Archive for the ‘PC・技術’ Category

ストレス解消なのか、今日もディスりが炸裂w

1. 就職しやすいプログラミング言語

先日、上のような記事の見出しを見たが、まったく馬鹿げている。短期的には効果あるだろうけど、そんなの無意味だ。「IT土方」という単語は大嫌いだが、それになりたい学生の皆さんは、是非、そういう言語を習得して、「即戦力になるね」と言って雇ってくれる黒い会社に就職して死の行進に参加して欲しい。

プログラマーにとって、コーディング(プログラミング言語でプログラムを書くこと)なんて、ピアノストが楽譜のとおりに指を動かすくらい当たり前のことだ(とはいえ、僕は後者は諦めたが)。そもそも、プログラミング言語の流行なんてすぐに変わるのだから、特定の言語に特化した人間なんて、使い捨てにされてしまう。だから、知らない言語だって、ちょっと調べて何とかするか(音楽の初見じゃないのだから、これは充分可能)、使わないで済むにはどうしたらいいか(ピアノだったら「それらしく」弾く?)考えて、実際にそうして、「できました」と言って澄ましている程度のことができないといけない。

そんなことより重要なのは、目的とする物に必要な機能は何かとか、それをどういうふうに実現すればいいかとか、どうしたら問題が起こりにくいようにできるかとか、どうやったら動作確認や保守が容易になるかなどを考えることだ。そういう頭がないから「IT土方」に成り下がってしまうのだろう。

とはいえ、今も昔も、日本では自分で考える本物のプログラマーが疎まれることが多い(というのは、プログラマーの「上」に居るらしい、"SE"とかいう奇想天外な作文をする連中の存在価値がなくなるので)ようなので、世の中はうまく行かない。

2. 綺麗なターンテーブル

近頃は、アクリルだのガラスでできたターンテーブルのレコードプレーヤーが喜ばれるようだが、全く笑える。

あんなの飾りです!

そもそも、レコードはプラスチック(樹脂)でできているので、静電気が起こりやすい。静電気はゴミを引き寄せるので、ノイズの原因になる。だから、昔は、金属製のターンテーブルに導電性ゴムのシートを載せていた。

なのに、アクリルなんて、静電気を弱めるどころか、発生させるではないか(静電気でレコードが吸着されていいのか?)。ガラスはまだまし(強めないだろうが、弱めもしない)だが、積極的に使う価値を感じない(「澄んだ音がする」とか言われてそうだ)。

そういうのを作る人も買う人も、レコードやオーディオの本質を理解していない、ニワカだ。せいぜい、ピクチャーレコードを綺麗なターンテーブルに載せて、耳でなく目で音楽を楽しむのが関の山だ。

 

番外編(更につまらない物w):

・ビートルズ "Sgt. Pepper's"のリミックスアルバム

ジョージ・マーティンの息子がまたやってるけど、何か意味あるのかね。そもそも、アルバムは最初に発売されたオリジナルに一番価値がある。許せるのは、せいぜいリマスターまでだ。オリジナルに入らなかった曲(ボーナス・トラックだのデモ・テイクだの)なんて、所詮「予選落ち」だから、別に聴きたくないし、紙ジャケだの帯だの分厚い解説書だの写真集なんて無駄だ。

それで、このアルバムは何が売りなのだろうか。A○Bのように、おびただしい種類があるけど、基本は新しくリミックスしたという1枚だろう。が、リミックスする必要はあったのか? メンバーの誰かがして欲しいと言った? もう、2人しか居ないし、彼らだって、昔のアルバムなんていじりたくないはずだ。では、数多くのファンが、ずっと物足りないと言い続けていた? そんなはずはない。

しかも、オリジナル盤のプロデューサー本人がするのでなくて、息子とは。その息子は、ずっとメンバーと一緒に生活でもして、メンバーの考えが良く分かっている? だったら少しはいいね。

まったくお笑いだ。単に、阿漕なレコード会社がお金が欲しいから発案して、息子が遊んだだけの作品、というか、「リミックスしてみた」程度の物で、YouTubeに出すだけで充分な、全く価値のない1枚(だけどバージョンは多いw)だ。

先日、僕は、(演奏に対して)「無価値」は言い過ぎだと書いたが、ここではあえてそう書いた。というのは、このリミックスにおいては、アーティストは何もしておらず(方向性すら示していない)、技術者が好き勝手に腕を動かしただけで、到底芸術活動の成果とは言えないからだ。むしろ、偉大な作品のマスターを私物化して、勝手にいじって侮辱する、負の価値と言ってもいいくらいだ。書いていると本当に腹立たしくなってくる。 (6/3 11:18)

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時々、アン・プラグドという演奏形態が取り上げられる(クラシックは全部そうだが)。そこから連想して、これからの社会は、「アン・コネクテッド」かなあと、思った。きっと、今までにもこういう意見を言う人は居ただろうけど、僕もそう思う。

昔に戻って、ネットをなるべく使わずに生きる、そこまで行かなくても、何かをする時に、なるべくネットを使わないようにするのだ。

例えば、見積もりや予約は電話・ファクスを使うとか、メールじゃなくて手紙にするとか、通販じゃなくて本物のお店で買うとか、ストリートビューなんて使わず、自分で見に行くとかだ。

そうすることで、人間本来の良さが再発見できそうではないか。あと、今のギスギスした世の中が、少しはマイルドになるかも知れない(まあ、ありきたりの考えという気はするが)。でも、あと数十年経ったら、「まだネットなんて使ってるの?」なんて言われるかも知れない。

今の僕にはとても無理だけど、将来は分からない(かも知れない)。

 

PS. ビールを飲みながらラフマニノフのピアノ協奏曲(3番)を聴いていたせいなのか、「ネット・計算機命」の僕がこんなことを書いたのは、自分でも意外だ。勝手に指が動いたようだw

