世の中に何人、理解または共感してくれる人が居るか分からないが、僕はある時(結構昔)、冬物のクリーニングを引き取る時に、妙な気分を持つことに気付いた。

ダウンジャンパーのようなフード付きの服でフードが外れる物は、外されて単体としてクリーニングされるので、帰ってくる時は、フードだけ小さい袋に入っている。毛糸の手袋も同様だ。その小さい袋に不思議な感情が湧くのだ。

その袋がまるで赤ちゃんのように感じられ、そんなつもりはないのに、服の本体以上に丁寧に扱わなければならない、言ってみれば、「守ってあげたい」などと思ってしまうのだ。

これは母性本能みたいなものなのか、女の人じゃないので分からないが、妙に優しい気持ちになるのは確かだ。

(以上。オチはない)

 

PS. オチの代わりに。「違うわよ、全然分かってないわね。私なんて子ども十人以上産んで育てた訳よ。そうしてみてすごく良く分かるのは、(略)」と繋げるとおもしろいと思ったが、全く余計で不謹慎ですね。

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以前にも書いたことがある気がするが、近頃、以前にも増して音の違いが分かるようになった気がする。その原因は、音の出力系をグライコ(DEQ2496)からJACKとPC内蔵DACに切り替えたからとは思えないが、気付いた時期とは一致している。

例えば、以下のようなことがある。

  • ビートルズの2009年ステレオリマスターと"Millennium remasters"(海賊盤。"Dr. Ebbetts"と呼ばれているものの更なるコピー)の音の違いが一瞬で分かる(「音が悪いなあ」と思ってプレーヤーを見ると、後者。ちなみに、リマスターを買った当時は、後者の方がいい音だと思っていた。なお、1988年に出たCDは分からない)。
  • 小泉今日子 「ヤマトナデシコ七変化」の「クシャーン」という、何かが潰れるような音がリアル(正確には、実際にはリアルでないことも分かるのだが、リアルっぽく聞こえる: 「カニかま」がちゃんとそれと分かり、銘柄が判別できるような感じw)。
  • 同 "The Stardust Memory"のサ行の音の悪さ(「潰れ気味」と書けばいいのか。DeEsserの設定不良?)。

まあ、機材や再生環境に関しては、DEQ2496を導入した時から必要充分な状態になったと思っているので、短期的には体調の変化(音に敏感になっている?)、長期的には経験値が上がったということなのかと思う。あ、環境については、JACKに切り替えた時に部屋の特性に対する補正を再調整したのが効いている可能性はあるか。

いずれにしても、昔は劣悪(と言っても、当時はそれなりにいいものを揃えていたつもりだった)な機材や再生環境で、原音(レコードやCDに記録された音)に忠実な再生なんて夢のまた夢だったし、経験が少ないために脳がついて来られなかったのだろうか、聴いても音や歌詞が判別できないことが多かった。

だが今は、(とりあえず)忠実な再生が出来る機材や環境が手に入って、手軽にいい音で再生でき、脳も(老化するばかりでなくw)継続的にバージョンアップできているようなので、うれしい限りだw

 

PS. 驚くべきことに、今、ビートルズの2009年モノラルリマスター("Please Please Me")を聴いてみたら、全然音が悪くない。買った当時は、音(振幅)が変に圧縮されて聞こえて嫌だったのだ。これは、機材・環境の改善の効果かも知れない。だとしたら、随分長い時間を無駄にしていたことになる。もう少し確認してみたい。

確かに音は悪くないのだが、やっぱりステレオ盤の方が好みだ。ステレオ盤の方が抜け感(今はやりの用法ではないw)があって、心地良い気がする。

PS2. 上で1988年のビートルズのCDの音は分からないと書いて気付いたのだが、Dr. Ebbettsはレコードから音をダビングしているから音が悪くなっている一方、本物のCDはオリジナルのマスターテープからデータを作っているから音の劣化がないということではないだろうか。

ということは、今、(どういう訳か)みんながありがたがっているアナログ盤(レコード)もそんなものではないだろうか? まあ、今のレコードは制作者がそれ用にマスタリングしているのだろうから(全くご苦労なことだ)、それなりの意味はあるのだろうけど。

