Archive for the ‘オーディオ’ Category

車じゃなくてオーディオの話。

新しいアンプのDCコネクタが若干緩いので、修理してもらうために返送したので、今はサブディスプレイのスピーカーで音楽を聴いている。

もちろん、周波数特性もひずみ率その他もろもろは論外で、「いい音」ではないのだが、それなりに聴けるので感心している。破綻なく、それなりにまとまっているのだ。

でも、車で言えば代車に乗っている気分で、短期間ならいいけれど、長期は勘弁という感じ。

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もちろん、女性関係じゃないですw

期せずして土曜日にサウンドカード(ESI MAYA44 XTe)が届いたので、グライコ(DEQ2496)の内蔵DACを使うかどうかを決めるために、外付けDAC(UD-501)との特性の比較をすることができた。内蔵・外付けそれぞれの構成で以下の特性をRMAAで測定し、比較した。

  • 周波数特性
  • THD(高調波ひずみ率)
  • IMD(相互変調ひずみ率)
  • ダイナミックレンジ
  • クロストーク

測定の構成は以下のとおり。

  • [内蔵DAC] MAYA44 光出力 → DEQ2496 Main出力 → MAYA44 アナログ入力
  • [外付けDAC] MAYA44 光出力 → UD-501 アナログ出力 → MAYA44 アナログ入力

実際には、もっといろいろな組み合わせで数多くの測定をした。というのは、内蔵DACのひずみ率(THD, IMD)が安定しなかったからである。その変動の原因を調べて、変動しない方法を模索したのだが、不可能だという結論になった。ひずみ率は、グライコの通電時間(=DACの温度?)に比例して増えるようで、ケーブル長、ターミネーター、直列抵抗、入力レベルには関係していなかった。

以下に、通電直後の特性の比較結果を示す。

周波数特性

20150816-Freq-cmp-1

緑: 内蔵DAC, 白: 外付けDAC

→ 互角

THD

  • 内蔵DAC: 0.0080%
  • 外付けDAC: 0.0019%

→ 断然外付けDAC

IMD

  • 内蔵DAC: 0.0063%
  • 外付けDAC: 0.0058%

→ 互角

ダイナミックレンジ

  • 内蔵DAC: 96.8dB
  • 外付けDAC: 96.4dB

→ 互角

クロストーク

  • 内蔵DAC: -95.3dB
  • 外付けDAC: -96.5dB

20150816-CT-cmp-2-1

緑: 内蔵DAC, 水色: 外付けDAC

→ どういう訳か、数値は互角だが(1kHzでの値を使っているようだ)、グラフから外付けDACの方が好ましい。

結論としては、THD, クロストークが優れている外付けDAC(UD-501)を使うことにした。また、最初に書いたように、内蔵DACのひずみ率が安定しないのはとても好ましくないことも決め手となった。

やはり、DEQ2496の値段(約3万円)なりのDACなりアナログ回路だったということなのだろう。全くの推測だが、DEQ2496の内蔵DACのチップに内蔵されているフィルタ(SCF)の特性が温度に影響されるのではないだろうか。

それから、音質(特性)以外に、電源on時にスピーカーとヘッドフォンから雑音(小さい低音)が出るという問題点もあった。これは、アンプ選びの時に散々気にしてきたことなので、どうしても看過できない。

という訳で、先週からのトライアルは終了となり、「モトサヤ」に戻った。まあ、いくら省スペースといっても、ちゃんと使える高性能・高価格(約6万円)なDACを手放してまで、(耳では判別できないとはいえ)音が悪くて、雑音も出る内蔵DACで頑張ることもないだろう。

余ったアッテネーターは、アンプの音量調整の補助に使ってみようか。

(21:52,22:13 外付けDACの特性・コメントを訂正)

 

PS. うっかり測定し忘れていたので、実際にグライコを使用する時の構成でも特性を測定したが、THDを除き、UD-501だけの場合とほぼ同じだった。THDは約42%増加した。それでも、内蔵DACの1/3程度である。