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よく、技術系のニュースに、「次のiPhoneはこうなる」とか「次のWindows 10のアップデートは・・・」とかあるが、全くつまらない記事だと思う。

非公式情報から予想したって(大抵は海外サイトからのパクリなので、予想すらしていない)、外れることが多いだろうし、そもそも、次の製品を予想して何かいいことがあるのかと思う。

一部の信者は趣味として楽しいかも知れないが、現状に不満のない人にしたってある人にしたって、確定していない情報に一喜一憂させられるだけで、何もいいことがない。メリットがあるのは、その不確かな情報を信じて現行製品からの乗り換えを考えるバカ者が増えるであろうメーカーと、ニュースの出版社だけだろう。

そんなのより、4月1日の嘘記事の方がおもしろいくらいだ。もっと技術の本質を考えて欲しいが、きっと、考えられないのだろう。

そんな提灯記事を書く出版社のニュース(I○mediaだのI○press watch)なんて読みたくないのだが、他にないので仕方ない。

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先日、ちょっと出張した。出張の楽しみと言えば、人(まあ、着目するのはほとんど女性だがw)を観察するとか、夜の飲み会や、宿での音楽(演奏)選びだろう。それに加えて、今回は新しい楽しいことがあった。以下、そういうことや思ったことを書いてみる。

行きの新幹線で、前の席のサラリーマンが、タブレットで「日経新聞」(紙で出版されたものをスキャンしたようなフォーマット)を読んでいたが、全然便利じゃないだろうと思った。昔から全く進歩がない。あんなのだったら、webの方がずっといい。まあ、日経を読む時点で「察し」なのか。

初日の仕事の後、宿に戻って飲み会の時間を待つ間聴いた、ギーゼキングとカラヤンのK.488 (1951)は、どことなく透明でなくて好みでなかった。ギーゼキングは初めてかも知れないが、想像どおり癖がある感じだ。聴いていたら、一緒に行く人が部屋に呼びに来てくれたので、再生を停める方法が分からず慌てた。

今聴くと、カラヤンらしくなく、オケがルーズな感じがする。ピアノがそれに合わせてしまっているのも、気に入らなかったのかも知れない。

飲み会の後、部屋に戻ってから、ラローチャのK.488 (1991)を聴いた。やっぱりいい感じだった。が、酔っていたのですぐに寝入ってしまい、気付いたら午前3時頃で、演奏はとうの昔に終わっていた。

翌朝、朝食前に、彼女のモーツァルト ピアノ協奏曲 21番 (1987)を聴いたのだが、今ひとつだった。彼女には波があるのかも知れない。この前後にも数人の演奏を聴いた。どういう訳か、結局、ラフマニノフ ピアノ協奏曲 3番になり、それも何人か(トリフォノフ、フェドロヴァ、ブニアティシヴィリ、アルゲリッチ、マツーエフ、ベルマン)を試しに聴いたがどれも満足できず、最後はBehzod Abduraimov (ベフゾド・アブドゥライモフ)という人の演奏(2016)を聴いた。新人らしいピアニストはすごく頑張っているのだが、残念ながら熟練不足な感じだった(今聴くと、それほど悪くないけど)。指揮はゲルギエフで、いつものように振り方(外見)が独特だった。あの妙な感じは結構好きだ。

余談: iPhoneでも、Googleにログインしていれば、YouTubeの再生履歴に表示できることが分かって、上のような文章がかなり正確に書けるようになった。個人情報収集の問題はあるだろうが、便利だ。

そのせいか、その日は朝からラフマニノフのピアノ協奏曲 2番が脳内で無限ループしていて、早く帰って好みの演奏を聴きたかった。

仕事は展示会での説明(補助)だったのだが、社員が多くて特に声も掛からず暇だったので、場内をぶらぶらしていたら、販売コーナーに出店されている方と話が弾んだ。その方は、自分で製作した、写真やイラスト・絵を表に出した包みボタンを販売していた。僕は、もちろん手芸やボタンには興味はないのだが、ある作品の色使いが綺麗だったのでちょっと見ていたら、話しかけられたのだ。

その方は、昔つくばに住んでいたが、雰囲気が嫌いで、今は埼玉に住んでいて、バイトで通っているとのこと。そして、茨城に住むなら南の方がいいと言っていた。いろいろな話がおもしろかったので、何か買ってもいいとは思ったのだが、買っても死蔵するだけで、それでは全く意味がないので、「申し訳ないけど今日は買えません」と言って、別れた。いつか、何かの機会があれば、頼みたいと思う(読まれている方で、ご興味のある方には、店名やURLをお教えします)。30分くらい話していたかも知れない。

その後もぶらぶら見ていたら、2つのブースで留学生から声を掛けられて、話し込んだ。最初の人は通り掛かって目が合っただけで話し掛けて来た。興味はなかったのだが、僕の分野にも少し関係があったので、質問したり話を聞いたりするうちに、段々おもしろく感じてきた。15分くらいは話しただろうか。

2番目は、題がおもしろそうだったので見ていたら、声を掛けられた。実際には、題からの想像とは異なる内容ではあったのだが、話を聞くうちに、おもしろくなって来た。こっちも15分くらいは話した気がする。その方は、京都の社寺が好きだそうで、まだ行ってないから是非行きたいと言っていた。

どちらも中国系の人だったと思う。普通の日本人だったら、ちょっと見ていた程度で話し掛けては来ないだろうし、素人に長々と説明なんてしてくれないだろうから(あ、ボタン屋さんはそうでもなかったか)、熱意とかやる気とか開放的な性格を感じた。もちろん全員ではないだろうが、平均的には高いのではないか。それは欧米にも通じるのではないだろうか。そういうところが、日本が追い抜かれてしまった原因ではないかと感じた。僕は、それらの国は好きじゃないけど、すべての国民(なんて知らないから)が嫌いという訳ではないし、たとえ嫌いだとしても、見習うべき点はあるように思う。少なくとも、目を閉じていまだに「日本はすごい」、「*国はレベルが低い」とか言って自己満足しているだけでは駄目だ。