まあ、好みの問題だ。ストレートな音を好むか、アナログ媒体のフィルタを通した音を好むかの違いだろう。後者が好きなのなら、聴けばいい。僕はレコードやテープといったアナログ媒体自体には全く価値を感じないし、音がいいなどとも思わないし、好きでもない。

「コーヒーを純水(H2O)で淹れるか湧き水で淹れるかの違い」と書くと、なんか違う気もするしw、「MT車とAT車の違い」、あるいは、「電気自動車とエンジン車の違い」と書いてもやっぱり違う感じだ。

さらに話が逸れるが、将来、モーターの車が普通になったら、「エンジン車のまろやかな加速がいいんだよなあ」とか言って乗る人が出て来そうだw

  • Dr Ebbetts

    Dr Ebbetts

    Please do not use Dr Ebbetts as a label unless it …

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血圧を測り始めてから早くも2か月。思わぬ展開になった。

まず、今通っている医者は駄目なことが分かった。確かに親切ではあるのだが、大切なところがずさんだ。最初にピロリ菌の除菌を依頼した時、全く診察せずに、いきなり内視鏡検査をすることになった時からそんな予感はしていたのだが、全般的に事前の説明が足りないので、どうも信頼できなくなった。

ピロリ菌については、除菌処置後、約3か月間、(それまで胃酸を弱めていたピロリ菌がいなくなった結果、胃酸が強まるため)胃酸を抑える薬を処方され続けている。いつまでかは聞いてはいないが、死ぬまで飲むことになるのかも知れない。そういうことだったら、事前に除菌のリスクとかデメリットの説明をして、どうするか考えさせて欲しかった。

高血圧については、先月の再診時に、それまでの平均値(150/100程度)を見て、早くも降圧剤を処方された。もう少し様子を見て欲しかったし、血液や動脈硬化などの検査もしてから方針を決めるべきではないかと思ったが、何もせずに決めた(専門外だからか)。そして、こっちも死ぬまで薬を飲むのだろうが、やっぱり、それについての明確な説明はなかった。

どちらも医師には常識なのだろうし、世間の常識なのかも知れないが、(僕がその「常識」を知っているかどうかは彼は知らないはずだから)一応、説明すべきだと思う。いつもは親切なのに、こういうことを教えてくれないのは、やはり、定常的な収入を確保したい気持ちがあって後ろめたいのか。そういうのを忖度しろってことか?

胃酸を抑える薬については、飲み続けても、対症療法的な効果以外に(胃酸を出す器官の性質が変わって)胃酸の分泌が減ることはないだろうから、飲むのは止めることにした。それで炎症がひどくなって「何か」になったら、仕方ない。

血圧は、一週間薬を飲んでも下がらなかったし、ずっと飲み続けるのは嫌なので、止めてみることにした。すると、ばらつきはあるものの、最初(上は160を超えていた)よりずっと下がり、最近の2週間の朝の平均値は146/102(mmHg)だった。当時は疲れやストレスがひどく、更に測定に慣れていなかったために高かったのではないか。

血圧の変化 (3/1-): 3/10の夜から服薬、3/16の夜から服薬中止

とはいえ、今でも決して低くはない。それで、調べてみたら、「高血圧治療ガイドライン2014」では、上は「I度高血圧」(140-159/90-99)、下は「II度―」(160-179/100-109)に相当し(下はギリギリI度になる可能性・期待はある)、I度高血圧は「低リスク」とのことだ。「低リスクの場合は治療は要らない」という意味ではないと思うが、僕だったら、「死ぬまで薬」よりも小さいリスクを取りたい。それに、降圧剤にも副作用はあるから、飲むことのリスクがない訳ではない。

他に、一般的な指針ではないが、「薬物治療は180/110mmHg以上」という、独自の調査に基づく見解もあった。それ以外にも、いかにも民間療法とかTV・週刊誌的情報で怪しいのだが、偶然にも上と同じ「上は180、下は110まで大丈夫」や「上は年齢プラス90を大幅に超えた状態が続かなければ大丈夫」(大意)という説もあった。他に、(うつ病の薬と同様に)製薬会社の差金で高血圧の基準が引き下げ続けられているという説もある。

