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Google play music (GPM)のおかげで音楽にどっぷり浸る近頃だが、その中で気付いたことや思ったことを、それぞれの繋がりを気にせずに書き並べる。

GPMの音は非可逆圧縮だけど、家のちゃんとしたシステムで聴くのであれば、音が良く、何の問題もなく聴ける。(前にも書いた気はするが、)圧縮の程度にもよるけれど、「非圧縮(または可逆圧縮)でないと駄目だ」と思っていたのは、思い込みだったようだ。

朝、家で聴いていて出勤の時間になっても、続きを昼休みに会社のPCで聴くことができるし、昼休みに聴き終わらなくても、家で続きが聴けるのは便利だ。ただ、Spotifyと違い(本当にSpotifyでできたかあやふや)、再生中の曲リストが会社のPCと共有できないようだ。プレーヤーが違うせいだろうか。それでも、どこに居ても同じ曲が聴けるので、随分便利だ。

イヤフォンは僕の耳とは相性が悪い感じだ。昼休みの数十分でも、耳が疲れるのか、調子悪くなる。これでは電車で聴くのは難しそうだ。いいイヤフォンならいいのか、ヘッドフォンじゃないと駄目なのか? それで、会社用のヘッドフォンが欲しくなったが、イヤフォンでなく会社のPCのせいかも知れないし、ヘッドフォンを探しても、いいものが少ないので、買うかどうか迷っている。

それから、そもそもイヤフォンは音が悪い。家のステレオとは音の良さが全然違う。音質が悪くたって音楽は楽しめるのだが、家の方がずっと気分良く聴けるのは確かだ。この点も、ヘッドフォンにすればいいのか、会社のPCが駄目なのか、判然としない。PCのせいだとしたら、さすがに、会社にDACを置くのははばかられる・・・

演奏の最初の発売年(℗)はSpotifyで調べるといい感じだ。GPMよりずっと正確で、Discogsなどに載ってないアルバムも入っているので、いろいろなサイトで調べる手間が省ける。無料プランでも可能なので、ただ乗りで申し訳ないけど活用したい。

「ただ乗り」と言えば、思い付いただけで全く推奨しないのだが、GPMの曲が「手元に欲しく」なった時、GPMからダウンロードできる(Windowsの)ソフトはほとんどないので難しいのだが、Spotify対応のソフトはいくつかあるので、Spotifyからダウンロードすればいいことに気付いた。どっちからダウンロードしても、その演奏を聴くのに充分なファイルが手に入るだろう。

他にGPMがSpotifyに負けるのは、SpotifyはスマフォのアプリでPCのプレーヤーを操作(再生・一時停止など)できることだ。スマフォからPCに、あるいはその逆に音を出す先を切り替えることすらできる(うっかり触ると予期せずに変わってしまうので、却ってわずらわしい)。GPMは公式のPC用プレーヤーがないから無理なのか。まあ、余り使う機能ではないが。

GPMにも入っていない演奏が結構ある(例: Rush "Power windows" (1985)、小泉今日子)。Rushについては、近年のアルバムは入っているので、古いせいなのだろうか。だから、まだまだ手持ちの曲は用済みにはならない感じだ。その点で、通常のプレーヤー(GMB)とGPMをうまく統合したいので、いろいろ調べたり考えたりしている。

演奏を選ぶ時、知らない人については良し悪し以前に傾向すら判断のしようがなく、宣伝・広告や他人の評は余りあてにならないので、「ジャケ買い」のようになってしまうが、それでいいのだろうかと思う。更に、女性演奏家の顔が綺麗だったり(例は不要なほど沢山居るw)、派手過ぎたり(例: ユジャ・ワン)すると(一瞬目をひかれるが)、「音楽は見た目じゃないっ!」と思って避ける。が、それもやっぱり見た目にとらわれているということだから、なかなか難しい。

ただ、「美人ピアニスト」などと称されて(内心)悦に入っている人は、大抵駄目だと思う。やっぱり、「顔でなく音楽を聴いて欲しい」とか言って、怒らないといけないw

いっそのこと、先入観を避けるために、ジャケット画像を一切表示しない「ノー・ジャケット・モード」があったら良さそうだ。更に、「闇鍋モード」とか言って、演奏者の名前すら出さないのもいいかも知れないw 実際、つい、「ゼルキンだからいい」とか思い込んでしまったりするのだが、そうでもないこともあった。

GPMには関係ないが、僕はピアノ協奏曲の弾き振りは好きではない。はなから聴きたくない訳じゃないが、今まででいいと思った演奏はほとんどない。どこかに無理があるように感じる。

GPMのおかげで、近頃発見した(いいと思った)アーティストが沢山居るので書きたかったが、既に長くなって疲れたので、後に回す(GPMの「音楽ライブラリ」は、お気に入りのようなもののようだが、参考までに、先頭部分のキャプチャをリンクしておく)。が、今聴いていて結構気に入った演奏を1(+1)人だけ書く。

ヴァーシャーリ・タマーシュ(Vásáry Tamás)のショパンのピアノ協奏曲 第1番(1965)が気に入ったので、彼の第2番も聴きたかったが見つからず、別の人の気に入らない演奏が掛かってしまったので、気分転換にバッハの無伴奏チェロが聴きたくなって、何人もの演奏を取っ替え引っ替えした挙句、Winona Zelenkaという人の演奏(2010)が結構いいので聴いている。冒頭は少し線が細い感じがしたが、段々良くなって来て、ゆったりとした感じも出て来た。曲が進んで慣れて来ると、濃厚さも感じられて、大好きなビルスマの演奏が物足りなく感じるほどになったから、不思議なものだ。