  • [外付けDAC2] MAYA44 光出力 → DEQ2496 光出力 → UD-501 アナログ出力 → MAYA44 アナログ入力

PS2. ついでに光出力(オンボード(Realtek)とMAYA)の比較もした。測定の構成は以下のとおり。

  • [オンボード(DirectSound)] オンボード光出力 → UD-501 アナログ出力 → MAYA44 アナログ入力
  • [オンボード(ASIO)] オンボード光出力 (ASIO4ALL使用) → UD-501 アナログ出力 → MAYA44 アナログ入力
  • [MAYA] MAYA44 光出力 (ASIO) → UD-501 アナログ出力 → MAYA44 アナログ入力

数値的には大差なかったのだが、予想が裏切られて、オンボード(ASIO)の方がMAYAよりTHDとIMDのグラフの形状が優れていた。ジッターの差がそれらに現れるのだろうか? なお、オンボードでもDirectSoundは良くなかった。(もしかすると、ASIOはジッターが少ないのかも知れない)。それで、光出力はオンボードのASIOを使うことにした。

もちろん、グラフの形状が悪いといっても、耳で判別できるレベルではない(-100dB付近なんて、無響室でないと聴こえない)。純粋に好みの問題であることを明記する。

なお、オンボードの方がジッターが少ないというのは、以前書いたオンボード礼賛の推測が正しかったということだ。それにしても、MAYAの方が良くないというのは、ちょっと想定外だ。何かヘマをしているのだろうか。

ダイナミックレンジ

20150817-Drange-cmp-1-1

緑: MAYA, 白: オンボード(ASIO)

→ 互角

光デジタルなのに、50Hzとその倍数の山ができるのが不思議だ。もしかすると、光出力が電源に同期して変動しているのだろうか? あるいは、MAYAのアナログ入力に電源ノイズが入っているのかもしれない。

THD (左: オンボード(ASIO)、右: MAYA)

20150817-THD-cmp-2-1

→ 断然オンボード(ASIO)

IMD (左: オンボード(ASIO)、右: MAYA)

20150817-IMD-cmp-1-1

→ 断然オンボード(ASIO)

(8/17 8:38 オンボード(ASIO)の測定結果を追加し、コメントを訂正)

PS3. ふと、「グライコの内蔵DACや水晶を冷やしたら、ひずみは安定するだろうか」なんてことを思い付いてしまった。明日(休みなので)試してみようか。(22:37)

DACを冷やす件は、うまく行かなかった。昨夜、グライコの蓋を開たまままでDACに放熱板を付けて測定してみたが、放熱がうまく行かなかったのか、通電時間に比例するひずみの悪化は直らなかった。DACは結構熱くなっていた。(8/17 5:50)

PS4. Main出力のColdとGNDをショートしない場合に、通電時間に比例するひずみ(THDとIMD)の悪化がどうなるか調べてみた。すると、ショートしない場合でも、傾きは少ないもののひずみ(特にIMD)は増えた。ショートすることでアナログ出力回路の負荷が増し、ひずみの増え方が急になるのではないかと推測できる。

また、ショートしないと出力レベルが約3dB低くなるため、相対的にノイズレベルが上がって、THDとIMD(ノイズもひずみとして計算される)の数値が増えた。

なお、THDやIMDのグラフの形は、ショートしない方が良い(グラフで山が少ない)。これは、ショートすると出力レベルが上がって(ノイズが相対的に少なくなり)ひずみ率の数値は良くなるのだが、出力アナログ段がひずみやすいため、ひずみ成分(高調波)が増えるのではないかと推測できる。

THD比較 (左: ショートしない、右: ショートしている):

