Archive for the ‘日記’ Category

取引先に出掛けて来たのだが、そこの人が、エネルギッシュで楽しい人ばかりだった。午後から始まった打ち合わせはあっという間に夕方になり、その後、夕食を一緒にしたのだが、あっという間に、帰らないとまずい時間になった。

その夕食会には、先日の催事で目を付けていた可愛い女性も来て、その時は全然しゃべれなかったのだが、今日は少し話せたので、なかなか楽しかった。もう一人の女性は、とても良くしゃべるし、発想が飛んでいておもしろい。関東の人だと思うが、どうみても関西大阪人のノリだ。技術の人は、僕と同じ血が流れているようで、なかなか危ない感じだったw たまにブチ切れるとか、車で山道を飛ばすのが好きだとか。。。歳も近そうだ。でも、僕はカーブでセンターラインを絶対に超えないつもりでいるので(超えるのはアホかバカだと思っている: とは言えなかったが)、まだマトモだと安心したw

あの会社なら、毎日暇なんてこともなく、パワーが漲って充実しそうだと思った(それに、あの子が居るのなら、明日にでも移りたい気がしないでもない。というのは、よくある気の迷いだ)。でも、今日、ずっと停滞していた案件の話が進んだので、僕も明日からは暇が解消しそうだ。メデタシメデタシ。

(参考: 薬師丸ひろ子 「紳士同盟」 1986)

  •   0
  •   1

以前も書いたが、すべての(興味のない)子どもにプログラミングを教える必要はないと思う。一体、何を目的にしているのか分からない。今日も、こういう馬鹿を見つけた。自分ではプログラミングしたことのない人が書いているのかと思ったら、そうでもないようだから意外だ。

自分の子どもが興味を持って楽しくやっているのはいいが、それを変に発展させて、すべての子どもにプログラミングを教える必要があるかのような論調だ。何が目的なのかは余り書いていないが、論理的思考を身に付けるとか、考え方の勉強や訓練をするということなのだろうか。

なんかずれている気がする。僕らが子どもの頃、塾でそろばんを習う子が結構居て、確かに彼らは算数は得意だったようだが、その後はどうなったか(それで日本の数学は発展したか)? あるいは、随分昔から学校で英語を教えているが、果たして日本に国際人は増えているのか? 増えているなら、なぜ、今も日本はアメリカの言いなりなのか?

それに似たようなものじゃないのか? プログラミングができたって、それはあくまでも技術であって知恵ではないから、すぐに無駄になると思う(確かに、無駄にならない部分もあるが、無駄が多いのは確かだ。特に、興味のない子に残るものはないだろう)。論理的思考が目的なのなら、もっと普遍的な方法で身に付けた方がいいと思う。

  •   0
  •   1

今日の暇つぶしのテーマは、もう古くなった言葉だが、「意識高い/低い系」にした。どちらかというと、「意識低い系」をメインにしていた。

僕は、「意識高い系」の人は基本的に信用しない。眉唾物として扱う。そういう手合いは前の会社に沢山居たが、ほとんどは意識が高い(ように見える)だけで自己満足していると思うからだ。実際に、何か良い結果を生み出している人は、ほとんどいない。要は「口や表面ばっかり」なのだ。実際、そんなに多くの意識高い人が居るなら、何で今の日本はこんなに落ちぶれているのだろうか? 彼らは何に対して高い意識で頑張っているのか?

逆に、意識低い系の方がマシだと思う。僕自身は、昔は意識低い系だったが、今はどちらでもなく、「自分中心派」だ。外から見て意識が高そうに見えようが見えまいが構わず、自分が生きやすい方向に物事を進めたい。努力したければするし、したくなければしない。

おもしろいのは、意識高いつもりで低かったり、その逆の人が居ることだ。

例:

以下、おもしろいとおもった意識低い系関連のページ:

最後の清澄白河は、一時頻繁に通っていたので、とても懐かしかった。あの街が、今では意識高いところになったのかと思うと、隔世の感がある。

  •   0
  •   0

数年前に、webのニュースで、あるミュージシャン(作詞・作曲もするそうだ)の名前を良く見るようになった時期があった。僕が最初に入った会社の新人研修で同じ班だった人と同姓同名だったので、ちょっと気になったのだが、まあ、別人だろうと思って居た。