以上の情報から検討した結果、ガイドラインだけを採ったとしても「低リスク」と明記されていることから、降圧剤を飲むのは止めることにした。ただし、血圧の測定は継続し、更に上がるようなら診てもらうことにした。

なお、上記のように、今の医者はずさんで漫然と投薬し続ける傾向があるので、(スタッフは親切でいいのだが)もう行かないことにした。次に行くなら、患者の顔は余り見ないしガキも多くて混んでいるけど、余り薬に頼らない医院(そういうところに、医師が患者にとって最良は何か考えているとか、最新の情報を収集しているかとか、その人の経歴が効いて来るのだろうか)にしようと思っている。

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松田聖子のベスト("Bible")を聴いていたら、いつもドキドキする"Rock'n Rouge"(1984)が掛かった。「ドキドキ」と言っても、僕にそんな思い出がある訳もなく、以前も書いたのだが、この曲は歌うのが難しい(失敗すると「音痴」になる)箇所があるので、聴くたびに思い出すという意味だ。

そんなことを思いながら ふと検索してみたら、曲を解説しているページがいくつかあった。その中の一つにピアノを弾きながら解説しているビデオがリンクしてあったので、もしかしたら、僕が難しいと思っている箇所についても説明されているかと思って観てみた。が、すぐに止めた。ピアノの音が余りにも汚なくて(うるさくて)、耐えられなかったのだ。

ピアノ教室で良くありそうなパターンだが、生徒が駄目だったら、「そこはこう(バン)じゃなくてこう(ガン)弾くのよ! (何度言ったら分かるの!? キーキー)」とか言いながら、鍵盤を雑に叩いて弾かれる感じ。

そんなことをされたら、「そりゃあ、あなたはプロだから、当然、思ったように指は動くけど、こっちだって、できるならやってるよ(できないから習ってるんだよ)! それに、そんなに速く何回も弾かれたって分からないよ!」と言いたい。 (注: これは実体験に基づいてはおらず、全く僕の空想です。)

百歩譲ってレッスンならいいとしても(全く良くないが)、公開するビデオであんなうるさい雑な音を出してはいけない。思い出のある気に入った曲だろうに、そして、音楽を生業としている人だろうに、自分で観て・聴いて(そもそも弾いた時に)気付かないのではどうしようもない。ただ、ひどいコメントを書くと面倒なことになりそうだし、音は本筋ではないこともあるから、せめてもの意思表示にThumbs downを押して、最初の1分くらいでサヨナラした。

ピアノ教室か何かの先生のようで、理論とかには詳しいのだろうけど、あれでまともな音楽が演奏できるのか・教えられるのかと思った。

「神は細部に宿る」という言葉は余り好きではないが、音楽に関しては全くその通りだと思う。一音たりとも、音を出してから消すまで、雑に扱ってはいけない。そうじゃなきゃ、(芸術としての)音楽ではない。

「そんな堅苦しいこと言わなくても・・・」という意見もあろうが、例えば、小説の印刷などで、「あ」と「ぁ」や「日」と「曰」が混用されていても、「似てるから全然問題ない」と読み流せるかということに近い。

だから僕は、オーディオを可能な限り録音されたとおりに再生できるようにしたいのだ。(というのは後付けの理屈であるw)

 

(そんな論外の人のことをわざわざ書くこともないのだが、ビデオを観て妙にムカついたので、あえて書いた。ただ、また「営業妨害」とか言われたくないので、リンクなどは載せない。適宜検索のこと。でも、実際には架空の話かも知れないので、ご了承のことw)

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近頃(といっても、もう20年以上になるが)はポリスを全然聴かなくなった。なんか「意識高い」雰囲気が嫌なのだ(そんな言葉がないころから感じていた)。当時(中高生の頃)はそれが良かった気がするのだが。いや、初期(1970年代末の最初の2枚のアルバム)はそんな雰囲気はなく、純粋なロックとして楽しめた。

