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昼休みに、ラフマニノフのピアノ協奏曲 第3番が聴きたくなったので、GPMで探した。なかなか目新しい人が見つからないので、気分を変えて(+怖いもの見たさで)、ユジャ・ワンにしてみた。先日、見た目での判断は良くないと書いたせいもある。

正直言って、全く期待していなかった。というのは、派手な外見以外に、以前YouTubeで彼女のラフマニノフのピアノ協奏曲 第2番のライブ(屋外だった記憶がある。これかも知れないが、水色の衣装だった覚えがある)を観て、ひどいと思ったからだ。

でも、その予想はいい方向に外れた。完全に。このアルバム(2013)での演奏は全然違っていた。音だけで、男性的(スポーティとか「肉食系」とかいう言葉を思い付いた。聴いたあとで検索したら、偶然、「アスリート」とか、同様な表現をしているページがあった)な演奏で好感が持てて、なかなか乗れた。どうやら、あのライブビデオが悪かったようだ。演奏風景を見たせいもあったのかも知れない(冒頭の弾き方(見た目)は好きになれなかった)。

第2楽章は、時々、音が抜けている箇所があるように聴こえた。おそらくそうではないと思うが。あと、第3楽章に行く前に余計な音の強調があった。そこら辺は好きになれなかった。でも、すごく乗れるから、かなり好きになった。終わる頃には乗りまくって、演奏後に続く拍手を聴いて余韻に浸っていたかったほどだ。が、あと少しというところで休みが終わりそうになったので、止めた。

それから、細かいが、オケの弦が少し変わった音の箇所があった。

かなり出来がいいので、てっきりスタジオ録音だと思っていたのだが、ジャケットを見ると、ライブだった。実際、最後に拍手があった。Discogsの情報では2013年のカラカスでのライブだそうだ。あとで調べたら、カラカスはものすごく危険な街らしい。そんなところで、良くコンサートをやったものだ。まあ、そういうところにだってホールはあるだろうし、やっぱり、音楽が好きな人は沢山居て、危険な毎日を送りつつも、コンサートを楽しみにしているのかも知れない。

さっきは同じ作曲者のパガニーニ狂詩曲(2011)を聴き、今は同じアルバムの同じ作曲者のピアノ協奏曲 第2番を聴いている。「パガニーニ」は、まあ普通ではあるが、悪くなかった。この曲は、僕には退屈な印象(細切れなので、乗りが分断されるのが嫌なのかも)なので余り聴かないのだが、ちゃんと聴き通せた。

第2番もいい。イントロのピアノに重さがあっていい。普通にいい。「普通に」は良くないように思えるが、好きな曲について僕がそう思うのは、安心して聴けるとか、途中で止める気にならないとかいうことで、いい演奏なのだ。ただ、ものすごくいい訳でもない。と言っても、平凡とか個性がない訳ではない。そこの区別は難しい。それにしても、例のYouTubeのライブとは偉い違いだ。もう一度観たら(聴いたら)、印象が変わるだろうか?

という訳で、やっぱり、見た目での判断は良くないようだ。

PS. ただし、彼女のトルコ行進曲(K. 331の第3楽章)は駄目だ。全然駄目だ。これにはがっかりした。(20:46)

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風邪ひいて調子悪いし、台風(今はまだ普通の雨)で外に出るのも億劫だしで、全くのプログラミング日和なのでw、昨日に引き続き、GPMDPの改良に余念がない。いや、余念があるから捗っているのかも知れない。僕の場合、別にプログラムをいじったりしたくはないのだが、音楽を気持よく聴きたくて、いろいろ考えるとできそうだから、仕方なくやっているのだ。

それはともかく、ついにGoogle Play Music (GPM)のプレーヤーGPMDPで音量の正規化ができた。我ながら大変強引な方法だし、いろいろ制限はあるが、とにかくできた。

方法は、基本的には昨日書いたとおりであるが、実際に作ってみると、細かいことがいろいろあったので、その辺りを書いてみる。

見つかった問題点

  1. 曲を再生中に再生ゲインを計算するために曲を取得すると、GPMは同時に1つの機器からしか再生できないので、次の曲の開始時にエラーになって、再生が停まってしまう。
  2. そのエラーダイアログの実装が汚く(まあ、元々がwebなのだから汚いというのは言い過ぎだが)、ブラウザ内のダイアログもどき(昔のワープロのようなもの)なので、xdotoolのようなツールで自動的に閉じるのが難しい。
  3. 曲の再生ゲインの計算が難しい。単純な最大値では聴感に合わない。実効値(どのくらい大きく聴こえるか ≒ 波形がどのくらい太くて黒いか)を求める必要が要る。
  4. GPMDPの音量のステップが段階的なので、細かい再生ゲインが反映されない。
  5. クラシックなどを聴く時のために、音量の正規化機能をon/offできるようにする必要がある。

