Archive for the ‘PC・技術’ Category

バタフライ効果のように、思わぬことが繋がって、おもしろかった。

近頃、PCのHDDの温度が高目になることがあり、調べてみると前面のHDD用ファンの回転数がどうも安定しない(日によって回転数が変わる)ようなので、電圧が低いのかとか負荷が高いのかとか思って、いろいろ試行錯誤していた。

実際には、その前に、早朝などにPCの音がわずかに(本当にわずかで、換気扇やエアコンを点けると隠れてしまう)聞こえるような気がしたので、前面のファンがうるさいのかと思い込んで、抵抗で回転数を落とすなどの試行錯誤をしていた。が、散々試した挙句、それはHDDの音なので解決できないことが分かった。

結局、上下2個のファン(写真の右端と左下のもの)のうち、片方(HDDの前の物)が劣化していた(もう片方の回転数は安定していた)ようだった。

ちなみに、そのファンの「期待寿命」は6万時間(40℃)で、1日10時間、300日/年使ったとして20年間の動作が期待できたのたが、そうは行かなかったようだw (そもそも、期待寿命とは何だろうか? 設計寿命とは違うのだろうが、こういう機械的なものに何を期待するのだろうか? 期待すると寿命が伸びるのか?w) まあ、ばらつきがあるんだろうな。

それで、買い替えることにしたのだが、ふと、昔捨てたと思っていたが、実はまだ不燃ごみが回収に出すほど溜まっていなくて残っていた、Intelの純正CPUクーラーのファンが使えるかと思って試してみた。意外なことにサイズが一緒で、結構うまく付けられたし、良く冷えたのだが、わずかながら回転音が聞こえるので、残念ながら諦めた。だから純正は使われないのだろう。

そのファンを探した時、ゴミ袋の中からある物が出て来た。それは、昔壊れたWi-Fiルーター(WHR-G301N)だ。実はその後、Amazonの何かの製品(確か、DACの電源アダプタだったか)のレビューで、このルーターは電源アダプタが壊れただけで本体は壊れていないケースが多いと読んだので、(今のルーター(WSR-300HP)は今一つLinuxとの相性が悪い感じなので)アダプタを換えて試してみたいと思った。が、既に捨てたと思ったので、その時は諦めた。それが出て来たのだ。更に、壊れたらしき電源アダプタも一緒に出て来た。

電源アダプタの出力を測ってみたところ、規定の電圧(12V)は出ているのだが、微妙に振動していて、壊れているような感じだった。それで、今のルーターの電源アダプタで試そうとしたら、プラグの仕様が違っていて挿さらなかった。同じメーカーでも変えるものかと思ったが、まあ、前のは中央のピンが曲がりやすいので(電圧を測る時に曲げてしまった)、改良したのかも知れない。あるいは、単にOEMの事情かも知れない。

それで、新しく電源アダプタを買うのも面倒なので、手持ちのアダプタで電圧が12Vのものを探したが、なかった。しかし、時代遅れになってほとんど使いみちのなくなったUSB-HDDアダプタのものが使えそうだった。ただ、コネクタの形状がPCの4ピンだったので、変換する必要があった。更に、2本のGNDピンのうち1本にしか接続されていないので、もう1本と繋げる必要があった。

今となっては、4ピンコネクタで却って良かったと思う。というのは、もし普通の丸いコネクタだったら、まずそのまま繋がらないから、ケーブルを切断して繋ぐしかなくなるので、使いみちがないとはいえ、壊れてもいないUSB-HDDアダプタが使えなくなってしまうからだ。一方、4ピンコネクタなら、電源アダプタ側は無改造で着脱可能なので、いざという時にはUSB-HDDアダプタが使える。(6/26 7:06)

試しにワニ口クリップでつないで動作確認してみたら、無事起動したので、コネクタのアダプタを作った。PCのファン用のケーブルに、4ピンコネクタ同士を中継するものがあったので、それを使った。中継4ピンコネクタからファン用に出ているケーブル(12V)のファン側コネクタを切り、壊れた電源アダプタのプラグを切って繫いだ。仕上げはいろいろと手抜きだが、まあ、大丈夫だと思う。

その電源のアダプタでも無事起動したので、設置し、設定を修正して、ちゃんとPCからもiPhoneからも使えている。Linuxとの相性の問題(スリーブからの復帰後に、うまく繋がらないことがある)は、10分程度なら大丈夫だったが、しばらく様子を見よう。

時間と手間は掛かるけど、実験はおもしろいし、たまには実益も得られるからいい。そして、いろいろ調べるのも、時間の無駄なようだが、そういうのが貯まると、後で思わぬ収穫に繋がることがあって、おもしろいものだ。

今回の流れ:

  1. HDDファンの不調
  2. Intelファンを試す。
  3. 捨てていたと思っていたルーターを発見
  4. DAC買い替えの模索時に見つけた情報が、頭の中にあった。
  5. ルーター復活!

(20:55 少し加筆・修正、6/26 5:50 画像のキャプションと本文を追記)

 

PS. 暫定的に、劣化していない方のファンをHDDの前に付けた後、しばらくして温度を見たら、なぜかかなり上昇していた。片方を付けていないからかと思って調べたら、前後逆に付けていて、風がHDDに当たっていないためだった。ルーターを試すことにすっかり気を取られていたようだw