(20:12追記) 思い出した。中高生の頃はリアルタイムに聴いていたので、「これが僕らの『ビートルズ』なんだ!」と思う(思い込む)ほど好きだったのだ。

それが、段々「この意識高さが格好いいのだ」とか「頑張って理解しよう!・・・」な感じになり、"Synchronicity"(1983)以降は努力して聴こうとしても駄目だった(調べたら、それが彼らの最後のアルバムだった。このアルバムでかなりがっかりして、過去作にまで波及した感じだ。それでも、その後もStingのソロも買ったが、徒労だった)。個人的には、意識高くなってしまった(ように思える)Stingが癌だったのだろう。

そんな訳で、今は、全く意識高くないTom tom clubの最初のアルバム(1981)を聴いて脱力しているw

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先日、「春の祭典」で検索していた時だったかに見つけたウルバンスキという人の新作の広告に次のような見出しがあったので、結構期待して、是非聴きたくなった。

最も騒がしいヘビメタの曲でも、この作品に較べれば可愛らしい小さな歌みたいなものだ! - クシシュトフ・ウルバンスキ

「ほう、この人の演奏はヘビメタ以上にすごいのか。それは楽しみだ!」と思った。確かに、この曲は並のロックなんかよりずっとロックで、そこが好きだ。それで、GPMに入っていたので、昨日の昼に聴いてみた。が、出だしからがっかりした。(オーボエじゃなくて)ファゴットが余りにも遅過ぎて、(後ろから膝を押されたように)ガクっと来た。今思い付くのは「気の抜けたビール」だ。

あそこは確かに速いところではないが、以降を予感・期待させる表現をして欲しい。あれじゃ、「一体何時間やるつもりだ??」と思ってしまうよ。テンポだけの話ではないのかも知れない。とにかく、あのイントロはゆるゆるで緊張感も色気もなくて台無しだった。

が、録音は良かった。今まで気付かなかった音やパートが聴こえ、変なリズムに気付けた(ヘッドフォンのせいかも知れない)。イントロ以外は悪くなくて、聴き続けたら乗れた。何曲かはThumbs upを付け、ライブラリ(「お気に入り」のようなもの)にも追加した。

ところが、終盤で再度がっかりさせられた。最後の前と最後の曲が遅かった。せっかく乗っていたのに、ちゃぶ台返しされてイライラしたので、ライブラリから削除し、最後の曲をThumbs downにした。そもそも、いいと思ったところだって「普通にいい」程度で、全然ヘビメタを超えていなかった。

その時は「まったく口程にもない奴だ」と思ったのだが、夜になって、彼の言っていたことは間違っていなくて(彼は「この演奏」とは言っていない)、僕が勝手に期待しただけだったことに気付いた。要は、

彼が曲に負けたってことだ

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暇があると、特にやりたくはないのだが、つい、JACKのイコライザ(の種類)による耳痛の原因を調べ出してしまう。今日は、以下のことをした。

  1. DEQ2496("DEQ")とJACKのイコライザのDIN dual tone特性の比較
  2. 耳の痛くなるイコライザの一部を無効にした場合の確認
  3. JACKのイコライザの作り(実現方式)の調査
  4. JACKのイコライザ同士やDEQとの波形の差の測定

1では、DEQとFIL-pluginsの4バンドPEQ("PEQ4")とCalf Jack Hostの8バンドPEQ("Calf")で有意な差はなかった。だから、混変調歪みが原因ではなさそうだ。

2では、Calfの低域(120, 200Hz)の広く深い減衰設定を無効にし、代わりにPEQ4のその部分を使ったら、耳痛が出なかった。そのため、Calfでの広く深い減衰設定が問題らしいことが分かった。

3でPEQ4とCalfのプログラム(ソースコード)を確認したら、重要なことが分かった。耳の痛まないもの(PEQ4)と痛むもの(今回はCalfを調べた)では、フィルタの実現方式が異なっていたのだ。

  • PEQ4: 格子(lattice)型IIRフィルタ ("2nd order resonant filter implemented with Mitra-Regalia style lattice filter" → 典拠)
  • Calf: 双2次(biquad) IIRフィルタ(直接I型) ('"traditional" Direct I form' → 典拠)