最後に、「これぞ音楽配信のメリット」と言えそうだが(実際にはYouTubeでも観られるね)、テイラー・スウィフトの新作、"Look What You Made Me Do"が「新作」に出ていたので、(いつも理解できないのだが、懲りずに)とりあえず聴いてみた。現代的なヒップホップ系の曲自体が好きじゃないのはともかく、低音がドコドコした音作りが嫌いだ。でも、それなりに乗れた。ただ、やっぱり「それなり」で、ビートルズなどのような、グッと来るものとか、何十年も記憶に残るような良さはないように思った。

でも、それは僕がビートルズを若い頃に聴いたからで、今スゥイフトを聴く若い人たちにはグッと来て、彼らはずっと覚えているのかも知れない。

 

PS. 以前問題になった、ダウンロード版でデッカに論外なマスタリングをされた、メータの「ツァラトゥストラ」はGPMでも駄目だった。さっき思い出して確認してみたら、トラック3 「大いなる憧れ―」-トラック4 「喚起と情熱―」間が、アタッカなのにフェードアウト/インになっていた。まあ、予想どおりだ。GPMはダウンロード版と同じ音源なのだ。 このような問題は他では聞かないので、たまたまこれのエンジニアが初心者とか脳みそを使わない人だったのかも知れない。が、他に全くないとも断言できないので、GPMはダウンロード版を買う前に試せるという価値もある。 (8/31 6:21)

PS2. 帰宅して「とりあえず何か(好きな曲を)」聴きたい時、実はGPMは余り役に立たない。普通の人だったら"I'm feeling lucky"ボタンが最適なのだが、僕の場合、クラシックも聴くので、きっと、そのリストにはクラシックの曲(しかも1楽章だけバラバラに)が入るだろうから、それでは全然駄目なのだ。だから、何か良さそうなラジオなりアルバムを選ばなければならないのだが、それは「考え」なければならないので、結構面倒だ。だから、今日は、手持ちの曲をシャフルで掛けた。

いや、もしかしたら、Google先輩はそこまで見越してちゃんと作ってくれるのかも知れないが・・・ まあ、あとで、恐いもの見たさで試してみようw (8/31 19:23)

さっそく試したら、すごい。クラシックだけのリストができた。予想どおり、1楽章ずつバラバラに並んでいた。最初の曲はいいけど、さすがに「だめだこりゃ」だ。(8/31 19:24)

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いや、そもそもまだお金払ってないしw まじめなことを書くと、音楽を聴くことに「元を取る」なんて考えるのは全く論外(そんなこと言ったら、「(長年苦労して、楽器だって高い)演奏者は元が取れるのか、考えたことあるのか!」と言いたい)なのだが、定額音楽配信サービス(今はGoogle)は、少なくとも、そこら辺の食べ・飲み放題なんかより、ずっとお得感がある。

「ラジオ」だけでも、僕が数十年間掛けて貯めた曲のレパートリーを軽く超えており、BGMとか暇つぶしには充分だ(実際、この数日間は、自分の手持ちの曲を全然掛けていない)。それ以上に、新たな曲やアーティストとの出会いはあるし、昔から知っていたけどちゃんと聴いたことがなかった曲(例: 南沙織 「17才」、山本リンダ 「どうにも とまらない」)のオリジナルを聴けて、「へえ!」と思うことだって多い。そして、僕の一番の目的である、特定の曲のいろいろな演奏だって、まだ1週間だというのに、何人か気に入った人を見つけたくらいだ。聴いた感想を全部ここに書きたいくらいだが、全然追いつかない。

レーベルや提供会社がどんな収益を期待してサービスをしているのかは良く分からない。想像するに、レーベルは今までと同じ売り方をしていたらお金は増えないし、自分で演奏した訳でもないから、安売りしたって気分は悪くならないし、提供会社はダウンロード販売用に元々ある音源を有効活用して、ちょっと余分に定期的にお金がもらえるのだからありがたいと思っているのではないか。ただ、Googleはちょっと違って、確か、音源は元々持っていなかったはずだから(補足: Spotifyも持っていなかっただろう)、力とお金に物を言わせて参入したのだろうが、きっと、ユーザーから収集したデータをAIビジネスにでも使うつもりなのだろう(「こういう人にはこういう曲が売れる・好まれる」とかいう情報をレーベルなどに売ることを想像する)。

まあ、世知辛い話は置いておいて、このサービスは、ほとんどすべての音楽を一般ユーザーの手元に開放する(本で言ったら、仮想国会図書館が家にあるようなものだ)と言ってもいいくらいで、以前書いたように、(遅巻きながら)パラダイムシフトだと実感した。あるいは、僕が嫌いな書き方をすると、「新しい体験をもたらす」だ。僕は、今のヒット曲を聴くであろう多くの方とは少し違う使い方をしているのかも知れないが、とりあえず、すごく便利だ。

(と、珍しく手放しで褒めたw)

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音楽配信サービス(今はGoogle play music)はすごくいい。いくつか欠点はあるけど、それを埋めて余りあるほどに便利で楽しい。