この時、いつもは温度が上がらないSSDすら上がっていたから、SSDも冷却は必要なようだ。そして、HDDの冷却は必須だと感じた。普通のケースにはそういうファンがないことが多いから、寿命を短くしているのではないか。

PS2. 接続部の絶縁をマスキングテープに頼っていたのがどうしても気に入らなかったのだが、少し考えたら抜本的に改善できた。最初の版では4ピンコネクタから伸びたファン用ケーブルを使うことが頭にあったので、ケーブル同士をハンダ付けしていた。それで、接続部にマスキングテープ(セロハンテープよりは劣化しない気がしたので)を巻いて絶縁していたのだが、別にそんな必要はなく、ファン用ケーブルを使わず、4ピンコネクタの反対側にACアダプタのプラグの先を直接接続すればよかったのだ。

もちろん、マスキングテープだってそうそう劣化したり剥がれたりしないし、仮にショートしても火事になるおそれはほとんどないが、0%ではないから、そういうところで手を抜いてリスクを放置したくなかったのだ。

何にしても、固定観念にとらわれないことは重要そうだ。最初に出た「名案」に「これだ!」と思い込むことが多いけど、それにこだわらず、もっといい解を探すといいことがあるようだ。ただ、それで名案が台無しになってしまうことも多々あるので、その加減は難しい。(20:12)

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昨日だったか、プロセスモデル化されたFirefox 54が出て、そのやり方が意外に現実的(タブごとにプロセスを作るのでなく、複数のタブを一つのプロセスで管理する)で良さそうだったので、試してみることにした。

最も重要な、ウインドウの左端にタブ一覧を出すのとマウスジェスチャと、その他のカスタマイズがアドオンでできたので、Vivaldiから切り替えてもほとんど違和感はない。一つだけ嫌なのは、更新ボタンがアドレスバーの右にあることだけだったが、これもアドオンでアドレスバーの左に置けた(← 修正するアドオンの動作が今一つ不安定なので止めた → 設定を修正したら大丈夫そうなので、再度試している)。

メモリ使用量を調べてみたら、以下のように、FirefoxはVivaldiの1/4以下で、プロセス数はVivaldiの1/10以下、タブ当たりのメモリ使用量も1/4以下だった。

VivaldiとFirefoxのメモリ使用量(psコマンドのRSSの合計)の比較(2ウインドウ、約30タブ):

  • Vivaldi: 約5.4GB (37プロセス) → 約146MB/プロセス, 約180MB/タブ
  • Firefox: 約1.2GB (3プロセス) → 約400MB/プロセス, 約40MB/タブ

僕のPCはメモリはふんだんにあるので、Vivaldiでも実害はないのだが、そもそも(もちろん、閣議決定された意味ではないw)、(Vivaldiが使っている)Chromeの「タブごとにプロセスを作る」(= 1つのタブがヘマして落ちても、全体は落ちないから、怒られないよね)だけでなく、各プロセス(=タブ)が数百MBも使うという浪費思想(腐った設計)には全く賛成できなかったので、Firefoxが使えるに越したことはない。普通のWindows PCで、メモリが4GBしかないというような人は、一体どうしているのだろうか?

Firefoxを止めた最大の原因は、タブ数が多い時に不安定になるからだったが、プロセスが分かれていれば、今までよりは安定になることが期待できる。

Firefoxなら、Vivaldi(とChrome)でなぜかできなくなってしまった、SSL証明書の表示が簡単にできるのがとてもありがたい(Vivaldiの時は、わざわざFirefoxを起動して確認していた)。普通の人は使わないかも知れないが、証明書だって偽造され得るし、今は何でもSSL化する風潮なので、これからは活用されるべき機能ではないだろうか。それをなくしてしまうという考えは全く理解できない。あと、Vivaldiではセッションマネージャのアドオンがまともに動かなかったし、その他のアドオンも動かないものが多かったので、その点も普通に使えるようになって助かる。

Firefoxは随分久しぶりのように感じたが、Vivaldiに移ってからまだ1年しか経っていなかったようだ。しばらく試してみて、良ければデフォルトブラウザに戻したい。

(6/18 17:44追記) その後、思わぬ落とし穴が見つかった。Firefoxは、アイドル状態でもCPU負荷が高いのだ。Vivaldiと比較したところ、以下のように、3倍近かった。

VivaldiとFirefoxのCPU使用率(ps auxコマンドの%CPUの合計)の比較(2ウインドウ、約30タブ、約30分間放置後):

  • Firefox: 15.5
  • Vivaldi: 5.7
  • (Chrome: 40.8: ウインドウ数・タブ数が異なる)

なお、Chromeは条件が異なるし、元々論外なのだが、どうして論外なのかを示すために載せた。

メモリ使用量は重要だが、アイドル時のCPU使用率が高いのは、無駄に動いている処理があるということで、プログラムの質が低いので、メモリ量以上に気に入らない。結局、現時点では、総合的にはVivaldiが最良なので、Firefoxに戻るのは見送ることにした。

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昨日の17時頃、暇つぶしにiPhoneを見て、Evernoteの日記や買い物メモをちょっと見た。それからホーム画面に戻したら、背景画像(黒猫優作)が数mmくらい上下左右に小刻みに揺れた!? ほんの1秒間くらいだったが、確かだ。あれは何だったんだろう? 寝不足で目がおかしくなったのだろうか? 一瞬でも優作が遊びに来てくれたのだろうか?

