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先日、どうしてもスリープ(サスペンド)後の復帰がうまくできなくて、諦めた(と書いた)JACK(Linuxのサウンドシステムの一つ)だが、実はしつこく継続していた。暇なのと、興味があったのと、(理論的には)できないはずはないと確信していたのと、PC(Linux)ごときに降参するのが嫌だったのである。

厭きずに検索していたら、2つほど有効そうな情報が書かれたページが見つかり、そのうち1つがビンゴだった。

僕の問題は、長時間のスリープ後の復帰時に、JACKのサーバとクライアント(例: 制御プログラム、音楽プレーヤー、イコライザ)との接続が切れてしまって回復せず、音が出なくなるということだった。上のページは、それを解決する策を(僕の期待とは違っていたが)実に簡潔に(基本部分はたった2行で)示していた。

ポイントは、スリープ前にJACK制御プログラム(qjackctl)経由でJACKのサーバを停め、復帰時にqjackctl経由で開始することだ。(おそらく、復帰時に停めて再開させるのでも充分だろう)。

試したところ、復帰後もJACKで再生できるようになった。が、それでも完全ではなく、以下のような問題があった。

  • サーバを停めるせいか、JACKのクライアントからサーバへの接続は自動的には再開しないことがほとんどなので、駄目なクライアント(例: イコライザ)を再起動するなどの処理が要る。
    • これに関連して、gmusicbrowser(GMB)がスリープ時にエラーダイアログを出すのが鬱陶しい(それでも再生はできるようだ)。
  • 同様に、JACK関連の設定(例: alsa_outによるJACKからALSAへの転送)も消えてしまうので、再設定が要る。

それで、スリープ時と復帰時に必要な処理を追加して、復帰後にもうまく再生できるようになった。ただし、GMBは余り再起動したくなく、すぐにエラーダイアログを消すこともできないから、ひとまずPulseAudioに音を出す設定にし、JACKに転送するようにした。正式に使う時は対処が要る(ただ、PulseAudio経由での問題は音が出るまでの遅延が大きくなる程度だし、聴いてみて音質の劣化は感じられないので、そのままでも大丈夫そうな気がする)。

対処したところ、以前あったいろいろな問題(例: 復帰後に接続(パッチベイの結線)が回復しない)も解決した。

ただ、個人的には、サーバへの接続なんて自動的に回復すべきだと思っているから、この対処は気に入らない。それで、qjackctlやJACKサーバの設定を調べたが、関係するものはなかった。おそらく、クライアントの設定の問題なのだろうが、すべてのクライアントの設定なりプログラムを直すのは無理だから、仕方ないのだろう。

晴れてJACKが使える(=ソフトでグライコを実現できる)ようになり、今日までの数日間、グライコの代わりの外付けDAC(それもPC内に入れたいと思っていた)は何を買おうか迷ったのだが、結局、買わないことにした。というのは、そもそも、DACを内蔵した本物のグライコ(DEQ2496)がちゃんと動いていて、音にだって満足しているのに、わざわざ別の物に替える必要がないからだ。新しい物を買うのは楽しいが、やっぱり、手段を目的にするのは良くないと思う(それでも、買いたい気分が-90dBくらい残ってそうだw)。

あと、今の低価格DACは中国や台湾のものがほとんどで、確かに性能も外見も悪くない感じではあるのだが、紹介の文章が胡散臭い(→ : 性能を向上させたと書いている割には仕様をどこにも記載しておらず、最も重要な電源(本人もその重要性を力説している)を添付も別売りもしておらず、なぜかブログで、おまけにケバい!)し、(アンプの話ではあるが)危ういトラブルが結構あるし、中の配線がしょぼかったりするのも、(60dBくらい)買う気をそいだ原因だ。今はUSB接続のみの物がほとんどになってしまい、光接続対応のものの選択肢が少ないのは残念だ。

余談: 「昔処分してしまった小さいDAC(Styleaudio CARAT-TOPAZ Signature)があれば、気軽に試せたのに」と今になって思うが、まあ仕方ない。

それで、今は以下のような結論・方針でいる(途中経過を省略しているので、論理が飛躍している)。

  • JACKの(グライコでなく)PEQだけで補正ができるか、その結果がグライコより良いか調べる。: JACKのPEQ(Calfのイコライザ)は各PEQを合成した補正量がグラフで見えるので、見えないグライコのPEQよりも補正結果が変になる可能性が低くなり、少ないPEQで補正できるのなら、その方が音が良くなる可能性があると思ったので。
  • 上がOKなら、グライコからJACKでの補正に切り換える。
  • そして、特性の測定を楽にするため、内蔵のサウンドカードを買う。: JACKとREW(特性測定プログラム)でサウンドデバイスを共用する場合、測定ごとに入力を設定し直す必要があるので、内蔵のオーディオを測定専用にして、その手間を省きたいため。
  • 外部DACは、グライコが壊れたら購入を検討する。

今朝、測定用の内蔵サウンドカードも不要になりそうなことが分かった。オンボードのサウンドデバイス(Realtek)を使っているのだが、それは、入出力が光とアナログの2系統ずつあるので、REWが使う入力デバイス(アナログ)とJACKに割り当てる入力デバイスを変えればいいのだ。基本的に、JACKでは録音しないので、JACKに光を割り当てた。すると、REWでの測定のたびに入力デバイスを設定し直す必要がなくなり、何回でも測定できた。それが分かる直前まで、ちょっと思い付いて、USB接続のオーディオインタフェース(こんなの)を物色していたというのに。トレビアン! (5/18 19:18)

(5/18 22:14 わずかに加筆・修正)

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暇なのと平凡な日常に変化が欲しかったので、模様替えをしてみた(が、その日のうちに戻した)。スピーカーの置き場所を変えたら、もっと特性が良くなる(=谷が少なくなる+グライコの調整量が少なくなる)かも知れないと思ったのだ。

結果は、筋肉痛と「謎」だった。

出窓にスピーカーを置いているのだが、凹んでいるところに置くのが悪いと考え、窓から1mくらいのところ移すことにした。事前に、以前使ったStndWave2というシミュレーションプログラムで、どんな特性になるか調べたのだが、今一ついい結果にはならなかった。それで、「まあ、(部屋の形は厳密には設定できないので、)シミュレーションと実際は違うだろう」という、何の裏付けもない甘い期待(あるいは、日本伝統の神風への期待)で、やってみることにした。

