Archive for the ‘音楽’ Category

僕の「コンサート三昧シリーズ <復活>」 No. 3

フォルテピアノ(モーツァルトが使っていたという、ワルターモデルのレプリカ)の音がとても良かった。見た目は「あれ、もしかしてチェンバロ? な訳ないよな」と疑ってしまったのだが(ピアノ全体を写しておけば良かった)、音が出たらちゃんとフォルテピアノで、想像以上に豊かな音だった。低音も高音も好きな音だったし、音量も充分だった。前もって聞いたYouTubeのビデオで気になった雑音は、ほとんどなかった。あの楽器固有の問題だったのか。

演奏曲は以下のとおり。

  1. バッハ 平均律第1巻 最初のプレリュード
  2. KV279 (ピアノソナタ1番)
  3. KV309 (ピアノソナタ7番)
  4. KV265 (きらきら星変奏曲)
  5. KV330 (ピアノソナタ10番)
  6. KV545 (ピアノソナタ15番)
  7. KV397 幻想曲 ニ短調
  8. トルコ行進曲 (KV331 第3楽章)

最初のバッハ(楽器の持ち主だった故小島芳子さんに捧げられた)と、アンコールの幻想曲とトルコ行進曲が良かった。バッハはものすごく良くて、あやうく涙が出そうになって危なかった。あの調子で全部行けばすごかったし、それを期待したのだが…(後述) 幻想曲は、まず、モーツァルトが断筆した箇所までで一旦止め、それから、後年に他者によって補筆されたエンディングを追加で弾いてくれた。トルコ行進曲は数年前に発見された版だったのだが、違いが分からなかった… それはともかく、乗りは良かったし、オクターブ奏法に見入ってしまった。

クラシックコンサートでは珍しく、演奏者による曲の説明があって良かった(あれはポップスのMCみたいなものか?) 今日はハ長調で揃えたとのことで、教えてもらうまで全然気付かなかったのは、迂闊だった。行く前に予習した時は、今日のメインはK.330と思っていて、実際、良かった。だが、全体的に残念なことはあった(後述)。彼女は、メインの曲(2,3,5,6)では譜面を使っていた。僕と同じ性格なのかも知れない。自分でめくっていたのだが、「めくる時に音が途切れていたよね」と話す奥さんたちが居た。まあ、確かに切れてはいたが、そんなものだと思う。

残念だったのは、彼女の弾き方は余り好みでないことだ。発音のタイミングは全く問題ないのだが、音の切り方・つなげ方が好みではなかった。全体的にレガートでなく切っていて、「バッハ的なモーツァルト」だったのだ(→ 参考: YouTubeの中では最も今回のに近いが、もっと切れていた)。長くモーツァルトを研究されている方の演奏なのだから、それが正しいのかも知れないが、僕は滑らかなのが好きだ。昔、ピアノの先生に教わった気がするが、すっかり忘れてしまった。もし、再び先生に会うことがあったら、どちらが正しいのか聞いてみたいと思う。

だから、申し訳ないが、気に入ったら買おうと思ってウィッシュリストに入れていた彼女のアルバムは、全部削除した。もしかしたら、フォルテピアノのせいもあったのだろうか。でも、バッハは滑らかだった気がするので、楽器のせいではないようだ。それとも、「バッハにしては」滑らかだったのか?

あと、きらきら星変奏曲は、「『とりあえず、1曲でモーツァルトのフレーズの特徴を知りたい」って人(が居れば)にぴったりだなあ」と思った。

会場に行くまでにいろいろトラブルがあって、なかなか疲れてしまった。ナビに電話番号を入れても個人宅扱いで名字を聞かれるし、住所では出て来ず、名字を入れてやっと出た経路もおかしかったし、道路は混んでいた。でも、最前列のピアノの真正面(鍵盤の延長線上)に座れたのが良かった。会場はアットホームな雰囲気で良かった。コーヒーなどのサービスもあった。ちょっと手狭ではあったか。

休憩時間に調律をしていたのだが、とても懐かしい光景だった。

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(調律師さんの顔は載せていいのだろうか?: 問題がありましたら、お知らせ下さい)