あと、そうした覚えがないのに、その30分後くらいのロック画面のキャプチャが撮れていた。

昨日は、夜に唐突に姪からメールもあったし、いろいろあったな。。。なお、薬師丸ひろ子の誕生日でもあったことを書き添えておく。

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今の仮説: 20kHz以上の聴こえない周波数が身体に影響するのでなく、「ギザギザ」の波形が滑らかになるからでもなく、普通に測定したのでは測定できない、超高域の可聴域の成分の変化が、音質に影響するのかも知れない。

いくら精密に測定しても測定できないのだから、ハイレゾ無意味派と意味がある派、双方の主張が合わない訳だ。どちらも正しかったのだ。間違っていたものがあるとすれば、測定・評価方法だったのだ。

(6/7の検討のまとめ: まだ検証していないので、結論ではない)

現実には、まず、録音の時のAD変換で、超高域の振幅が低下するのだろう。

  • 制作時に気付かれれば補正(強調)されて、超高域の低下がカバーされた音源ができる。
    • それを再生する時のDA変換では、音は既にデジタルになっているので、サンプリング時刻のずれは生じないので、超高域は低下せず、そのまま(収録されたまま)再生可能なのではないか。
  • 制作時に気付かれなかった場合、超高域は(収録時よりも)低下したまま再生される。
    • だが、そもそも、気付かれなかったものが意図された制作物(= 「原音」)なので、(収録時よりも)低下したまま再生されても、それが「正しい」音である。

→ だから、やっぱりハイレゾ(高サンプリングレート)は必須ではない。

※ただ、超高域の振幅が低下する問題は、録音時にAD変換のサンプリングレートを充分高くしていれば(→ ハイレゾで制作する=「ハイレゾ音源」を制作すれば)、起こらないはずだとは言える。

(6/7 20:53 追記)

超高域の振幅の低下が、AD変換のサンプリングのタイミングと音の波形との位相のずれによって生じるのであれば、振幅の低下する音とそうでない音が生じるはずで、それが音の成分・構成を変えてしまうことで、音を変質させる可能性はあるだろう。ただ、それにしても、制作時に分かる(か分からない)ことであり、変質が耐えられないものだったら収録し直しになるはずだから、結局、世に出る音源は、このような問題のないものになり、再生時の問題はないのではないだろうか。

(6/10 1:31 追記)

推測を含めて、録音・制作の過程を考える。今は、録音(のサンプリングレート)は、おそらく、44.1kHzではなく、最低でも96kHz前後なのではないだろうか。すると、上に書いた、AD変換での超高域の振幅の低下は、録音時には、可聴域では起こらない。

問題になるのは、CDを作る時(=44.1kHzに落とす時)だ。その時には、超高域の振幅の低下が起こりうる。というのは、サンプリングレートを半分に落とすので、少なくとも2つのサンプル(音のデータ)が1つになるためだ(あとで図で説明したい)。落とすには単純な平均ではなくフィルタを使うが、いずれにしても、超高域では振幅は低下する。

例:

マスター音源(ここでは88.2kHzとする)の連続する2サンプル(音のデータ)の値が 1と0 だった場合(22kHz相当)、

単純平均でCD(44.1kHz)に落とすと、0.5(=(1+0)/2)になってしまい、最初のサンプルに比べて音量が半分になる。

演奏者なりプロデューサーなりエンジニアがそれに気付いて問題と思えば補正するし、気にならなければ、補正しない。いずれにしても、そのどちらかの状態が最終的な制作物で、「原音」となる。そして、そのCDを再生する際には、超高域の振幅の低下は生じない。

だから、結局、ハイレゾ(高サンプリングレート)でなくたって、問題は起こらないという結論になる。言い換えれば、演奏者や制作者が意図した音がCDに入っているのなら、(必要十分な性能のシステムを用いれば、)それをそのまま再生できて、問題は生じないのだから、ハイレゾは要らないということだ。もし、CDに落とす際の補正では良くないとか不充分だと感じる演奏者や制作者が居れば、ハイレゾ(高サンプリングレート)形式で発表するだろうし、それは意味があることだと思う。

 

(以下はメモ書きだが、今までの主張を覆すことなので、すぐに書きたくなった。後で清書したい。)

さっき、ようやく、昔あるサイトで見て、昨日も別のところで(誤った説明を)見た、AD(・DA)変換した時、ナイキスト周波数近くの信号の位相がAD変換のサンプリングの位相からずれている場合、振幅(正弦波でも)が小さくなることがあることを理解した。これは、サンプリング定理の欠陥なのか、既知の問題なのか、当たり前のことなのか。あとで調査・検討・実験したい。

PCや測定器などで周波数特性を測定する時は、(自分で生成した、)AD変換のサンプリングの位相とぴったり合った(= 位相0°の)信号を出して受けるから、振幅が低下しないのだ(そうでないと、被測定系での位相ずれが測定できない)。