20150817-THD-cmp-1

なお、高域でクロストークが悪いのは、DACからの出力をフラットケーブル(おそらく、左右の信号が隣り合っている)で接続しているからではないかと思う。

結局、DEQ2496のアナログ出力回路の設計・実装が悪いという結論となった。何となくもったいない気がするが、これ以上は(出力回路を作り直さない限り)どうにもならないので、ひとまずは諦める。(8/17 6:24)

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ステレオリマスターCDに比べて、帯域(周波数もダイナミックレンジも)が狭いような妙な音質が嫌で、余り聴いてこなかったのだが、先日のスピーカーの向きの変更とグライコの調整で、結構まともに聴けるようになった。

元々ステレオ版とは音作りが違うのは確かで、まだ少し耳が痛むような感じがあるが、ここまで聴ければ充分だ。今までは、ビートルズを聴こうと思ったらステレオ版を選んでいたが、これからはモノ版も候補になりそうだ。

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新しいアンプ、SAYA SP192AB届いてから約3週間。音を聴くまでは結構不安があったのだが、今までのオーディオ機器の中で一番衝撃を受けた(2番目はCDプレーヤー、3番目はグライコ DEQ2496、4番目はプレーヤー SL-10)。ここでは、使ってみた感想を書く。

長所
  • 音質は全く問題ない。(PM-17SAに遜色ない。PMA-1500REよりずっといい)
  • スイッチング電源なので電源ノイズを心配したが、PM-17SAより小さいようだ。
  • (当たり前のことだが)電源on/off時のノイズがないのはいい。 (有名メーカーのアンプでも、「ノイズが出るのが仕様」と言っているのがある)
  • パワーも全く充分。(スピーカーまで約1.2mの近距離で使用)
  • 消費電力・発熱が少なくていい。
  • シンプルでコンパクトなのもいい。
短所
  • リアパネルが狭くて、スピーカーの配線が大変。(もう少しサイズが大きくてもいい。)
  • スピーカー端子に縦穴が開いてないので、太いケーブルの場合、端子類を付けないとケーブルの固定が不安定。→ 丸端子を付けた。
  • 音量つまみが少し小さいせいか、細かい調整が難しい。→ 一回り大きいつまみを被せている。また、グライコのゲインを6dB下げた。
  • DCプラグの差し込みが浅いせいか、若干抜けやすい。→ 部品が変わったせいとのことなので、修理してもらう予定。
こうなれば更にいいと思うこと
  • 増幅率はもっと小さくていい。(10dB台?) 大小の切り替えができると便利。
  • DAC(光入力)内蔵だといい。
  • 評価用貸出機があるといい。
その他
  • 今までの重量級アンプ信仰(例: アンプは重いほどいい、大容量電源が必要、トロイダルコアトランスがいい)が崩れた。あれは単なる「信仰」だったと思う。
  • 普通の家では大出力は不要で、数Wで充分だということを実感した。
  • イメージとか思い込みでなく、きちんとした理論に基づいた製品作りは重要だと思った。
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グライコの内蔵DACからの配線が決まって、いよいよ外付けDACと特性を比較しようとしたのだが、PCのオンボードサウンド(Realtek)のADCやアナログ回路が貧弱なせいかTHDの値が安定せず、まともに比較できないことが分かった。

そこで、にも書いたように、以前使っていて、故障したと思って捨ててしまったサウンドカード(ESI MAYA44 XTe)を注文したのだが、安さにひかれて、つい「ひかりTVショッピング」というぷららのショッピングサイトを使ってしまった。名前からしてまったくセンスがなくて値段以外には期待できないのだが、手配が大変遅いという特徴がある。少なくともAmazonの3倍は遅いので、いつもイライラさせられる。

その遅さのせいで、土曜の朝に注文したのに代理店のお盆休みに掛かってしまい(普通なら土日に発注して、月曜には代理店から発送できそうなものだが)、今日になっても届くどころか発送すらされていない。更にひどいのは、一旦発注処理が始まると、取り寄せなどで時間が掛かる場合でもキャンセルができないことだ。それで、物が届くまでは手も足も出ない状態になってしまった。前回もこうだった気がするので、僕には学習能力がないようだ。