実際に書き出すと少ないが、結構苦労した。

問題の解決

  1. GPMの同時再生エラーとエラーダイアログの問題
    • エラーダイアログが出たことを検出することすら難しいし、検出して自動で閉じるようにしても、音楽の再生中に勝手にマウスが動くのは鬱陶しい。
    • JavaScriptの機能で、ページ中にあるダイアログを探して、閉じようとしたのだが、なぜか、ダイアログもボタンも見つからず、どうにもならないので、一旦、後回しにした。
    • その後、手を抜きたかったので、曲の再生中でなく、曲間で一時停止して処理するようにしたので、最終的には、問題は起こらなくなった。それでも、処理はすぐに終わる(2秒未満: 下で訂正)ので、気になることは滅多にない。そもそも、正規化はラジオでしか使わないので、曲が間隔なしでつながることはないから、多少曲間が伸びても問題はない。(9/18 14:35 訂正: 実際に測定したら4秒前後だったが、ラジオのせいか、気にならないのは確かである。)
  2. 曲の再生ゲインの計算
    • 最初は最大値を使ったのだが、聴いてみると余り効果がなかった。
    • 値を調べると、多くの場合、最大値は100%近いので、ほとんどの曲で、正規化されていなかった。
    • 平均値を試したが、余りいい結果にならなかった。どういう訳か、平均値は小さいのに大きく聴こえる曲(The Cars "Heartbeat city": どういうことなのだろう??)があったからだ。
    • 処理に使っているffmpegにはloudnormという正規化する機能があるのだが、今のOSに入っている版には入っていないので諦めた。また、曲を正規化してもGPMDPでは再生できないので、余り便利でない。
    • 最終的には、ffmpegのastatsという機能で短時間の実効値(RMS)の最大値を取得することにした。理論的に正しいのか分からないが、聴いた感じでは良さそうだ。実効値を求める期間(時間)の設定が難しいのだが、昔のポップスを聴く限りでは1.75秒がいいようだ(ちなみに、この値は「異邦人」(1979)でチューニングした)。
  3. GPMDPの音量のステップが段階的
    • 今は音量を2.5%ステップにしているので、確かに細かい違いは反映されないが、聴いた感じでは分からない(細かい音量設定よりも、演奏の性質による違いが大きい)ので、今は保留している。
  4.  音量の正規化機能のon/off
    • 設定項目を追加すれば可能だが、いちいち開くのが面倒なので、再生メニュー(曲の右に出るもの)に追加することにした。
    • 追加はできたのだが、「ラベルの翻訳がない」という表示になってしまい、なかなか解決できなかった。
    • プログラム中のHTMLを良く見たら、<span>の属性(is="translation-key")で翻訳したラベルを使う指示をしているようだったので、それを止めるようにした(そんなものすごい機能があるとは、恐ろしい。脆弱性になるような気がするが、考え過ぎか)。
    • また、メニューでon/offするので、メニューのラベルが現在の状態を反映するように、設定変更時にラベルを書き換える(例: Onの場合は「無効にする」、offの場合は「有効にする」と表示する)ようにした(下図参照)。本来は、モードを示すアイコンなどを追加するといいのだが、それも面倒なので、このようにした。

再生メニューに音量正規化機能のトグルを追加

という訳で、随分苦労した気がするのだが、書いたらあっけないものだ。。。 実際には、Googleの検索と、そこから見つかった有用なページを書いてくれた方々に随分お世話になった。もし昔だったら、たった数日で、全く使ったことのない環境やプログラムをこんなにいじることはできなかっただろう。

それから、書く必要すらないことだが、もしWindowsを使っていたら、全く無理だったし、やる気も起こらなかっただろう。あれを使っていたら、どんなに普通のことでもなぜか大変になるから、ソフトウェアの正常な発展には大変な障害だとつくづく思う。

音量正規化の効果はおそらくあると思う(GPMDPの音量はちゃんと変化している: スライダーを表示させたままで見ていると、曲間でスライダーが自動的に動くのがおもしろい)のだが、気のせいかも知れない。上記のように完全ではないので、時々、小さく感じたり、大きく感じたりすることはある。ただ、以前は頻繁に音量を変えていたが、これができてからはほとんど変えていないので、やっぱり、効果はあると思う。

以下に、実装メモを書く。

  • 処理の流れ
    1. 曲が変わったイベントを待つ。 → 再生しようとしている曲情報が来る。
    2. 再生キュー(再生する曲一覧)を取得する。
    3. キューから曲のIDを取得(曲名、アーティスト名で検索)する。上記の曲情報には入っていないため。
    4. 計算済みの最大値が保存されていたら、使う。 → 9へ
    5. gmusicapiの機能を使い、IDよりstream URLを取得する。
    6. wgetにstream URLを指定して、曲を取得する。ただし、もしキャッシュにデータが残っていたら、再利用する。
    7. ffmpegのastatsフィルタでRMS(1.75s)の最大値を求める。
    8. 再利用できるように、いくつかの最大値を保存しておく。
    9. 最大値より、正規化するための音量値(%)を計算し、GPMDPに設定する。
    10. キャッシュ中の古いデータを消す。
    11. 1に戻る。
  • 制限事項
    • 再生ゲインはトラックモードのみ対応 (本質的に、アルバムモードには向かない。気長な人なら別)
    • 当初は、再生中にバックグラウンドで次の曲の処理をする予定だったのだが、暫定的に作ったものが結構うまく動いて、それ以上は面倒だったので、再生前にこれから再生する曲の処理をすることにした。
      • 上にも書いたが、処理は短時間(クラシックのような長い曲を除き、概ね24秒以内)に終わるので、曲間が長く感じることはない。
      • これならシャフルにも対応できるので、却って良かったのかも知れない。
    • 計算した再生ゲインの情報は保存しないので、過去に計算した値が再利用できない。(TODO)
    • GPM自体やwebページの仕様に大きく依存しているので、それらが変わったら、途端に動かなくなる(これはGPMDPも同様)。

 

PS. 前にも書いたが、どういう訳か、僕が聴くGPMのラジオで斉藤由貴の曲が頻繁に掛かる。今日は「悲しみよこんにちは」だ。好きな曲だが、今の彼女はそういう状況なのだろうか? というか、今でも彼女が現役でラジオ番組を持っていたことが驚きだった。

PS2. 本題とは関係ないが、GPMのおかげで分かったことを書く。

Winkの曲だとばかり思っていた「ふりむかないで」は、実はザ・ピーナッツの曲だった! そんな昔の曲にしては、全然違和感がなかったのがすごい。「ほう」と思った。(21:21)

PS3. この作業中に気付いたことがある。アプリをビルドして起動するのが意外に遅いのだ。もちろん何分も掛かる訳ではないのだが、一瞬ではないので、何度も繰り返すと結構イライラする。たかが(と言っては悪いが)JavaScriptなのに、ものすごく大量のモジュールが集まっているからなのだろう。そして、僕のPCが遅く感じたのは、これが初めての気がする。さすがに古くなったのかも知れない。(22:39)

(22:29 音量のスライダーが自動で動く動画を追加; 23:20 若干加筆・修正; 9/19 7:09: 実装メモ中の処理時間の訂正漏れ(4秒が正しい)を修正)

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よく、スポーツが得意な人は「脳味噌が筋肉」だと揶揄されるが、それは単なる思い込みとか決め付けで、単に個人の特性(というか、劣性)のようだ。ちょっと前の話だが、有名な(僕は名前しか知らない)ジャズの奏者が、演奏会で子どもに暴力をふるって演奏を止めたそうだが、