この、超高域での振幅の低下を感知できる人が、アップサンプルすると音が変わると感じるのかも知れない。そして、高サンプリングレートにする価値はここにあるのかも知れない。

昔、Windowsで、AD変換のサンプリングに同期していない正弦波(スイープ信号)を使って特性を測った時、20kHz付近で3dB程度落ちていたのは、この影響なのかも知れない。そして、その低下量は正弦波の実効値になっていたのかも知れない。実際、正弦波の実効値は0.71(= 1/√2)で、-3dBとなる。更に、ホワイトノイズの特性が同様に落ちていた記憶があるのも、このせいだったのかも知れない。

もしこれが正しいなら、今すぐにでも96kHzにアップサンプルして再生したいくらいだ(が、実際には、僕は15kHzですら聴こえないから、やっぱり無意味な気はするw)。

(6/7に調べたこと: 6/7 19:56追記)

・上記の、誤っている(と僕が思っている)説明: 中頃の「一見問題なさそうである。(以下略)」の下の図の右側の波形は「波形の体すらなしていない」とあるが、信号が連続していることを考慮していないので正しくない。単発のパルスなら正しい(けれど、それはナイキスト周波数を超えているので、そもそも正しく再現できない波形である)が、正弦波のような連続波形であれば、右端に左端の波形がつながるから、振幅は小さいけど、元の波形が再現される。

・上記の超高音の低下は「アパーチャ効果」によるものなのか? → まだ詳しく読んでいないので、何とも言えないが、ちょっと違う気がしている。(以下、引用。図の参照は削除した)

一般に、D-Aコンバータの周波数特性は平坦ではない。帯域内(サンプリング周波数の1/2以下)であっても、高域側に行くに連れ、アナログ出力信号の振幅が減衰してしまう。例えば、サンプリング周波数をfSとすると、fS/2の80%の周波数信号では、出力振幅が2.42dBも減衰する。

・別のページでも、類似の現象が解説されている。 (以下、グラフの説明を引用。下線は私が付けた)

fs≒2×fin
入力信号の周波数は、ほぼ再現できますが振幅にうねり(ビート)が生じます。

fs=2×fin
このときのfinはナイキスト周波数と呼ばれます。
サンプリングの位相が合わなければ小さい振幅の波形が観測されます。

(つづく)

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近頃は暇なことが多いので、自分の興味のあることができる。今週は、Linuxのプログラム(正確にはスクリプト)の改良をしたのだが、かなり劇的に改善できたので、悦に入っている。

そのスクリプトは、使っているディスプレイ(2台のうちの1台)の欠点を補うために必要になって、少し前に作ったものだ。スクリプトと言っても、実際には、Actionaという、X Window System(以下、X11)の処理を自動化する(例: ボタンを押す)プログラムで動かすプログラムである。

問題のディスプレイは、電源を切ったり省電力モードになった後に復帰すると、一瞬、PCとの接続を切ってしまうようなのだ(普通のディスプレイは、本当にPCとの接続ケーブルを外さない限り、そんなことにはならない。だから、そのディスプレイは腐っている)。そのため、Linuxは新しくディスプレイが接続されたと思って、そのディスプレイをどうするかというダイアログを、もう片方のディスプレイに出してしまう。そのダイアログの中のボタンを押してどうするか指定しない限り、問題のディスプレイには何も表示されない。

毎回それだったら、さすがにそんなディスプレイは捨てたくなるので、上記のActionaを使って、ディスプレイの再接続後にダイアログが出たことを検出して、そのボタンを自動的に押すようにした。

概ねうまく動いていたのだが、タイミングが悪いとうまく働かなかったり、スリープからの復帰に対応していないなどの問題があったので、直しながら使っていた。が、段々、Actionaの使い難さに嫌気が差して来た。プログラムといっても、BASIC程度のもので、制御構造が貧弱(基本的にGOTOしかない)なので、見やすいプログラムが書けず、保守性が悪いので、ちょっと直そうとするだけで、さまざまな落とし穴に落ちる。大幅な変更はかなり苦労する。

それで、何とかしてActionaを使わないで済ませられないか考えた。まずは、プログラムを見やすくするために、シェル・スクリプトにすることにした(というか、他に手軽な選択肢はほとんどない)。そして、幸い、ダイアログを探したりボタンを押したりする処理は、別の自動化プログラムxdotoolでできることが分かった。それで、今週の中頃に作ってみたら、うまく行った。

が、前から思っていたのだが、短時間(数秒間)でもダイアログが出て、スクリプトがそれを消すまでは自分が操作できないのが嫌だったし、Windowsじゃあるまいし、ダイアログのボタンを押すしか方法がないってのも馬鹿らしいと思い始め、ダイアログを使わないで済ませる方法を探したら、xrandrというディスプレイの設定のためのコマンドが見つかった。それを使う方法は、Actionaを使う前に検索して知っていたのだが、その時はどうもピンと来なかったので、使わなかったのだ。ちなみに、このコマンドは新しいようで、昔のX11にはなかった。そのために、すぐに思い浮かばなかったということもある(あと、その名前は何から来ているのか、謎だ)。