作業は、昨日の朝7時前から始めた。駄目だった時のために、元のスピーカーの位置に目印を付けておいた。一旦動かしたら、特性が微妙に変わるので再調整が要るとは思っていたが、ダメモトである。

9時頃には移動が終わった。ちょっと聞いただけで、何か変な音(共鳴しているような感じ)だったが、測定してみたところ、全然駄目だった。65Hzにすごく深い谷があった。出窓よりも全然良くなかった。改善するかと思って、スピーカーの位置や高さを少し変えたりしたのだが、やっぱり直らなかった。

ちなみに、シミュレーションでも同様の特性が出ていたから、結果論ではあるが、論理的に判断して移動を止めれば良かったのだ。「下手な鉄砲」なのか、「下手の考え休むに似たり」なのか。でも、現状に満足して(変化を恐れて)新しいことに挑戦しなかったら、東芝や日本になっちゃうしね!

結局、「場所が悪い」という結論に達し、14時頃に元の配置に戻し終わった。早速特性を測ったところ、案の定、以前と異なっていた。嫌らしいことに、440Hzに鋭い山ができていた。偶然なのか、ピッチ(A)の音だ。それで、グライコの設定を仮調整することにし、山をPEQやグライコで下げられることを確認した。

本棚などに物を戻していないからかと思い、戻してから測り直したら、今度は347Hzに鋭い谷ができていた。仕方ないので、(多少はマシになるかと思って、)グライコの設定を作り直した。その結果、谷は解消できなかったものの、どういう訳か、以前よりグライコの調整量を減らすことができた。特に、中高域はほとんど調整なし(真っ平ら)にできた(ただし、左右に1個ずつPEQを使っている)。

作り直したグライコ設定を見ると、出窓の素の特性は、(いくつかの谷はあるが、その谷は今回失敗した場所ほどはひどくないので、)意外に良好なことが分かる。グライコを導入した初期の頃は自動調整機能に頼っていたため、かなり補正量が多かった(→最初の調整の時)。しかし、手動で丹念に設定すると、こんなにわずかな補正で充分なのだ。ただ、それには、「谷を諦める」ことも重要だ。というのは、多くの場合、谷は定在波によって生じるので、(ブラックホールのようなもので、)いくら強くしてもほとんど補正できないので、音が悪くなるだけなのだ。

それはいいのだが、新しい谷や山ができた理由が知りたくて、今朝、いろいろ試した。スピーカーの直前にあるディスプレイの背面で音が反射するのが悪いような気がしたのだが、そうではなく、マイクの位置(=聴く位置)に依存しているようだった。そうは言っても、机やスピーカーの位置は大きく変えていないし、大きく変えられるものでもないから、心当たりがない。いずれにしても、部屋の構造の問題なので解決不可能という結論になった。幸い、調整した特性は新しい谷を除いて以前と同様だし、音を聴いた感じも問題ない(それでも、谷があるってのは音が減っている気がして、やっぱりいい気分ではない)。

今、子どもの頃に読んだ、肉をくわえた犬が橋の上から川を見て、川に映った自分を見て、「その肉を出せ」と吠えたら、肉を落としてしまった話を思い出した。欲張るのは良くないな。。。

それにしても不思議だ。物を移動して戻しただけなのに、音(微妙な特性)が変わるとは。今までは結構変えてもそんなことはなかったし、今朝だって、いろいろ変えても(悪いまま)ほとんど変わらなかったのに。。。部屋のどこかにオーボエ吹きでも発生したのだろうか?

そして、物の移動や設定の際には無理な体勢をすることが多く、脚や腕や腰が筋肉痛になった。でも、腰痛にならなかったのは良かった。

(19:59 若干加筆・変更; 20:33 題を「身近な謎w」から変更; 21:00 グラフなどを追加; 22:47 加筆・修正)

PS. グライコの調整(補正)は結構面倒なので、今回のようにスピーカーを移動するのは躊躇しがちである。その面倒さというのは、グライコが今一つ使いにくい(ほとんどはMIDI接続でPCから操作できるが、できないことも多いので、最終的にはパネルを操作しなければならない)ことと、マイクなどを引っ張り出して距離を測って設置して、特性を測定し、使いにくいグライコを調整することを、うまく行くまで何回も行うことだ。結果として、アイデアが浮かんでも、それを試すのには腰が引けてしまう。

でも、もし、以前試した、ソフトでイコライジングするなら、面倒さの1/4くらいは軽減できそうだ。1/4なんて微々たるものだが、それで試行錯誤がしやすくなるのであれば、検討の価値があるかも知れない。おもしろそうなのだが、前回試した時の結論のように、JACKでは使い物にならないからすぐには試せない。でも、他の方法があるのかも知れない。(20:16)

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昨日の投稿でちょっと書いた、音質調整(正確には、再生系の特性の補正)のためのグライコ(DEQ2496)をソフトで代替する件の見通しが立った(と思ったのだが、結論は追記を参照のこと)。

昨日、軽い気持ちで始めたのだが、さまざまな困難(というか、分からないこと)があった。でも、検索と先人の業績のおかげで、やりたかったことが概ねできることが分かった。

要求事項

  • DEQ2496と同等のイコライジング(31バンド、左右独立)をPCのソフトで行う。
  • イコライジングした音(スピーカー用)としていない音(ヘッドフォン用)を同時に別々に出力できる。
  • プレーヤーソフトgmusicbrowser(GMB)だけでなく、他の普通のアプリやOSの音も出せるようにしたい。

試行錯誤の内容(概略)