まあ仕方ない。特性を測るのはおもしろいが、本来の、音楽を聴くことはもっと楽しい。更に、今週後半にはアンプを修理(DCプラグが少し緩い)に出すこともあるし、少し気長に構えて音楽を楽しむことにしよう。

(8/15 9:18) どういう訳か、MAYAは昨日配達に来た。代理店は火曜から休みに入っていたので、日数的につじつまが合わない。どこかで荷物が停まっていたのだろうか。昨日は不在だったので、今日か明日に受け取る。それにしても、発送通知が来ないと思っていたら、夜中に来た。ぷららって何か変だ。

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先日誤って注文した部品の代わりが届いたので、グライコの内蔵DACを使うための作業を再開したのだが、一筋縄では行かなかった。

部品(アンフェノール AC3F)は揃っていたし、今度はちゃんとF(「メス」)のコネクタだった。1個約300円だった(こんなに安いのに送料・代引き手数料共に無料なので、サウンドハウスは本当にありがたい)。

IMG_2220_サイズ変更

ところが、端子が奥まっていて、半田付けできそうになかった。これは何かの専用コネクタとか、プロ用で特殊工具が要るとかで、また失敗したかと思ったのだが、ちょっと考えて、前から押してみたらするっと抜けたので、無事半田付けできるようになった。

ところが、配線にかなり手こずった。前もって、グライコのMain出力(内蔵DACの出力)のXLRコネクタのピン配置を調べたり、Mainの差動出力をアンプの入力のシングルエンド(RCAコネクタ)に変換する配線を検討していたのだが、検討結果がすべてうまく行かなかった。。。

まず、誤って買った変換ケーブルの配線を調べたところ、以下のようになっていた(これは一般的だ)。

接続A

XLR       →  RCA
1(GND)  →  GND
2(Hot)   →  +
3(Cold)  → GND

これだと、「Coldの出力が常にGNDにショートしているから良くない」という話を読んだので、グライコのDACのデータシートのサンプル回路図を参考に、以下がいいのではないかと考えた。

接続B

XLR       →  RCA
1(GND): 開放
2(Hot)   →  +
3(Cold)  → GND

これで駄目なら、以下だと考えた。

接続C

XLR       →  RCA
1(GND)  → GND
2(Hot)   →  +
3(Cold): 開放

早速、接続Bで結線した。

IMG_2221_サイズ変更

(↑中央左の黒い部品は前後逆。後で付け直した。)

IMG_2224_サイズ変更

ちょっと聴いたところでは問題ないようだったのだが、RMAAで特性を測ったところ、信じられないことに、AUXよりひずみや雑音が多かった。雑音は23dBも多く、ひずみは1.5倍あった。

原因は分からないのだが、接続Cを試したら、雑音は収まった。だが、まだひずみがAUXの1.4倍もあった。

仕方なく接続Aを試した。DACのサンプル回路では、出力に直列に100Ωの抵抗が入っているので、ショートしても大丈夫だろうと考えた。

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すると、どういう訳かひずみが収まって、AUXに近い結果となった。

THD:

  • Main(緑): 0.0055%
  • AUX(白): 0.0048%

DEQ2496 THD cmp-1

IMD:

  • Main(緑): 0.031%
  • AUX(白): 0.035%

DEQ2496 IMD cmp-1

周波数特性(Main(緑), AUX(白)):

DEQ2496 FR cmp-1

THDはまだAUXの1.15倍と悪いが、グラフではMainの方が良く見える(悪い原因は3kHzの山が高いせいのようだ)。PCのサウンドチップ自体の性能が良くないとか、相性があるのかも知れないので、DACの性能測定用に手配中のMAYA44 XTe(故障と思って捨ててしまったので2枚目!)が届いたら測り直すつもりだ。