それで、今週の後半にxrandrを使ってプログラムを作り直した。更に、ダイアログを出さない方法(Linuxのデスクトップ環境の設定だった)も見つけたので、ダイアログを見つけて閉じる処理も不要になり(そのため、xdotoolも不要になった)、結局、最初とは全く異なる、すごくシンプルなプログラムになった。省電力モードなどからの復帰時にダイアログは出なくなり、一瞬で問題のディスプレイが使えるようになった。

ソフトは作る時(正確には動き出した時)はおもしろいけど、こうして、思わぬ展開でうまく(ドラスティックに?)改良できた時も、かなりおもしろい。

PS. ちょっと気に入らないのは、Windowsの時は、同じディスプレイが何も問題なく使えていたことだ。Windowsはディスプレイの状態や設定をうまく記憶しているのかも知れない(単に、何もしてないだけかも知れない)。Linuxにだってそういう機能があってしかるべきだが、今は分からない。もし見つかれば、作ったスクリプトが不要になる。新たに作る・動かすプログラムは少ない方がいい(プログラムなんて、作らないに越したことはない)から、例えそれまでの作業が無駄になったとしたって、それが理想の状態だから、作ったものを捨てるのは全く惜しくない。そして、そういう工夫もおもしろい。

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ストレス解消なのか、今日もディスりが炸裂w

1. 就職しやすいプログラミング言語

先日、上のような記事の見出しを見たが、まったく馬鹿げている。短期的には効果あるだろうけど、そんなの無意味だ。「IT土方」という単語は大嫌いだが、それになりたい学生の皆さんは、是非、そういう言語を習得して、「即戦力になるね」と言って雇ってくれる黒い会社に就職して死の行進に参加して欲しい。

プログラマーにとって、コーディング(プログラミング言語でプログラムを書くこと)なんて、ピアノストが楽譜のとおりに指を動かすくらい当たり前のことだ(とはいえ、僕は後者は諦めたが)。そもそも、プログラミング言語の流行なんてすぐに変わるのだから、特定の言語に特化した人間なんて、使い捨てにされてしまう。だから、知らない言語だって、ちょっと調べて何とかするか(音楽の初見じゃないのだから、これは充分可能)、使わないで済むにはどうしたらいいか(ピアノだったら「それらしく」弾く?)考えて、実際にそうして、「できました」と言って澄ましている程度のことができないといけない。

そんなことより重要なのは、目的とする物に必要な機能は何かとか、それをどういうふうに実現すればいいかとか、どうしたら問題が起こりにくいようにできるかとか、どうやったら動作確認や保守が容易になるかなどを考えることだ。そういう頭がないから「IT土方」に成り下がってしまうのだろう。

とはいえ、今も昔も、日本では自分で考える本物のプログラマーが疎まれることが多い(というのは、プログラマーの「上」に居るらしい、"SE"とかいう奇想天外な作文をする連中の存在価値がなくなるので)ようなので、世の中はうまく行かない。

2. 綺麗なターンテーブル

近頃は、アクリルだのガラスでできたターンテーブルのレコードプレーヤーが喜ばれるようだが、全く笑える。

あんなの飾りです!

そもそも、レコードはプラスチック(樹脂)でできているので、静電気が起こりやすい。静電気はゴミを引き寄せるので、ノイズの原因になる。だから、昔は、金属製のターンテーブルに導電性ゴムのシートを載せていた。

なのに、アクリルなんて、静電気を弱めるどころか、発生させるではないか(静電気でレコードが吸着されていいのか?)。ガラスはまだまし(強めないだろうが、弱めもしない)だが、積極的に使う価値を感じない(「澄んだ音がする」とか言われてそうだ)。

そういうのを作る人も買う人も、レコードやオーディオの本質を理解していない、ニワカだ。せいぜい、ピクチャーレコードを綺麗なターンテーブルに載せて、耳でなく目で音楽を楽しむのが関の山だ。

 

番外編(更につまらない物w):

・ビートルズ "Sgt. Pepper's"のリミックスアルバム

ジョージ・マーティンの息子がまたやってるけど、何か意味あるのかね。そもそも、アルバムは最初に発売されたオリジナルに一番価値がある。許せるのは、せいぜいリマスターまでだ。オリジナルに入らなかった曲(ボーナス・トラックだのデモ・テイクだの)なんて、所詮「予選落ち」だから、別に聴きたくないし、紙ジャケだの帯だの分厚い解説書だの写真集なんて無駄だ。

それで、このアルバムは何が売りなのだろうか。A○Bのように、おびただしい種類があるけど、基本は新しくリミックスしたという1枚だろう。が、リミックスする必要はあったのか? メンバーの誰かがして欲しいと言った? もう、2人しか居ないし、彼らだって、昔のアルバムなんていじりたくないはずだ。では、数多くのファンが、ずっと物足りないと言い続けていた? そんなはずはない。

しかも、オリジナル盤のプロデューサー本人がするのでなくて、息子とは。その息子は、ずっとメンバーと一緒に生活でもして、メンバーの考えが良く分かっている? だったら少しはいいね。

まったくお笑いだ。単に、阿漕なレコード会社がお金が欲しいから発案して、息子が遊んだだけの作品、というか、「リミックスしてみた」程度の物で、YouTubeに出すだけで充分な、全く価値のない1枚(だけどバージョンは多いw)だ。