ところが、先日、再びニュースに出ていたのでちょっと調べたら、経歴や顔が、その同期の人そのものだった。本名で活動していたのだ。そして、入社の時に配布された自己紹介集に、その人がキーボードを弾いている写真が載っていたのを思い出した(実際、今見たら載っていた: これってレア画像?w)。会社は辞めたのか分からないが、あれからずっと続けていたとは、すごい。これからも活躍してもらいたい。

ただ、その人のジャンルは僕の好みではないから(実際、YouTubeでちょっと聴いたが、合わなかった)、残念ながら余り聴くことはなさそうだ。

PS. 実は、ミュージシャンの知り合いはもう一人居る。その人とは親しいのだが、その人もずっと頑張っている。今度会ったら、話しのネタに知ってるかとか聞いてみたい。同期だった人にはもう連絡など取れないけど、「憧れの」ポップ音楽業界に知り合いが2人も居たなんて、不思議な気分だ。

  •   1
  •   1

昨夜の話。

内田のコンサートを諦めたので別のを探していたら、デニス・マツーエフというピアニストとヤルヴィ指揮のN響がラフマニノフのピアノ協奏曲3番をやるのを見つけた。彼の名前は初めて聞いたが、ヤルヴィは定評があるし、(NHKは反吐が出るほど嫌いだが、)N響の演奏は悪くない。

丁度YouTubeにあったので、彼のラフマニノフのピアノ協奏曲2番を聴いたのだが、僕には合わない感じだったので、最初の数分で止めた。体格(ブロンフマンに似ている)から予想できるとおり、すごくパワフルで豪快な音を出すのだが、好みじゃない。ちょっと乱暴でゴツゴツした感じだ。ジャイアンが「どうだ、俺様はすごいだろう」って言いながら弾いている感じだ。

(9:14 タイトル変更、加筆)

 

PS. 他に、小山実稚恵のラフマニノフのピアノ協奏曲も見つけた。が、彼女の若い頃の演奏(CD以外にコンサートにも行った気がする)は、音は綺麗だけどパワーが物足りなかった(線が細い感じ)ので、止めた。今はもっと良くなっているのかも知れないけど、歳を取ってパワーが増えるというのは余り考えられない。それにしても、老けたな。。。

PS2. 指揮者ヤルヴィは親子だったらしく、僕が知っていたのは父の方だった。(9:12)

  •   0
  •   0

先日コンサートを調べたら、11月に内田光子がモーツァルトのピアノ協奏曲をやるのが分かり、平日の開催ではあったが是非行きたくなった。で、今日の10時から先行発売なので、いわきから帰ってから、申し込もうとした。

すると、信じられないことに、発売開始から3時間も経ってないのに、音のいい席(1階席前方の中央付近)は全く残っておらず(下図参照)、中央付近は1階最後列に1席だけというありさまだった。どうするか迷ったのだが、残念ながら、止めることにした。1階最後列だと、遠いし上に2階席の天井があるはずで、音は良くないだろうから。あと、別の日は少し余裕があったが、似たような場所だった。

20160703-uchida-1104-1F-S-seats-1

(2016/11/4 サントリーホール 1F S席: 水色が空席...)

まあ、席以外に、彼女の弾き振りはYouTubeで聴いて(→ )今一つだったし、曲も、短調なら、まずは20番より24番が聴きたかったし、オケに「マーラー」という名前が付いていて、それがモーツァルトってどうなのかと思っていたので、死ぬほど残念ではない。

それにしても、こういう熾烈なこと(クラシックのいいチケットがすぐなくなる)ってバブル期までで終わったと思っていたが、まだまだ有名アーティストは売れるものなんだな。

PS. でも、今は便利な時代だ。昔だったら、申し込みの時に席なんて指定できず、せっかく高いお金を出してS席を買っても、上のように端だったりする可能性があったのだから。(19:40)

  •   0
  •   0

昨夜、大学の友人WとNと、Wの奥さんと4人で飲んだ。年に2回くらい会っているのだが、Wと奥さんは仕事の関係で半分くらいいわきに住んでいるので、今回はそっちに行って飲むことになった。梅雨ではあるが、ドライブには良さそうだった。