そして、今までの約1週間で一番楽しいコンテンツは、なんと、ラジオの「懐かしの邦楽ポップメロディ」と「80s 輝くベストテン・ヒット」だ(今も掛けている↓)。

もはや、立派なおじさんだw

もちろん、クラシックの好きな(特定の)曲の演奏を際限なく比較できるのもいいけど、日本のポップス("J-POP"と書くのは、ちょっと違う)もいい。中高の頃は、「(洋楽の)ロック以外は邪道だ、堕落だ」と堅く信じていたし、大学でだって基本は洋楽だったが、こうして掛けてみると、ほとんどの曲が懐かしくて楽しく、多くの曲にいいね(上向き親指)を押してしまう。やっぱり、嫌いなふりをして聞いていたんだな(確かに、「ザ・ベストテン」とかを妹たちと観ていた)。それに、アニメとかドラマの主題歌になっていた曲も多かったので、それで好きになったこともあるだろう。

 

PS. 偶然だけど、斉藤由貴は、ちょっと前に何だったか下らない話題でニュースに出ていたが、「今頃そんなことで目立たなくてもいいのに、もったいない」と、今朝、「卒業」が掛かった時に思った。そういうのを見ると、思い出が壊れる気がする。。。

PS2. このラジオ(「80s―」)、数時間で一周した。Googleお得意のAIで選んでいる訳ではなく、固定の選曲らしい。時々、曲を入れ替えるのだろうか? (8/26 4:30)

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Google play music(以下、GPM)を持ち上げた舌の根が乾かぬうちに、もう気が変わった。というのは、許せないことが出て来たのだ。それは、細かいことだけど、「音楽としてどうよ?!」ということなのだ。GPMの問題は、以下の2つだ。

  1. iPhoneアプリで、指定した曲だけを聴きたいのに、勝手に次の曲が選ばれて掛かる。停めるには、画面を見続けて、丁度終わった時に自分でボタンを押すしかない。
  2. iPhoneでもPCでも、掛かる曲の音量を一定にすることができない(音量の正規化(ノーマライズ)とかリプレイ(再生)ゲイン対応とか呼ばれる)。「ラジオ」で聴いていると、曲に酔って音量が大き過ぎたり小さすぎたりして、頻繁に調整する必要がある。

勝手に(自分で指定していない)次が掛かるのは、全然良くない。「何か掛かっていれば、ユーザーは喜ぶだろう」とでも思っているのだろうか。

(8/25 7:27追記) この問題への暫定対処方法を見つけた。ある程度の長さ(10分とか1時間とか)の無音の曲をアップロードし、聴きたい曲を再生中に、その無音の曲を次に再生させるようにするのだ。そうすれば、勝手に選ばれた曲が次に再生されることはなくなる。そして、無音が続いているうちに、忘れずに一時停止ボタンを押せばいい。もう、慌てることはなくなった。余裕だ。

この暫定対処は、「今の曲が終わったら一時停止」の代わりにも使える。無音になったら一時停止ボタンを押し、次の曲を聴きたくなったら、「次」ボタンを押せばいい。

音量の調整は面倒でイライラする。音質の劣化が嫌でこの機能を嫌う人も居るが、曲が変わるたびにボリュームを調整するなんて、BGMだったら全然リラックスできないし、気が散って曲に聞き入ることもできない。やっぱり、「何か掛かっていればいい」というスタンスなんだろう。あと、今のポップスは、ダイナミックレンジが圧縮されて、ほとんど最大の音量になっている(→ 参考)ので、結果的にどれも同じような音量に聞こえるから、文句を言う人が少ないのかも知れない。

リプレイゲイン対応を追加して欲しいという要望は、何年も前から何度もフォーラムに投稿されているのに()、Googleはずっと放置している。「やっぱりGoogleだ」と思った。技術馬鹿でセンスがないうえに自己中だ。

ではSpotifyはどうだろうと思って(余り期待せずに、でも、藁にもすがる思いで)確認したら、iPhoneで検索結果を選択して再生した場合、期待どおり(当たり前のことなのだが)、その曲だけが掛かって終わった。

また、音量を一定にする機能もあった。ただ、音量を調整する基準(リプレイゲイン)には、曲単位とアルバム単位があるのだが、それらの選択はできず、どちらかは不明だった。それでも、クラシックもポップも、リプレイゲインの異なる連続した曲が自然につながっていたので、うまくやっているようだ。そして、今はPCで「ラジオ」を聴いているのだが、ほとんど音量を変える必要はないから、確かに効果がある。

念のためApple musicも調べたら(どうにかしてLinuxで使えるなら、候補にしてもいいと思った)、曲単位とアルバム単位が指定できるようだ。さすがに、iPodやiTunesを出した会社だけのことはあって、それなりに分かっているようだ。でも、頑なにLinuxに対応しない姿勢は全く論外だ。

つまり、Googleは音楽とは何かは分かっていないが、実現する技術があって、力もあって、金になるからやっているのに対し、Spotifyは、ある程度、音楽を分かっている、そして、音楽が好きな人たちが運営しているのではないかと思った。(Appleは、音楽は分かっているけど、自分以外の世界の価値を認めないのだろう。MSは、いつも頑張ってゴミ何かを製造しているねw)

リプレイゲインに対応しない理由について推測を書くと、この値は、レーベルから提供された曲のファイルには入っていないため、配信サービス提供者が自分で曲のファイルから計算しなければならない。曲数が多いと計算する(簡単に書くと、曲の中で最も大きい値を探す)だけでも大変だし、曲のファイルまたはDBに格納するのも大変そうだ(曲のファイルに入れるとしたら、ファイル数は2倍(オリジナルと配信用)になってしまう)。Googleは、そんな余計な手間を掛けたくなかったが、AppleやSpotifyはちゃんとやったのだろう。