IIRフィルタの実現方式の特徴を調べたところ、方式によって演算誤差の影響が異なり、直接型は誤差の影響を受けやすく、余り使われていないとのことだった。

余談: 大学で勉強したので、上のような話は調べるまでもなくスラっと出て来ないといけないのだが、当時(今もw)、フーリエ変換やFFTまでは問題なかったが、「z変換? はぁ?」となり、難しい式を見ただけでお腹いっぱいになって「パス」していたw だから、今回も、「ソースを読んだ」と言っても、コメントから判別した程度だ。

これと2の結果より、直接型を使っているイコライザ(Calfなどほとんどのもの)は、広く深い減衰設定を行うと誤差の影響(誤差が蓄積するのだろうか)で音質の劣化(歪み)が生じて耳が痛むのではないかと推測する。ただ、試験信号のような単音(純音)では歪みは生じず、音楽(特定のポップ音楽)で生じるのが不思議だ。 ← 試験信号でも劣化は生じているのだろうが、(下のグラフで分かるように)振幅が小さいので、周波数特性のグラフを見たり比較しただけでは識別できないのだと思う。

それで、4でPEQ4とCalfの波形の差やDEQとPEQ4およびCalfの波形の差がどうなっているか見てみた。結果は以下である。

  • PEQ4とCalfの波形に違いはあるが、PEQ4とCalfのどちらが「正しい」のかは分からないし、それらの差の振幅はかなり小さく(最大で-50dB程度(=最大音量の約0.31%))、それが聴こえて音質に影響を及ぼすのか疑問だ。ただ、曲全体を測定した訳ではないので、測定していない箇所で差(波形の違い)がもっと大きくなっている可能性はある。 → Rush "Big money"の曲全体で確認したところ、特に大きくなっている箇所はなかった。
  • 差信号の帯域は200Hz-2kHz程度(概ね、イコライザで補正している範囲)で、これが歪みになって耳を痛くしているのだろうか? ただ、耳痛の原因になると言われている帯域(例: 4kHz以上)より低いので、本当に耳痛の原因なのかは疑問だ。ただ、上と同様に、測定していない箇所で高域に歪み成分が出ている可能性はある。 → Rush "Big money"の曲全体で確認したところ、超低域(60Hz付近)の差が大きくなっていた(この付近は曲自体の振幅も大きかった)。
  • DEQとPEQ4またはCalfの波形にも違いはあるが、DEQとの差分の求め方に問題がある可能性がある(DEQと内蔵DACの出力はアナログであるうえに、振幅差や時間差があるので、差を正確に求めるのが難しい)ので、有意な差かどうかは疑問だ。

曲全体で確認した結果から、どうやら、(PEQ4の出力が「正しい」と仮定すれば、)Calfの演算誤差(あるいは音質劣化)の影響は超低音に出ているようなので、CalfにHPFを追加して超低域をカットして聴いてみたところ、わずかに耳閉感はあったものの、概ね問題なかった。

超低域の差の原因としてもう一つ考えられるのは、フィルタの遅延時間(位相)の差だ。どちらかのイコライザが低域になるほど遅延時間が長くなるか短くなるのであれば、その帯域で差を求めたら片方が筒抜けになるだろうから、グラフのような山ができるのは自然だ。これは誤差の影響でも音質劣化でもないので、耳痛の原因ではなくなる。そうであれば、最初に書いた帯域(200Hz-2kHz)が効いているのであろう。ただ、上記のように、この帯域をカットしたら耳痛が改善したので、やはり、誤差の影響はあるのではないかと思う。

イコライザの演算誤差による音質劣化が直接耳痛を起こすのか、スピーカーで混変調を起こして高域の歪みになって耳痛になるのかは分からない。なお、曲によって耳痛が起こったり起こらなかったりするのは、曲ごとに誤差が問題となる帯域の成分の量が違うからではないか。いずれにしても、Calfのような作りのイコライザは僕には使えないことが分かった。