が、昨日は(仕事は忙しくもないのに)なぜか疲れていたせいもあり、いつものように、どのルートで行くか直前まで迷っていた。候補は以下だった。

  1. 全部一般道: 那珂川町、大子町、鮫川村経由で、いわきまでほぼ直線。距離は一番短いが、一番時間が掛かる(約3:20)し、山道が細い可能性がある。
  2. 全部高速: 北関東道、常磐道経由。一番楽だが、楽しくない。約2時間。
  3. 白河まで高速: 東北道 白河ICから、 石川町、古殿町経由(御斉所街道)。何となく、御斉所街道がおもしろそうだった。川沿いで峠道ではないので、細くはならないはず。約3時間。
  4. 那珂から高速: 茂木町経由で、那珂ICから常磐道に乗る。那珂までは慣れた道。ツインリンク茂木の渋滞が心配。約2:30。

直前になって山道(経路1)を走りたくもなったのだが、それには出る時間が少し遅くなったので、結局、3の御斉所街道ルートにした。13時頃出た。

16時頃、道の駅 ふるどのに着いた。トイレの建物に使われていた木材の香りが良かった。田舎のせいか、御斉所街道はのどかで走りやすかったが、ものすごく遅い車(特に軽)が結構多い。追い越し禁止なので我慢してついて行った。老人が多いせいかも知れない。そういう車が曲がって居なくなると、しばらくは先頭で気持ち良く走れた。

いわき市内も、全般的に車の運転がのんびりしていた。どこか殺伐とした栃木とは、何となく違う。もちろん、栃木でも、(DQNじゃない、普通の)女性の軽などが後ろだと大体安心なのだが、いかんせん、「馬鹿車」率が高い気がする。

17時頃、いわき駅近くのホテルに着いた。ほぼ予想通りの時刻だった。平面駐車場だと思っていたら立体駐車場で、久しぶりだったので、ちょっと戸惑った。係のおじさんが棒でアンテナを叩いて下げたのが嫌だった(翌日、自分で持ち上げたら、確かに棒を使わないと手が届き難かったので、仕方ない)。結構疲れて空腹だった。

部屋は暑かった。フロントでもらったおしぼりが臭かった。部屋のタオルが少し湿っていた。湿気が多かったのだろうか。

GPSロガーアプリのGPS Loggerは駄目だった。ほとんど直線になっていた。

IMG_0124_サイズ変更

往路: 167km、約4時間。

IMG_0125_サイズ変更

いわき駅

22時頃、部屋に帰った。楽しかった。主に福島の地酒を飲んだのだが、夏向けの生酒がさっぱりしていておいしかった。魚がおいしかった。めひかりのフライは初めて食べたのだが、結構おいしかった。奥さんが居たせいか、前回よりも話がまろやかだった気がする。でも、相変わらずWはAppleの申し子だし、NはAndroidマンセーだった。

話の中で、高いiPhoneを長く使うより、安いAndroidを(サポート期間内だけ使って、)どんどん新しくして行く手があることをNに気付かされ、なるほどと思った。iPhoneは機能的にダメなことが多いので、次はAndroidに戻るのもいいな。

飲んだ後に入った喫茶店に、宇多田ヒカルの名前の付いたパフェがあった。偶然、別のテーブルで頼んだ人が居たのだが、部屋が暗くなったものの、曲が流れなかったのは残念だった。"Automatic"とか"First love"とか掛ければいいのに。どういう意味なのだろう? そして、Nが宇多田のことを知っていたのが意外だったw

Nは最近、睡眠時無呼吸症候群であることが分かったそうで、呼吸補助のマスクをして寝るなど大変そうだ。何とか健康体になって、長生きして欲しい。彼はIngressに夢中なのだが、全く理解できない。あんな電池を食う物を良くやるよw Wは就寝中の歯ぎしりがすごいそうだ。彼の奥さんは、やっぱり、昔付き合いのあった人に似ている。だから、会うとちょっと複雑な気分になる。そして、その人同様、どこかバブリーな雰囲気だ。どちらもバブル世代だからか?