なんだい、このクソジジイ

って思った。

音楽家は音楽で人を動かせなくては、(そこまでは無理としても、動かそうとしなくては、)存在価値がないと思う。その場におらず、ビデオも観ていないから、細かいことは分からないが、そもそも、子どもが乗って演奏しているんだから、いくらだってやらせておけばいいと思う。予定より時間が伸びたって、どうせ、何日間も続くなんてことはないから、別にいいじゃないか。何がそんなに嫌だったんだろうと思う。下手だったのだろうか。プロの演奏家なら、一緒になって演奏して、うまく終わりにすることだってできたのではないか。

そして、(上だけならありきたりな考えなので、書くこともなく、以下が書きたかったから投稿するのだが、)昨日、ふと、「戦場のメリークリスマス」(1983)で、俘虜(デビッドボウイ)が軍人(坂本龍一)にキスして蛮行を止めさせた光景を思い出した。キスはないとしても、頭を撫でるとか抱擁するとか思わぬことをすれば、おだやかに終わった気がするのだが、現場を観ていないから、本当に可能かどうかは分からない。でも、殴るのはないだろう。

PS. 書くきっかけはもう一つあった。この記事だった。

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試用期間はあと1週間くらい残っているが、もう、音楽配信サービスはGoogle Play Music (GPM)で決まりだ。

実は、この週末辺りにも、サービスに入る意味(価値)を再確認したり、「実は、(良く調べれば)Spotifyがいいんじゃないか?」と思ったりした。それで、いろいろ調査したために、今日はドライブを延期する羽目になってしまった。

まず、僕にとっての音楽配信サービスの用途・メリットは、以下のようなものだ。

  • 新しい曲を探すツールとして。
  • クラシックの特定の曲の好きな演奏選び用
  • (昼休み、帰省、旅行・出張時に)暇な時に聴く
  • 「無制限の試聴」、あるいは、「無駄にCDなどを買うのの防止」
  • ダウンロード版を買う前のマスタリングや音質の確認用

これだけでも充分と思う。が、最初に大いに期待した、CDの置き換え(撤廃)については、キャンディーズや小泉や昔のRushがないなど、意外に揃ってないので、僕にとってはまだまだである。でも、事務的な問題だろうから、あと数年で完備するのではないかと思っている。

あと、車で聴きたいものやずっと手元に残しておきたいものは買う必要があるのも、最初の期待からは外れる。ただ、購入前の確認ができるので、以前諦めた、CDからダウンロード購入への移行が再び可能になるので、悪いことばかりでもない。

よって、音楽配信サービスに入る価値は充分あるという結論になった。

次に、「本当にGPMがいいのか」という点でも迷いが生じたので、再度、Spotifyを使って機能を比較したり、レパートリーの広さを比較し直してみた。

まず、機能の比較については、概ね以下のようになった。

Spotify

  • 長所
    • 書誌(初出年など)が正確
    • 100以上の検索結果が出る。
  • 短所
    • 行動(例: 聴いた曲)やプレイリストをデフォルトで公開する(例: ユーザー名で検索できて、聴いた曲が表示されてしまう)。
    • 日本の懐かしいポップスなどのラジオ・プレイリストはほとんどない。
    • アルバム情報の編集ができない。
    • 純正アプリは駄目(随分前から要望があるのに、改良する気がない)
      • 日本語の入力不可
      • 表示テキストのコピー不可
      • ジャケット画像の拡大表示不可 (再生中のものだけ可)

GPM

  • 長所
    • 日本の懐かしいポップスなどのラジオが充実している。
    • アルバム情報の編集ができる。
    • 行動(例: 聴いた曲)やプレイリストをデフォルトで公開しない。
    • リコメンドが結構いい。
  • 短所
    • 書誌(初出年など)が不正確、情報が少ない。
    • 外国の曲の邦題、カタカナ表記の外国アーティスト名が嫌 (例: GPM ⇔ Spotify)
    • 100以上の検索結果が出ない。
    • Linux用純正アプリがない。Webでの使用が基本。
    • サードパーティのアプリ(GPMDP)はまあまあ(というかイマイチ)。

明らかにGPMが優位だが、特に、日本の懐かしいポップスへの対応(これはSpotifyには永遠に無理だろう)、プライバシーへの配慮(SpotifyはGoogleよりひどい)、アプリなどに見られる見識の普通さ(Spotifyが低過ぎる)、そして、(将来)YouTube Redも使えることが期待できるのが、僕にとっては重要だ。

なお、GPMの短所のほとんどは自力で解決できる見込みが立った。

  • 書誌(初出年など)が不正確 → SpotifyやDiscogsやAllMusicなどで調べる(なお、MusicBrainzはほとんど役に立たない)。
  • 邦題、日本語(カタカナ)の外国アーティスト名 → アプリでなく、webなら言語を指定できるので、英語表示にできた(URLを https://play.google.com/music/listen?hl=en のようにする)。こうすると、日本のポップスも英語やローマ字になってしまうが()、外国の音楽が英語や原語で表示されることのほうが重要なので、英語表示にすることにした。なお、どういう訳か、英語表示でも日本語で表示される日本のポップスがある。
    • (9/13 21:40追記) その後、web(ブラウザ)であれば、タブを2つ使うことで、英語と日本語の両方を表示することができることに気付いた。
  • 100以上の検索結果が出ない。 → サードパーティのライブラリ(gmusicapi)を使ったプログラムを使って(作って)、かなり多くの検索結果が出せるようになり、GPMのレパートリーの広さをかなり正確に調べることができた(後述)。
  • GPMDPがイマイチ。 → 中身はwebそのもので、GPMDPは外枠を作っている程度で、バグもあるので、リモコンを使うなど外部と連携させる場合などを除き、使う意味は余りない。逆に、ブラウザでweb版を使う場合、マウスジェスチャでページ移動ができるので便利だ。ただし、Vivaldiではミニプレーヤーが出ない問題があるが、元々それほど有用でないので、大きな問題ではない。
    • (9/13 21:36追記) その後、GPMDPでマウスジェスチャが使えるようになった。Easystrokeというソフトを使い、戻る(キー: BS)と進む(キー: Alt+→)にジェスチャを割り当てた。
    • また、暫定的だが、英語表示ができるようにもできた()。具体的には、~/.config/Google Play Music Desktop Player/json_store/.settings.jsonの中のlastPageというメンバにGPMDPが最後にアクセスしたページのURLが格納されているので、その"?"の後に"hl=en&"を追加して(例: "https://play.google.com/music/listen?hl=en&pli=1#/home")、英語版にしてGPMDPを起動すれば良い。
    • GPMDPは資料やソースが公開されているため、プログラムの変更や内部データへのアクセスがしやすそうなので(実際、上記の暫定英語表示はそれでできた)、改良(カスタマイズ)のベースにしようと思っている。