つつがなく仕事が終わり、宇都宮駅に着いて、いつものように吉野家に行き、黒カレー(大盛り+半熟卵、けんちん汁・サラダセット)を試した。結構香りが良かった。750円。

部屋に戻ったら22時近かった。さっそく、ブロンフマンのラフマニノフ ピアノ協奏曲 2番 (1992)を聴いた。家のオーディオは音質はすごくいいけど、iPhoneだって、音楽(演奏)を楽しむ点では全く問題ないことを再確認した。音楽は音質じゃないんだよね!

 

PS. 今回の演奏選びで消費したデータ量は、約1GBだった。結構多い。1泊1GBとすると、いくら繰り越しがあっても、4泊程度で容量を使い果たしてしまう。僕はそんなに長い出張はしないだろうが、YouTubeの音だけを聴けるアプリを作ってくれると助かるのだが・・・

もしかして、自分のサーバに、YouTubeのビデオから音を抜き出して再送信するプログラムを作ればできるのだろうか? YouTube互換のクライアントを作るのが厄介そうだし、YouTubeも不正利用に目を光らせていそうだから、いろいろ難しいだろうが、そこがクリアできれば何とかなりそうな気がしてきた。そういうサイトは既にありそうな気がするが、訴えられていそうな気もする。(14:24)

PS2. 全くの別件だが、webショップのあるクラシックアルバムの見出しに、「深い内省と慈愛に満ちた」とあったのには笑った。さすがにそれは、オーディオの「演奏者の息遣いが聞こえる」と同じ類の眉唾だろうと思う。演奏者の性格なんて、演奏からは分からないと思う。そして、僕は、そういう個人の背景の類は気にしないことにしている。性格のいい人が、必ずいい演奏をする訳ではない、というか、性格が演奏に現れるとは思っていない。曲にしても同様だと思う。

かなり横道に逸れるが、上の論理を突き詰めると、「音楽(芸術)とは何か」という疑問にぶち当たる気がする。別の言葉で言えば、「AIの演奏(作品)は芸術か」だ。

今まで僕は、芸術は人間がするから芸術であって、機械が作るものは違うと思っていた。でも、近頃は、それは怪しいような気がしている。というのは、バッハやモーツァルトのようにかなり昔に死んでしまった人は、本当に人間だったのか怪しいと言えなくもない(まあ、そんなことはないが)し、上に書いたように、その人の背景や性格を無視したら、すごくいい演奏をする機械と何が違うのかということになる。

人間には機械と違って創造性やオリジナリティがあるとは思うのだが、近頃のAIの発達を見ると、それもずっと人間だけができるものとも思えなくなって来ている。

例えば、演奏技術はもちろん、作品の「理解」に関しても、膨大な情報を駆使できるAIが勝つのではないだろうか?

なんてことは、追伸の追伸に書き切れるものではないのだが、ちょっと前から思っていることなので書きたくなった。

そして、僕は古い人間なので、上のようなことを自分で書いて悲しくなってしまう。仮に機械に負けたとしたって、人間の演奏が聴きたい。(15:21)

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うちのオーディオ系(スピーカー)で生じる、600Hz付近の谷が気になって、原因を考えた。以前の検討や直感から、原因は机の天板での反射波との干渉だと思った。他に、ディスプレイの背面での反射波や出窓の形状の影響も疑った。

それで、出窓の固有振動数はなかなか求められないので、まずは机の天板とディスプレイの背面について、実験してみた。

まず、PCから400-800Hzの周波数の音を出して、実際に聴いてみた。すると、音量の変化は分かるが、気になるほどではなかったので、実害はなさそうなことが分かった(← 後半を読むと分かるが、この確認は不十分だった。もっと高い周波数まで聴くべきだった)。

次に、ディスプレイ背面での反射を減らすために、手前に回転させてみたが、大きな変化がなかったので、これは原因ではなさそうなことが分かった。

それから、机の天板での反射について調べた。天板上に吸音材(夏用掛け布団)を敷いたり衝立を立てたりしたが、マイクを動かさない限り、大きな変化や改善がなかったので、原因とは言えなかった。

それでも諦め切れずに、苦手ではあるのだが、時間はあったので、数学・物理的に考えてみた。干渉による音量の低下は、2つ以上の経路の距離差が1/2波長の場合に最も強くなるので、実際に距離差を求めてみようとした。

最初は、高校の数学や物理などすっかり忘れていたし、3次元的なので、どうやって計算するかまったく見当がつかなかったのだが、段々思い出して来て、次のようなを描きつつ、計算式を考えた(作った)。

すっかり忘れていた重要なポイントは、「入射角と反射角は等しい」ことだった。あと、三角関数も、脳の片隅に残っていたらしく、適当に思い出した(「要らない」っていう人も居たけど、やっぱり役に立つよw)

余談: 後半のatanの式は、どこからか「自然に」湧いて来たのだが、本当に正しいのだろうか?? これが駄目なら、全部駄目だ。が、角度はそれっぽいので、きっと合っているのだろう・・・ それと、最初の方の、2つの比の等式("↓"の上)は直感的に浮かんだのだが、これも本当に正しいのだろうか? なんともいい加減な数学であるw

最初は、計算で求めた距離差が全然合わなかった。諦めずに見直したら、測定値や計算の誤りが見つかり、最終的には、距離差は約21cmとなった。

それでも、谷ができるのは818Hzと、まだ高かった。ただ、上の計算で使った自分の耳の位置がマイクの位置と異なるかも知れないことに気付き、測定する時のマイクの値を使ったら、距離差は約33cmとなった。この距離差で谷ができる周波数は約514Hzで、実測値に近い。