(4/3 5:18, 7:49追記) 上記のPEQ4とCalfの差分は、演算誤差でなく、それらの設定パラメタ(フィルタの幅・鋭さ)の違いによるものが大きそうだ。というのは、PEQ4は、それをQ値でなく独自の値で設定するので、目分量で決めた。それをCalfに移植する時には、グラフの形が合うように目分量でQ値を決めたので、パラメタは厳密には同一にならず、曲線の形は一致しないから、比較的大きな差分が出ているのだ。あとで、PEQ4のフィルタの幅・鋭さとQ値の関係を調べ、より正確なQ値をCalfに設定して差分を測定してみたい。

(4/5 6:48, 7:35追記) PEQ4のバンド幅の設定値(→ BW)とQ値の関係を推定したところ、以下の式が良さそうだった。

Q= 0.45/BW

そのQ値(元の値から最大2%程度変わった)をCalfに設定したところ、特性のグラフは良く一致した。PEQ4との差分も20dB程度小さくなったが、スペクトラムの形状は余り変わらず、超低域(20-75Hz)の成分が大きい。なお、グラフで見る限り、位相特性の差はなかった。

やはり、特に超低域でイコライザ(フィルタ)の誤差が出るようだ。両方に誤差があって、どちらかが大きいはずだが、数値計算でフィルタを実現する以上、「真のフィルタ」の出力を得ることはできないから、どちらがより正しいのかを測定することはできない(それぞれの式から、誤差の理論値を求めることは可能だろう)。ただ、聴感(耳痛のなさ)ではPEQ4はDEQに近いので、PEQ4の方が誤差(別の言い方をすれば、音質の劣化度合い)が少ないと考えられる。

ただ、差分の最大振幅は約-60dBで、0.1%に相当するのだが、それが耳痛を起こす程音質を劣化させるのだろうか? スピーカーでの混変調歪みや、耳や脳内での妨害が大きいのだろうか?

いずれにしても、(特定の使い方をした時に)「音質の悪い」イコライザ(フィルタ)はあると言え、後述の結論に変更はない。

そして、すべてのものを確認した訳ではないが、多くのJACK(正確にはLADSPAやLV2)のイコライザは、安直な実装を行っている可能性がある。Calfなんて、"Studio"なんて単語が名前に入っているうえに見た目もかっこいいけれど、中身はお粗末(双2次IIRフィルタの直接I型)でがっかりした。演算誤差の影響がどの程度かは分からないが、リソース(処理速度、メモリ量)の豊富なPCで実行するのだから、多少演算量が多くなっても、誤差に強い(=ロバスト性が高い、音質劣化が少ない)方式を選ぶべきだ。おそらく、実装する時に最初に目した(あるいはどこかからのコピペ?)、処理が簡単な方式(直接型)を禄に検討・評価せずに使ったのではないか。

一方、DEQはプロ(スタジオ)用機器だからか、(PEQ4と同様に)演算誤差の影響を受けにくい方式を使っていて、それで耳痛が出ないのではないか。そして、PEQ4を見つけたのは全くの僥倖なのだが(これがなかったらJACKは使えなかったから、DEQから脱却できなかった・・・)、ページを見ると、ちゃんとした方のようなので、定石通りに作ったのだろう。

ただ、多くの人がCalfなどのイコライザを使って問題になっていないということは、演算誤差の影響は実際にはなく、あっても耳痛には関係ないか、僕の使い方(設定)が常識外れで音質が劣化しているのか、僕が特に敏感なのかも知れない。あるいは、現実にはJACKのイコライザ(、あるいはJACK自体)を使っている人がほとんど居ないから発覚していないだけなのかも知れない。それはそれで、他にも問題がありそうだから、結構良くない話だ・・・

という訳で、ひとまずの結論は以下になる(したい)。

耳の痛みはイコライザ(PEQ)のフィルタの作り(実現方式)に起因する可能性が高い。

  • 具体的には、定説通り、双2次IIRフィルタの直接型は良くなさそうだ。
  • イコライザの使い方にも依存し、低域に広く深い減衰(例: 120Hz, -9dB, 1.5oct)を設定するのは良くなさそうだ。

 