そして、今回もみんなの写真を撮りそびれた。

ホテルに戻ったら、早くも胸焼けがした。部屋のPCが、使ってもいないのにファンがうるさいので、電源を引っこ抜いた。

ベッドの寝心地は良かったが、夜中に、隣の人だろうか、数人の話し声がやけにはっきり聞こえた。その後は何も(TVなども)聞こえなかったから、防音が悪いとも思えず、あれは霊的なものだったのか? ただ、気味悪い感じは全然しなかった。単に廊下の話し声だったのかも知れない。

昨夜は結構飲んだのだが、幸い、二日酔いにはならなかった。起きてから朝食まで時間があったので、YouTubeの音だけ聴ける(と思っていた)プレーヤーアプリ(MusicSoundsなど)を試したのだが、残念ながら動画も出すようだ。確かに、変換サーバーがないと、ビデオの音だけを取り出すのは難しいし、そんなことをしたらYouTubeからクレームが行くだろう。絵が動かないビデオなら、データ量が少ないからいいのだが。。。更に、起動時に数十MB転送するようで、僕の通信プラン(100MB/日)には合わないことが分かった。あと、バックグラウンドでの再生もできないし、再生しているとiPhoneの画面が消えないから、全然良くない。あとでインターネットラジオアプリを入れようと思った。そして、曲が終りそうな頃になって気付いたのだが、この部屋にはPCがあったのだから、それでYouTubeを出せば良かったのだ。。。

それはともかく、ケンプのモーツァルトのピアノ協奏曲23番は、端正な感じで結構良かった。

朝食は、よくあるバイキングだったのだが、テーブルが5台個程度で席が少ないので、相席になった。が、後で座敷も開いた。味は悪くなくおかずの種類も多かったが、何となく物足りなかった。ご飯はおいしかった。BGMが懐かしかった(「銀河鉄道999」とかの音楽だけ)。 コーヒーは少し煮詰まった感じだった。冷やしほうじ茶の方がおいしかった。

天気予報では、午前中は雨のようだったので、高速だけ(経路2)で帰ろうと思ったが、那珂ICから一般道にしよう(経路4)と思った。その後、 雨が止んだのと、那珂からの道はツインリンクで混みそうなので、ずっと一般道(経路1)にしようと思った。が、ホテルを出たら雨になったので、 やっぱり那珂IC経由(経路4)にすることにした。ホテルの駐車場は意外にすごくて、入れる時は頭からだったのに、出す時は頭が前になっていた。

9時頃、中郷SAに着いたのだが、眠いのと疲れたので、ずっと高速(経路2)に変更した。こういうのは、カーナビならではの身軽さだ。 ここのぶっかけひらめ丼やめひかり定食やぶっかけ鮭丼や黒胡麻坦々麺はおいしそうだから、いつか食べたい。

途中にあった地名の「勿来」は、ずっと「そらい」と思っていたのだが、そうでなく「なこそ」と読むのを初めて知った。文字に比べてなんか可愛い感じだ。特にローマ字にすると、”naoko”に似ていていい。

途中で寄った、いつも使っているガソリンスタンドで、ずっとトイレを我慢していて、着いたらすぐに行きたかったのに、新しい割り引き制度の説明を長々とされて、とてもムカついた。今週から今までの割り引きがなくなるので、新たな登録をしろと言っていたが、随分と勝手なのにも頭に来た。大体、リッター数円安くなったって、どこかの国会議員のように年に地球を何周もしない限り、効かないんだよ! この際だから、今まで使いたかった「シェル(ハイオクがいいらしい)に変えよう!」と思った。

11時頃帰宅した。とても暑く、疲れた。

GPS Loggerはやっぱり駄目だった。LogLocationsと同じようになってしまった感じだ。どういうことなのか、全く理解不能。

IMG_0130_サイズ変更

帰路: 176km、約3時間。

iPhone 6sで撮影。

  •   0
  •   1

近頃はまって、毎日(たいていは夜)の更新を心待ちにしている、まめきちまめこの漫画。シュール(って本当はどういう意味か分からないが)な画と話がいい。

最近のでは「LINEを覚えたマザ吉」というのに共感した。今はそういうことはないが、若い頃は親に妙な反感を持って接していたものだ。でも、その後で、この漫画のように「すんっ・・・」という反省心も持った気がする。でも、その後はやっぱり反発していたw