更に、いちいち手で計算するのが面倒なので、(プログラムを作るのは面倒だったので)計算のためのスプレッドシート(Excelは使ってないので、"excel"とは書かない)を作った。そして、気温(室温)を指定すれば、正確な周波数が出るようにもした(それまで使っていたサイトは気温は15℃がデフォルトだった)。それに25℃を指定したところ、谷になる周波数は522Hzとなり、左チャネルの谷の実測値(左チャネルの低い方)とぴったり合った。

右チャネルでは谷はもう少し高いところ(576Hz)にあり、左チャネルは642Hzにもある(正確には、2つの谷の間(576Hz)に山があるので、何らかの原因で谷が反転したのかも知れない)が、マイクの位置や経路が微妙に違うせいかも知れない。

という訳で、600Hz付近の谷の原因は、机での反射波との干渉である可能性が非常に高くなった。

が、悲しいことに解決は無理だ。机の前(=自分の正面)にスピーカーを置くのは必須だから、スピーカーを移動できないし、机をなくすこともできない。机の天板に吸音材を貼ることもできない(実験で分かったように、ちょっと厚いくらいの布では効果がないようだ。波長が長いせいだとすると、かなり分厚い物が要りそうだ。うっかり、こんなのを想像してしまったが、もちろんあり得ないw)。あとは、机の奥行きを短くして反射点を作らなくするのも有効そうで、一番可能性があるが、実現はなかなか難しい。

また、上の計算結果が示すように、聴いている場合の谷の周波数は830Hz(ピアノの鍵盤の60番目辺り)で、高目ではあるものの、やはり多用される帯域なので、実際にどのように聞こえるか確認が必要だ。

という訳で、結果的に好奇心を満たしただけではあるが、まあ、「おもしろかったので良しとする」w まったく、久し振りにまともなことに頭を使った気がするよ(爆)

なお、題は、本文を書いた後に思い付いて付けたのだが、僕は数学や物理などが苦手なので、まったく該当しない。単に、尊敬すべき物理愛好家を想像して書いたまでであるw

 

(5/22 4:58 一部修正; 5/22 7:38 少し加筆)

PS. これを考える時、紙(手書・描きのメモ)はまったく使わなかった。全部PCで書いた。面倒もあるが、式をコピーペーストでブラウザに貼って計算するとか、別のノートに貼れたりとか、便利なことも多かった。これも時代なのだろうか?

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先日、JACK(Linuxのサウンドシステムの一つ)のプラグインのPEQ(パラメトリック・イコライザ, 実際にはCalf Studio Gearの12バンドイコライザ、以下"EQ12")をなるべく少なく使って補正ができないものかと思った。何度もいじるのは面倒ではあったのだが、興味はあるのでちょこちょこ試してみたら、できそうな気がしたので、さっき本格的に測定・調整した。そうしたら、予想外にいい結果が得られた。何かの間違いではないかと思うほどだ。

鍵は、EQ12の"Lowshelf"というフィルタを使ってみたことだ。これは、指定した周波数以下を一定量増減できるフィルタである(下図左側の階段状の部分)。今使っているグライコ(DEQ2496)では、ある範囲の中低域を平坦に下げているので、それを代用できそうな気がしたのだ。ただ、実際には下限までずっと下げている訳ではないので、Lowshelfだと超低域のレベルが減少するおそれがあった。それでも、試しに設定してみた。

更に、もう一つの挑戦として、ある程度の差は許容して、PEQの数を極限まで減らして、音の劣化を減らそうとした。というのは、DEQ2496でPEQを多用すると音が悪くなった(耳が詰まる感じ)からである。この時は時間がないのとマイクを設置するのが面倒なので、音をマイクから取らず、ライン出力と入力を直結して特性を測り、DEQ2496のものに近づくようにした。結局、LowshelfとPEQ 1個(右、86Hz)だけで実現できたのだが、どうも信じられなかった。ただ、聴いた感じでは大きな問題はなかった。

試しに作った最小構成のPEQ

そしてさっき、細かく測定・調整したのだが、驚くほどすんなり完成してしまった。10回未満の調整で問題ない特性になり、それをDEQ2496と比較したら、(55Hz付近の谷の深さを除いて)ほとんど差がなかった。55Hzの深さの違いは、Lowshelfで一律に落とした影響だろう。

DEQ2496と比較 (灰: DEQ2496-LR; 黒: PEQ-LR; 青: PEQ-L; 赤: PEQ-R)

意外だったのは、直結して測った特性(イコライザ自体の特性)には差があったことだ(まあ、Lowshelfとグライコで設定した特性は違うのだから、当然ではあるが)。

直結して測った特性の比較 (水色: DEQ-L; オレンジ: DEQ-R; 青: PEQ-L; 赤: PEQ-R)

結局、測定して得られた特性を見てグライコで細かく調整して「補正」しようとしても無駄な、「手強い」領域(部屋の特性のせいか、音量を下げても下がらず、上げても上がらない)があるようだ。

なお、最終的にPEQは2個しか使っていないので、使うイコライザを12バンドから5バンドのもの(EQ5)に換え(設定値を移植した)て、更にシンプルになった。こんなにシンプルなら、音の劣化(フィルタによる位相の変化や歪みの増加が関係しているのではないか)が少ないことが期待できる。

作ったPEQの設定を5バンドイコライザに移植

ただ、聴いた感じだと、DEQ2496とは少し違う気がする(PEQ特有の、耳が詰まる感じが少しある)が、今朝からずっと(DEQ2496に戻しても)そうなので、今日は耳の調子が悪いのかも知れない。しばらく試してみたいと思う。