もちろん、聴いただけでは音の違いはない。外付けDACからも、AUXからも変わりない。それは理論的には当たり前のことだ(心情的には差があって欲しかったのだが)。

最後に、AUX出力をヘッドフォンに出すのは問題なくできた。グライコの設定で、AUXに入力信号をそのまま出し、アッテネーターで音量を調整したらちゃんと聞けた。

IMG_2225_サイズ変更

(作業中の机)

なにはともあれ、とりあえず、外付けDACを使わずに、グライコの内蔵DACからスピーカーとヘッドフォンに音が出せるようになった。しばらく試してみて問題なければ、外付けDACを手放そうか。

(2015/8/11 18:48 改題)

 

PS. MainのTHDが悪かった件、ケーブルのせいかも知れない。マイク用のケーブルなどを継ぎ足して測ってみたところ、MainがAUXより良くなった。

  • Main(緑): 0.0043%
  • AUX(白): 0.0050%

DEQ2496 THD cmp 2-1

グラフではAUXの方が良くみえるが、それにしても不思議だ。安物の変換ケーブル(約200円/本)を流用したせいだろうか? 試しに、いいケーブルに替えてみるか。。。

手持ちの、オーディオテクニカ製の高品質(と思われるが、シールドの密度はそれほど高くない)ケーブルに付け替えてみた。

IMG_2229_サイズ変更

そうしたら、信じられないことに、THDが10%改善した。

  • Main(緑): 0.0050%
  • AUX(白): 0.0048%

DEQ2496 THD cmp 3-1

AUXは0.0050%のこともあるので、MainとAUXの違いは誤差の範囲と言え、MainとAUXのTHDは同等になったと言えるだろう。それにしても、ケーブルで特性が変わるとは思ってもいなかった。やはり、安い物はそれなりの品質なんだろう。そして、AUXが意外に高性能なのでちょっと驚いている。

いずれにしても、このひずみ率はPCのサウンドチップ(Realtek)の限界(代表値=0.00562%)付近なので、測定結果は余り信頼できるとは言えず、MAYAで測り直す必要がありそうだ。(17:39)

PS2. THDとケーブルの件、ケーブル長が関係しているのかも知れない。マイク用を使った場合は数mだ。それで信号の高周波成分が緩和されて、サウンドチップがフィルタリングできない成分が低減し、ひずみとして検出される信号が少なくなっているのかも知れない。でも、だとしたら、高品質ケーブルは高周波成分を通しにくいことになって、品質が悪いことになってしまう。とすると、インピーダンスの問題だろうか。こればかりは良く分からない。まあ、いずれにしても、何か分かるのはMAYA44が来てからだ。(19:09)

PS3. 昨日出た疑問について、ちょっと調べてみた。

1. バランス→アンバランス(「シングルエンド」より「アンバランス」と言った方が適切なようだ)の結線

Web上でもさまざまな説があるようだが、結論としては、出力の構成によるようだ(→ 参考)。

  • トランスの場合: ColdとGNDをショート(接続A)で良い。
  • オペアンプの場合: 基本的にはColdとGNDをショートしてはいけない(→ 接続C)。大電流が流れて出力段が過負荷になる可能性があるため。ただ、電子バランスの場合には、ショートしても良いそうだ。

DEQ2496は電子バランスなのでショートしてもいいはずだが、回路図を見て僕が理解する限り、ショートしたら大電流が流れるような気がするので、当面はショートしないことにする。そして、今朝ショートを止めた。そうしたら、THDは0.0086%に悪化した。

ただ、ショートでなく抵抗でつなげば過電流にはならないからいいような気がするので、抵抗セットを注文した。約900円。

2. ColdとGNDをショートしない場合(接続C)、ショートした場合(接続A)に比べてTHDが大きくなるのはなぜか。

これは良く分からないのだが、ショートした場合、出力の音量が上がることが関係しているように思う。仮に、ひずみ成分が音量に依存せず、固定の量であるとすれば(これは、「ひずみ」でなく「残留ノイズ」と言った方が適切だろう)、音量が上がれば相対的にひずみ率は低くなる。