ペダルはないのに、ダンパーと弱音はできていた。膝で操作していたのだろうか? それとも、足元にあった、不思議な四角い板に秘密があったのか? でも、本体には接続されていなかったが… (→ 膝で押し上げるようだ。道理で見えなかった訳だ。それでは、現代のピアノのように頻繁には使えないな。) ダンパーを開放した音はとても好きだ。弱音はちょっとこもっていた。細かいことだが、ボディが歪んでしまったのか、一番奥の脚の下に3mmくらいのスペーサーが入っていた。あと、脚が手前(演奏者から見て右側)半分に集中しているようなので、こっちから押したら倒れてしまうのかと、ちょっと心配した。

コンサート中に小声だが独り言(言葉になっていない)をいう人が居た。彼は、それ以外にも、(開演前に注意があったにも関わらず)演奏中にパンフをガサガサさせたり、最前列に席を移動したりして迷惑だった。ちょっと××な人のようだ。更に、コンサート後にピアノをいじっていたが、はっきり言って下手だった、というか弾けてなかった。そもそも、次の催し物のためにピアノを入れ替えるのでみんな準備していたのに、迷惑とは思わないのだろうか? 主宰と話していたが、知り合いなのだろうか? 残念だが、彼が居るんだったら、余り行きたくない気がする。隣に座っていた女性がカーディガンを忘れて行った。急いでいたのだろうか?

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左側奥: 会場の木漏れ陽ホール

料金は、予約扱いで3500円だった。メールで申し込めたのが良かった。

まっすぐ帰るか実家に寄るか迷ったのだが、比較的近いので実家に寄った。里心がついてしまったのだろうか?w 実家には、母と仲のいい近所の方が来ていて、初めて会ったのだが(子どもの頃を覚えているとのこと)、雑談がはずんでしまった。これで、不本意ながら僕の評判が上がってしまうのか?w 母といつもの和食チェーン店で夕食にうなぎを食べた。かなり話が弾んで、22:30ころまで居た。うなぎは柔らかくておいしかった。

(6/26 5:54 加筆・修正, 6:31 参考を追加, 7:23 少し加筆)

PS. そういえば、どの曲か忘れたが、いつも「どうやってうまく収めるのか?」という部分(ほんの数音)があるのだが、やっぱり普通に(僕にしては収まり悪く)弾いていた。→ K545の第2楽章の終わりの部分の3音だった。(6/26 14:50, 16:34)

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今日は「音楽学」について調べていた。後でまとまったら書くが、書いた、「楽譜を見て脳内で音楽を演奏する」には、どうすれば(まずはどう勉強すれば)いいかを知りたかったのだ。予想通り、全く簡単なことでないのは分かった。しかも、可能かどうかすら不明だ。でも、仮に勉強してできるなら挑戦したいと思った。こんなに何かをやりたくなって、自分から勉強したくなったのは、生まれて初めてのような気がする。(なお、コンピューター関係は遊びに近いので、勉強のうちに入らない)

それはともかくとして、しぶとく検索していたら、県内に「西方(にしかた)音楽館」という、小さいけどまじめで音が良さそうな音楽ホールがあるのを発見した。それで、土曜に久元祐子という人(今まで演奏を聴いたことはないが、名前は何となく聞いたことがある)がフォルテピアノを弾く、モーツァルトのピアノソナタのコンサートがあるので、早速申し込んで行くことにした。県内にそんなちゃんとした(ある意味マニアック?)ホールがあったなんて意外だったし、モーツァルトは大好きだし、フォルテピアノの音には興味あるので、結構楽しみだ!

 

PS. ちょっと下調べに、YouTubeで久元がフォルテピアノで演奏するモーツァルト(K.545の第2,3楽章)を聴いてみたのだが、正直言って音(YouTubeのでなく、元々の音)が良くない。現代のピアノの音に慣れきっているせいだろうが、演奏に伴う雑音が多く、強弱の幅も狭そうだ(フルパワーで弾いたら壊れそう)。でも、当時はこういう音だったのだから、こっちが正しい(=「いい音」)のだろう。その後のピアノの進化にはただただ感謝するしかない。(22:38)

PS2. コンサートの曲がK表示だったので、ピアノソナタの番号を調べた。初期の曲を中心に演奏するようだ。今、予習に10番(内田)を聴いている。(21:59)

  1. KV279 (ピアノソナタ1番)
  2. KV309 (ピアノソナタ7番)
  3. KV265 (きらきら星変奏曲)
  4. KV330 (ピアノソナタ10番)
  5. KV545 (ピアノソナタ15番)
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以前から薄々感じてはいたが、先日、コンサートに行って確信した。

ピュアオーディオとかハイレゾなんて無意味だ!