という訳で、今は、例えGPMのいくつかのメリットを捨て、Spotifyのデメリットをのむことになってもいいから、Spotifyにしたくなっている。GPMの最も大きなメリットと考えていた、手持ちの曲をアップロードして各機器で共有できる機能にしたって、よく考えると、手持ちの曲なんて自分で演奏した訳じゃなく、多くは市販のアルバムの曲なので、ほとんどサーバにありそうだ。ないのは、ラジオやTVでのライブなどやマイナーな人だけだ。それらを外で聴くのは諦めればいい。サーバーには、もっと多くの聴くべき曲があるはずだ。

そして、音楽配信サービスのいい点は、もし、その時使っているのより良いサービスが出たら、すぐにでも乗り換られるということだ。乗り換え先のサービスに、自分が聴きたい曲がありさえすればいい。電子書籍と違って、曲やアルバム単位に支払いをしていないので、失うものはほとんどないから。

(8/24 6:50追記) その後、SpotifyのLinux版プレーヤーに問題(指定していない曲もキューに入る、再生キューのクリアができない)が見つかって、試行錯誤していたら、思わぬことに気付いた。設定の"Set the volume level for all songs"(音量を一定にする)が無効になっているようなのだ。Onにしてもoffにしても、音量に違いがない(GPMと同じ音量だった)。一方、純正でないプレーヤーClementineにも同じ設定があって、それをonにすると、音がおかしくなる。音量がふわふわと変動する感じだ。

推測すると、Spotifyの音量を一定にする機能は、リプレイゲインの値を使っている訳ではなく、サーバ側でデータを送信する直前に処理しているのではないか(電話やラジオでは良く使われている技術だが、音楽をちゃんと聴くには使えない)。ところが、実際に使ってみたら音がおかしくなったので、設定を無効にして機能を使わないようにして、しのいでいるのではないか。

(8/24 20:23追記) 気になって、Spotifyの音量正規化について検索したら、音量が大きい時に音量を下げる、ダイナミックコンプレッサーを使っているから、彼らのアルバムの音質が劣化してしまっているというページがあった。そこでは、音質の劣化を防ぐため、この機能をoffにするように書かれている。このページの書かれた年は2012年(アルバムの発売年)のようで結構前だし、他の人はほとんど指摘していないので、今もそうなのかは不明だが、そういう時期があった(僕は今もそうだと思っている)のはほぼ確実だろう。

それなら辻褄が合う。Googleがやらなかった、全曲のリプレイゲインの計算は、Spotifyもやらなかった(やれなかった)のではないか。

結局、前述のSpotifyのプレーヤーの問題もあって、Spotifyは、音楽は分かるが、技術力も誠実さもない感じだ。だったら、GPMに戻った方がマシだ。Googleなら、そのうち、うまい手(例: AI(と言ったって、最後は検索だが)を使う、ネットから持ってくる)でリプレイゲインに対応しそうな気がするが、期待しすぎだろうか。

なかなか難しい選択を迫られている(というか、選択肢が少な過ぎる。まだ日本に入って来ていない、DeezerやTIDALなどを試してみたい!)。結論はまだまだ変わりそうだ。

 

PS. Spotifyは、GPMよりはまともに初出年著作権表示をしようとしているようだ。その点でも、本気度が分かる。

 

ついでに、今日の昼に聴いた曲の短評:

アラン・ルフェーヴルのモーツァルト ピアノ協奏曲 第23番 (2010)をiPhoneのSpotifyアプリで聴いたが、なぜか音がすごく悪かった。品質を変えても変わらなかった。なぜか、モノラルに聞こえる。Spotifyの問題か、iPhoneの問題か、音源の問題か。オケは小編成のようだった。

音質が悪いのは構わなかったが、ピアノが下手だったので止めて、フライシャーとワルター(指揮)の演奏 (c. 1942)に変えた。昔っぽい、きびきびしたオケだった。昔らしく、テンポはちょっと速かったけど、ピアノはずっと良かった。昔の録音なので、音は元から悪いので、音質は気にならなかった。

残念ながら、途中で昼休みが終わってしまった。

(8/24 20:12追記) 上記の、音が悪く、モノラルに聞こえた原因が分かった! iPhoneの防水ケース接続用延長ケーブルの中継コネクタがちゃんと繋がっていなかったので、本当にモノラルだったのだ。挿し込み直したら、格段にいい音になった。接続する時に一旦外したので、その後でしっかり挿さなかったようだ。まったく間抜けだった。

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さっそくGoogle play music(以下、GPM)を活用して、会社の昼休みに「何かないか」と探して聴いてみたので、短評を。

なかなかいい。乗れた。が、ティンパニが少し目立ち過ぎな感じ。第3楽章のホルンも。でも、全体としてはいい。ピアノはもちろん良かった。が、最後(終わり方)がちょっとだけしょぼかったのが、残念。

 

(以下、GPMの話)

GPMに限らないだろうが、画面に出るアルバムの情報が少なかったり、正確でない場合があるのが困る。前にもおかしい表示を見た(再発の年が出ていた)ので、表示された年("1989")が本当に正しいのか分からなかった。本物のCDなら、余程ひどいものでない限り、最初の発売年(℗)は印刷されているが、配信サービスでは正確さは期待できない感じだ。