みんな結構似たようなことしているんだなと思った。

  •   0
  •   0

例の、原発事故の汚染土の再利用、本当にやるようだ。いやあ、これはもう、Evernoteとかノートンとかタイムドメインとかどうでもいいくらい、怖いことだ。危ないから除染したものを道路などに使う意味が分からない。みんな正気なのだろうか。それが「環境」省のやることか。「有識」者は意識あるのか? 政権が変わったから、方針も変えたのか。

無責任国家日本。終わりの始まり(実際には、とっくに始まってたか)。。。

なんか、すごく嫌な気分になってきたよ。暗澹たる気分だ。

 

PS. 管理はおそらく非公開(特定機密)にするのだろう。「公開すると汚染土をテロなどに悪用される恐れがある」とかいう名目で。それで、しばらく経って気付いたら、(ただちに健康に有害ではないとか言う理由で)どこにでも出回る事態になるのではないだろうか。

これって、憲法違反じゃないのか?

第二十五条 2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

汚染土のばらまきは、どう考えても、公衆衛生を低下させることだと思う。

PS2. アベ大好きなネトウヨはどうか分からないが、さすがに、みんな怒ってるようだ。それにしても、よく投票前に公表したな。それが不思議だ。

(7/1 7:23 若干修正)

  •   1
  •   0

naokiさん使われているタイムドメインスピーカーの「タイムドメイン理論」について、どういうものか気になったので、タイムドメイン社(以下、TD社)の資料「タイムドメインとスピーカー」を読んだら、いくつか気になることが出て来たので書く。なお、僕は実物の音を聴いたことがないので、タイムドメインスピーカーを貶したり褒めたりするつもりはない。あくまでも、資料を読んで思ったことを書く。

賛成する点

  • (音楽の感動を伝えるには)「何も加えず、欠落させずに、音源からの音を100%引き出し、ありのままに伝えることが必要」
  • 可能な限り、1個のスピーカーで再生するのが良い。

TD社が誤解している・誤解させている点

  • 従来のオーディオが周波数特性しか考慮していないと決め付けている。実際には、位相特性も重要であり、昔からそれは分かっていた(確かに、位相まで正確に再現できるオーディオシステムはまずないが、タイムドメインスピーカーの位相特性がどうなのかだって明らかではない)。
  • 資料中の図2(下に転載)は読者を誤解させる(それが、僕がこれを書きたくなったきっかけである)。

td-fig2

一番上の波形をフーリエ変換(周波数分析)すると中段の波形群になり、無音部分(図の左半分)にも波形があって、そのため、従来のオーディオシステムは無音も有音も区別できない/していないかのように書いているが、それは全く正しくない。

中段の波形群は、フーリエ変換して得られた周波数成分を、わざわざ全期間(無音+有音期間)に描いているだけである。フーリエ変換した結果を中段のようなグラフで描くのは、全く一般的でない。通常は、横軸は(時間でなく)周波数、縦軸はレベル(音量)で描く(→ )。更に、位相特性(周波数対進み遅れ)のグラフも描くことが多い。そして、もし、リアルタイムでフーリエ変換する装置で測定しているなら、中段のグラフだって、ちゃんと有音と無音の区別が出るのだ(グライコに表示されるスペクトラムをグラフにして見ているようなイメージ)。

確かに、フーリエ変換すると時間の概念がなくなる(分析した区間を平均しているようなもの)ので、図の全期間でフーリエ変換した場合には無音区間と有音区間の区別はできないが、それは当たり前のことで、通常は、フーリエ変換する期間を短くするとか、無音区間を分析しないようにする。それは測定方法の問題であって、オーディオシステムとして無音も有音も区別できず、だから音を正確に再生できないとは全然言えない。そんな基本的なことを分かってないのか、故意に誤解させようとしているのか分からないが、とても不可解だ。

しかも、実際のオーディオシステムでは、(グライコでもない限り)フーリエ変換してから戻すことなどしていないので、中央の波形群も一番下の波形も生成されないから、一番下の波形には何の意味もない。ただし、より正確に書くと、音をデジタルで処理している場合、インパルスの前後に小さい波が出る(→ )。だから、結果的に一番下の波形のようになる。でも、それはタイムドメインだって出る。音をデジタル処理すれば出るのだ。だから、もしそれをなくそうとするのなら、純粋なアナログシステムしか使えないことになり、「タイムドメインスピーカーは、レコードやテープとアナログアンプを使わないと本当の音が出ない」と言う必要があるだろう。