前にも書いたが、今のスピーカーの設置場所(出窓)の特性が意外に素直(低域が少し強いだけ)なことに驚く(実際には、下げても下がらない箇所は共鳴しているのだろうから、「素直」とは言えない気もする)。これなら、グライコじゃなくても、普通のトーンコントロール(しかもバスのみ)でも代用できそうなくらいだ。今までの、細かい調整の苦労は何だったのかとすら思える。

それから、DEQ2496のPEQでもLowshelfフィルタに近いものが実現できそうなので、あとで試してみたい。

そして、ソフトでの処理だと、さまざまな種類の仮想的なエフェクタを気軽に「取っ替え引っ替え」でき(ダウンロードすれば、いくらでも追加できる)、それらの接続も自由に変えられ、調整も楽で設定の保存も容易で、すごく便利なので、DACを買う気が盛り返しそうな気配がする。が、実際には、DACを新たに買わなくたって、DEQ2496の内蔵のを使えばいいのだ。だから、ソフトでプロトタイプを作って効果を検証し、可能なものはDEQ2496に移植するのが良さそうだ。それが一番安価で安定だ。

難なくDEQ2496に移植できた。PEQにLowshelfモードがあるようだ。そして、直結での測定結果はほとんど同じ特性になった。プロ用機材に共通の機能・仕様(この場合、イコライザのカーブ)は結構あるのかも知れない。

グライコ(DEQ2496)に移植 (水色: ソフト-L; オレンジ:ソフト-R; 青: DEQ2496-L; 赤:DEQ2496-R)

ちょっと聴いた感じもいいので、しばらくこれで試す。(23:37)

今思い付いたのだが、ソフトのイコライザで55Hzが少し深くなっている件を解消するには、Lowshelfでなく、幅広いPEQ(中心が150Hz付近)を使えば何とかなりそうだ。あとで試そう。(5/20 0時)

今回は細かい調整に苦労したが、できた。使用したPEQは、左が1個(200Hz)、右が2個(79.6, 200Hz)と少なく、補正量も5dB前後だが、特性は以前とほぼ同じにできた。上で気に入らなかった55Hzは、もちろん問題ない。

上段(L+R): 緑: 今回(PEQのみ); 灰: オリジナル(GEQ+PEQ); 中段(L, R): 青: L; 赤: R; 下段(直結(=補正量)): 青: L; 赤: R

150Hz付近の山を調整しなかったので少し大きくなっているが、+4dB程度で自分の許容範囲内なので、PEQを増やすよりは良い思ってそのままにした。聴いた感じは全く問題なく、耳が詰まる感じもない。ソフトと本物のイコライザでは、微妙な特性の違いがあるのかも知れない。「本物」といっても、内部はDSPで、やっぱりプログラムでできているのだが。

余談: 実は、この前に作った設定は、例の440Hzの山を調整しなかったせいか、ピアノの特定の音(モーツァルト ピアノ協奏曲 第18番 第1楽章の始め)が強く聞こえたので、PEQの位置や強さを修正した。

なお、補正量はオリジナル(GEQ+PEQ)とは概形は似ているものの、細かいところは結構違う。補正が効かない・無意味な領域が多いようだ。

補正量の比較 (水色: オリジナル-L; 青: 今回-L; ピンク: オリジナル-R; 赤: 今回-R)

という訳で、まさに「悟りの境地」とでも言うようなシンプルの極みに達し、イコライザの断舎離ができた。しかも、何も買わずw、ソフトも変えずに済んだ。補正量のグラフなんてすごくすっきりしたから、(聴いても分からないけど)音質も良くなったのではないだろうか? 最終的には、DEQ2496の機能の1/10くらいしか使っていない(GEQなんて全然使ってない)が、あれをここまでしゃぶりつくした人も少ないのではないだろうか。

それにしても惜しいのは、部屋の構造によってできていると思われる、60Hzと600Hzの谷だ。どうにかして解消できないものかと、つくづく思う。(5/20 10:42)

 

PS. 測定に使った、マザーボードのサウンドインタフェース(Realtek)は、意外に特性がいい。というのは、間違ってイコライザを入れずに直結して測定したら、約20Hzから15kHzで平坦だったのだ(もちろん、特に入力がそうでなかったら、ここまでの測定や調整は全部無意味になる)。

オンボードのサウンドインタフェース(Realtek)の特性

入出力のアナログ回路が、それなりにちゃんと作られていることが分かる。もちろん、専用の機器に比べてノイズや歪は多いのだろうが、普通にスピーカーで聴くのには充分なんじゃないかと思った。たぶん、屋外で聴く数十万円のポータブルDAC+アンプなんかよりはずっといいだろうw まったくASUS(ボードのメーカー)は侮れないな。(5/20 10:43)

PS2. その後、問題の60Hzの谷を解消・改善できないか検討したのだが、無理そうな感じだ。まず、原因が分からない。部屋を引き戸で半分に仕切ってもほとんど変化がなかったので、縦方向ではないようだ。また、横にあるクローゼットの扉を開閉しても変化がないので、横方向でもない。

だから、おそらく上下方向の定在波だと思う。シミュレーションすると、スピーカーの位置や聴く場所を変えればいいことは分かるのだが、いい場所がない。上下に動かすにしても、50cmから1mくらい動かさないと変化がなさそうだが、そんなに動かすのは無理だ。

だから、打つ手はない。ただ、いくつかいいことに気付いた。どういう訳か、左右で谷になる周波数が10Hz近く違うので、60Hzの音が完全に出なくなる訳ではなく、その付近では片チャネルは何とか出ているのだろう(谷の重なる58Hzが最悪なポイントだ)。そして、低音は方向感が鈍いので、不自然には聞こえないのではないのではないか。