先日、僕は、(演奏に対して)「無価値」は言い過ぎだと書いたが、ここではあえてそう書いた。というのは、このリミックスにおいては、アーティストは何もしておらず(方向性すら示していない)、技術者が好き勝手に腕を動かしただけで、到底芸術活動の成果とは言えないからだ。むしろ、偉大な作品のマスターを私物化して、勝手にいじって侮辱する、負の価値と言ってもいいくらいだ。書いていると本当に腹立たしくなってくる。 (6/3 11:18)

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時々、アン・プラグドという演奏形態が取り上げられる(クラシックは全部そうだが)。そこから連想して、これからの社会は、「アン・コネクテッド」かなあと、思った。きっと、今までにもこういう意見を言う人は居ただろうけど、僕もそう思う。

昔に戻って、ネットをなるべく使わずに生きる、そこまで行かなくても、何かをする時に、なるべくネットを使わないようにするのだ。

例えば、見積もりや予約は電話・ファクスを使うとか、メールじゃなくて手紙にするとか、通販じゃなくて本物のお店で買うとか、ストリートビューなんて使わず、自分で見に行くとかだ。

そうすることで、人間本来の良さが再発見できそうではないか。あと、今のギスギスした世の中が、少しはマイルドになるかも知れない(まあ、ありきたりの考えという気はするが)。でも、あと数十年経ったら、「まだネットなんて使ってるの?」なんて言われるかも知れない。

今の僕にはとても無理だけど、将来は分からない(かも知れない)。

 

PS. ビールを飲みながらラフマニノフのピアノ協奏曲(3番)を聴いていたせいなのか、「ネット・計算機命」の僕がこんなことを書いたのは、自分でも意外だ。勝手に指が動いたようだw

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よく、技術系のニュースに、「次のiPhoneはこうなる」とか「次のWindows 10のアップデートは・・・」とかあるが、全くつまらない記事だと思う。

非公式情報から予想したって(大抵は海外サイトからのパクリなので、予想すらしていない)、外れることが多いだろうし、そもそも、次の製品を予想して何かいいことがあるのかと思う。

一部の信者は趣味として楽しいかも知れないが、現状に不満のない人にしたってある人にしたって、確定していない情報に一喜一憂させられるだけで、何もいいことがない。メリットがあるのは、その不確かな情報を信じて現行製品からの乗り換えを考えるバカ者が増えるであろうメーカーと、ニュースの出版社だけだろう。

そんなのより、4月1日の嘘記事の方がおもしろいくらいだ。もっと技術の本質を考えて欲しいが、きっと、考えられないのだろう。

そんな提灯記事を書く出版社のニュース(I○mediaだのI○press watch)なんて読みたくないのだが、他にないので仕方ない。

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先日、ちょっと出張した。出張の楽しみと言えば、人(まあ、着目するのはほとんど女性だがw)を観察するとか、夜の飲み会や、宿での音楽(演奏)選びだろう。それに加えて、今回は新しい楽しいことがあった。以下、そういうことや思ったことを書いてみる。

行きの新幹線で、前の席のサラリーマンが、タブレットで「日経新聞」(紙で出版されたものをスキャンしたようなフォーマット)を読んでいたが、全然便利じゃないだろうと思った。昔から全く進歩がない。あんなのだったら、webの方がずっといい。まあ、日経を読む時点で「察し」なのか。

初日の仕事の後、宿に戻って飲み会の時間を待つ間聴いた、ギーゼキングとカラヤンのK.488 (1951)は、どことなく透明でなくて好みでなかった。ギーゼキングは初めてかも知れないが、想像どおり癖がある感じだ。聴いていたら、一緒に行く人が部屋に呼びに来てくれたので、再生を停める方法が分からず慌てた。

今聴くと、カラヤンらしくなく、オケがルーズな感じがする。ピアノがそれに合わせてしまっているのも、気に入らなかったのかも知れない。

飲み会の後、部屋に戻ってから、ラローチャのK.488 (1991)を聴いた。やっぱりいい感じだった。が、酔っていたのですぐに寝入ってしまい、気付いたら午前3時頃で、演奏はとうの昔に終わっていた。

翌朝、朝食前に、彼女のモーツァルト ピアノ協奏曲 21番 (1987)を聴いたのだが、今ひとつだった。彼女には波があるのかも知れない。この前後にも数人の演奏を聴いた。どういう訳か、結局、ラフマニノフ ピアノ協奏曲 3番になり、それも何人か(トリフォノフ、フェドロヴァ、ブニアティシヴィリ、アルゲリッチ、マツーエフ、ベルマン)を試しに聴いたがどれも満足できず、最後はBehzod Abduraimov (ベフゾド・アブドゥライモフ)という人の演奏(2016)を聴いた。新人らしいピアニストはすごく頑張っているのだが、残念ながら熟練不足な感じだった(今聴くと、それほど悪くないけど)。指揮はゲルギエフで、いつものように振り方(外見)が独特だった。あの妙な感じは結構好きだ。

余談: iPhoneでも、Googleにログインしていれば、YouTubeの再生履歴に表示できることが分かって、上のような文章がかなり正確に書けるようになった。個人情報収集の問題はあるだろうが、便利だ。