  • グライコ探し
    •  Linuxのグライコを検索して出て来た、以下のソフトは、バンド数が足りなかったり、左右独立でないので、使えないことが分かった。
      • Pulse Audio Equalizer, alsaequal, mbeq (swh-plugins), PulseEffects, CAPS audio plugin suite, Jamin
    • GMBのイコライザ(実際にはgstreamerのイコライザ)を改造して拡張するのは、特性測定時に測定ソフト(REW)の音をイコライジングできないので不採用とした。
    • Calf studio gearのイコライザは、30バンド・左右独立で、DEQ2496と同等なので、候補にした。
    • zam-pluginsのサイトには、31バンド・左右独立のイコライザ(ZamGEQ31X2)が書いてあるが、実際のパッケージには入っていないので却下した。
  • Calf studio gear (以下Calf)を動かす。
    • Calfが動くJACK(Linuxのサウンドシステムの一種)で音を出すのにとても手こずった。結局、デフォルトのデバイスでなく、明示的に光デジタル出力を指定すれば良かった。
    • 音の経路(例: スピーカーに出す前にグライコを通す)を指定するのも難しかった。qjackctlには「パッチベイ」という配線のような機能があるのだが、どういう訳か、使っているうちに設定を無視して直結し、イコライジングした音としていない音が重なってしまうので、使うのを諦めてjack-plumbingというコマンドを使った。この機能はありそうだと思っていたのだが、実際にはどうすればいいか分からなかったのだが、コマンド名から、もしやと思った。
  • イコライザを設定して、音を聴いてみる。
    • DEQ2496とは若干周波数やゲイン(音量)の刻みが違っていたが、正式に使う時に微調整することにし、おおまかな値をCalfのイコライザ(Equalizer 30 band)に設定した。
    • おそらく、各バンドのフィルタの特性はDEQ2496とは異なるので、実際の微調整は必須だと思う。
    • 聴いた感じでは、特に問題はなく、聞き慣れた普通の音が出ている。
  • OSや通常のプログラムの音も出力できるようにする。
    • pulseaudio-module-jackというモジュールを使い、標準のPulseAudio(Linuxのサウンドシステムの一種)に出る音がJACKに出せるようになり、ブラウザ(Vivaldi)の音が出た。
  •  2系統独立出力できるようにする。
    • チップ自体に機能があるので、ドライバを何とかすれば2系統出力できそうだからと、ダメモトでRealtekのサイトのLinuxドライバを入れたら、音が出なくなった(古い物を無理にインストールしたせいだろう)。バックアップからドライバを戻して復旧した。
    • 実際には、ドライバ自体は独立出力に対応しているので、alsa_outというプログラムにアナログ出力を受け持たせて、それに、以下のように音源を分岐して入れるようにして、イコライジングしない音も出るようにした。
      • 音源 → イコライザ → 光出力
      •   └→ アナログ出力
  • qjackctlが使いにくい問題への対処
    • JACKの制御のためにqjackctlが要るので、JACKは止めてALSA(もう一種のLinuxのサウンドシステム)にしたかったが、CalfはALSAでは使えず、他に要求を満たすイコライザがないので諦めた。
    • qjackctl以外のプログラム(Cadence)を試したが、もっと使えない(設定が保存できない?)ものだったので、諦めた。(5/8 7:21 追記:設定保存のメニューはないが、保存できているようだ)
    • qjackctlに指定できる、サーバ起動後の実行スクリプトが今一つまともに動かないので、上記に書いてきた機能を実現するためのいろいろな処理を行う起動用スクリプトを作って、そこからqjackctlを起動することにした。
  • その他
    • JACKは、位置づけとしては、WindowsのASIOのようなもののようだ。
    • 恐ろしいことに、JACKの試行錯誤中はOSすら不安定になった。今後は大丈夫か、ちょっと心配だ。
    • 複数のサンプルレートには対応しないようだ。設定していないサンプリングレートでも変換するから聞けないことはないが、本当は切り替えて欲しい。が、CD(44.1kHz)さえちゃんと聴ければ、とりあえずは問題ない。おそらく、いろいろな音をミックスして出すポリシーなのだろう(まあ、それが普通だ)。
    • イコライジングをソフトで行うため、CPU負荷は上がった。Calfのプロセスは、15%前後のCPU使用率となり、load averageは1前後になっていることが多い。ただ、全体的なCPU使用率(前述の使用率とは測っているプログラムが異なる)は4%未満なので、大きな問題はないのかも知れない。
    • なぜかOS(正確にはThunderbird)の音がJACKから出ないので、今後の課題だ。→ PulseAudioの「出力装置」の設定でJACKを「代替として設定」(右のチェックボックスをクリック)したら出るようになった。「代替」というのは、デフォルトのことだろうか? (17:59)

設定・操作画面

JACKで音質調整+2系統独立出力を実現した。(左上から時計回りに、JACKの制御(qjackctl)、音の経路設定(qjackctl)、30バンドグライコ(Calf)、Calfの制御)

30バンドグライコと音の経路設定は、なかなかの見物だ。

今後の予定

  • 複数のサンプルレートを自動で切り替えできないか、調べる。
  • 安定性を確認する。また、音質の異常や音飛びなどがないかを確認する。
  • 録音(入力)にも対応させる。(特性を測定する時)
  • DEQ2496でのイコライジングを止めるのか、熟考する(今は、興味を除いては、止めることに特段のメリットはないので、DEQ2496の故障時のバックアップや故障後の代替手段に位置付けるのがいいように思う)。
  • 実際の特性を測って、イコライザを調整する。

知らなかったものを試した結果、やりたかったことができて結構おもしろかったけど、疲れた。そんな訳で、あっという間に連休が終わりそうだ。。。

(19:39追記) モーツァルトのピアノ協奏曲23番を聴いていて、何となく音が悪い(元と違う: わずかに響きが違う感じなのと、ピアノの音がほんの少し平板的に聞こえた)気がして、気のせいなのか、イコライザの特性の差のせいかと思っていたのだが、ふとDEQ2496のパネルのLEDを見たら、思わぬ落とし穴を発見してしまった。DEQ2496はグライコだけでなく、数点だけPEQ(パラメトリックイコライザー)も掛けていたのだ。

だから、ソフトでDEQ2496を代替できるのはもう少し先だ。もちろん、CalfにはPEQもあるだろうから、不可能ではないだろう。が、やっぱり、そこまでしてやる気はなくなって来たというのが、正直なところだ。という訳で、この投稿の最後は、

To be continued?