最後に、レパートリーの広さを再確認した。以前調べた時は、GPMは100以上の検索結果を出さないため、曲によってはSpotifyの方がアルバム数が多い(多く見える)場合があったが、今回は、調べたすべての場合で、大差でGPMの方が多かった。以下に結果の抜粋を示す。

  • モーツァルトのピアノ協奏曲 第23番 (K.488)のアルバム数
    • GPM(以下、G): 459
    • Spotify(以下、S): 211
  • ラフマニノフのピアノ協奏曲 第3番のアルバム数
    • G: 388
    • S: 101
  •  ビートルズのアルバム数
    • G: 52
    • S: 23
  • クイーンのアルバム数
    • G: 57
    • S: 35
  • グールドのアルバム数
    • G: 231
    • S: 201

もちろん、音楽は数が本質ではなく、GPMには重複が多そうだが、それにしても違いが大き過ぎるので、レパートリーの点でSpotifyを選ぶ理由はないだろう。

なお、GPMは検索結果が100までしか出ないため、普通に使っていては、上記のような広大なレパートリーをフルに活用するのは難しい(例: 知らない演奏者は検索に指定できないから、存在を知ることができない場合がある)。この点は、GPMの検索の仕様が改善されるまでは、後述のような外部の検索プログラムを使う必要がありそうだ。

以上より、僕にとってはGPMがベストで、Spotifyは次点以下で、言ってみれば、GPMのサービスが終わってしまった時に「仕方なく入る」程度のものとなった。

 

PS. 近頃、なぜか、GPMのラジオ(日本の懐かしいポップス関係)で斉藤由貴の「卒業」がよく掛かる。今日で通算6回目だ。不倫スキャンダルに同期しているのか、単に人気があったから良く掛かるだけで、考え過ぎかw (9/11 19:41)

 

参考: gmusicapiを使ったGPMの検索プログラムについて

gmusicapi-scriptsのgmsearch.py(GPMの自分の「音楽ライブラリ」を検索するプログラム)を改造し、gmusicapiのMobileclient interfaceの検索関数(search())を使って、GPM全体から検索できるようにした。search()では、曲名以外にアルバム名などでの検索結果も取得できるので、アルバム名を使って、ある曲が含まれる、あるいは、あるアーティストのアルバム一覧が取得できるようにした。改善すべき点は多いが、以下のような形式で検索を実行する。

グールドの全アルバム(共演は含まず)を検索する場合: python3.5 gmsearch_b.py -u User -p Password -Q "Glenn Gould" -t al -f 'artist:^Glenn Gould$' -y

↓ 出力例

1. Glenn Gould "Bach: The Goldberg Variations, BWV 988 (1981) - Gould Remastered" (2008) [-, B6nyodkgdszrcbq2kih4ebl3qry]
:
230. Glenn Gould "Glenn Gould plays Richard Strauss: Ophelia Lieder op. 67; Enoch Arden op. 38; Piano Sonata op. 5; 5 Piano Pieces op. 3" (2012) [-, Bi4h5u7bbiqaca2mwgxtqah3zyq]

※行末の英数字は、GPMでのアルバムID。

このプログラムは、webやアプリでは省略されている曲やアルバムなどの情報(例: ディスク番号)や情報の内部形態をそのまま取得できるので、大変有用だと思う。ちなみに、この情報には再生ゲインは入っていないので、近いうちにGPMが音量の正規化に対応することはなさそうだ。

なお、search()の結果の最大数は、gmusicapiの資料では100だが、Noneを指定することで、最大1000までの結果が得られることが分かり(ただし、結果が長くなり過ぎると、途中で切れてエラーになる)、レパートリーの比較に役立った。この隠し機能がいつまで使えるのか分からないが、なかなか便利なので、なくならないで欲しい。

PS2. 今回、gmusicapiなどが使っているPythonというプログラミング言語を使う羽目になった。Perl以上に"awful"で、「使ってられない!!」と思った。が、流行っているようなので、まあ、僕が古いのだろう。それにしたって、インデント(段付け)をプログラムの構造にするって、本当にいい(論理的・効率的)のだろうか?

僕は、とてもおかしいと思う。というのは、そもそも、普通のプログラミング言語はテキストなのだから、段付けのような「見た目」よりも、論理的な構造で成立するものだと思うし、(目に見えにくい)空白の数の違いや空白とタブの混在にいちいち文句を言われたら、書く時に必要な注意が増えてストレスが高まると思うのだ。もちろん、プログラムの見た目を綺麗にすれば、分かりやすくなるから、それ自体はいいことなのだが、強制されたら苦痛だ。

段付け以外に奇異に感じたのは、ifやelseの行末の":"だ(下の例を参照)。「何これ?」って感じだ。空白の数(=見た目)で構造を定義しているなら、改行だってそのように使えばいいはずで、行末の印なんて冗長だと思うのだが、何か理由があるのだろうか?

if [type_mns[type]]:
    type_mn= type_mns[type]
else:
    type_mn= type_mns["so"]

※おそらく、上のプログラム自体はもっと簡潔に書けて、if自体不要になりそうだが、記述例として挙げた。

あと、Linuxなどの問題ではあるが、Pythonはバージョン間の違いが大きいせいか、特定のバージョンでしか動かないプログラムがあるので、複数のバージョンをインストールせざるを得なく、それぞれを区別しないと、プログラムがうまく動かない(上の例で"python3.5"と陽に書いているのはそのせい)とか、あるバージョンをアンインストールすると、システムが正常に使えなくなる問題があって、正直言って手を焼いている。