また、谷はシャープだが、最悪なポイントがピンポイントで一つの音になっているのではなく、ある程度の幅で音になっているはずだし(ここによれば、12音音階では、60Hz付近の音は約3Hz刻みのようだ)、楽器には倍音成分もあるから、その音が弱くはなるが、完全に聞こえなくなる訳ではないのではないかと推測する。

そもそも、60Hzの音を聞いてみると、すごく低くて単体では使われそうもない音のような気がするから、実害はなさそうであるw

一方、場所が変わって500-700Hzの広い谷は、ピアノの鍵盤でいうと51(シ)-57(ファ)番、真ん中辺りのよく使われる場所で、影響のある音の数も多く、実害がありそうなので、何とかしたくなってきた。(5/21 14:29)

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先日、どうしてもスリープ(サスペンド)後の復帰がうまくできなくて、諦めた(と書いた)JACK(Linuxのサウンドシステムの一つ)だが、実はしつこく継続していた。暇なのと、興味があったのと、(理論的には)できないはずはないと確信していたのと、PC(Linux)ごときに降参するのが嫌だったのである。

厭きずに検索していたら、2つほど有効そうな情報が書かれたページが見つかり、そのうち1つがビンゴだった。

僕の問題は、長時間のスリープ後の復帰時に、JACKのサーバとクライアント(例: 制御プログラム、音楽プレーヤー、イコライザ)との接続が切れてしまって回復せず、音が出なくなるということだった。上のページは、それを解決する策を(僕の期待とは違っていたが)実に簡潔に(基本部分はたった2行で)示していた。

ポイントは、スリープ前にJACK制御プログラム(qjackctl)経由でJACKのサーバを停め、復帰時にqjackctl経由で開始することだ。(おそらく、復帰時に停めて再開させるのでも充分だろう)。

試したところ、復帰後もJACKで再生できるようになった。が、それでも完全ではなく、以下のような問題があった。

  • サーバを停めるせいか、JACKのクライアントからサーバへの接続は自動的には再開しないことがほとんどなので、駄目なクライアント(例: イコライザ)を再起動するなどの処理が要る。
    • これに関連して、gmusicbrowser(GMB)がスリープ時にエラーダイアログを出すのが鬱陶しい(それでも再生はできるようだ)。
  • 同様に、JACK関連の設定(例: alsa_outによるJACKからALSAへの転送)も消えてしまうので、再設定が要る。

それで、スリープ時と復帰時に必要な処理を追加して、復帰後にもうまく再生できるようになった。ただし、GMBは余り再起動したくなく、すぐにエラーダイアログを消すこともできないから、ひとまずPulseAudioに音を出す設定にし、JACKに転送するようにした。正式に使う時は対処が要る(ただ、PulseAudio経由での問題は音が出るまでの遅延が大きくなる程度だし、聴いてみて音質の劣化は感じられないので、そのままでも大丈夫そうな気がする)。

対処したところ、以前あったいろいろな問題(例: 復帰後に接続(パッチベイの結線)が回復しない)も解決した。

ただ、個人的には、サーバへの接続なんて自動的に回復すべきだと思っているから、この対処は気に入らない。それで、qjackctlやJACKサーバの設定を調べたが、関係するものはなかった。おそらく、クライアントの設定の問題なのだろうが、すべてのクライアントの設定なりプログラムを直すのは無理だから、仕方ないのだろう。

晴れてJACKが使える(=ソフトでグライコを実現できる)ようになり、今日までの数日間、グライコの代わりの外付けDAC(それもPC内に入れたいと思っていた)は何を買おうか迷ったのだが、結局、買わないことにした。というのは、そもそも、DACを内蔵した本物のグライコ(DEQ2496)がちゃんと動いていて、音にだって満足しているのに、わざわざ別の物に替える必要がないからだ。新しい物を買うのは楽しいが、やっぱり、手段を目的にするのは良くないと思う(それでも、買いたい気分が-90dBくらい残ってそうだw)。

あと、今の低価格DACは中国や台湾のものがほとんどで、確かに性能も外見も悪くない感じではあるのだが、紹介の文章が胡散臭い(→ : 性能を向上させたと書いている割には仕様をどこにも記載しておらず、最も重要な電源(本人もその重要性を力説している)を添付も別売りもしておらず、なぜかブログで、おまけにケバい!)し、(アンプの話ではあるが)危ういトラブルが結構あるし、中の配線がしょぼかったりするのも、(60dBくらい)買う気をそいだ原因だ。今はUSB接続のみの物がほとんどになってしまい、光接続対応のものの選択肢が少ないのは残念だ。

余談: 「昔処分してしまった小さいDAC(Styleaudio CARAT-TOPAZ Signature)があれば、気軽に試せたのに」と今になって思うが、まあ仕方ない。

それで、今は以下のような結論・方針でいる(途中経過を省略しているので、論理が飛躍している)。

  • JACKの(グライコでなく)PEQだけで補正ができるか、その結果がグライコより良いか調べる。: JACKのPEQ(Calfのイコライザ)は各PEQを合成した補正量がグラフで見えるので、見えないグライコのPEQよりも補正結果が変になる可能性が低くなり、少ないPEQで補正できるのなら、その方が音が良くなる可能性があると思ったので。
  • 上がOKなら、グライコからJACKでの補正に切り換える。
  • そして、特性の測定を楽にするため、内蔵のサウンドカードを買う。: JACKとREW(特性測定プログラム)でサウンドデバイスを共用する場合、測定ごとに入力を設定し直す必要があるので、内蔵のオーディオを測定専用にして、その手間を省きたいため。
  • 外部DACは、グライコが壊れたら購入を検討する。