(5/7 4:21追記) スリープからの復帰後に音が出なくなっていた。jack-plumbingが処理に失敗して、音の接続ができなくなっているようだ。jack-plumbingを再起動しても直らない。JACKのサーバが異常になったのだろうか。

これでは使い物にならないので、JACKは諦める。DEQ2496が壊れたら、その時に改めて考えよう。

(5/7 10:35追記) 結局、その後スリープからの復帰の問題にはまってしまった。この問題が解決したかは分からないが、GMBの出力が勝手に接続される問題は解決できた。勝手に接続するのはGMBのようで、再生をストップした後で再度再生する時に、デフォルトの出力先("system")に接続している感じだ。それで、qjackctlのパッチベイの設定で、systemの入力を「排他的」にすると、一つの出力(ここではCalfの出力)しかから接続されないようになって、勝手に接続されなくなる。

なお、qjackctlのパッチベイを使うことにした理由は、jack-plumbingがスリープに対応していないからではないかと思ったからだ。

また、alsa_outはJACKサーバが起動していない場合、勝手にサーバを起動するため、余計なサーバ(jackd)が起動していたことが分かった。本当のJACKサーバは今はjackdbusのようで、これはqjackctlが起動するので、alsa_outはqjackctlの後で起動するようにした。これもスリープに関係しているのではないかと予想(期待)している。

なお、昨夜、PEQも仮に設定してみた。しかし、音の違いは良く分からなかった。違いを判別するには、測定してみる必要がありそうだ。

(5/8 6:25追記) その後、興味本位で特性を測定したくなってしまって、連休の最終日を潰してしまった。

測定にはマイクの音を入力する必要があるのだが、測定ソフトREWがJACKに対応していないので、手こずった。最初に試した時は、うまくいったと思って測定したら、やけにいい特性が出て、「実はグライコは要らなかった??」と思い掛けたのだが、それは科学的でないし、実際、聴いたら音が良くなかったので、何かおかしいと思って調べたら、雑音(内部的なハウリング?)を録音していたようだった。

結局、JACKがオーディオインタフェースを専有するために、REW(標準サウンド(ALSAかPulseAudio)を使用)が録音できなくなっていたのが原因だった。もう一枚オーディオインタフェースがあれば楽だったのだが、ないので試行錯誤した。いろいろ調べて、JACKの制御プログラムをqjackctlでなくCadenceにし、JACKでは出力だけするように設定すればいいことが分かった。ただし、REWが何かおかしいようで、測定のたびに入力を設定し直す(一旦別のに設定して戻す)必要があった。

それでようやく測定ができた。結果としては、暫定的な設定で大きな問題はなかったが、右が少しずれていたのでグライコとPEQを微調整した。なお、PEQは必要だった(左右別のグラフを見ると分かる: 左: 80Hz付近、右: 150Hz付近に山がある)ので、Calfの"Equalizer 5 band"(これはグライコでなく、PEQ)を使用した。

調整前の特性は以下のとおり:

調整後の特性は以下のとおり:

左右一緒だと、調整前後の差は分からない。なお、左の220Hz辺りが強いことに気付かなくて調整しなかったのだが、本当に使う時に調整しようと思う。

結論としては、Linuxのソフト(JACKとプラグイン)でグライコ(DEQ2496)を完全に代替できる。ただし、使うためにはさまざまな面倒があるうえ、前述のように、JACKにはスリープの問題(今、別のプログラム(Cadence)を試している)があるので、当たり前のことながら、(技術的興味や物減らしへの熱意は別として、)DEQが使えるのなら使った方がいいだろう。

補足: 物減らしの面では、今はDEQのDACを使っているので、仮にDEQをなくしたとしたら、別の、ある程度良いDACが要るので、あまりメリットはない。それどころか、新しい物を買うという点で言語道断だ。だから、この方式は、DEQが壊れた時だけ意味がある。

PS. JACKのスリープからの復帰で再生できなくなる問題は、Cadenceでも駄目だった。JACKのサーバとの通信ができなくなるようだ。いくら技術的におもしろくたって、こんなに出来が悪いのでは、使い物にならない。よくこれを「プロ用」と言えると思う。これで、完全に諦めることができた。(5/8 19:55)

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オーディオアンプ(SAYA SP192AB)はPCの上に載せていたのだが、常々、ちょっと邪魔に感じていた。小さいから場所は取らないのだが、収まりが悪いというのだろうか。アンプがあるとPCの上にティシューがうまく置けなくて、アンプの上に載せると不安定になるのが一番嫌だった。あと、PCの上を這うケーブルも邪魔に感じていた。

それで、昔見た、PCの5インチベイに入るアンプ(例: 鎌ベイアンプ; 当時は「アンプをベイに入れる意味なんてないし、雑音が入るよ」と思っていた)にインスパイアされてしまったw 僕のアンプも高さがベイと同じくらい(3.5cmくらい → 1.5インチの規格でもあるのだろうか?)なので、頭の中では、ベイに入れられそうな気がして来たのだ。

それで、いつもは思うだけで実行しなかったのだが、今朝は暇だったのと、なぜかやる気が出たので、2.5インチデバイス用アダプタと高さを比べたり、ベイの高さと比べてみた。すると、ギリギリ入るような雰囲気だった。

それで、実行してみた。2.5インチデバイス用アダプタにアンプを載せたのだが、普通に載せると微妙に高さが合わず、ベイ1個には収まらなかったので、2ベイを使うことにした。更に、アダプタの取り付け方を工夫した(ベイを1段上にし、取り付けレールの取り付け位置を下にずらした)ところ、信じられないくらい丁度いい高さになった。なお、アダプタの底面に薄型CDケースの上半分を付けて穴を塞いで上下逆にケースに取り付け、その上にアンプを載せた。

ただ、それでも問題はあり、空きベイのカバーの高さが微妙に高くて(縁の部分が余計)前面パネルが閉まらなかった。仕方ないので、見栄えは悪いが、カバーも2個外すことにして作業を進めた。ケーブルは、後ろのカードスロットの最下部の蓋を外して入れ、PC内を通してアンプに繫いだ。一応、雑音が少なくなるように、基板やCPUからは離した。