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昨夜だったか、GPMのラジオ(「70s キラめく歌謡曲スターヒット」だったと思う)で、いしだあゆみの「あなたならどうする」(1970)が掛かった。全く頼りない歌で、当時の記憶になく、誰の歌かも知らず、全然好みじゃないのだが、妙に頭に残った。

そして今日。昼間にいろいろあって、大変疲れた、というか、(何度目か分からないが)げんなりした。(死ぬまで暮らすのに充分なお金があれば)その場で会社を辞めて帰りたくなった。が、そうもできず、机に向かっていたら、不思議と、この曲の雰囲気や「あなたならどうする」という、泣きたくなるような一節が浮かんで来た。

帰宅して、音楽すら聴く気力がなかった。が、ラフマニノフでもモーツァルトでもなく、この曲が聴きたくなって、今、聴いている。もう3回目だ。気に入りはしないが、しっくり来るので、上に大きく載せた。

PS. あと、上のラジオに入っている、研ナオコの「夏をあきらめて」(1982)もいい感じだ。これは、当時からではないが、近年、結構好きになった。

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Google play music (GPM)のおかげで音楽にどっぷり浸る近頃だが、その中で気付いたことや思ったことを、それぞれの繋がりを気にせずに書き並べる。

GPMの音は非可逆圧縮だけど、家のちゃんとしたシステムで聴くのであれば、音が良く、何の問題もなく聴ける。(前にも書いた気はするが、)圧縮の程度にもよるけれど、「非圧縮(または可逆圧縮)でないと駄目だ」と思っていたのは、思い込みだったようだ。

朝、家で聴いていて出勤の時間になっても、続きを昼休みに会社のPCで聴くことができるし、昼休みに聴き終わらなくても、家で続きが聴けるのは便利だ。ただ、Spotifyと違い(本当にSpotifyでできたかあやふや)、再生中の曲リストが会社のPCと共有できないようだ。プレーヤーが違うせいだろうか。それでも、どこに居ても同じ曲が聴けるので、随分便利だ。

イヤフォンは僕の耳とは相性が悪い感じだ。昼休みの数十分でも、耳が疲れるのか、調子悪くなる。これでは電車で聴くのは難しそうだ。いいイヤフォンならいいのか、ヘッドフォンじゃないと駄目なのか? それで、会社用のヘッドフォンが欲しくなったが、イヤフォンでなく会社のPCのせいかも知れないし、ヘッドフォンを探しても、いいものが少ないので、買うかどうか迷っている。

それから、そもそもイヤフォンは音が悪い。家のステレオとは音の良さが全然違う。音質が悪くたって音楽は楽しめるのだが、家の方がずっと気分良く聴けるのは確かだ。この点も、ヘッドフォンにすればいいのか、会社のPCが駄目なのか、判然としない。PCのせいだとしたら、さすがに、会社にDACを置くのははばかられる・・・

演奏の最初の発売年(℗)はSpotifyで調べるといい感じだ。GPMよりずっと正確で、Discogsなどに載ってないアルバムも入っているので、いろいろなサイトで調べる手間が省ける。無料プランでも可能なので、ただ乗りで申し訳ないけど活用したい。

「ただ乗り」と言えば、思い付いただけで全く推奨しないのだが、GPMの曲が「手元に欲しく」なった時、GPMからダウンロードできる(Windowsの)ソフトはほとんどないので難しいのだが、Spotify対応のソフトはいくつかあるので、Spotifyからダウンロードすればいいことに気付いた。どっちからダウンロードしても、その演奏を聴くのに充分なファイルが手に入るだろう。

他にGPMがSpotifyに負けるのは、SpotifyはスマフォのアプリでPCのプレーヤーを操作(再生・一時停止など)できることだ。スマフォからPCに、あるいはその逆に音を出す先を切り替えることすらできる(うっかり触ると予期せずに変わってしまうので、却ってわずらわしい)。GPMは公式のPC用プレーヤーがないから無理なのか。まあ、余り使う機能ではないが。

GPMにも入っていない演奏が結構ある(例: Rush "Power windows" (1985)、小泉今日子)。Rushについては、近年のアルバムは入っているので、古いせいなのだろうか。だから、まだまだ手持ちの曲は用済みにはならない感じだ。その点で、通常のプレーヤー(GMB)とGPMをうまく統合したいので、いろいろ調べたり考えたりしている。

演奏を選ぶ時、知らない人については良し悪し以前に傾向すら判断のしようがなく、宣伝・広告や他人の評は余りあてにならないので、「ジャケ買い」のようになってしまうが、それでいいのだろうかと思う。更に、女性演奏家の顔が綺麗だったり(例は不要なほど沢山居るw)、派手過ぎたり(例: ユジャ・ワン)すると(一瞬目をひかれるが)、「音楽は見た目じゃないっ!」と思って避ける。が、それもやっぱり見た目にとらわれているということだから、なかなか難しい。

ただ、「美人ピアニスト」などと称されて(内心)悦に入っている人は、大抵駄目だと思う。やっぱり、「顔でなく音楽を聴いて欲しい」とか言って、怒らないといけないw

いっそのこと、先入観を避けるために、ジャケット画像を一切表示しない「ノー・ジャケット・モード」があったら良さそうだ。更に、「闇鍋モード」とか言って、演奏者の名前すら出さないのもいいかも知れないw 実際、つい、「ゼルキンだからいい」とか思い込んでしまったりするのだが、そうでもないこともあった。

GPMには関係ないが、僕はピアノ協奏曲の弾き振りは好きではない。はなから聴きたくない訳じゃないが、今まででいいと思った演奏はほとんどない。どこかに無理があるように感じる。

GPMのおかげで、近頃発見した(いいと思った)アーティストが沢山居るので書きたかったが、既に長くなって疲れたので、後に回す(GPMの「音楽ライブラリ」は、お気に入りのようなもののようだが、参考までに、先頭部分のキャプチャをリンクしておく)。が、今聴いていて結構気に入った演奏を1(+1)人だけ書く。