PS. DACなどで、フィルタを切り換えて音が変わる・変えられるというのは、こういうことがあるのだろう。ただ、前にも書いたが、それは売りにするものではなく、(すべての場合に最適なものがないから)仕方なしにやるとか、おまけでしかないと思う。元々いいものを使っていれば、切り替える必要なんてない。車のタイヤで言えば、オールシーズンタイヤで充分なら交換は不要で、無理ならノーマルとスタッドレスで切り替えざるを得ないのと同様だ。

それから、ハイレゾ化(アップサンプル)すると音が変わると言われるのも同様だ。その時に使うフィルタの作りがイマイチなために、音が(劣化とまでは言わないが)変質することもあるのではないか。ニセレゾなんて、元々ない音を追加して本当に変質させているしねw

PS2. JACKの自由に配線できる機能のおかげで、耳痛の原因を調べるためのいろいろな実験(確認)が手軽にできた。が、それは実は本末転倒で、耳さえ痛くならなければ、実験など不要だったのだ。でも、やっぱり、いろいろ遊べるのは好きだw

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会社は嫌いだが、社員は嫌いな人ばかりという訳ではない(逆に、嫌な奴の方が少ない)。先日は、身近な社員を勝手に自分の家族に仕立て上げて楽しんだ。

  • お母さん (A): 思わず甘えたくなる・・・ ← まさに「バブみ」・・・
  • 姉 (B): ハスキーな声とかタイトミニスカートなど、エロい。「お姉さま」と呼ぶべきw
  • 奥さん? (C): しっかりしてそうで、意外に適当。O型か?
  • 弟 (D): ちょっとコミュ障だけど、それなりに信頼できる。
  • 妹 (E): しっかり者で、任せておけば安心できる。A型?
  • 娘 (F): 食べたいくらい可愛い・・・

「バブみ」という言葉は、ちょっと前から目にしていたが、なんか馬鹿みたいだと思っていた(それに、最初はバブルと関係あるのかと誤解していた)。が、これを書いていて、Aさんの雰囲気はまさにそれであることに気付いて、愕然とした(実際には、彼女は、年下といえども僕に近い歳で本当に母親なので、別に驚くことではないのかも知れない)。ただ、近頃、(原因は何か忘れてしまったのだが、)Aさんにはなんか気に入らないことがあって、単なる「世の中を甘く見ている、田舎のオバさん」という感じがしたので、地位が低下しつつある。

昔から姉が欲しかったのだが、もしBさんが姉だったら、道を踏み外してしまって、今頃は全くマトモでない人生を送っていたような気がする。でも、それも楽しかったかも知れないw

Cさんは何とも不思議な人だ。根は真面目だと思うけど、いい加減なところもあるし、そもそも仕事に命を掛けるようなタイプではないし(むしろ、昔のOL的)、美人ではないし(林真理子や福原愛に似ている。が、前者は近頃は結構綺麗になったと思う)、むしろオバさん(といっても僕よりは若いはず)だ。けれど、なぜか「全く範囲外」という訳ではないし、「100%好み」って訳でもないし、(いい加減な行動に)ムカつくことさえある。時々話し掛けて来る時は、(ぼそぼそとした)タメ口のこともあって(敬語の時もある)、妙に親しみを感じるのだが、全般的に、猫のように予測不可な振る舞いをするので、なかなか近付きにくいw それに、仮に彼女と飲んだとして、上記のように正直に褒めたら、当然気分を悪くされそうだから、そういう時にはどう言えばいいのか、たまに悩んでいるw

Dさんは、まあ、相棒とか戦友だ。ムカつくこともあるけど、上司よりはずっとましだし、やるべきことは彼なりにちゃんとやるから、頼りになる。今気付いたが、「ムカつくこと」ってのは、その「彼なりに」って点のように思う。こっちが考えたり頼んだことを100%そのままやらず、結果を見て初めて違うことに気付かされることがあり、それでムカつくのかも知れない。でも、確かに、彼の考えも筋が通っていて、僕の考えはやり過ぎ(大げさ・無駄)なことも多い。だから、切れやすい僕だけど、彼にブチ切れたことはほとんどない。