それで、今、検索して調べたのだが、本人のページに"Recorded in July 2013"とあったので、それかと思ったが、録音と発売はずれることが多いので、更にCD番号で検索したら、オケのページでようやく分かった。

→ アルバム情報が編集できるようなので、"2014"に修正しておいた。これは自分だけに有効なのか、全体に反映されるのかは分からない。

ブックレット全部とは言わない(どうせ読まないので)が、CD番号や発売年や、演奏者・制作者一覧くらいは見られるようにして欲しい(リンクを出すだけでもいい)。が、これはCDを買う価値があるということなのかも知れない。

まあ、大抵はDiscogsで見られるので、このアルバムは特殊なケースではあるが・・・

それはそれとして、GPMのおかげで、久しく止めていた、外で音楽を聴くことを再開するかも知れない。昔はiPodを使っていたが、いつも同じ曲なのと(安心できるので、大抵はそれでいいが、たまには知らない曲も聴きたい)、(容量の関係で、)クラシックが入れられないのが不満だった。それで、一時耳の調子が悪くなったことと、こっちに越して車に乗るようになったのを機に止めてiPodも手放してしまった。が、GPMなら、ほとんど無限のレパートリーから聴きたい曲を聴けるから、すごく期待できる。

今は昔と違って、危ないし曲に集中できないので、歩きながらは聴かないだろうが、ちょっとした空き時間や電車での移動時などには、充分聴けそうだ。

そして、実際に曲を聴いてみると、今まで暇を持て余していた昼休みの食後の30-40分が短か過ぎるように感じるから、おもしろいものだ。

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前の週末から試している音楽配信サービス。前の投稿に書いたように、最初は(ふと頭に名前が浮かんだ)Spotifyを試したのだが、今はGoogle play music(以下、GPM)が有力になっている(もちろん、Apple musicはない。Linuxで使えない時点で全く論外だ)。それで、今までに気付いた、メリット・デメリット・問題点を挙げる。

メリット
  1. 聴きたい曲(演奏)が、いつでもすぐに聴ける。
  2. 聴きたい曲(演奏)を探して聴いて気に入ったら、それで終わり。注文する必要はない。
  3. CDを買い、取り込み、タグ付け、不良品を確認し、保管する手間が省ける。
  4. CDを買う場合でも、試聴が際限なくできる。
  5. 旅行・帰省・出張時の暇つぶしに使える。
  6. Spotifyでは、登録(フォロー)しておけば、新作などの情報が来る(はず)。GPMではフォロー機能はないが、それまでの履歴からリコメンドされる。いずれも、新しい曲や演奏を見つける機会が増える。
デメリット・問題点
  1. 会費(約千円/月)を払い続けないと、曲が聴けなくなる。
  2. サービスが終了したら曲が聴けなくなる。 → 別のサービスに入ればいい。
  3. ネットに繋がっていないと聴けない。→ オフライン機能はあるので、何も聴けない訳ではない。
  4. 曲をサービスに提供していない人の演奏は聴けない。提供されていない演奏がある。→ CDなどを併用すればいい。
  5. 提供者の都合で、が提供されなくなる可能性がある。
  6. SpotifyやGPMのプレーヤーの機能・操作性が、今使っているgmusicbrowser(以下、GMB)と異なるので不便。→ GMBをSpotify/GPM対応にする? (本質的に困難) 別のプレーヤーを使う? (選択肢は少ない)
  7. 車では聴けない。 (ステレオ(ナビ)が対応していないので)
  8. デッカのように、変なマスタリングをする場合がある。音質が悪い場合がある。→ 聴いておかしかったらCDを買えばいい。
  9. 圧縮音源なので音質が劣化? → 気分の問題。「高品質」を選べば問題ない。
  10. CDの「購入日」のような、自分の思い出の情報がなくなる。→ 日記などに初めて聴いた日と感想を記録する。: 結構忘れそう。
  11. 余りにも簡単に聴けるので、ありがたみがなくなる。使い捨てのような感じで、音楽の価値が下がる?
  12. タグ自体が操作できないので、(GMBの)カスタムタグが設定できず、フィルタ機能もない(ユーザーが自動プレイリストを作れない)ので、「ポップス」のような、自分用のカテゴライズができない。 → カスタマイズしたプレーヤーが要る。自分の「ラジオ」や「ステーション」を作れればいい? (GPMやSpotifyではできない) → 手でプレイリストに登録?

デメリット・問題点のうち、容易に解決できないことは、(いくつかの要因で)将来は曲が聴けなくなる可能性があることと、(今の)車では聴けないことだ。前者は発想を転換すれば(例: 音楽は物でないので、そもそも所有できないのだから、諦める。ライブと同じように、「あの演奏は良かったなあ」と思い出して満足する。とにかく忘れる。)済むように思うのだが、わがままなので、まだそこまでは至れない。それで、車対応と合わせて、実現可能な対応策を考えてみた。