今朝、測定用の内蔵サウンドカードも不要になりそうなことが分かった。オンボードのサウンドデバイス(Realtek)を使っているのだが、それは、入出力が光とアナログの2系統ずつあるので、REWが使う入力デバイス(アナログ)とJACKに割り当てる入力デバイスを変えればいいのだ。基本的に、JACKでは録音しないので、JACKに光を割り当てた。すると、REWでの測定のたびに入力デバイスを設定し直す必要がなくなり、何回でも測定できた。それが分かる直前まで、ちょっと思い付いて、USB接続のオーディオインタフェース(こんなの)を物色していたというのに。トレビアン! (5/18 19:18)

(5/18 22:14 わずかに加筆・修正)

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暇なのと平凡な日常に変化が欲しかったので、模様替えをしてみた(が、その日のうちに戻した)。スピーカーの置き場所を変えたら、もっと特性が良くなる(=谷が少なくなる+グライコの調整量が少なくなる)かも知れないと思ったのだ。

結果は、筋肉痛と「謎」だった。

出窓にスピーカーを置いているのだが、凹んでいるところに置くのが悪いと考え、窓から1mくらいのところ移すことにした。事前に、以前使ったStndWave2というシミュレーションプログラムで、どんな特性になるか調べたのだが、今一ついい結果にはならなかった。それで、「まあ、(部屋の形は厳密には設定できないので、)シミュレーションと実際は違うだろう」という、何の裏付けもない甘い期待(あるいは、日本伝統の神風への期待)で、やってみることにした。

作業は、昨日の朝7時前から始めた。駄目だった時のために、元のスピーカーの位置に目印を付けておいた。一旦動かしたら、特性が微妙に変わるので再調整が要るとは思っていたが、ダメモトである。

9時頃には移動が終わった。ちょっと聞いただけで、何か変な音(共鳴しているような感じ)だったが、測定してみたところ、全然駄目だった。65Hzにすごく深い谷があった。出窓よりも全然良くなかった。改善するかと思って、スピーカーの位置や高さを少し変えたりしたのだが、やっぱり直らなかった。

ちなみに、シミュレーションでも同様の特性が出ていたから、結果論ではあるが、論理的に判断して移動を止めれば良かったのだ。「下手な鉄砲」なのか、「下手の考え休むに似たり」なのか。でも、現状に満足して(変化を恐れて)新しいことに挑戦しなかったら、東芝や日本になっちゃうしね!

結局、「場所が悪い」という結論に達し、14時頃に元の配置に戻し終わった。早速特性を測ったところ、案の定、以前と異なっていた。嫌らしいことに、440Hzに鋭い山ができていた。偶然なのか、ピッチ(A)の音だ。それで、グライコの設定を仮調整することにし、山をPEQやグライコで下げられることを確認した。

本棚などに物を戻していないからかと思い、戻してから測り直したら、今度は347Hzに鋭い谷ができていた。仕方ないので、(多少はマシになるかと思って、)グライコの設定を作り直した。その結果、谷は解消できなかったものの、どういう訳か、以前よりグライコの調整量を減らすことができた。特に、中高域はほとんど調整なし(真っ平ら)にできた(ただし、左右に1個ずつPEQを使っている)。

作り直したグライコ設定を見ると、出窓の素の特性は、(いくつかの谷はあるが、その谷は今回失敗した場所ほどはひどくないので、)意外に良好なことが分かる。グライコを導入した初期の頃は自動調整機能に頼っていたため、かなり補正量が多かった(→最初の調整の時)。しかし、手動で丹念に設定すると、こんなにわずかな補正で充分なのだ。ただ、それには、「谷を諦める」ことも重要だ。というのは、多くの場合、谷は定在波によって生じるので、(ブラックホールのようなもので、)いくら強くしてもほとんど補正できないので、音が悪くなるだけなのだ。

それはいいのだが、新しい谷や山ができた理由が知りたくて、今朝、いろいろ試した。スピーカーの直前にあるディスプレイの背面で音が反射するのが悪いような気がしたのだが、そうではなく、マイクの位置(=聴く位置)に依存しているようだった。そうは言っても、机やスピーカーの位置は大きく変えていないし、大きく変えられるものでもないから、心当たりがない。いずれにしても、部屋の構造の問題なので解決不可能という結論になった。幸い、調整した特性は新しい谷を除いて以前と同様だし、音を聴いた感じも問題ない(それでも、谷があるってのは音が減っている気がして、やっぱりいい気分ではない)。

今、子どもの頃に読んだ、肉をくわえた犬が橋の上から川を見て、川に映った自分を見て、「その肉を出せ」と吠えたら、肉を落としてしまった話を思い出した。欲張るのは良くないな。。。

それにしても不思議だ。物を移動して戻しただけなのに、音(微妙な特性)が変わるとは。今までは結構変えてもそんなことはなかったし、今朝だって、いろいろ変えても(悪いまま)ほとんど変わらなかったのに。。。部屋のどこかにオーボエ吹きでも発生したのだろうか?

そして、物の移動や設定の際には無理な体勢をすることが多く、脚や腕や腰が筋肉痛になった。でも、腰痛にならなかったのは良かった。

(19:59 若干加筆・変更; 20:33 題を「身近な謎w」から変更; 21:00 グラフなどを追加; 22:47 加筆・修正)

PS. グライコの調整(補正)は結構面倒なので、今回のようにスピーカーを移動するのは躊躇しがちである。その面倒さというのは、グライコが今一つ使いにくい(ほとんどはMIDI接続でPCから操作できるが、できないことも多いので、最終的にはパネルを操作しなければならない)ことと、マイクなどを引っ張り出して距離を測って設置して、特性を測定し、使いにくいグライコを調整することを、うまく行くまで何回も行うことだ。結果として、アイデアが浮かんでも、それを試すのには腰が引けてしまう。

でも、もし、以前試した、ソフトでイコライジングするなら、面倒さの1/4くらいは軽減できそうだ。1/4なんて微々たるものだが、それで試行錯誤がしやすくなるのであれば、検討の価値があるかも知れない。おもしろそうなのだが、前回試した時の結論のように、JACKでは使い物にならないからすぐには試せない。でも、他の方法があるのかも知れない。(20:16)

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今までオーディオでいろいろ遊んで来て実感するのは、

メディアなんて何だっていいんだよ!