と。彼ら(マニアやハイレゾ信奉者)は聴くものを間違っている。「いい音」で聞きたい気持ちは理解できるし、僕もその気持ちを持っているが、実際には、録音された音をいくら高い機器で再生したって、生演奏の足下にも及ばない。それなのに、科学的に説明のつかない不思議な物に高いお金を払うのは馬鹿げている。方向が間違っているし、本質を全く分かってない。

そもそも、彼らの良く言う、「アーティストの息遣い・鼓動」、「熱気」とか「空気感」などは録音できないのだから、どう頑張ったって再生することはできないのだ(もし、録音できていると言うのであれば、その音を抽出して提示して欲しい)。そういう言葉は使わないというのであれば、もっと良く見る言葉、例えば「分解能の高い音」と「分解能の低い音」を物理的な値で比較提示して欲しい(もちろん、激安な製品との比較じゃなくて、まともな製品同士で)。

オーディオ機器に無駄なお金を掛けるくらいだったら、コンサートに行った方がずっといい。例えば、オーディオ機器に年間100万円を使うとして、そのお金でコンサートに何回行けるだろうか? 僕のように地方から参加する場合で考える。

  • チケット代: 約1万円
  • 交通費: 約1万円
  • 宿泊費: 約1万円
  • 合計: 約3万円

1回3万円は高いように思えるが、100万円あれば年間33回も行ける。約11日に1回で、間隔は2週間より短い。しかも、多くの場合には日帰りが可能だから、もっと頻繁に行ける。体力的にキツいくらいだ。そもそも、好きなアーティストのコンサートがそんなに頻繁にないだろう。だから、100万円あれば、自分が行きたいコンサートには全部行けると言えそうだ。

CDなどの録音された音は、あくまでも、予習とか試聴とか生演奏が聴けない場合の代替用として位置付けるべきなのだ。そういう意味では、CDなどを買わずにYouTubeなどで済ませるという方向も、あながち間違ってはいないようだ。そんなことをしたらアーティストたちが困るので、やらないけど。

最後に極論を: 究極的にいい音を聞けるメディアがある。楽譜だ。ごく一部の人ができるようだが、楽譜を見て脳内で演奏すれば、それ以上にいい音はない(これは、以前書いた、「脳との直接やりとり」に通じるものがある)。楽譜がなくたって、CDを聴いて楽譜に戻して、曲の意図を理解して、脳内で演奏すればいい。出来る人が全くうらやましい。でも、そんなことを言ったら、大衆が音楽に親しめなくなってしまって音楽が衰退してしまうので、ひとまず置いておく。

PS. もちろん、口パクとかエア演奏のコンサートは、この意見の対象外だ。そういうのはCDとかMP3で充分だ。僕はしないけど、アーティスト(というかアイドル)のために何枚でも買って下さいw

PS2. トンデモなページを見つけた。タイトルは「オーディオは生演奏を超えられる」だってさ。中身も突っ込みどころ満載なので、(個人サイトじゃなく、い○がわしい店だから、)あとで盛大にディスりたいw (6/23 6:32)

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暇があったので、昨日問題となった「BABYMETALの何がいいのか」について、もう少し調べてみた。すると、大まかには以下のようなことらしい。(→ 参考)

  1. 「カワイイ」と「METAL」を融合したコンセプトが、今までになかった。
  2. ボーカルの歌唱力、キレキレのダンス、曲がいい、バックバンドの演奏がいい。

まあ、音楽は個人の好み次第なのだが、2は当たり前のことではないか? 歌やダンスや演奏が駄目だったら、そもそも人に聞かせる・見せるレベルじゃないし、曲が悪くて流行るのもおかしい。逆に言えば、今のメタル界はそんなにレベルが低下しているのだろうか(これは疑問である: 僕はメタルについては門外漢なので、何とも言えない)。

だから、BABYMETALの売りは、「コンセプトが新しい」点に帰着しそうだ。なるほど、分かった。ただ、その目新しい点(結局は「カワイイ」に尽きる)は、音楽の本質とは余り関係ない気がする。メタルもポップ音楽だから、見た目も重要ということなのか。良く知らないけど、メタルってそもそもそういうものだったのか?