そのせいか、その日は朝からラフマニノフのピアノ協奏曲 2番が脳内で無限ループしていて、早く帰って好みの演奏を聴きたかった。

仕事は展示会での説明(補助)だったのだが、社員が多くて特に声も掛からず暇だったので、場内をぶらぶらしていたら、販売コーナーに出店されている方と話が弾んだ。その方は、自分で製作した、写真やイラスト・絵を表に出した包みボタンを販売していた。僕は、もちろん手芸やボタンには興味はないのだが、ある作品の色使いが綺麗だったのでちょっと見ていたら、話しかけられたのだ。

その方は、昔つくばに住んでいたが、雰囲気が嫌いで、今は埼玉に住んでいて、バイトで通っているとのこと。そして、茨城に住むなら南の方がいいと言っていた。いろいろな話がおもしろかったので、何か買ってもいいとは思ったのだが、買っても死蔵するだけで、それでは全く意味がないので、「申し訳ないけど今日は買えません」と言って、別れた。いつか、何かの機会があれば、頼みたいと思う(読まれている方で、ご興味のある方には、店名やURLをお教えします)。30分くらい話していたかも知れない。

その後もぶらぶら見ていたら、2つのブースで留学生から声を掛けられて、話し込んだ。最初の人は通り掛かって目が合っただけで話し掛けて来た。興味はなかったのだが、僕の分野にも少し関係があったので、質問したり話を聞いたりするうちに、段々おもしろく感じてきた。15分くらいは話しただろうか。

2番目は、題がおもしろそうだったので見ていたら、声を掛けられた。実際には、題からの想像とは異なる内容ではあったのだが、話を聞くうちに、おもしろくなって来た。こっちも15分くらいは話した気がする。その方は、京都の社寺が好きだそうで、まだ行ってないから是非行きたいと言っていた。

どちらも中国系の人だったと思う。普通の日本人だったら、ちょっと見ていた程度で話し掛けては来ないだろうし、素人に長々と説明なんてしてくれないだろうから(あ、ボタン屋さんはそうでもなかったか)、熱意とかやる気とか開放的な性格を感じた。もちろん全員ではないだろうが、平均的には高いのではないか。それは欧米にも通じるのではないだろうか。そういうところが、日本が追い抜かれてしまった原因ではないかと感じた。僕は、それらの国は好きじゃないけど、すべての国民(なんて知らないから)が嫌いという訳ではないし、たとえ嫌いだとしても、見習うべき点はあるように思う。少なくとも、目を閉じていまだに「日本はすごい」、「*国はレベルが低い」とか言って自己満足しているだけでは駄目だ。

つつがなく仕事が終わり、宇都宮駅に着いて、いつものように吉野家に行き、黒カレー(大盛り+半熟卵、けんちん汁・サラダセット)を試した。結構香りが良かった。750円。

部屋に戻ったら22時近かった。さっそく、ブロンフマンのラフマニノフ ピアノ協奏曲 2番 (1992)を聴いた。家のオーディオは音質はすごくいいけど、iPhoneだって、音楽(演奏)を楽しむ点では全く問題ないことを再確認した。音楽は音質じゃないんだよね!

 

PS. 今回の演奏選びで消費したデータ量は、約1GBだった。結構多い。1泊1GBとすると、いくら繰り越しがあっても、4泊程度で容量を使い果たしてしまう。僕はそんなに長い出張はしないだろうが、YouTubeの音だけを聴けるアプリを作ってくれると助かるのだが・・・

もしかして、自分のサーバに、YouTubeのビデオから音を抜き出して再送信するプログラムを作ればできるのだろうか? YouTube互換のクライアントを作るのが厄介そうだし、YouTubeも不正利用に目を光らせていそうだから、いろいろ難しいだろうが、そこがクリアできれば何とかなりそうな気がしてきた。そういうサイトは既にありそうな気がするが、訴えられていそうな気もする。(14:24)

PS2. 全くの別件だが、webショップのあるクラシックアルバムの見出しに、「深い内省と慈愛に満ちた」とあったのには笑った。さすがにそれは、オーディオの「演奏者の息遣いが聞こえる」と同じ類の眉唾だろうと思う。演奏者の性格なんて、演奏からは分からないと思う。そして、僕は、そういう個人の背景の類は気にしないことにしている。性格のいい人が、必ずいい演奏をする訳ではない、というか、性格が演奏に現れるとは思っていない。曲にしても同様だと思う。

かなり横道に逸れるが、上の論理を突き詰めると、「音楽(芸術)とは何か」という疑問にぶち当たる気がする。別の言葉で言えば、「AIの演奏(作品)は芸術か」だ。

今まで僕は、芸術は人間がするから芸術であって、機械が作るものは違うと思っていた。でも、近頃は、それは怪しいような気がしている。というのは、バッハやモーツァルトのようにかなり昔に死んでしまった人は、本当に人間だったのか怪しいと言えなくもない(まあ、そんなことはないが)し、上に書いたように、その人の背景や性格を無視したら、すごくいい演奏をする機械と何が違うのかということになる。

人間には機械と違って創造性やオリジナリティがあるとは思うのだが、近頃のAIの発達を見ると、それもずっと人間だけができるものとも思えなくなって来ている。

例えば、演奏技術はもちろん、作品の「理解」に関しても、膨大な情報を駆使できるAIが勝つのではないだろうか?