それでひとまず完成と思いきや、2個目(アンプ下側)の空きベイのカバーを付けてみたら、なぜか付いたので、見栄えが向上し、本当にひとまず完成となった。

アンプ下側のカバーが付いた理由は、おそらく、アンプを少し(5mmくらい)奥に置いたからだろう。そのため、アンプは「ツライチ」にはなっていない。カバーを削ればいいが、不器用なので、綺麗にできる可能性はかなり低い。まあ、「今後の課題」だ。他に、(暗くて目立たないが、)アンプの左右に隙間があるのを何とかしたい。見栄え以外に埃が入る問題がある。あと、アンプの色が黒で、PCと合ってないのもちょっと気になる。余ったカバーを加工してアンプ前面のカバーを作れば、横の隙間も一緒に解消するが、かなり難しい(その加工をするくらいなら、3Dプリンタを一式揃えて作った方が楽だw) そういうところが、「ひとまず」とした理由だ。

完成後、音を出してみたが、もちろん、ちゃんと出たし、雑音はなかった(実際には増えているのだろうが、レベルがかなり低いか、数MHz以上の高周波だから聞こえないのだろう)。

ただ、なぜかというか、心配が当たって、HDD(新HGST)の温度が1℃上がって35℃になった。アンプ左右の隙間のせいかと思ったのだが、ファンはHDDの直前にあるから、論理的に考えると隙間は関係なさそうなので、昼になって室温が上がったせいかも知れない。まあ、40℃近いわけではないから、大きな問題ではないので、少し様子を見たい(と思っていたら、今は更に1℃に上がっている。室温も1℃近く上がったので、そのせいか?)。

これを書いていて、ふと、「グライコ(DEQ2496)もPCのベイに入ったらいい(おもしろい)なあ」と思った。もちろん、今の物はサイズ的に全く無理だが、新製品としてであれば充分可能だろうし、出たら欲しくなりそうだ。

というか、「グライコをソフトで実現すればいいんじゃない?」って気もしてきたが、できない理由はあっただろうか? もちろん、プレーヤーかOSがDEQ2496と同等の高精度なグライコを実現している必要があるし、DAC(今はグライコ内蔵のを使用している)をどうするかという問題はある。DACはできれば光で繋ぎたいし、PCとは別にしたい気はする。が、まあ、それも今は大きなこだわりではない。

そもそも、DEQ2496は単独で特性の調整ができるから買ったのだが、その後、自動調整では不十分になったので、今は最初の荒い調整以外は手で調整している。だから、グライコがDEQ2496である必要はなかったのだ。固定観念にとらわれていたと言えるし、そこから抜け出せそうな気もする。

最初は、思い付きで始めた「(結局無駄に終わる可能性の高い)余計な暇つぶし」だったのだが、なんか、おもしろい展開になって来た。

 

(5/6 2:08追記) などと思いながら、モーツァルトのピアノソナタを聴いてくつろいでいたら、突然デロリアンが現れて、中からドクが出て来て、「大変だ!」とか言って車に乗せられ、画面に

To be continued...

と出た。

なんてことは残念ながら全然なく、naokiさんへのコメントを書いていたら、隙間の塞ぎ方のアイデアがひらめいたので、深夜ではあったけど早速試してみたら、位置の調整に苦労したけど何とかできて、結構綺麗にできた。ツライチにはできなかったけれど、ちょっと見ただけでは隙間はほとんど分からなくなった。これなら、埃は余り入らなそうだ。あり合わせの物を使ったのだが、色も、ちょっと見ただけでは、うまく合って見える。

さすがに疲れたので、詳細は寝てから書く。

(5/7 5:02追記) 思い付いたのは以下だった。

  • 隙間を塞ぐのが難しいのは、アンプがBDドライブの下にあって、上段にベイのカバーがないので、パネルにテープなどを貼れないため。
  • それなら、アンプを一段下に置いて、上段にベイのカバーを付ければいい。

実際に試すとアンプの位置が合わないので、2.5インチのアダプタに載せるは止めて、CDケースを重ねて調整した。ベイの中央からアンプが出るように、いろいろな物を使って位置を上下・前後に微調整した。アンプとパネルの隙間は2mm程度だ。また、写真では見えないが、アンプの上部も2mm程度空いている。ボリュームの大きなつまみを外さずにパネルを開閉できるようにするために、空けざるを得なかった。

アンプ左右は、厚紙(菓子箱?)を両面テープで貼って塞いだ。いつか剥がれそうなのが、ちょっと気になる。

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毎年恒例の、オーディオ再生系(部屋も含む)の特性の確認。

去年Linuxに移行したので、今回はちょっとしたトラブルがあった。移行した時、それまで使っていた測定ソフトSpeaker WorkshopがWine(LinuxでWindowsのソフトを動かせる(かも知れないw)ソフト)で動くことを確認していたつもりだったのだが、実際には、音の再生がまともにできず(再生が短時間で終わってしまう)、測定できなかった。仮想環境(VirtualBox)のWindows 7で動かしても駄目だった。

それで、慌てて代替ソフトを探したら、ありがたいことに、すぐにいいものが見つかった。Room EQ Wizard (REW)というソフトだ。去年は結構探しても見つからなかった気がするのだが、今回は"Speaker Workshop alternative"で検索したのが良かったようだ。

REWはSpeaker Workshopの10倍はいい感じだ。使いやすいし、機能も豊富だし、安定している。

Room EQ Wizardの測定結果の画面

実は、今日はだるくてやる気がなかったので、ソフトを見付けて動くのが分かったら終わりにしようと思っていたのだが、余りにいい感じなので測定までしてしまった。

その結果、問題がない(前回から大きな変化がない)ことが分かった。以下に、グライコ(DEQ2496)で調整後のスピーカー出力(左右同時再生)の特性の測定結果を示す。

使用したソフトの違いにより、今回はスイープ信号で、前回と前々回はM系列の擬似雑音で特性を測定している。また、今回は1/12oct(オクターブ)の、前回と前々回は1/6octの平滑化をした。今回は、グラフが0dB付近になるように数十dB下げた。なお、前回との比較図は、グラフィックソフト(gimp2)で前回の縦横のスケールを調整して重ねて作成した。

なぜか、前回より若干特性が良くなった感じだ。具体的には、低域(40-60Hz)のレベルが4dB程度上がり、55Hzの谷もその分浅くなっている。比較図には載せなかったが、前々回に近い感じだ。マイクの位置の違いによるのか、部屋の条件が変わったのか分からないが、まあ、良い分には問題ない。

なお、今回は鋭い谷がいくつかある(150, 320Hz付近)が、平滑化の違いによるものではないか。それから、500-600Hzの谷はいつも深さが変動するので、余り気にしていない。