そもそも、DEQ2496の仕様ではTHDの代表値は0.007%だから、ショートしない場合の0.0086%で合っているのではないかと思う。ショートした場合の値は裏ワザ的なものかも知れない。

3. 接続B(出力のGNDをつながない)はなぜ駄目だったのか。

これは分からなかった。想像だが、受け側はアンバランスなので、バランス(差動)信号を正しく処理できないのではないだろうか。あるいは、バランス信号のHotとColdはGNDを基準としているので、GNDが受け側に伝わらなかったら、基準が分からないために電圧が不安定になるのかも知れない。

(8/10 20:04)

PS4. 今朝の検討で、ColdとGNDをショートするのでなく抵抗でつなぐのには意味がないことが分かった(Cold端子が0Vにならないため)。抵抗は無駄になるが、終端抵抗として使ってみよう。(8/11 7:02)

PS5. ものすごく悩んで調べまくっていた、ColdとGNDをショートするかどうかの問題は、意外にあっさりと解決してしまった。ダメモトで販売店(サウンドハウス)に問い合わせてみたら、アンバランスにつなぐ時はショートするようにと説明書に書いてあるとのことだった。もっとマニュアルを良く読もうと反省しきり(でもないかw)。

ちなみに、DEQ2496は電子バランスという方式のため、ColdとGNDをショートすると、自動的にHotの音量を上げるようにできている。Coldは出力を停める(0Vにする)ようなので、過電流は流れない。回路図を見て、そうらしいことは分かったのだが、ちょっと変わった回路だったし、その回路図自体が本物かの確証もなかったので、ショートしていいという確信が持てなかった。それにしても、なかなかの優れものだ。(8/11 19:24)

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グライコに"True response"という機能が付いているのだが、それがどうも補正の設定値と実際の補正量を変えてしまって、補正をややこしくしている気がしていた。そこで、暇な興味があったのでTrue response(以下TR)をoffにして測定・調整してみた。

結論から書くと、調整後の特性が変わらなくて拍子抜けしたが、補正の設定量は最大3dB程度減った。

調整前の特性(左, 黒= TR off; 青=TR off, PEQ off; 赤=TR on):

20150809-L-cmp-1

TR onだと、設定より補正が少な目に掛かるようだ。また、PEQ(71Hz)はTRには無関係なことが分かった。

調整後の特性(左右, 赤=TR on):

20150809-LR-cmp-1

TR offでのグライコ設定(OW2-2-TW-1-S):

OW2-2-TW-1-S-1

TR onでのグライコ設定(OW2-1-TW-9-S):

OW2-1-TW-9-S-1

※PEQの設定は変更しなかった。

特性が変わらなかったのは、グライコ内部でTRの処理をした結果、最終的にはTR offと同等の補正量になったためと考えられる。そのため、offにして見掛けの補正量が減ったことで音質が向上するかは疑問だが、offの方が直接的で調整がしやすいので、こちらを採用することにする。

PS. TRをoffにしたことで、今の設置で問題となっている周波数が明確になった。

  • 左:
    • 山: 40, 71, 160Hz
    • 谷: 56, 600Hz
  • 右:
    • 山: 63, 80, 141, 160Hz
    • 谷: 56, 600Hz

山あり谷あり。。。

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グライコの設定の微調整後に音楽を聴いていたら、ELOの"Need her love"("Discovery"通常盤)がやけに高音がキンキンしている。それで、リマスターと思われるBlu-spec CDの同じ曲を掛けてみたら、こっちの高音は自然(むしろ抑え気味)だった。

通常盤は初期のCDだからマスタリングが良くなかったのだろう。それにしても、はスピーカーで聴いても違いが分からなかったのに、随分進歩したものだと、ちょっと感慨深い。TVドラマ「富豪刑事」の主人公(深田恭子)の祖父(故夏八木勲)が目を細めて、主人公に「ついにお前もそんなにお金を使えるような大きな仕事をするようになったかー。わしゃうれしいぞー」とか言っている光景を思い出した。これだからオーディオは楽しい?