なんてことは、追伸の追伸に書き切れるものではないのだが、ちょっと前から思っていることなので書きたくなった。

そして、僕は古い人間なので、上のようなことを自分で書いて悲しくなってしまう。仮に機械に負けたとしたって、人間の演奏が聴きたい。(15:21)

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うちのオーディオ系(スピーカー)で生じる、600Hz付近の谷が気になって、原因を考えた。以前の検討や直感から、原因は机の天板での反射波との干渉だと思った。他に、ディスプレイの背面での反射波や出窓の形状の影響も疑った。

それで、出窓の固有振動数はなかなか求められないので、まずは机の天板とディスプレイの背面について、実験してみた。

まず、PCから400-800Hzの周波数の音を出して、実際に聴いてみた。すると、音量の変化は分かるが、気になるほどではなかったので、実害はなさそうなことが分かった(← 後半を読むと分かるが、この確認は不十分だった。もっと高い周波数まで聴くべきだった)。

次に、ディスプレイ背面での反射を減らすために、手前に回転させてみたが、大きな変化がなかったので、これは原因ではなさそうなことが分かった。

それから、机の天板での反射について調べた。天板上に吸音材(夏用掛け布団)を敷いたり衝立を立てたりしたが、マイクを動かさない限り、大きな変化や改善がなかったので、原因とは言えなかった。

それでも諦め切れずに、苦手ではあるのだが、時間はあったので、数学・物理的に考えてみた。干渉による音量の低下は、2つ以上の経路の距離差が1/2波長の場合に最も強くなるので、実際に距離差を求めてみようとした。

最初は、高校の数学や物理などすっかり忘れていたし、3次元的なので、どうやって計算するかまったく見当がつかなかったのだが、段々思い出して来て、次のようなを描きつつ、計算式を考えた(作った)。

すっかり忘れていた重要なポイントは、「入射角と反射角は等しい」ことだった。あと、三角関数も、脳の片隅に残っていたらしく、適当に思い出した(「要らない」っていう人も居たけど、やっぱり役に立つよw)

余談: 後半のatanの式は、どこからか「自然に」湧いて来たのだが、本当に正しいのだろうか?? これが駄目なら、全部駄目だ。が、角度はそれっぽいので、きっと合っているのだろう・・・ それと、最初の方の、2つの比の等式("↓"の上)は直感的に浮かんだのだが、これも本当に正しいのだろうか? なんともいい加減な数学であるw

最初は、計算で求めた距離差が全然合わなかった。諦めずに見直したら、測定値や計算の誤りが見つかり、最終的には、距離差は約21cmとなった。

それでも、谷ができるのは818Hzと、まだ高かった。ただ、上の計算で使った自分の耳の位置がマイクの位置と異なるかも知れないことに気付き、測定する時のマイクの値を使ったら、距離差は約33cmとなった。この距離差で谷ができる周波数は約514Hzで、実測値に近い。

更に、いちいち手で計算するのが面倒なので、(プログラムを作るのは面倒だったので)計算のためのスプレッドシート(Excelは使ってないので、"excel"とは書かない)を作った。そして、気温(室温)を指定すれば、正確な周波数が出るようにもした(それまで使っていたサイトは気温は15℃がデフォルトだった)。それに25℃を指定したところ、谷になる周波数は522Hzとなり、左チャネルの谷の実測値(左チャネルの低い方)とぴったり合った。

右チャネルでは谷はもう少し高いところ(576Hz)にあり、左チャネルは642Hzにもある(正確には、2つの谷の間(576Hz)に山があるので、何らかの原因で谷が反転したのかも知れない)が、マイクの位置や経路が微妙に違うせいかも知れない。

という訳で、600Hz付近の谷の原因は、机での反射波との干渉である可能性が非常に高くなった。

が、悲しいことに解決は無理だ。机の前(=自分の正面)にスピーカーを置くのは必須だから、スピーカーを移動できないし、机をなくすこともできない。机の天板に吸音材を貼ることもできない(実験で分かったように、ちょっと厚いくらいの布では効果がないようだ。波長が長いせいだとすると、かなり分厚い物が要りそうだ。うっかり、こんなのを想像してしまったが、もちろんあり得ないw)。あとは、机の奥行きを短くして反射点を作らなくするのも有効そうで、一番可能性があるが、実現はなかなか難しい。

また、上の計算結果が示すように、聴いている場合の谷の周波数は830Hz(ピアノの鍵盤の60番目辺り)で、高目ではあるものの、やはり多用される帯域なので、実際にどのように聞こえるか確認が必要だ。

という訳で、結果的に好奇心を満たしただけではあるが、まあ、「おもしろかったので良しとする」w まったく、久し振りにまともなことに頭を使った気がするよ(爆)

なお、題は、本文を書いた後に思い付いて付けたのだが、僕は数学や物理などが苦手なので、まったく該当しない。単に、尊敬すべき物理愛好家を想像して書いたまでであるw

 

(5/22 4:58 一部修正; 5/22 7:38 少し加筆)

PS. これを考える時、紙(手書・描きのメモ)はまったく使わなかった。全部PCで書いた。面倒もあるが、式をコピーペーストでブラウザに貼って計算するとか、別のノートに貼れたりとか、便利なことも多かった。これも時代なのだろうか?

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