一行でまとめると、

60Hz〜20kHzで±5dB、40Hz〜20kHzでも-10,+5dB

と、なかなかいいと思う。逆に、低音や高音なんて、そんなにちゃんと出ているのかとさえ思う。余談だが、測定している時、測定が終わったと思って画面を見ると、実際には超高音(10kHz以上?)がまだ出ていて、もはやそんな音はかすかにも聴こえず、ハイレゾなんて全く不要なことを実感させられる。。。

なお、REWを使う時には、いくつかのコツがあるようだ。

  • デフォルトのサウンド(Preferences→Soundcard)設定では音が入出力できなかったので、試行錯誤したところ、出力も入力も"default [default]"にするとうまく行った。紛らわしいが、これはREWのデフォルト("Default Device")とは異なり、Linuxのデフォルトという意味なのだろう。
  • 最初はマイクからの入力ができなかったが、上記の設定や、マイクの接続端子(マイク/ライン)やPulseAudioのミキサーの設定(設定→プロファイル)を変えていたら、なぜかうまく行くようになった。

 

参考: システム構成(前回からの変更点のみ)

  • 周波数特性測定プログラム: Room EQ Wizard V5.18
  • OS: Linux Mint 18.1
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テクニクスが復活したとのことだが、なんか行き先が不明だ。例えばプレーヤー。「何あれ?」って感じ。SL-1200って、確かに最初はオーディオ用だったが、元々それ程高級なものではなかったし、最後はほとんどDJ専用の製品だった。それをピュアオーディオ用に復活させたってのは、全く言語道断、邪道としか言いようがない。自転車に例えて言えば、MTBのフレームはそのままで、部品をちょっと変えて「レース用」と言って売るようなものか。しかも、「あんなの」なのに、高い。

0から設計できる人が居ないから、とりあえず、最後まで残っていて一番手近だった製品をベースに(=流用)したってところだろうが、安直過ぎる! せめて、ピッチコントロール(誰が使うの?)を取るとか、ストロボ(未だに目で見てスピードを確かめる必要があるの?)もなくすとか、いろいろできることはあっただろうに。。。

あんなのでも喜んで買う人が居るようだから、今のオーディオ界はレベルが低い。

PS. 大体、オーディオ部門のトップだかが、ピアニストもする人(その名前は、復活の記事で初めて知った)というのからして、胡散臭い。随分余裕のある方のようだが、(音楽についてはどうか知らないが、)オーディオに関する思想や思い入れはないと思う。

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オールシーズンタイヤに交換する際に、その走行音が気になっていた(うるさくないかだけでなく、どのように変わるか興味があった)ので、交換前後に走行音を録音していた。今、それらのファイルを聴いただけでは違いが良く分からないのだが、周波数分析した結果(スペクトラム)を見たら、交換後に感じた違いらしきものが見つかった。

測定・分析条件:

  • 録音日時: 2017/3/18 午前(交換前)、午後(交換後)
  • 録音場所: 宇都宮市内 (市街地)
  • 録音機器: iPhone 6s (内蔵マイク、アプリ=ボイスメモ)
  • 録音機器の設置場所: 助手席に置いた工具箱(高さ約15cm)の上
  • タイヤ
    • 交換前: ブリジストン BLIZZAK REVO GZ
    • 交換後: グッドイヤー Vector 4Seasons Hybrid
  • 走行状況: 渋滞はなく、普通に流れていた。最高速度は60km/h程度。
  • 分析した時間: それぞれ20-30秒程度

グラフを見てすぐに気づくのは、交換後には約240Hzに山があることだ(上記の2種類以外の部分でも山は出ていた)。 240Hz以外には、約100Hz付近も異なっている。

それで、交換前後のグラフを重ねて描画した(重ねられる波形分析ソフトがなかったので描画ソフトで重ねたが、縦軸も横軸も大きな違いはなかったので、問題はないと思う)。すると、違いがはっきりした。やはり、100Hzや240Hz付近が大きく違う(1kHz付近も異なっているが、別なノイズかも知れない)。グラフで見る限りは、少しだけうるさくなったようだ。

交換前後の比較 (緑: 交換前2、青: 交換後2)

ちなみに、ピークの約40Hzはエンジンの音と思われる。40(Hz)x60(秒/分)= 2400rpmなのであろう。ただ、普通の道なので、もう少し低回転だったような気はする。もしかすると、1200rpmが40Hzになっているのかも知れない。 → 4サイクルは2回転で1回爆発するのと4気筒エンジンである関係で、回転数に対する周波数が倍になるのだろうか。調べてみたのだが、まだ良く分からない。 → (3/20 6:43 追記) 4サイクル(4ストロークサイクル)では2回転(4行程)で1回爆発し、4気筒では各気筒が順番に爆発し、「1回転」では2つの気筒が1行程ごとに順次爆発するから、倍の周波数になるのだろう。

更に、soxコマンドのstatやstatsで音量や周波数を比較したところ、以下のようになった。

  • 交換前
    • 実効音量(RMS lev): -17.81 dB
    • 大まかな周波数(Rough frequency): 97 Hz
  • 交換後
    • 実効音量(RMS lev) -17.55 dB
    • 大まかな周波数(Rough frequency): 150 Hz

確かに音量の値は増えているが、0.3dB程度なので、有意な差はない(音量に大きく寄与しているのは、エンジン音だからなのだろう)。また、「大まかな周波数」が数十Hz異なっているので、走行音がちょっと違って聴こえたのが納得できる(でも、もしかしたら、この周波数の違いはスピードの違いかも知れない)。以下に、最初に乗った時の感想を転載する。

スタッドレスと変わらないか少し静かになった気がする。(略) 中域で音の成分が若干違う感じがしたが、すぐ慣れた。

この違い(特に100Hzや240Hz付近)は、タイヤのパターンや材質の違いによるものだろうと推測する。なかなか興味深い。

(3/20 7:23 若干加筆・修正)

(3/20 6:36 追記) パターンと材質は、1kHz付近に関係していそうなことが分かった。

タイヤ/路面騒音特性に関する研究―タイヤの影響について―」(2002)より、タイヤのパターンの横溝が路面と接したり離れたりすることで生じる音の周波数f (Hz)は、Vを車の速さ(km/h)、Nをタイヤの外周上の横溝の数、rをタイヤの半径(m)とすれば、

f= VN/(3.6*2πr) (Hz)

