Archive for the ‘gmusicbrowser’ Category

(ここのところ、しばらく寝不足続きで疲れたので、この週末はLinux移行関連のプログラミングは休み(のつもり))

先日からWindowsの音楽プレーヤーMusicBeeのLinuxでの代替に、gmusicbrowser(GMB)を試している。絶対的な機能の豊富さではMusicBeeに敵わないのだが、使い込むにつれ、なかなか侮れない奴だという気がしてきた。

一番のいいところは、MusicBeeと違ってオープンソースだという点だ。プログラムは比較的コンパクトだから、気に入らないところはその箇所を探して自分で改良できる。Perlで書かれているのでビルドが不要だし、インストールすら不要だから、手軽に試せる。実は僕はPerlは苦手で(何といっても読みにくい!)、今までほとんど使っていなかったのだが、昨日、初心者向けの解説ページを参考に(実は、普通の変数と配列に区別があることすら知らなかった)リプレイゲインの切り替えメニューを付けてみたら、何とかできてしまった(もちろん、それをちゃんと使える物にするには、結構手間が掛かる)。同様に、ウインドウのレイアウトもテキストファイルで書かれているので、自由に変更できる。プラグインももちろんPerlで作れる。だから、WMAやWAV対応も自分でできそうな気がしてきた(面倒だけど)。

繰り返しになるが、オープンソースでコンパクトだから、仮に開発が終わってしまっても、ちょっとした不具合は自分で直せそうだし、機能追加もできそうだ。ドキュメントは余りないが、ソースを見れば何とかなる。とにかく、要望でもバグでもいちいち作者に「お願い」するのは面倒なのだ! しかも、大抵は却下されるし、MusicBeeの作者とは指向も違っていたから、最後は頼む気も起こらなかった。

それから、便利な機能が意外に多いのにも感心した。デスクトップウィジェット(プラグイン)なんて、邪魔なだけで使わないだろうと思っていたのだが、試してみたら意外にいい。MusicBeeのコンパクトプレーヤーやミニプレーヤーの代わりになりそうだ。(MPRISに対応しているから、命令を送信するすプログラムを作れば)リモコンにも容易に対応可能だし、(実際に便利かは不明だが)任意のCD取り込みプログラムを起動することもできる。

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gmusicbrowserのメインウインドウ(左)とデスクトップウィジェット(右上)

 

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gmusicbrowserのデスクトップウィジェット

要は、僕ら(Unix使い)にとっての「普通」から逸れずに作られているということなのだろう。だから素直に使えるし改造もできる。Windowsのようにイライラすることはまずない。もちろん、機能不足やバグや気に入らない点はあるのだが、自分で直せる可能性があるのは、欠点を隠して余りある。こんなに魅力的なソフトが普及していないなんて、ちょっともったいないと思った。まあ、そのメリットが活かせるのはUnixのプログラマーだけなのだろうが。

(10:49 加筆・修正、16:06 わずかに修正)

PS. 今気付いたが、GMBには、音量メーターだのスペアナだのビジュアリゼーションなどの、派手だけど役に立たない要素がない。せいぜいあるのは、上に書いたデスクトップウィジェットや、通知の表示程度で、それだってオプションだ。それから、もちろんのことだが、最大化して起動したり、ウインドウを閉じても終わらない(設定で可能)ということはない。それらは、僕にとって、GMBの好感度を高める一因になっているようだ。(13:35)

PS2. 気が向いたので、ちょっと話は逸れるが、Unixの文化なり思想についてちょっと書く。僕の経験や理解では、Unixでは「派手は糞」だ。できるだけ「静かに」すべきなのだ。まあ、昔はGUIなんてなかったから、そうするのは、(コマンドラインの)プログラムの出力程度だったが、とにかく、無駄なメッセージはだらだら出さないのが常識だった。極端な(でも、ごく普通の)例では、処理が成功しても、(問題がない限り)何も出さない。もちろん、うるさく出すように指定されれば(普通は"-v"(verbose)とか"-d"(debug)などのオプション)、言われたとおりいくらでも出す。どっかの窓とか林檎の会社の作法とは全く異なる。

あとは、「普通とか常識を守る」だ。とにかく、外側(例: 起動方法、表示・データ入出力の仕方、設定ファイルの書式)に関しては、作法に従ってプログラムを作る。そうじゃないのは、糞(=イケてない・ダサい)だ。これもどこぞの会社とは全く逆だ。

ではなぜ、一見アナーキーにも思えるプログラマーたちにそんな堅苦しいことを押し付けているかというと、ひたすら作業効率を上げるためだ(と僕は理解している)。ユニーク(独自)なのは、プログラムの内容だけで十分で、見てくれなんて無意味だし、使い勝手は普通が一番。そうしておけば、例えそのプログラムを使ったことがなくたって使えるし(覚えておく必要があるのは、どんなプログラムにも、簡単な使い方とかオプション一覧を出す"-h"(help)というオプションがあることと、manコマンドでマニュアルを表示することだけ)、他のプログラムと組み合わせることで、いくらでも機能を拡張できるのだ。