そういう目新しさだったら、BABYMETALとは全く関係ないが、次のようなコンサートをやって欲しい。

正統なクラシックの演奏+ロック(のノリ)

ホールのほとんどを立席にして、お客は自由に身体を動かして(でも、騒音は立てない)曲に乗れるコンサート、(演奏が終わったら、ソリストとか指揮者が客席にダイブすることもある?)なんてやってくれたら楽しいだろうなあ。。。大体ね、楽しい曲なのに、どうしてかしこまってじっと座って聴かなくちゃならないのだ? それこそ苦痛で、だから、クラシック音楽は流行らないんじゃないか?

(21:56 加筆)

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少し前から、ヘビメタの大物アーティストにも好評らしいと聞いて興味があったので、YouTubeで一番再生回数の多い、"ギミチョコ!!"を聴いたのだが、乗れなかったので途中で止めた。理由を考えたら、

そもそも、ヘビメタも現代のアイドルもそれ程好きじゃないから。。。

最初からそこに気付けば良かったw

PS. とは言え、ジャンルにこだわるよりも、実際に試してみないと気に入るかどうかは分からないから、これでいいのだろう。(20:31)

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MFくんの紹介で聴こうと思って注文していたのが、一昨日届いた。

結構楽しみにしていたのだが、残念ながら、悪くはなかったものの、あまり「来るもの」がなかった(もしかしたら、その日にはスキャンを依頼したアルバムが戻って来て、聴きながら画像を見ていたので、そっちに気を取られてしまったのかも知れない)。でも、あとで聴き直したいし、Radioheadのアルバムは他にも聴いてみようと思う。

このCDの注文には紆余曲折あって、一番最初に注文したのは5/29にHMVだったが、遅いから(8-15日で入荷とのこと)キャンセルし、更に、中古でもいいと思って、Amazonのマーケットプレースにした。約500円(送料込み)。

ただ、状態が「非常に良い」にも関わらず、プラケースのCDを留める爪が、CDを外しただけで4個くらい割れて取れてしまったし、ケースに傷もついていて、ちょっとひどい感じだった。更に、盤質が悪いようで、取り込みも遅い。25分くらいかかった。店の評価を下げようかと思ったが、まあ、ケースは捨てるからどうでもいいし、「音飛びがなかったからまあいいか」と思った。

PS. Androidの音声入力を始める"OK, Google"は、このタイトルから来ているのかな?

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宇多田ヒカルの"Automatic" (1998)を聞いて先日思ったことが、CuRAZYに載っていた(No. 10)。

「今は『7回目のベル』とか言っても、通じないだろうなあ」とか。

他にも、ビデオカセットの廃れた今は「巻き戻し」なんて分からない人が多く、リモコンでは「早戻し」になっているとか、Wordなどの保存アイコンがフロッピーなのが何だか分からず謎に思う人が多いとか(これ、僕は近頃意識して見たことがないのだが、まだ使われているのだろうか? 確かに、フロッピー以外に適切なアイコンは思い付かないが)。

まあ、どれも前世紀の物だしね。。。

 

なんてことを思っていたら、もう少ししたら、言葉の使用(口で話して耳で聞く)や文字の使用(手で文字を書いたり打ち込んで、目で文字を読む)や自分で歌うとか楽器を演奏するとか絵を描くとかも時代遅れになって、全部脳に直接入って来て、脳から直接出て行くようになるのかも知れないと、ふと思った。

そして、(人工知能が台頭しないという前提だが、)それは必ずしも、演奏家や画家などが居なくなることにはならないと思う。楽器などを使う必要がなくなったって、いい演奏/絵とそうでない演奏/絵はあり続けると思う。

 

PS. 現代の"New Horizon"の先生?(No. 8)は、親しみ易くてなかなかいい感じだ。これなら、英語が好きになる人が増えるのではないか?w ちなみに、高1の時の英語の先生は、大学を出たばかりで、こんな感じの可愛い人だった。(20:50)