  1. 気に入った曲、あるいは、車で聴きたい曲はCDかダウンロードで買う。→ なんか馬鹿らしい。
  2. 保存ソフト(例: KeepVid)などで保存する。 → セコいし(さすがに、千円で何曲でも取り放題ってのは良くない)、合法性が疑わしいし、GPMには対応していない。
  3. プレーヤー(例: Mopidy)を改造したり、ライブラリ(例: gmusicapi)を使ってプログラムを作って、曲を保存できるようにする。 → 可能性が不明。合法性が疑わしい。→ 合法性に関しては、自分で無理にDRMを解除しないのであれば、個人での使用は「違法ではない」のではないか(もちろん、配信サービスの使用条件からは外れるだろう)。
  4. 車用スマフォ(Android)から携帯用スマフォ(iPhone)にテザリングしてネット接続してGPMを再生し、有線かFMでステレオ(ナビ)に入力する。 → 以下の問題がある。
    • 外部電源on/offで特定のプレイリストを再生開始/終了できるようにできるか? → IFTTTなどでできる?
    • 熱での故障
    • 常時テザリングonでiPhoneの消費電力の増加
  5. 車のステレオ(ナビ)をGPM対応にする。 → 次の車にする時に検討する。

乗り換えるとしたら、この問題にはしばらく悩みそうだ。

(20:15追記) 「ストリーミングの音楽再生を使いまくったら、パケット通信量を圧迫するのか?」を参考に、上記4や5の、iPhoneのモバイル通信を使って車でGPMを聴く場合の通信データ量を計算したら、以下のようになった。

「低品質」の通信速度を96kbpsとし、1日2時間(平日はそんなに掛けないが、ドライブの時は長時間掛けるので、こうした)掛けるとすると、

96/8(kB/s)*2(時間)*60(分)*60(秒)*31(日)= 2.7GB/月

と、音楽だけで月間上限の3GBを使い果たしそうで、帰省や旅行時のための「貯金」がなくなってしまうので、今のSIM(MVNO)契約では、車でGPMを聴くのは現実的でないことが分かった。

コストの検討

音楽はお金では買えないのだが、現実問題として、お金がないと聴けないし、お金は有限だから、なるべくコストを下げたい。それで、今まで(CDを買う場合)とコストを比較した。

  • CDを買う場合
    • 本体: 約千-2千円/枚
    • ネット接続料金
    • 注文・待ち・受け取りの手間
    • 取り込み・タグ付け・確認の手間
    • 再生用PC、ファイルの保存用HDDのコスト
    • 実体の保存のコスト (部屋代)
  • Spotify・GPM + CD・ダウンロード購入
    • 会費: 約千円/月
    • 購入したアルバム・曲の代金: 約千-2千円/組 (CDと同じか少ない)
    • 購入するアルバム注文・待ち・受け取りの手間 (CDと同じか少ない)
    • 購入したアルバム・曲の取り込み・タグ付け・確認の手間 (CDと同じか少ない)
    • ネット接続料金 (CDと同じ)
    • 再生用PCのコスト (CDと同じ)
    • 購入したアルバム・曲のファイルの保存用HDDのコスト (CDと同じか少ない)
    • 実体の保存のコスト (部屋代) (CDと同じか少ない)

結局、コスト面では、次のような結論(判断)となる:

年に約12枚以上CDを買う(買っている)のであれば、SpotifyやGPMに乗り換えて損することはなさそう。

ただし、CDと違って永遠に聴ける訳ではないし、車内では聴けない。それについては、以下の選択肢と結果が予想される。

  1. (聴けなくなることを防ぐため、)気に入った曲をすべて購入する場合、年会費分がCDを買う場合より高くなるし、手間も全然減らない。「無制限試聴」の対価と考えるか?
  2. 車で聴きたい曲(ポップス)だけ購入するのであれば、概ね、SpotifyやGPMの方が得。
  3. 曲を全く購入しないのであれば、断然SpotifyやGPMの方が得。

 

コストに関して思ったことがある。不思議な符合だが、「約千円/月」というのはNHKの料金と同じなはずだ。決して安くはないが、それでも、僕はGPMなどの音楽配信サービスには払う気になるし、NHKには絶対に払いたくない。その理由は、NHKは、番組の質はともかく、「払って当然。いや、もっと払え」という姿勢なのに対し、音楽配信サービスは使うのも使わないのも自由だということと、サービスの指向や内容や使い勝手(これには異論はあるが)が優れていることだと思う。

今のNHKオンデマンドがどのくらいのサービスを提供しているかは分からないが、「神サービス」などという評判は全然聞かないから、まあ、「とりあえずやっている」程度なのだろう。「過去すべての番組がいつでも自由に観られる」なら考える余地はあるが。更に、それでいて、頼んでもいないネット同時配信を勝手に始めて、(それだけならまだいいが、)TVなしの人からもお金をふんだくろうとしているのだから、全く話にならない。

(まとめがないので、続くかも知れない)

(19:01 構成を若干修正)

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HMVで宣伝されていた、トリフォノフのショパンの新アルバムが気になったので、YouTubeでピアノ協奏曲を視聴(ただし、アルバムとは違う演奏)してみた。

いくつかあったものの、どれもイマイチな感じではあったが、とりあえず、2013年の第2番がまともそうだったので、試した。オケ(Yuri Simonov指揮、Moscow Philharmonic Orchestra)のイントロは良かった(「この調子なら、僕の好きなラローチャのよりいいかも」とすら思った)のに、ピアノが最初から気張り過ぎで駄目だった。しかも、指がもつれ気味ってどういうことだろう?

