一度は止めた宅内サーバだが、やっぱりおもしろさやコストダウンが魅力的だったので、昨夜、再度検討した。結果としては、やっぱり止めることになった。一番大きいのは、コストがペイしないことである。以下に検討結果を書く。

宅内サーバのHW(PC)は壊れる。24時間稼働だと寿命は短くなるので、5年が目安。HWを5万円程度とすると、宅内にしたことでVPSより7000円/年安くなるとしても、元を取る(償却する)のに7年は掛かる。4万円としても6年掛かる。更に、使おうとしているPCは既に10年くらい経っているから、24時間稼働させたら短期間で壊れる可能性が高く、すぐに買い換えが発生する可能性が高い。

それは仕方ないとして、検討中に呆れたことがある(呆れた内容は最後に書く)。VPS(≒クラウド)から宅内にサーバを移した場合の大きな問題の一つは、カレンダー、アドレス帳、家族への緊急時情報の災害時の継続性なので、そのバックアップあるいは移行先として、無料・有料のサービスを検討した。前の2者についてはいくつか見つかった(最後のは、Dropboxなどのファイル共有でいいと考えた)。以下に例を挙げる。

  • fruux
    • CalDAV/CardDAV
    • 2つの機器までは無料、Proは€4/月
    • CalDAV/CardDAVのモジュール、sabre/davを開発したところ。
    • 試したら、ちゃんと使えて結構良かった。
  • servermx
    • メール、CalDAV/CardDAV
    • €1/月
  • posteo
    • メール、CalDAV/CardDAV
    • €1/月
  • mailbox.org
    • メール、おそらくCalDAV/CardDAV
    • €1/月
  • GMX
    • メール、おそらくCalDAV/CardDAV
    • 無料

更に、ダメ元でGoogleとApple(iCloud)も検討した。どちらも無料(iCloudはiPhoneを持っている必要がある?)で物理的に堅牢だろうから、使える間は使って、彼らの都合でサービスが使えなくなったら、移せばいいと思ったのだ。

Googleは独自プロトコルだが、PCなら、Thunderbird/Lightningにアドオンを入れれば簡単に使えそうだった。もちろん、Androidスマフォなら標準の機能で使えるのも便利だ。

(8/31 12:29追記) Googleカレンダー用のLightningにアドオン"Provider for Google Calendar"をインストールすると、予定のアラームのデフォルトが「なし」になってしまい、設定では直らないので、Googleカレンダーも使えない。僕の環境だけの問題なのかは不明。

(8/31 17:25追記) その後、GoogleカレンダーはCalDAVに対応していることが分かり、上記アドオンなしでLightningから接続できたが、TODOは別URLらしかった。また、予定も同期できなかった。これは、別件で試行錯誤したため、APIの呼び出し回数上限に達したためかも知れない。また、アドレス帳もCardDAVに対応しているが、LightningがOAuthに対応していないため、接続できなかった。結局、Googleは使えなかった。

一方、Appleにはいつものようにがっかり、いやイライラさせられた。カレンダーは標準プロトコル(CalDAV)をサポートしている(中で使っている?)にも関わらず、面倒な裏技(→ )を使わないとアクセスできないのだ。もちろん、Thunderbirdのアドオンなんてない。だから、アドレス帳については調べるのすら止めた。

なんだいこの閉鎖性は!

20世紀じゃないんだよ! せっかく標準プロトコルを使っているのに、一体、どういう理由でこんなに不便なことをしているのか分からない。標準プロトコルを使って自分たちの開発を楽にしたのだから、それをみんなに使ってもらって、社会(ユーザー)に還元したっていいじゃないか(Googleは、囲い込みたかったのかどうか分からないが、標準プロトコルを止めて自分で作ったし、それでもちゃんと第三者がアクセスできるから、この点ではすごくまともだ)。まあ、センスが悪い・頭が硬い・性格が悪い、一言で言えば、カスだ。

駄目なものは駄目で、わずかにでも期待して検討しただけ無駄だった。腐ったものは捨てるしかない。

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