ヴァーシャーリ・タマーシュ(Vásáry Tamás)のショパンのピアノ協奏曲 第1番(1965)が気に入ったので、彼の第2番も聴きたかったが見つからず、別の人の気に入らない演奏が掛かってしまったので、気分転換にバッハの無伴奏チェロが聴きたくなって、何人もの演奏を取っ替え引っ替えした挙句、Winona Zelenkaという人の演奏(2010)が結構いいので聴いている。冒頭は少し線が細い感じがしたが、段々良くなって来て、ゆったりとした感じも出て来た。曲が進んで慣れて来ると、濃厚さも感じられて、大好きなビルスマの演奏が物足りなく感じるほどになったから、不思議なものだ。

最後に、「これぞ音楽配信のメリット」と言えそうだが(実際にはYouTubeでも観られるね)、テイラー・スウィフトの新作、"Look What You Made Me Do"が「新作」に出ていたので、(いつも理解できないのだが、懲りずに)とりあえず聴いてみた。現代的なヒップホップ系の曲自体が好きじゃないのはともかく、低音がドコドコした音作りが嫌いだ。でも、それなりに乗れた。ただ、やっぱり「それなり」で、ビートルズなどのような、グッと来るものとか、何十年も記憶に残るような良さはないように思った。

でも、それは僕がビートルズを若い頃に聴いたからで、今スゥイフトを聴く若い人たちにはグッと来て、彼らはずっと覚えているのかも知れない。

 

PS. 以前問題になった、ダウンロード版でデッカに論外なマスタリングをされた、メータの「ツァラトゥストラ」はGPMでも駄目だった。さっき思い出して確認してみたら、トラック3 「大いなる憧れ―」-トラック4 「喚起と情熱―」間が、アタッカなのにフェードアウト/インになっていた。まあ、予想どおりだ。GPMはダウンロード版と同じ音源なのだ。 このような問題は他では聞かないので、たまたまこれのエンジニアが初心者とか脳みそを使わない人だったのかも知れない。が、他に全くないとも断言できないので、GPMはダウンロード版を買う前に試せるという価値もある。 (8/31 6:21)

PS2. 帰宅して「とりあえず何か(好きな曲を)」聴きたい時、実はGPMは余り役に立たない。普通の人だったら"I'm feeling lucky"ボタンが最適なのだが、僕の場合、クラシックも聴くので、きっと、そのリストにはクラシックの曲(しかも1楽章だけバラバラに)が入るだろうから、それでは全然駄目なのだ。だから、何か良さそうなラジオなりアルバムを選ばなければならないのだが、それは「考え」なければならないので、結構面倒だ。だから、今日は、手持ちの曲をシャフルで掛けた。

いや、もしかしたら、Google先輩はそこまで見越してちゃんと作ってくれるのかも知れないが・・・ まあ、あとで、恐いもの見たさで試してみようw (8/31 19:23)

さっそく試したら、すごい。クラシックだけのリストができた。予想どおり、1楽章ずつバラバラに並んでいた。最初の曲はいいけど、さすがに「だめだこりゃ」だ。(8/31 19:24)

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いや、そもそもまだお金払ってないしw まじめなことを書くと、音楽を聴くことに「元を取る」なんて考えるのは全く論外(そんなこと言ったら、「(長年苦労して、楽器だって高い)演奏者は元が取れるのか、考えたことあるのか!」と言いたい)なのだが、定額音楽配信サービス(今はGoogle)は、少なくとも、そこら辺の食べ・飲み放題なんかより、ずっとお得感がある。

「ラジオ」だけでも、僕が数十年間掛けて貯めた曲のレパートリーを軽く超えており、BGMとか暇つぶしには充分だ(実際、この数日間は、自分の手持ちの曲を全然掛けていない)。それ以上に、新たな曲やアーティストとの出会いはあるし、昔から知っていたけどちゃんと聴いたことがなかった曲(例: 南沙織 「17才」、山本リンダ 「どうにも とまらない」)のオリジナルを聴けて、「へえ!」と思うことだって多い。そして、僕の一番の目的である、特定の曲のいろいろな演奏だって、まだ1週間だというのに、何人か気に入った人を見つけたくらいだ。聴いた感想を全部ここに書きたいくらいだが、全然追いつかない。

レーベルや提供会社がどんな収益を期待してサービスをしているのかは良く分からない。想像するに、レーベルは今までと同じ売り方をしていたらお金は増えないし、自分で演奏した訳でもないから、安売りしたって気分は悪くならないし、提供会社はダウンロード販売用に元々ある音源を有効活用して、ちょっと余分に定期的にお金がもらえるのだからありがたいと思っているのではないか。ただ、Googleはちょっと違って、確か、音源は元々持っていなかったはずだから(補足: Spotifyも持っていなかっただろう)、力とお金に物を言わせて参入したのだろうが、きっと、ユーザーから収集したデータをAIビジネスにでも使うつもりなのだろう(「こういう人にはこういう曲が売れる・好まれる」とかいう情報をレーベルなどに売ることを想像する)。

まあ、世知辛い話は置いておいて、このサービスは、ほとんどすべての音楽を一般ユーザーの手元に開放する(本で言ったら、仮想国会図書館が家にあるようなものだ)と言ってもいいくらいで、以前書いたように、(遅巻きながら)パラダイムシフトだと実感した。あるいは、僕が嫌いな書き方をすると、「新しい体験をもたらす」だ。僕は、今のヒット曲を聴くであろう多くの方とは少し違う使い方をしているのかも知れないが、とりあえず、すごく便利だ。

(と、珍しく手放しで褒めたw)

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音楽配信サービス(今はGoogle play music)はすごくいい。いくつか欠点はあるけど、それを埋めて余りあるほどに便利で楽しい。