まあ、その時はたまたま調子悪かったのかも知れないので、2014年のも試したが、別のところが駄目だった。この人、実はド下手なんじゃないか? (いやいや、有名なコンクールで優勝した人だから、そんなはずはなくて、僕と合わないだけなのだろう、きっと・・・)

次に、(自分の感性が劣化していないことの)確認のため、アルゲリッチの第2番(1978)を試した。こっちは、オケはイマイチだが、ピアノは入り方からトリフォノフとは全然違っていて、まともだった。彼女の感情移入しまくり(「一人で乗り過ぎ」と言う方が正しいかも)の演奏(例: テンポや音量の大幅な揺れ)は余り好きじゃないけど、「ひ弱な坊や」みたいなトリ坊よりはずっといいと思った。

※もちろん、個人の感想です

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昨夜、実家のテレビを消した後、音楽を聴いた。実際には、選んでいる時間が長かったが。

モーツァルトも捨て難かったが、気分的なものから、ラフマニノフのピアノ協奏曲で検索した。今回は、iPhoneアプリのEvermusicとAnzuTubeを試した。最初にもう一つ試したのだが、良くなかったのですぐに削除した。

いろいろな人のを、イントロクイズのように選びまくった結果、まず、グラフマン(Gary Graffman)とバーンシュタインによる第2番(1964)を聴いた。グラフマンは初めてだが、大分昔の人のようだ(調べたら、すごい方のようだ)。

全体的にはいいのだが、第2楽章前半の音がぼろぼろ(「滑らかでない」の意)していた。オケ(ピチカート)もそうだった(今考えれば、ピチカートは本質的にぼろぼろすると思うのだが、何かが良くなかったようだ)。当時の奏法なのだろうか。第3楽章は結構良かったのだが、中盤の特徴的なアルペジオの広がりとかゆったり感(表現が難しい)が物足りない感じだった。あと、音の出し方がわずかに乱暴なところがあった。

ところで、田舎で電波が弱いせいか、アプリのせいか、電池の減りが激しく、第1楽章の途中で、残りが36%になってしまった。どうも、Evermusicをバックグラウンドで動かすと駄目なようで、見ているうちに減っていく。ところが、もしやと思って再起動したら残量が増えたので、iPhoneの残量表示が何かおかしい感じだ。AnzuTubeも試したのだが、電波が弱いせいか、再生が始まらなかったので、諦めた。

そして、あいにく、昨日は充電器を持って行くのを忘れてしまったので、電池に気を遣いながら聴く羽目になってしまった。せっかく、プロバイダの契約を月間定量制に変更したというのに・・・

次に、ジャニス(Byron Janis)とミュンシュによる第3番(1957)を聴いたが、見事だった。「すごい!」と思った。こちらも知らなかった方で、大分昔の人のようだ(調べたら、すごい経歴だ)。時代のせいなのか、スピードがすごく速い。それなのに、カデンツァのような速い(音符がすごく細かい)パッセージを難なく(もちろんミスもなく)弾きこなしていた。

今、続きを聴いているのだが、第2楽章の終わり辺りなどが少し派手過ぎる気がする。元々派手なところではあるが、やり過ぎな気がした。この辺りは、音を(気持良く)出しっ放しにしているという印象も受けた。オケも派手なので、指揮者のやり方なのかも知れない。

最後まで聴くと、やっぱりすごいと思う。終わりの頃なんて、オケと相まって「すさまじい」という印象さえ受ける。ワイセンベルクに近い感じだ。昨夜の二人では、こちらが好みだ。

リコメンドされた、彼の第2番(1960)も、イントロからすごいのに、オケが入ったら更にぐっと来る。ドラティの指揮で弾くなんて、昔はまったくすごいメンバーだったものだ。

が、悲しいことに、電池の減りも速くて、第1楽章が終わる頃には残りが23%になり、疲れのせいか頭痛もしたので、諦めて寝た。

ちなみに、昨夜のデータ使用量は、1.3曲(約45分)で250MBだった。その時は、「これなら大丈夫そうだ」と思ったが、実際には、ブラウザや純正アプリで聴いた時と変わらないのかも知れない。あとで比較してみたい。

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数日前に、思い出した時にやっている、Amazonの物色をした。当然ながら、お気に入りのバンド(ビートルズ、クイーン、ELO、カーズなど)の目新しいアルバムはなかったが、なぜか、グールドを思い出して検索してみたら、このアルバムも出てきた。

確か、彼のベートーヴェンの3大ソナタを探した時に一緒に見つかったのだったか。グールドのモーツァルトは、ピアノソナタ全集を持っているが、いくらモーツァルト好きな僕でも(/だから)、まず聴きたくならない代物で(というのは少し言い過ぎだが、聴いていてとにかく引っ掛かるので)、この曲も全然期待していなかったのだが、なにしろ、短調の曲で、好きな24番だし、彼がたった一曲だけ演奏(録音)したモーツァルトのピアノ協奏曲ということなので興味が出て、YouTubeで試聴してみた。

そうしたら、やっぱりピアノは癖(いわゆる、普通でない弾き方)があって余り好きでないが、意外にオケがいい感じだったので欲しくなり、注文した。それから、ベートーヴェンの3大ピアノソナタも欲しかったので、同時に注文した。ソナタも聴いてから注文しようと思っていたのだが、この曲への興味が大きかったので、すっかり忘れてしまった。

注文してから、やっぱり、ソナタを確認したくなって、YouTubeで「悲愴」を聴いたのだが、イマイチだった。AmazonやYouTubeのコメントにあるように、速過ぎるし、ただ弾いているだけで味がない感じだ。「月光」も速過ぎだ。

