は分からないですね。特に、CVTは変に思えるようで、人気がないようですね。

    やっぱり、バスは重さ(m)が効くんでしょうねw そこは電車も同様なのに、電車はベタ踏み(レバーですがw)してなかったです。電車はモーターなので、トルクがあるせいでしょうか。

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