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先日暇な時に、フェドロヴァのコンサートへのワクワク感からラフマニノフのピアノ協奏曲について検索して、結構評判が良かったので、キーシンの第2, 3番を聴いてみたくなった。それまでは、(昔のブームを知っているせいで)名前だけで敬遠していたのだが、試してみようと思ったのだ。

Amazonで調べたら、普通の値段で2, 3番別々のCDだったのだが、HMVでは4枚組のボックス(キーシンの協奏曲全集)が約2千円とAmazonより安かったので、HMVにした。もちろん、送料無料になって宅配待ちの必要がない、ローソン受け取りにした。

さっき受け取って来て、早速ラフマニノフ(disk 4)から取り込んで、第2番(指揮: ゲルギエフ)を聴いてみた。

評判のいい紹介にすら書いてあったように、テンポは結構遅い。が、速いところは速いし、全体的には雄大な感じでいい、と最初は思っていたのだが、ちょっとくどい感じがした。

第2楽章になると、更に遅さが目立ってイマイチだ。第2楽章は元々遅いのだが、僕の許容するテンポの範囲を微妙に下回っているようだ。

第3楽章ではテンポは普通になった。が、昨日のすごいコンサートがまだ頭・耳に残っているので、全然乗れない。そして、オーディオ機器で再生するのでは、迫力が全く物足りないのが悲しい。実際にはそんなことはないのだが、急に音が悪くなった気すらする。昨日コンサートに行くまでは、いい音だと自画自賛していたのに。。。

今は第3番(指揮: 小澤)の冒頭だが、似たような傾向だ。なんか、若さ(当時は20代前半)が感じられなくて、熱くなく、おもしろくなく、楽しくもない。感じるのは曲の良さだけだ。→ (終わって) 何だよこれ、ライブだったんか。これで「ブラボー」??

という訳で、このCDはお蔵入り決定だ。まあ、あと3枚(モーツァルト、ハイドン他、ベートーヴェン)あるので、気が向いたら一応聴くことにしよう。

PS. ところで、彼は今何をしているんだろう? 活動を続けているなら、もうベテランになっている年代だが、1990年代までのこのボックスが協奏曲全集になっているということは・・・

PS2. さっき、モーツァルトのピアノ協奏曲 第20番(1992)を聴いてみた。これはテンポが若干速目だ。ピアノの出だしは悪くない。が、ちょっと後から更に速目になって、肝心な所を誤魔化している感じがしてきた。「ああ、このテンポは駄目だ」と感じて、7'25"経過した時点で止めた。そして、耳直しにグールドのゴールドベルクを聴いている。キーシンは僕には全く合わないようだ。(6/13 20:05)

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横浜のみなとみらいホールにコンサートに行って来た。もう「最高!」としか言いようがない。今まで行ったコンサートで一番だ。演奏はロックそのもので、ものすごく乗れた。

それは「読売日本交響楽団 第89回みなとみらいホリデー名曲シリーズ」で、以下の内容だった。

  1. グリンカ 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 (1842)
  2. ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 (1901)
  3. ムソルグスキー (ラヴェル編) 組曲 「展覧会の絵」 (1922)

()内は初演の年。

  • 指揮: オラリー・エルツ
  • オーケストラ: 読売日本交響楽団
  • ピアノ: アンナ・フェドロヴァ

「クラシックじゃないか、なに寝ぼけたこと言ってるんだ!」と思うかも知れませんが、いや、本気なんです。こればかりは、行かなきゃ分かりません。僕は、今日、このコンサートに行けて、本当に幸せです。数年間、寿命が延びました。

まずは演奏の感想から。

とにかく、フェドロヴァのラフマニノフが聴きたかったので、最初と最後の曲は付け合せ扱いで、まじめに聴く気がなかった。だが、最初の曲の演奏が始まってすぐ、それは間違いだったことに気付いた。 オケがキレキレなのだ。あんなにキレと乗りのいい演奏(もちろん、音は美しい)は、初めてのように思う。日本のオケだからとか、大嫌いな読売新聞と関係があるというだけで、聴いたこともないのに馬鹿にしていた僕は、本当に馬鹿だった。

この良さは、指揮者によるのかも知れない。彼は、かなり楽しそうに振っていた。そして、オケのメンバーも、気持ち良さそう、かつ、楽しそうに演奏していた。僕も気持ち良く、楽しく聴けた。