ってことだ。これは、動画や写真なども同様だと思う。反論はあると思うが、そういう方に聞いてみたい。

ハイレゾにして、今までつまらないと思っていた演奏が、実は名演奏だったと気付くことがありました?

まあ、昔の演奏をハイレゾのフォーマットにしたって「偽レゾ」になるだけだが、リマスターが近いだろう。上記の発見が1例でもあれば、僕は謹んで意見を変える。もちろんないだろうが。

一番分かりやすいのは、文学だ。電子書籍やPCで、数千dpiの、ものすごく精細で、職人が丹念に作った、美しい字形のフォントで表示したら、普通のフォントで読んだのでは分からなかったことが分かって、すごくいい作品であることが分かるかということだ。全くあり得ない。

(少し早いけど)まとめると、芸術は本質(人間が見たり聞いたりして感じること?)が重要であって、媒体なんてどうでもいいのだ。別の例では、車だって、「いい車」や「高い車」に乗ることなんかより、どこに行くかとか、乗って楽しいかどうかが重要なのだ。まあ、高い車に乗るのが楽しいと思い込んでいる人は多いだろうが。

物(媒体や手段)にこだわるのは、感じようとする気持ちを持たず、本質を分かろうとしない、外見から入るミーハーな人なんだと思う。実際にはそういう人が多いし、企業はそこから儲けようとしているのだが、邪道としか言いようがない。

 

5/12 19:46 追記: 本質が重要で、媒体や手段は何でもいいのだけれど、趣味として行う場合には、どこまでが意味あるのか、僕自身も判断するのが難しい場合がある(そして、つい余計なことをしてしまう)。基本的には、何かやるとして、それが本質を楽しむための必要条件(例: 音楽が、雑音まみれなどでなく、「ちゃんと聞ける」)だったり、やることが目的になっていない(「*にしたからいい」になっていない)のなら、「あり」なのだと思う。

以下に、僕がある程度詳しい分野で、個人的な意見としての、あり/なしの例を書いてみたい。

  • (音楽を楽しむための)オーディオ
    • 雑音のない再生: あり
    • 制作された音をなるべくそのまま再生することへのこだわり: あり
    • アナログ(例: レコード)へのこだわり: なし
    • ハイレゾ: なし
    • ポータブルHi-Fi機器: なし
    • 「プロ仕様」: 概ねなし (本当のプロ用ならいい)
    • 自家用電柱・トランス: なし
    • その他のさまざまなまやかし物: なし
  • 音楽
    • 初回プレスへのこだわり: なし
    • 限定・デラックス盤: なし
    • ボーナストラック・未公開だった曲: 概ねなし (ボツになった曲が多い)
    • さまざまな特典(投票だの握手だのも含む): なし
    • 紙ジャケ・帯: なし
    • リマスター: なし
    • 古楽器(当時の楽器)での演奏: なし? (演奏の仕方まで完全に再現できるのか?)
    • 原典版: あり? (楽譜はオリジナルとして、解釈はどうなのか?)
    • 竹輪のように薄いタイヤ: なし
    • 低い車高: なし
    • 羽: なし
    • 最高速、0-100のたぐい: なし
    • 「ニュル最速」: なし
    • レース仕様: なし
    • 赤いブレーキカバー(○レンボなど): なし
    • ものすごいパワー: なし
    • 軽さ・コンパクトさ: あり
    • その他のさまざまなまやかし物: なし
  • 文学
    • 初版本: なし
    • 初版レプリカ: なし
    • 限定本・サイン本: なし

余談: ピュアオーディオマニアの方にとっておきの音源がある。音楽を再生するなんてまどろっこしいことをせず、是非、テスト信号発生器を使って欲しい。これなら、いい音の録音を探すことなく、いつでも希望するさまざまな音域・音量の音(例: 1Hzとか100kHzとか32ビットとか)が出せるから、ご自分のシステムの性能を確認することが可能だ。この時、再生した音が耳で聞こえない場合に備えて、スペアナなどの測定器も欲しいところだ。ただ、計測器で測定できない音の違いを再現できるシステムの場合は難しいので、ご自分の耳だけで判断して欲しい。

あと、楽器を何台か買って来て、自分で出した音を、ご自分の最高のシステムで録音して再生すれば、それよりいいことはない。別に、音楽が弾けなくたって、いい音が出ればいいではないかw

余談に追加: ちょっと気付いたのだが、自家用トランスを設置する人は、部屋までの送電線やトランスの巻線の素材にはこだわっているのだろうか。やっぱり、OFCとか6N(99.9999%)とか純銀とかの純度・品質の高いものを使うんだよね。じゃないと、屋内の電源ケーブルや信号線だけいいものを使っても、片手落ちだもんね!w (5/13 19:16)

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仮想通貨の取引所がダウンして、イライラだかヤキモキだかした人が多かったそうだが、意外だった。

良くは分からないが、仮想通貨は自分が口座を持つ(=通貨を預けている?)、特定の取引所でしか取引できないのか。なんか、今時信じられない。全然「仮想」じゃない感じだ(まあ、それは言い過ぎだけど)。

「仮想通貨」って言ったら、やっぱり、どんな取引所でも、というか、取引「所」なんて経由せずに取引できてもいいんじゃないだろうか。ブロックチェーンなんて、そんなことを目指しているのではないか(見当外れかも知れないけどね)。

まあ、そのうちそうなるんだろうけど、まだまだだと思った。

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