とにかく、図2で何が言いたいのか分からない。かなり経験の長い方が書いた資料だと思うのだが、この図だけでがっかりする(ある意味、小○方さん並みかも知れない)。

補足:

実際には、タイムドメインスピーカーを含めて、オーディオシステムは無音も有音も区別しない。オーディオシステムでは、無音から最大レベルまでリニア(直線)に通すことが重要であって、区別する必要がないからだ。区別する必要があるのは、音声認識とか高度な音声の圧縮や省電力化など、特殊な場合だけだ。オーディオで区別したら、システムが複雑化するだけで、却って音が悪くなるだろう。そもそも、パッシブスピーカーでそんな区別をすることはできない。

また、周波数特性の測定だって、有音と無音が混じっていても問題はない。無音が混じっていたら全体的なレベルが下がるだけだ。それよりも、測定期間の開始と終了の波形が0でないことが問題になる。例えば、図の上の波形では右端の値が0になっていないが、それをそのままフーリエ変換すると、変な周波数成分になって出て来る。タイムドメイン理論がこの問題を突いているなら納得するが、そんなことは一言も書いてない。もちろん、実際の測定では「窓関数」というものを使って測定期間の両端を滑らかにし、変な成分が出ないようにしている。

疑問のある点

  • タイムドメインスピーカーは、本当に位相まで正確に再現できる(=インパルス応答が正確)のだろうか?
  • なぜ、タイムドメインスピーカーがこだわっている時間的特性(例: インパルス応答)が何も公開されていないのか? 良くあるトンデモな物と違って、科学的な「理論」と言っているのだから、聴感で「音がいい」だけでなく、時間軸で有効であることを示す物理特性の値(例: インパルス応答の波形や相互相関係数)を出して、従来システムと比較しないと、有効性を証明できないと思う。
  • 筒状のタイムドメインスピーカー(Yoshii9)にだって、固有振動数はあるはずだし、共鳴もするはずだ。しかも、開放された筒の下部から「汚い」音が漏れるのでは?
  • Yoshii9は、スピーカーユニットからぶら下げられた長い棒でスピーカーを「固定」しているとあるが、その棒がブラブラ振動することはないのか? とても揺れやすそうに思えるが。そして、その棒もスピーカーの振動で共振するはずだ。
  • スピーカーユニットをゲルで固定しているが、固定が不十分なためにかえって音質が劣化するのでは?
  • 大型のスピーカー(GS-1)ではどういう訳か複数のスピーカーが使われているが、それまで述べられていたタイムドメイン理論と矛盾しているのでは? フルレンジ1個じゃないと駄目なのでは?
  • 本当に1個のスピーカーがいいのであれば、ステレオでは左右の干渉が生じて音質が劣化する(例: 左右の到達時間差でインパルスの波形がなまる)から、モノラルシステムにしないといけないのでは?

反対な点

  • 小口径フルレンジスピーカーでは、特に低音が出ないから、原音(あるいは、録音された音)との差異は大きい。つまり、「自然な音」ではない。あるいは、最初に書いた「音源からの音を100%引き出し」ているとは言えない。そのため、タイムドメイン理論の嫌っている歪みの一種が盛大に生じている。だから、自己矛盾している。
  • 従来の評価方法(周波数特性+位相特性)と時間波形による評価方法を別物として扱っているが、それはおかしい。理論的にはそれらは等価(片方をフーリエ変換すれば、もう片方になる)なので、片方の特性が良ければ、もう片方も良くなるはずなのだ。だから、従来のアプローチが誤っていると決め付けるのには反対だ。

という訳で、現段階では、僕はタイムドメインスピーカーに納得できない。でも、機会があれば、実際の音を聴いてみたいとは思う。

(もちろん、オーディオは聴く人が満足することが最も重要なので、使っている方をディスるつもりはありません。オーディオ好きな技術者としての意見を書いただけです。)

(7/1 5:16, 5:59, 6:29, 7:02 加筆・修正)

  •   0
  •   0