それで、ソナタはキャンセルした。すると、協奏曲1枚だけだと安くて送料が掛かって割高になるので、(少しだけ高かったが)HMVに注文し直した。ポイント利用で約930円(ローソン受け取り)だった。

さっき受け取って来て、今、聴いているのだが、既に聴いているので印象に大きな変化はないものの、いいと思っていたオケが、若干不自然というか堅い箇所があって(特に最初の頃)、少しがっかりした。ピアノは、やっぱり、「いい」(正確には、僕好み)とは言えない。味がないというのだろうか。モーツァルトにしろベートーヴェンにしろ、彼は何を思って演奏したのだろうか? 彼のバッハも、本当に詳しい人が聴くと、がっかりするのだろうか? (昔、そんなことを読んだ気もする) もしそうだったら、彼は、一貫して「彼の音楽」をしていたということになる。それはそれで、すごいことだと思う。

併録はシェーンベルクのピアノ協奏曲だが、こっちは、(昔は、訳も分からず「浄められた夜」などを聴いていたものの、全然分からないので、)いつ聴くか定かではないw

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ある朝、毎日チェックしているHMVのwebのその日の特売に、このアルバムが出ているのを見付け、何となくおもしろそうだと思って、演奏者のサイトのデモ(→ "Bilder einer Ausstellung")を聴いてみたら、(ピアノは余りうまくないようだが、)演奏が楽しくていい(特に、パーカッションがいい)感じだった。以前から時々思っていたが、僕はパーカッションが好きなようだ。曲も「展覧会の絵」で馴染み深かったので、注文した。貯まっていた100ポイントを使って約1700円だった(特売というほどには安くはなかったが、値段はどうでも良い)。

それを今朝受け取って、早速聴いてみた。(以下、締めの手前までは、ほとんど日記からの転載である。)

全体的には、パーカッションがある分、軽い乗りでとっつきやすく、聴きやすいのだが、意外に音(低音)に迫力があっていい。最初がグロッケンシュピール(鉄琴, ビブラフォン?)なのがいい。2曲目(「小人(グノーム)」)での急変は良い(2回目に聴くと、曲間を詰めて欲しいと思う)。デモで感じたように、ピアノはすごくうまい訳ではないが、ちゃんと弾いている。やっぱり、パーカッションがあるのがいい。

「テュイルリーの庭」などでハイハットが使われているのは、ポップな感じになるが、それがなかなかいい感じ。「ビドロ(牛車)」の迫力は、軽目ではあるが、やり過ぎていない感じで、却っていい。「卵の殻をつけた雛の踊り」はもちろん可愛く、ひよこの姿が目に浮かぶ。パーカッションのお陰だ。(そういえば、HMVの広告でもここを褒めていて、それで興味が湧いた。)

「カタコンベ - ローマ時代の墓」などのシリアスな部分はピアノが担当している。「キエフの大門」の端正さとか「カチっ」とした感じもピアノ。最後の方の迫力も、パーカッションのお陰で、それなりに※出ている。

※ラヴェル編曲のオケ版に比べれば、さらっとした感じで物足りなく、大迫力ではない。迫力の点では「ビドロ」の方が上だ。ただ、元々はピアノ曲なので、ラヴェルのは気持ちいいんだけど、やり過ぎなのだと思う。

ピアノとパーカッション、なかなかいいコンビネーションだと思う。大き過ぎず小さ過ぎず、軽過ぎず重過ぎず、この曲では一番好きなアレンジ・演奏だ。

ただ、このグループのコンサートはどうかなと思った。小さいホールならいいと思うが、大ホールでは、期待する迫力は得られなさそうだ。が、そもそも、このグループは楽しさや気軽さが売りなのだろうから、迫力を期待するグループではないのだ。が、CDの演奏の迫力が心地良かったので、なぜか期待してしまうのだ。

2曲目のラヴェルの「ラ・ヴァルス」は、やっぱりおもしろくない。。。 最後の「ボレロ」はイマイチ。頭の木琴か鉄琴かピアノがくすんだ音で余り綺麗でなく、乗れない。中盤も何となく物足りない・・・ メロディの演奏に「かっちり感」がなく、音がくすんでいるからか。バックグラウンドの小太鼓(スネア?)の音がもう少し大きければ良かったのかも知れないし、ピアノの技術が不足しているのも、関係あるかも知れない。この曲ではピアノ2台の意味(価値)を感じない。逆に、微妙なズレを感じて逆効果だ。終盤はようやく迫力が出てきたが、元々単調な曲なので、長く感じてしまった。。。

後の2曲は入れない方が良かった。

と、散々持ち上げておいて最後は奈落に突き落とすような感想になってしまったが、聴きながらリアルタイムに書いたので仕方ない。似たようなグループは多そうだから、ここに限らず、こんなコンサートがあったら行ってみたい気はした。そういえば、昔、ピアノの先生の関係するコンサートで、ピアノの他にパーカッションも入っている曲(「ウエスト・サイド・ストーリー」)で、(ピアノを溺愛し、最高の楽器だと思い込んでいるにも関わらず、)パーカッションを気に入ってしまっ(て、微妙な敗北感を持っ)たことを思い出した。

 

注: 曲の題などは、アルバムにはドイツ語と英語で書かれていたが、Wikipediaに掲載されていた日本語訳を使用した。なお、「展覧会の絵」の副題は、曲の区別のために記号的に使用しているもので、僕は、ほとんどの曲で、副題の意味と曲の内容を関連付けて聴いていない。

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