PS. それにしてもあのPV、目いっぱいジェフ・リンだなあw

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昨日注文したアッテネーター(FOSTEX PC-1e)などが届いた。佐川なので、今日は再配達は間に合わず明日かなと思っていたが、帰った頃に届けてくれてありがたかった。

箱を開けて、ちゃんと物が揃っていることを確認した。

IMG_2210_サイズ変更

そして、早速グライコのMain出力とアンプを接続しようとして、愕然とした。グライコの出力のXLRコネクタはピン(M=「オス」)で、変換ケーブルもピンなので挿さらないのだ。F(=「メス」)を頼むべきだったのに、Mを頼んでしまった。。。

IMG_2211_サイズ変更

受注メールを確認したのだが、お店の間違いではなく、僕が間違っていた。寝ぼけていたのか? まったく情けない。仕方ないので、正しい物を注文し直した。同じような物では芸がないので、ちょっと高いけど(約400円/個)、XLR F-ピンジャックの変換コネクタにした。それで、手持ちの(少しいい)ケーブルを使いまわそうと思う。

今度は何度も仕様を確認したから、大丈夫だろう。それが届くまでは、AUX出力をアンプにつないで音や使い勝手を確認することにしよう。ヘッドフォンを使う時はDACから取ろう。ちなみに、AUXは音質が悪いだろうと推測していたのだが、現時点では外付けDACと全く遜色なくて感心している。が、今までのこだわりは何だったのだろうと、ちょっと寂しい気もする。

そして、AUXからアッテネーターでつないだヘッドフォンを試したら、いい具合の音量になったし、音も変じゃないので、良しとしよう。アッテネーターの外観はアンプにマッチしているし、質感もいい。ただ、変換ケーブル(ステレオ標準ジャック-ピンプラグ)が少し硬くて、ケーブルを動かすとアッテネーターが動いてしまいそうだ。少し長めのを買えば良かったか。

IMG_2213_サイズ変更

あっ! もしかして、出力(ピンジャック)と入力(ステレオミニジャック)を逆につなげば、変換ケーブルが不要になるのでは? → できた! パッシブ型だから、向きは関係ないのだろう。これならいい感じだ。

(8/8 8:22 若干変更)

PS. その後気が変わり、注文を変更して変換コネクタを単なるXLRコネクタ(F)にした。間違って買った変換ケーブルのXLRコネクタを付け換えて再利用するつもりだ。値段は余り変わらないのだが、無駄な物を増やさないのと、変換コネクタを使うと長くなるので、間違って引っ掛けて壊すのを避けるためだ。(8/8 8:23)

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昨夜、ひずみの測定をしていて気づいたのだが、グライコ(DEQ2496)には結構ちゃんとしたDACが入っているのだ。一応プロ用なので、ちょっとしたレコーディングやPAに使えるレベルなのではないだろうか。

そして、今朝(未明)、思い付いた。グライコのアナログ出力を使えば、外付けDAC(UD-501)を使わなくてもスピーカーから音が出せるのだ。そして、構成がコンパクトになって、念願の省スペース化が叶いそうだ。

ただし、グライコにはヘッドフォン端子がないので、何とかしなくてはならない。小さなヘッドフォンアンプを買うことを考えたのだが、余り音質のいい物がなさそうだった。それで、試しにAUX出力にヘッドフォンを直接つないでみたら、結構大きな音が出たので、AUX出力をアッテネーターに通してからヘッドフォンにつなげることにした。インピーダンスが合わないので、音質が悪くなる可能性があるが、ちょっと試してみたくなった。

