先日から検討・評価していた、VPS(仮想サーバ)から宅内サーバに移行する件だが、さっき結論(移行しない)が出て、終りにした。デメリットに比べてメリットが少なかったためだ。以下に、検討結果を書く。

宅内サーバのデメリット

  • 家が被災した時に、サーバにアクセスできなくなる。
    • アドレス帳, カレンダーはサーバが停まってもスマフォのキャッシュが残っていれば当面は使えるが、いつかは消えるし更新できない。
  • 自分と家が被災した場合に、家族が僕の緊急時情報にアクセスできなくなる。
    • Googleなどの無料サービスを(バックアップ)サーバとして使うといいのでは?: 外部サービスは突然なくなる可能性があるので、頼りたくない。
  • 安定性: 常に故障する可能性がある。常時稼働なので、運が悪いと火災の可能性もある。
  • セキュリティのリスク
    • サーバとして公開するので、自宅ルータや宅内サーバが攻撃される可能性が高まる。
    • 宅内サーバに侵入されると、自宅LANの他の機器も危険になる。
  • その他
    • VPSを止めると、自宅外のNWから(自宅などに対して)実験することが簡単にはできなくなる。

宅内サーバのメリット

  • 運用に必要なお金が少ないので、クレジットカードが停まっても稼働できる可能性が高い。 ← その時は光回線や電力も停まるから無意味。
  • (VPSの)契約切れでデータがなくなることがない。 ← 元のデータはPCにあるかバックアップしているので無意味。
  • 安い(VPS比-7000円/年): 少なくはないが、もっと大きいものは他にある(例: 食費、車)。
  • 手元にあるので、管理・保守が楽。安心感がある。 ← 多分、幻想。
  • メインPC故障時にすぐに使える。 ← 本質ではない。

結局、災害時やセキュリティや故障に対する安心感は重要で(そもそも、そのためにVPSにした)、ほぼ唯一のメリットである安さは、月にすれば600円にも達しないので、微々たるものだと考えた。塵も積もれば山とはなるが、生活費に比べれば3桁違うので、誤差だろう。

そういう訳で、宅内サーバPCは片付け、テスト・評価のための設定は戻して、(今まで同様)メインPC故障時のスペアとして保管しておくことにした。短い命だったが、考えたり試したりするのはおもしろい。今回も、今まで知らなかったこと(ダイナミックDNSのやり方、dnsmasqによる、特定ホストのIPアドレスの書き換えとローカルDNSサーバの実現方法)が分かったから、全くの無駄ではなかった。

今回は止めたが、僕は、(日本人に多い、)何も考えない現状維持も、駄目だと分かっても気付かないふりをして続けるのも大嫌いだから、これからもすべてを疑っていこうと思う。

 

PS. 本題には全く関係ないが、今思ったので書く。: 音楽でも現状維持はつまらないと思う。古楽器での演奏は、一見良さそうに聞こえるが、仮に本当に当時を再現しているとしたって、結局のところ、現状維持の最たるものではないか。一方で、現代楽器での演奏だって、今までどおりに普通にやっていればいいってものでもないだろう。

  •   0
  •   0

コメントを書く

名前    

メール 

URL