時は流れて、LinuxはUnixの一種といえども、段々そういう思想が薄れて来ている気がするのが、ちょっと寂しい。(16:45)

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いろいろな苦労と発見の末、デジカメからの画像取り込みプログラム(スクリプト)の初版ができた。いろいろ改良したいことはあるが、とりあえず、落とせないポイントをすべておさえて、ちゃんとデジカメやスマフォから取り込めるようになったので、一安心だ。それについて詳しく書きたいのだが、風邪のせいかだるくなって来たので、その前に、画像より100倍重要な音楽プレーヤーについて、再び書くことにする。

以前も探したのだが、もしかして見落としがあるかも知れないと思って、さっきまで散々探していた。が、やっぱり、(僕にとって)MusicBeeを置き換えられるものはLinuxにはない。もちろん、どれも曲は再生できるし、それなりの画面は表示されるのだが、必要な機能(例: 自動プレイリストやギャップレス再生)が抜けていたり、あっても貧弱だったり、使いにくかったりするのだ。

試したうちではClementineが筋がいいように感じたのだが、なぜか、再生と表示がおかしくなってしまったので却下した。AmaroKは次点とは言えども論外で、それ以外は論外未満だ。

個々のアプリについて書くと長くなるから、以下に、全体を通して受け入れ難かったポイントを書く。

  • 音飛びする。
  • 再生がおかしい(リピートでないのに、何度も同じ曲が掛かることがある。表示と再生の曲が違う)。
  • 曲間にギャップができる。
  • 曲が認識されない、認識される曲が少ない。
  • 曲の順番が滅茶苦茶に表示される。
  • 自動プレイリスト機能がないか貧弱。
  • 通知の表示や音などが鬱陶しい。
  • ウインドウを閉じても終わらない。終わる設定がない。
  • 操作が直感的でない。マウスのボタン操作が微妙で、誤操作を誘発する。
  • 設定ができないか、項目が貧弱。
  • 表示がしょぼい。デザインの趣味が悪い。
  • (英語圏のアプリなのに)アーティスト名やタイトルの"The"が無視されずにソートされる(例: ビートルズがBでなくTのところに出る)。

無いものは仕方ないので、当面はMusicBeeを使うが、ClementineやAmarocKを試した時に、「やっぱり、ネイティブは便利でいい」感じがしたので、諦めずに探し続けよう。

それにしても、Linux陣営は、各自が好き勝手に作ってないで、共同でいいものを作ったほうが絶対に得策だと思うのだが、きっと、みんな「俺様」だから無理なんだろうな。KDEだのQtだのGnomeだの、各種流派の主張や長所はあるんだろうけど、そんなことより、数は少なくても質の高いアプリを作った方がいいと思う。「『ちょっと作ってみた』から出す」時代はもう終わっているのだ。こんな調子では、LinuxがWindowsに勝つ日は来ないかも知れない。今はいいチャンスだと思うのに。。。

その後もしつこく検索していたら、いくつか追加候補が見つかった。その中で良さそうなものを試したが、どれも肝心な点(特に、音飛びとギャップレス再生)が駄目だった。まともに動かないものもあった。それから、何となく感じるものがあって、試すまでもないと思っていたgmusicbrowserをダメモトで試したら、意外に良かった。MusicBeeの機能が全部ある訳ではないし、いろいろ荒削りではあるが、基本機能がちゃんとしていて可能性があるので、いろいろ試している。(10/18 6:37)

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約1日間、gmusicbrowser(略してGMB。MusicBeeはMBなので、不思議なつながりがある)で試しに音楽を聴いているのだが、聴くだけなら全く問題はなかった。シャフルで聴いていたので、ギャップレス再生については分からないが、音飛びは全く感じなかった。それで、GMBに不足している以下の重要な機能が何とかなれば、移ろうと思っている。

  1. CDの取り込み
  2. CDDBで曲情報やアルバムアートを取得して、取り込んだ曲に付ける。
  3. 取り込んだ曲の再生ゲイン(音量)の計算
  4. 特定のプレイリストの曲を、デバイス(USBメモリ)に同期する。
  5. 同期と同時に、MP3へのフォーマット変換と音量の正規化を行う。

ところが、1-3について随分しつこく探したのだが、これというものがなかった。取り込み速度が遅過ぎたり、アルバムアートが取れなかったり、再生ゲインができなかったりというのばかりだ。

でも、よく考えると、僕はもうCDから脱却したので、頻繁に取り込むことはないだろうから、それらの機能はあまり重要ではなく、取り込む時だけMusicBeeを使えばいいのかも知れない。もう少し考えよう。

あと、4と5ができるプログラムはまだ探していないが、なければ自分で作ろうと思っている。

それから、GMBはWindows系のフォーマット(WMAとWAV)に対応していないのだが、それについては、FLACに変換すれば問題ないと思っている。それらは全部で8600曲、210GBくらいあるのだが、待てば終わるだろうから大きな問題ではない。(10/20 0:06)

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