ラフマニノフでのフェドロヴァは、すごかった。先日買ったCDより、ずっと成長した感じだ。今まで聴いたこの曲のどのCDよりもいい演奏だった。彼女も気持ち良さそう、かつ、楽しそうに弾いていた。彼女のピアノは最高にロックだった。トゥッティでは全力でオケと張り合っていたし、弱奏部はとても綺麗だった。ミスタッチはほとんどなかった。良くあれだけ大量の音を弾き続けられるものだと思う。イントロだって、アルペジオじゃなかったのは、すごい。ちょっとした欠点は、強い音がわずかに汚い(力任せ的?)ことがあった程度だ。

彼女(まだ20代)のこれからがすごく楽しみだ! 彼女のラフマニノフのピアノ協奏曲3番も、是非生で聴きたい。彼女のコンサートやアルバムを待つのが、ちょっとした生き甲斐になりそうだ。

ラフマニノフで精魂使い果たしてしまって、展覧会の絵は、「(良くある曲だけど)帰るのはもったいないから、とりあえず居るだけ」と思っていたのだが、それが失礼なほど良かった。すべての楽器が良かったが、特に打楽器が良かった。最後の大音量の盛り上がりが最高にロックで、ものすごく気持ち良かった。

珍しいことに、ラフマニノフの後でピアノソロのアンコール(知らない曲)があったが、オケのはなかった。でも、オケのアンコールまでやったら、いつ終わるか(帰りの新幹線に間に合うか)ちょっと心配になっていたので、なくて正解だった。それにしても、あのラフマニノフの後で、良くあんな静かな曲が弾けるものだ。100m走の後に平均台をやるようなものだ。彼女の懐の広さには感心する。

そういえば、彼女の演奏を聴いて、昔好きになった(今も嫌いじゃない)、ジルベルシュテインというピアニストを思い出した。その人も若くデビューしていい演奏(やっぱり、ラフマニノフがパワフルで良かった)をしていたのに、近頃は聞かなくなってしまったのが残念だ。彼女はそうならないで、ずっと頑張ってほしい。

このコンサート、明日も同じ曲目でパルテノン多摩であるのだが、体力さえあれば行きたいと思った。が、まあ、当日券はなさそうだし(実は、最初は、料金が安かったので、パルテノン多摩の券を探していたのだが、いい席がなかったので今日の(S席: 7500円)にした)、今日以上の出来じゃなかったらがっかりするので、止めた。

帰りの新幹線で、バブルの頃のように、コンサート三昧の生活が復活するような予感がして来たが、どうかな。実際には、聴くとがっかりすることがあるからな。。。

 