更に、ヘッドフォンへは補正なし、アンプへは補正ありの信号を出す必要があるのだが、グライコの設定でAUX出力には無補正の信号を出すことができるので、それも可能なことが分かった。

それで、次のような構成を考えた。

PC → グライコ [Main出力] → アンプ → スピーカー
             [AUX出力] → アッテネーター → ヘッドフォン

早速、サウンドハウスにアッテネーターや変換コネクタ・ケーブル類を注文した。約2700円だった。明日届きそうだ。

注文した後で、音質について検討した。仕様を調べると、グライコのDACのひずみ率(THD)は0.007%で、外付けDACのひずみ率0.0015%の数倍のようだ(ただし、測定条件が違う可能性があるので、実際にはそれほど差がない可能性がある)。ただ、それは0.01%未満の値で、グライコで補正してスピーカーから出した時の0.1%程度(実測値)に比べれば無視しうるから、音質は問題なさそうだ。

これで実際に何も問題がなかったら、古いアンプと一緒に外付けDACも処分しようかと思っている。まだ充分使える物をわざわざ手放す必要はないのだが、どうにかして手持ちの物を減らすのが快感なのだ。

PS. 今になって、ちょっとまずいことを気付いてしまった。グライコにDACが1式しか入っていないとしたら、MainとAUXで異なる信号は出せないのではないだろうか? つまり、アンプとヘッドフォンで補正の有無を別にすることはできないのではないだろうか。早くも暗雲が。。。分解して確かめようか? (22:06)

とりあえず、音を聴いて確かめたところ、MainとAUXでちゃんと別々の信号が出せた。ということは、DACは2式入っていることになる。なかなかすごい。中を見たくなった。(22:16)

早速見てみたら、思わぬことが分かった。本来のDAC(AK4393, 黄丸)は1個しか入ってなかった。それで、どうやっているのか詳しく調べたら、ADCと思っていたチップ(AK4524, 赤丸)にDACも入っていたのだ。

IMG_2207_サイズ変更-1a

(DEQ2496の信号処理基板)

AUX出力にはそのDACを使っているのだろう。だから、AUX出力は少し特性が悪くなるだろう。が、ヘッドフォンは補助的にしか使わないので、大きな問題はない。それにしても、意図して部品を選んだのか偶然こうなったのか分からないが、結構すごいシステム構成だと思った。(22:57)

(8/7 5:55 ひずみ率について加筆・修正)

PS. ちょっと頂けないのは内部の接続だ。アナログ信号もデジタル信号も全部一つのフラットケーブル(写真下側の灰色)を通しているようだ。それで雑音が入らないのなら問題ないけれど、オーディオマニア的にはもう少し気を遣って欲しいと思った。(23:09)

PS2. RMAAで、グライコ(DEQ2496)と外付けDAC(UD-501)のひずみ率を測ってみた。

THD(%):
  • DEQ2496 (Main): 0.0054
  • DEQ2496 (AUX): 0.0051
  • DEQ2496 (光) → UD-501: 0.0044
  • UD-501のみ: 0.0041
IMD(%):
  • DEQ2496 (Main): 0.034
  • DEQ2496 (AUX): 0.035
  • DEQ2496 (光) → UD-501: 0.031
  • UD-501のみ: 0.026

PCのADCの性能が余り良くない(サウンドチップ(ALC887)のADCのTHDは代表値で0.00562%)ので絶対値はあてにならないが、どれも大体同じレベルだろう。そして、グライコのMainとAUXの差はほとんどなかった。(8/7 6:43, 7:38)

PS3. 部品が届くのが待ちきれないので、それに先行して、グライコのAUX出力をアンプに入れて試しに聴いてみることにした。ひとまずは全く問題ない。もちろん、音量が大きくなった以外の違いは分からない。(8/7 7:41)

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