そして、今までの約1週間で一番楽しいコンテンツは、なんと、ラジオの「懐かしの邦楽ポップメロディ」と「80s 輝くベストテン・ヒット」だ(今も掛けている↓)。

もはや、立派なおじさんだw

もちろん、クラシックの好きな(特定の)曲の演奏を際限なく比較できるのもいいけど、日本のポップス("J-POP"と書くのは、ちょっと違う)もいい。中高の頃は、「(洋楽の)ロック以外は邪道だ、堕落だ」と堅く信じていたし、大学でだって基本は洋楽だったが、こうして掛けてみると、ほとんどの曲が懐かしくて楽しく、多くの曲にいいね(上向き親指)を押してしまう。やっぱり、嫌いなふりをして聞いていたんだな(確かに、「ザ・ベストテン」とかを妹たちと観ていた)。それに、アニメとかドラマの主題歌になっていた曲も多かったので、それで好きになったこともあるだろう。

 

PS. 偶然だけど、斉藤由貴は、ちょっと前に何だったか下らない話題でニュースに出ていたが、「今頃そんなことで目立たなくてもいいのに、もったいない」と、今朝、「卒業」が掛かった時に思った。そういうのを見ると、思い出が壊れる気がする。。。

PS2. このラジオ(「80s―」)、数時間で一周した。Googleお得意のAIで選んでいる訳ではなく、固定の選曲らしい。時々、曲を入れ替えるのだろうか? (8/26 4:30)

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Google play music(以下、GPM)を持ち上げた舌の根が乾かぬうちに、もう気が変わった。というのは、許せないことが出て来たのだ。それは、細かいことだけど、「音楽としてどうよ?!」ということなのだ。GPMの問題は、以下の2つだ。

  1. iPhoneアプリで、指定した曲だけを聴きたいのに、勝手に次の曲が選ばれて掛かる。停めるには、画面を見続けて、丁度終わった時に自分でボタンを押すしかない。
  2. iPhoneでもPCでも、掛かる曲の音量を一定にすることができない(音量の正規化(ノーマライズ)とかリプレイ(再生)ゲイン対応とか呼ばれる)。「ラジオ」で聴いていると、曲に酔って音量が大き過ぎたり小さすぎたりして、頻繁に調整する必要がある。

勝手に(自分で指定していない)次が掛かるのは、全然良くない。「何か掛かっていれば、ユーザーは喜ぶだろう」とでも思っているのだろうか。

(8/25 7:27追記) この問題への暫定対処方法を見つけた。ある程度の長さ(10分とか1時間とか)の無音の曲をアップロードし、聴きたい曲を再生中に、その無音の曲を次に再生させるようにするのだ。そうすれば、勝手に選ばれた曲が次に再生されることはなくなる。そして、無音が続いているうちに、忘れずに一時停止ボタンを押せばいい。もう、慌てることはなくなった。余裕だ。

この暫定対処は、「今の曲が終わったら一時停止」の代わりにも使える。無音になったら一時停止ボタンを押し、次の曲を聴きたくなったら、「次」ボタンを押せばいい。

音量の調整は面倒でイライラする。音質の劣化が嫌でこの機能を嫌う人も居るが、曲が変わるたびにボリュームを調整するなんて、BGMだったら全然リラックスできないし、気が散って曲に聞き入ることもできない。やっぱり、「何か掛かっていればいい」というスタンスなんだろう。あと、今のポップスは、ダイナミックレンジが圧縮されて、ほとんど最大の音量になっている(→ 参考)ので、結果的にどれも同じような音量に聞こえるから、文句を言う人が少ないのかも知れない。

リプレイゲイン対応を追加して欲しいという要望は、何年も前から何度もフォーラムに投稿されているのに()、Googleはずっと放置している。「やっぱりGoogleだ」と思った。技術馬鹿でセンスがないうえに自己中だ。

ではSpotifyはどうだろうと思って(余り期待せずに、でも、藁にもすがる思いで)確認したら、iPhoneで検索結果を選択して再生した場合、期待どおり(当たり前のことなのだが)、その曲だけが掛かって終わった。

また、音量を一定にする機能もあった。ただ、音量を調整する基準(リプレイゲイン)には、曲単位とアルバム単位があるのだが、それらの選択はできず、どちらかは不明だった。それでも、クラシックもポップも、リプレイゲインの異なる連続した曲が自然につながっていたので、うまくやっているようだ。そして、今はPCで「ラジオ」を聴いているのだが、ほとんど音量を変える必要はないから、確かに効果がある。

念のためApple musicも調べたら(どうにかしてLinuxで使えるなら、候補にしてもいいと思った)、曲単位とアルバム単位が指定できるようだ。さすがに、iPodやiTunesを出した会社だけのことはあって、それなりに分かっているようだ。でも、頑なにLinuxに対応しない姿勢は全く論外だ。

つまり、Googleは音楽とは何かは分かっていないが、実現する技術があって、力もあって、金になるからやっているのに対し、Spotifyは、ある程度、音楽を分かっている、そして、音楽が好きな人たちが運営しているのではないかと思った。(Appleは、音楽は分かっているけど、自分以外の世界の価値を認めないのだろう。MSは、いつも頑張ってゴミ何かを製造しているねw)

リプレイゲインに対応しない理由について推測を書くと、この値は、レーベルから提供された曲のファイルには入っていないため、配信サービス提供者が自分で曲のファイルから計算しなければならない。曲数が多いと計算する(簡単に書くと、曲の中で最も大きい値を探す)だけでも大変だし、曲のファイルまたはDBに格納するのも大変そうだ(曲のファイルに入れるとしたら、ファイル数は2倍(オリジナルと配信用)になってしまう)。Googleは、そんな余計な手間を掛けたくなかったが、AppleやSpotifyはちゃんとやったのだろう。

という訳で、今は、例えGPMのいくつかのメリットを捨て、Spotifyのデメリットをのむことになってもいいから、Spotifyにしたくなっている。GPMの最も大きなメリットと考えていた、手持ちの曲をアップロードして各機器で共有できる機能にしたって、よく考えると、手持ちの曲なんて自分で演奏した訳じゃなく、多くは市販のアルバムの曲なので、ほとんどサーバにありそうだ。ないのは、ラジオやTVでのライブなどやマイナーな人だけだ。それらを外で聴くのは諦めればいい。サーバーには、もっと多くの聴くべき曲があるはずだ。