以下、余談。

  • 行きに乗ろうと思っていたバスが、バス停に行ったらなくなっていて(時刻表に書いてなくて)、炎天下、駅まで歩くハメになって汗だくになった。疲労と怒り! その時はアプリの情報が古いと思ったのだが、後でwebを調べたら、その時刻のはやっぱりあることになっていて、バス停の記載が抜けていたのかも知れない。やっぱりバスは気が抜けない。。。
  • 炎天下歩いたせいで、鼻の頭が赤くなってしまった。
  • 新幹線の隣の席に居た学生らしい女性2人が、良く喋っていた。不整脈とかパニック障害とか、健康になりたいとか、お母さんが料理を作ってくれないとか、妙なことも言っていた。
  • 2人は福島の人らしく、「関西だと大丈夫だけど、宇都宮とか東京に行くと『なまってる』と言われるのが辛い」とか言っていたw あと、地下鉄の路線図を紙に印刷して持っていたのは、懐かしかった。僕も昔は首っ引きだったなあ。
  • やっぱり、東京は何もかも懐かしい。そして、横浜も。横浜はプライベートでは二十年振りだろうか。随分変わったなあ… 昔は駅にあんな地下道なんてなかったよな。
  • 品川駅で、右側の電車(横須賀線)は、意外なことにボタンでドアを開けるようになっていた。都会なのに。
  • 今日はメガネを運転用に替えたので、彼女の演奏風景が良く見えた。が、前の女性の座高が妙に高かったので、主に右目でしか見えなかった。席が左右どちらかだったら良かったのに…
  • 大変乗りが良かったので、身体を動かしたかったが、当然ながらできないのが、とても残念だった。指揮者とか演奏者は結構動いてるんだけどな。
  • ステージに近い席だったので、ピアノの音をフェードアウトさせて消す直前の、ダンパーが弦に接触する時の微妙な音(「シャーン」という感じ)が聞こえて、ちょっと感動した。でも、本当はその音は出しちゃいけないんだけど。
  • 今日の席(前から9列目、左右の中央付近)はかなり良かった。もう少し後ろでも良いかも知れない。
  • スタインウェイの音は独特だ。いい音だと思うが、決して素直ではないと思う。
  • 大きいホールなので、トイレや帰る時の行列がひどかったのだけが難点だった。
  • 会員なのか、年配の方が多かった。
  • 良く居るんだが、演奏中にパンフを見る人は何も分かってないと思う。パンフ読むより、演奏を聴いた方がずっといいのに! 余程退屈なのかも知れない。だったら、来なきゃいいのに!!
  • 帰り道、ビル(クイーンズスクエア)の中で迷って、みなとみらい駅に行くつもりが、桜木町駅に行ってしまった。でも、JRだから丁度良かった。
  • 東京駅で夕食にした。行きに駅まで歩くことになったため、スケジュールがキツくなって、ろくに昼食を食べられなかったので、かなりお腹が空いていた。でも、改札内には「牛タン利久」程度しか食べたい店がなかった。混んでいて、30分近く待った。
  • 「食べ比べ定食」というのにしたが、2500円くらいで、とても高かった。あの店でこの値段は、ボッたくりじゃないのか? Suicaで払ったら、残高が数百円になってしまった。
  • 牛タンで肉が厚いのは、一般的にはいいのだろうが、僕は薄い方が好きだ。新幹線の時刻が近かったたので急いで食べたせいもあって、余りおいしく感じなかった。2種類のどっちがいい肉だったか不明。片方は結構硬く、もう片方は柔らかかったが、店内が寒かったのですぐ冷えて、どっちも同じようになってしまった。
  • 帰宅して、彼女の同じ曲のCDを聴いたのだが、今日のコンサートの方が10倍以上いい感じだったので、途中で止めた。
  • 先日、宇都宮で聴いたラフマニノフの同じ曲と比べるのは余りにも酷なので、比べるまでもないことだけを書いておくことにする。世の中は広くて厳しい。。。

 

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先日書いたNumber the. (このCDではカタカナ表記なので、タイトルではそのように書いた)とフィーチャーミュージシャンによる、東日本大震災復興支援チャリティシングル。今朝、セブン・イレブンで受け取った。タワーレコード限定なのだが、Amazonでの価格は2000円以上なのに、タワーレコードでは514円と、かなり安くなっていた。どちらが本当なのか分からないが、こんなに安くてちゃんと寄付できるのだろうかと、ちょっと余計な心配をしてしまった。

以下のように、福島、岩手、宮城の3バージョンと、ボーナストラック(富岡)が収録されている。

  1. だっぺズとナンバーザ: 予定 福島に帰ったら
  2. あんべ光俊とナンバーザ: 予定 いわてに帰ったら
  3. 宮藤官九郎と中村雅俊とナンバーザ: 予定 宮城に帰ったら
  4. 渡辺俊美とナンバーザ: 予定 富岡に帰ったら

意外に、曲の長さが8分以上もある。"Hey Jude"的な曲なのかも知れない。曲も演奏も暖かくていい。アコースティックギターの音がいい。キーボードも暖かい。聴いていると、ちょっとじーんと来る。歌詞に出て来る食べ物では、宮城が一番僕好みだ。牛タンとか。でも、岩手の冷麺もいいな。福島版と富岡版の違いが分からない。微妙に違うのか。"Hey Jude"みたいに、最後に大勢で合唱すると良かったかも。

熊本版も是非やって欲しい!

※CDの発売は2013年だが、曲自体は2011年に配信開始された。当初、タイトルでは2011年としていたのだが、この投稿はCDを紹介しているので、CDの発売年を書くべきだと考え、2013年とした。

PS. この曲のWebページがあった(興味があれば、聴いてみて下さい)。CDの定価は500円だった。だから514円で問題ないだろう。Amazonはボリ過ぎだ。

PS2. 福島の「ままどおる」は懐かしい。妹が郡山に居たことがあって、おみやげにもらったことがある。(6/10 19:27)

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