なので、横溝の間隔をd(cm)とすれば、

f= 100*V / (3.6*d) (Hz)

となる(途中の計算は省略した)。条件を変えてfを計算してみると、

  • d= 1.5cm、V= 60km/hの場合、f= 1111Hz
  • d= 1.25cm、V= 60km/hの場合、f= 1333Hz
  • d= 1.25cm、v= 50km/hの場合、f= 1111Hz

となり、オールシーズンの1kHzの音はここから生じているようだ。ただ、スタッドレスも横溝の間隔は同じくらいなのに、山がない。スタッドレスの素材が柔らかく、パターンに細かい横溝(幅= 数mm)があるのと、横溝を縦に分割している(オールシーズンはつながっている)からだろうか。

そして、オールシーズンの240Hzの山は何なのかなど、興味は尽きない。

(3/21 10:53 追記) その後、タイヤの固有振動数(特に縦(厚み)方向の振動)を概算してみようと思ったのだが、(僕の苦手な)バネだの何だので計算が難しいことが分かった。それで、安直に「タイヤ 固有振動数」で検索してみたら、ブリジストンの「自動車用タイヤの基礎と実際」という本(2008)が見つかった。やっぱり理論や式が難しいし、タイヤのパラメタも不明なので、具体的な数値は求められないが、オーダーは分かった。そして、100Hzや240Hz付近はタイヤの固有振動数(100Hz)、空洞共鳴(240Hz)、トレッド部の振動(両方)に起因していそうだ。

以上をまとめると、

走行音のうち、中低域はタイヤの材質や構造に依り、高域はトレッド部のパターンに依る。

ということだろう。要は「そういうタイヤなのだ」ってことで、今となってはものすごく当たり前のことで、何か新しいことがあるのかと言えばないのだが、理論的に分かった(気がして)良かった。

PS. 最初に自分で書いた、「今、それらのファイルを聴いただけでは違いが良く分からない」というのも気になる。要は、「僕のオーディオが原音を再生できていない」ということなのか。まあ、iPhoneのアナログ系、特にマイクも当然関係しているだろうが、なかなか奥の深い問題だ。 (3/20 7:18)

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(別稿から転記・若干修正)

Deccaの上記のMP3の曲間フェード問題について、年末にAmazonに問い合わせたのだが、予想どおり、「再現しない」という回答が来た。何度も再確認だの環境の情報を連絡させられて、さまざまな情報を連絡したが、先方は全然分からない様子だった。今は、大晦日に送ったメールへの回答がまだ来ないので、(あてにせずに)待っている。

音楽やオーディオに関する「常識的な」知識や経験があれば、問い合わせの文章を読めばピンと来るだろうし、そうでなくても、波形を見れば、問題は再生側にないことが分かるはずだ(苦労して波形を捏造してまでクレームをつける意味は全くないし、そんなことをしたら、こっちが捕まる)。そして、CDと比較したりメーカーに確認したりするべきだが、それすらもしていないという。

こちらでは、Amazonと同じ条件でも問題が起こることを証明しようとして、環境や手順を聞いたのだが、それすらも連絡して来ない(「教えていいか担当に確認する」とのこと)。そもそも、「再現しない」と言うなら、「どういう環境で」再現しなかったかを伝えるべきだと思うのだが・・・

論理的な思考ができず、扱っているものに関する基本的な知識もない人たちが、ダウンロード販売(あるいは、問題の確認)を担当しているようだ。それから、サポート窓口と確認の担当部署が別なのも、解決を遅くしている原因のようだ。窓口(素人)が理解できないことは、担当に正確に伝えられないのだろう(だったらそのまま転送すればいいと思うのだが、僕の勤務先のある方と同様、自分が分からないことは、どう転送していいのか分からないようだ)。まあ、一言で言って、Amazonはダメだ(でも、レコチョクよりはマシだろう)。

ようやく回答が来た。問い合わせてから約17日目にして、やっと問題が理解された。ものすごく遅い。そして、回答は予想どおり、「音源が正しいため、差し替え不可能」とのこと。あんな、音楽としておかしいものを配布して平気な顔をしているDeccaは、とんでもないレーベルだと思う。一方、Amazonは返金に応じるとのことなので、希望した。そして、こういう腐ったMP3の見分け方も質問した。もちろん、そんなものに解はないのだが、やっぱり、言わなきゃ気が済まないよ。

そして、今後は、CDが手に入らない時だけMP3を買うことにする。(2017/1/11 22:20)

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さっき書いたように、今日Amazonから買ったリヒテルの"Live in Sofia" (BNR Classics)は、曲間に一瞬の途切れがあった。元々の曲間が無音なら実害はないが、アタッカ(音が繋がったまま次の曲に続く)の場合(例: 「展覧会の絵」の1:「プロムナード」と2:「小人」の間)は困る。

それで、MP3変換に問題があって、ファイルの最初や最後に値が0の区間ができるのだろうと推測して、audacityで波形を見てみた。以下は、トラック1と2のつなぎ目(上半分= トラック1, 下半分= トラック2)である。時間軸を縮小して見ると(左側)分からないが、時間軸を拡大すると(右側)、やはり、曲間に値が0の区間ができていた(長さ= 約65ms)。

それで、その区間を削除したところ、聴いた感じでは問題なくなった(上とは時間軸のスケールが違うので、右側の波形は異なって見える)。

うまいツールがあればいいが、目分量で削除したので、実際には数〜数十サンプル(10サンプルとすれば、約0.23ms)の欠落はあるだろうが、聴いても分からないので良しとする。

実際に問題があったのは以下の曲間だったので、それらのファイルを聴いて確認しながら修正して、とりあえず作業終了とした。

1-2, 12-13, 15-16

手間は掛かったが、興味深かったし、買い直すよりは気分が良い。

ただ、もし、音が欠けていてギャップのように聞こえたとしたら対処できなかったので、マスタリングの良し悪しはダウンロード購入時の注意点かも知れない(確認はまずできない)。有名なレーベルなら問題ないと思うが、今回は全然聞いたことがなく、名前はまともそうだが実際はいい加減なところだったようだ。