そして、音楽配信サービスのいい点は、もし、その時使っているのより良いサービスが出たら、すぐにでも乗り換られるということだ。乗り換え先のサービスに、自分が聴きたい曲がありさえすればいい。電子書籍と違って、曲やアルバム単位に支払いをしていないので、失うものはほとんどないから。

(8/24 6:50追記) その後、SpotifyのLinux版プレーヤーに問題(指定していない曲もキューに入る、再生キューのクリアができない)が見つかって、試行錯誤していたら、思わぬことに気付いた。設定の"Set the volume level for all songs"(音量を一定にする)が無効になっているようなのだ。Onにしてもoffにしても、音量に違いがない(GPMと同じ音量だった)。一方、純正でないプレーヤーClementineにも同じ設定があって、それをonにすると、音がおかしくなる。音量がふわふわと変動する感じだ。

推測すると、Spotifyの音量を一定にする機能は、リプレイゲインの値を使っている訳ではなく、サーバ側でデータを送信する直前に処理しているのではないか(電話やラジオでは良く使われている技術だが、音楽をちゃんと聴くには使えない)。ところが、実際に使ってみたら音がおかしくなったので、設定を無効にして機能を使わないようにして、しのいでいるのではないか。

(8/24 20:23追記) 気になって、Spotifyの音量正規化について検索したら、音量が大きい時に音量を下げる、ダイナミックコンプレッサーを使っているから、彼らのアルバムの音質が劣化してしまっているというページがあった。そこでは、音質の劣化を防ぐため、この機能をoffにするように書かれている。このページの書かれた年は2012年(アルバムの発売年)のようで結構前だし、他の人はほとんど指摘していないので、今もそうなのかは不明だが、そういう時期があった(僕は今もそうだと思っている)のはほぼ確実だろう。

それなら辻褄が合う。Googleがやらなかった、全曲のリプレイゲインの計算は、Spotifyもやらなかった(やれなかった)のではないか。

結局、前述のSpotifyのプレーヤーの問題もあって、Spotifyは、音楽は分かるが、技術力も誠実さもない感じだ。だったら、GPMに戻った方がマシだ。Googleなら、そのうち、うまい手(例: AI(と言ったって、最後は検索だが)を使う、ネットから持ってくる)でリプレイゲインに対応しそうな気がするが、期待しすぎだろうか。

なかなか難しい選択を迫られている(というか、選択肢が少な過ぎる。まだ日本に入って来ていない、DeezerやTIDALなどを試してみたい!)。結論はまだまだ変わりそうだ。

 

PS. Spotifyは、GPMよりはまともに初出年著作権表示をしようとしているようだ。その点でも、本気度が分かる。

 

ついでに、今日の昼に聴いた曲の短評:

アラン・ルフェーヴルのモーツァルト ピアノ協奏曲 第23番 (2010)をiPhoneのSpotifyアプリで聴いたが、なぜか音がすごく悪かった。品質を変えても変わらなかった。なぜか、モノラルに聞こえる。Spotifyの問題か、iPhoneの問題か、音源の問題か。オケは小編成のようだった。

音質が悪いのは構わなかったが、ピアノが下手だったので止めて、フライシャーとワルター(指揮)の演奏 (c. 1942)に変えた。昔っぽい、きびきびしたオケだった。昔らしく、テンポはちょっと速かったけど、ピアノはずっと良かった。昔の録音なので、音は元から悪いので、音質は気にならなかった。

残念ながら、途中で昼休みが終わってしまった。

(8/24 20:12追記) 上記の、音が悪く、モノラルに聞こえた原因が分かった! iPhoneの防水ケース接続用延長ケーブルの中継コネクタがちゃんと繋がっていなかったので、本当にモノラルだったのだ。挿し込み直したら、格段にいい音になった。接続する時に一旦外したので、その後でしっかり挿さなかったようだ。まったく間抜けだった。

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さっそくGoogle play music(以下、GPM)を活用して、会社の昼休みに「何かないか」と探して聴いてみたので、短評を。

なかなかいい。乗れた。が、ティンパニが少し目立ち過ぎな感じ。第3楽章のホルンも。でも、全体としてはいい。ピアノはもちろん良かった。が、最後(終わり方)がちょっとだけしょぼかったのが、残念。

 

(以下、GPMの話)

GPMに限らないだろうが、画面に出るアルバムの情報が少なかったり、正確でない場合があるのが困る。前にもおかしい表示を見た(再発の年が出ていた)ので、表示された年("1989")が本当に正しいのか分からなかった。本物のCDなら、余程ひどいものでない限り、最初の発売年(℗)は印刷されているが、配信サービスでは正確さは期待できない感じだ。

それで、今、検索して調べたのだが、本人のページに"Recorded in July 2013"とあったので、それかと思ったが、録音と発売はずれることが多いので、更にCD番号で検索したら、オケのページでようやく分かった。

→ アルバム情報が編集できるようなので、"2014"に修正しておいた。これは自分だけに有効なのか、全体に反映されるのかは分からない。

ブックレット全部とは言わない(どうせ読まないので)が、CD番号や発売年や、演奏者・制作者一覧くらいは見られるようにして欲しい(リンクを出すだけでもいい)。が、これはCDを買う価値があるということなのかも知れない。

まあ、大抵はDiscogsで見られるので、このアルバムは特殊なケースではあるが・・・

それはそれとして、GPMのおかげで、久しく止めていた、外で音楽を聴くことを再開するかも知れない。昔はiPodを使っていたが、いつも同じ曲なのと(安心できるので、大抵はそれでいいが、たまには知らない曲も聴きたい)、(容量の関係で、)クラシックが入れられないのが不満だった。それで、一時耳の調子が悪くなったことと、こっちに越して車に乗るようになったのを機に止めてiPodも手放してしまった。が、GPMなら、ほとんど無限のレパートリーから聴きたい曲を聴けるから、すごく期待できる。

今は昔と違って、危ないし曲に集中できないので、歩きながらは聴かないだろうが、ちょっとした空き時間や電車での移動時などには、充分聴けそうだ。

そして、実際に曲を聴いてみると、今まで暇を持て余していた昼休みの食後の30-40分が短か過ぎるように感じるから、おもしろいものだ。

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