別のアルバムを聴いていたら、修復不可能なものがあって、とてもがっかりした。

メータの「ホルスト: 「惑星」/ウィリアムズ: 「スター・ウォーズ」、他」(Decca)である。これは、アタッカであっても曲間がご丁寧にフェード・アウト/インされている。音が変わっていたら、修復はまず無理だ(フェードの部分を、フェードのカーブに合わせて増幅することも考えられるが、現実的でない)。これをマスタリングしたエンジニアは一体何を考えているのだ(何も考えていないのだろう)。「シングルじゃないのだよ!」と言いたい。

以下に例を示す。Disc 2のトラック3-4(「ツァラトゥストラはかく語りき」: 「大いなる憧れについて」-「喜びと情熱について」)間の波形:

アタッカなのに、曲間がフェード・アウト/インされている。。。

これにはレビューを投稿しよう。とても有名なレーベルのDeccaでこの音楽性のなさでは、ダウンロード購入にはひどいリスクがあるということだから、再考する必要があるようだ。

不幸中の幸いなのは、聴きたかった「惑星」には、記憶の限りアタッカはなかったから問題はないので、駄目な曲は「ハズレ」と思って聴かなければいいことだ。

その後、やはり気に入らなかったので、Amazonに問い合わせた(レーベルのDeccaは、購入店に問い合わせるようにとサイトに書いていたため)。すると、予想通り「現象は確認できず」との回答が来た。詳しく説明を書いたり、波形(上記)を提示したり、問題が起こる音源を提示したしたのだが、どうしても問題の本質を理解できない様子だ。頭に来たので、依頼された質問(良くある、OSだのプレーヤーだののバージョンなど)への回答の最後に、

「アタッカ」の意味はおわかりでしょうか。

という質問を追加した。(12/30 14時)

上では、WindowsとLinuxのさまざまなプレーヤー(WMPも含む)で問題が起こるという結果を送ったのだが、Amazonはそれらでは検証していないと言ってきた。一体、どういう環境で検証しているのだろうか。同じメールで確認環境についても聞いたのだが、回答はなかった。

「アタッカ」は知っていたそうだが、それなら適切な確認方法が分かるはずだ・・・(12/31 6:06)

(12/25 6:01 グラフに時間軸を入れた。7:10 Deccaの「ツァラトゥストラ」のMP3の問題を追加。8:31 題を変更、わずかに加筆。13:36 Deccaの例の実際の音を追加, 12/30 14時 Amazonへの問い合わせの件を追加, 12/31 6:06 Amazonの件を追加)

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先日、ボロボロになっているのに気付いたヘッドフォン(DENON AH-D5000)のイヤーパッドだが、結局、PALADIAという純正でない物(約1300円)を注文し、昨日届いた。口コミに「届くのが遅い」と書いてあったので、年内に届くかなと思っていたのだが、予定より2日も早く、中国から届いた。

外見は、口コミどおりパッドが薄い。あと、やっぱり、ちょっとしょぼい。でも、「良く見れば」とか「何となく」のレベルだし、値段相応なので、問題はない。ただ、手順の説明書などが何もなかったので、ちょっと心細いものはあった。が、webを探せば、交換について書いたページは多い。

いつものように、不器用な僕は交換に苦労した。なかなかパッドが外れなかった。パッドを本体に止めている白い板の爪が堅くて、回してもパッドばかり回って板は回らず、外れなかった。「軽く回すと簡単に外れる」と書いてあるページがあったが、個体差があるのかも知れない。

そのままでは板が回らないし作業しにくいので、まず、古いパッドを引っ張って外し、裸になった板(→ 写真3枚目)の爪の辺りを細いマイナスドライバーで押した。こういう場合、力を入れ過ぎて指を怪我をしたり、物を壊したりするのが通例なので、慎重にゆっくりやったら、外れた。が、やっぱり、ちょっと失敗した。ドライバーを強く押し過ぎたせいか、板と本体の隙間にドライバーが入ってしまい、板の爪付近が割れ、本体にも傷が付いた。でも、一箇所だけだし、見えない部分なので、実害はない。そして、良くあることだが、なぜか、2個目を外すのには余り苦労しなかった。学習の効果なのだろうか?

新しいパッドは若干小さめで、板を嵌めるマチも狭くて、嵌めるのにちょっと手間取ったが、なんとかなった。本体にも問題なく付いて、交換が終わった。苦労したとはいえ、約40分くらいで終わった。回転を良くするためか、白い固定板に油が付いていたので、指がベトベト、かつ、表皮のかけらがくっついて汚くなった。

外見は、どうしてか、わずかな違和感があるのだが、知らない人には純正と言っても全く分からないと思う。ただ、ちょっと聴いた感じだが、若干、音量が下がって音も軽くなった気がする。低音が減ったのかも知れない。でも、僕はヘッドフォンは補助的な物と思っているので、問題ない。

交換してから気付いたのだが、ヘッドバンド(というのか?)部の表皮の剥がれや頭脂汚れもひどいので、実は裁縫をする必要があったのかも知れない。

 

(2017/9/7 2:45追記) その後(7月頃)、パッドが固定板から外れてしまったので、両面テープで固定板に貼り付けた。やはり、マチが狭いのが良くないようだ。まだ大丈夫だが、剥がれたら新しい物に買い換えようと思っている。

 

PS. いつの間にか、WordPressが便利になっていた。digiKamで画像ファイルに付けたコメント(CommentかImageDescriptionかUserCommentかNotesかDescriptionかその他か)が、自動で画像下のコメント(キャプション)になる。これからは、どんどんコメントを入れたくなった。ただ、digiKamはコメントをさまざまなフィールド(少なくとも上記の全部)に入れまくるので、それはいかがなものかと思った。

どのフィールドにコメントを入れるかは、digiKamの設定で変えられるようだ。デフォルトだと7つのフィールドに対して読み書きするようになっている。同様に、評価(★)とタグも選択できる。さて、WordPressはどこを見ているのか? 「面倒だから、このままでいいか」という悪魔のささやきが聞こえたw 実際、画像のサイズに対して、コメントやタグのサイズなんてたかが知れているので、重複して保存したところで大きな問題ではない。(18:57)

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