Eさんにはいつも感心している。女の人だけど、会社ではそれを前面に出すことなく(妙に可愛い子ぶったり、か弱そうに振る舞ったりしない: それはFさんも同様)、逆に(昔の言葉で言えば、「キャリアウーマン」的に)自分が女性である弱みを見せないようにカリカリと気張りすぎることもなく、淡々と着実にしなやかに仕事をこなしている。田舎なので、周りから「女の人」扱いされたりしてムカつくことも多いだろうが、いつもにこやかに仕事をしている。(Cさんと違って、)こういう言い方だったら気分を悪くはしないだろうから、いつか飲み会で褒めたいと常々思っている。

Fさんは、何度も書いている、うちのテイラー・スウィフトだ。まあ、食べるのは無理なので、とりあえずは(ガラスケースの中に飾って)眺めているだけでいいw それに、Dさんと違って、話し方や態度がクールとか機械的な感じなので、そこはちょっと近寄りがたいというか、なんか違う感じだ(実際には明るい子なんだろうけど)。だから、やっぱり、ガラスケースの中がいいかな。

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スマフォでGPMを聴くが、音量は「最大」にしたら何とか足りたものの、(グライコで調整しても)音が悪くて不満。そこで、ふと思い付いて、仕事用に持参したノートPCでテザリングして聴こうとするが、インストールしていたVivaldiやFirefoxではFlashプラグインがどうのこうので、結局、Chromeをインストールした。いろいろ手こずったが、今はいい音でK.488が聴けているので、満足。やっぱり、こうじゃなきゃダメだ。

それにしても疲れたw

PS. もちろんポリーニで、寝る前の締めだ。

(3/29 20:22追記) 昨夜、PCをスリープにしておいて今朝復帰させたら、電池残が半分以下に減っていた。それで小一時間聴いたら、もう電池がなくなって停まってしまった(こうなるとは思ってなかったので、ACアダプタは部屋に持って来なかった)。まったく、重くて大きいだけのダメPCだ(某林檎社製)。仕方ないので、続きはスマフォで聴いた。スマフォにしても、テザリングすると電池消費率が大きかった(約10%/h)。

まあ、それは仕方ないのだが、思い付いたことがある。大抵のホテルには外部入力端子付きのTVがあるから、ケーブル(ミニ-ピンまたはミニ)を持って行けば、TVに繋いで音楽が聴けそうだ。これなら音質は問題ないし、テザリングは不要なので電池に優しいし、クソ重いPCを持って行かなくても大丈夫だ。次回は是非試そう。

 

(3/31 7:11 少し加筆)

PS2. 実は、少し前までは、音量不足と音質を改善するため、ポータブルスピーカーを買おうと思っていた。が、スマフォにケースを付けたら音量が大きくなったように感じられ、音質も少し良くなったように感じられたし、イコライザアプリを見つけたし、スピーカーは結構大きくて重いので、持ち歩きたくなかったので、「次回」(=今回)試してから決めようと保留した。

そうしたら、軽くてかさばらず、0円で済むケーブルのアイデアが出たのは、大変ありがたい。野宿などしないので、大抵は問題ないw あ、実家はケーブルを伸ばさないと駄目だし、寝る部屋にはTVがないな・・・ (3/31 7:19)

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昔、「カーナビのTVを映らなくする方法」を書いたが、近頃「いいね!」して下さった方が居たので、関心のある方は居るようだ。それで、先日、更に完璧を目指した話を書く。

フロントガラスに貼ってあるTVのフィルムアンテナ(4枚)を剥がして捨てた。それだけで充分だったのだが、アンテナとケーブルを接続していたコネクタ(カプラ?)がぶらぶらして目障りだったので、コネクタのちょっと手前でケーブルを切断して、ケーブルはトリムの中に押し込んで、すっきりさせた。

これで完全にTVは映らなくなった。「TVを受信できる設備」がない状態(さすがに、アンテナを付けていないものを受信設備だと強弁することはないだろう)だから、いつNHKが確認に来ても(実際には、「確認しろ」と言ってもなぜかしないが)、胸を張って見せらせる。「(B-CASカードをどこかに隠していて、)観る時に挿すんでしょ」と疑われる心配もない。

フィルムアンテナを剥がしたあとに糊が残ったが、昔使って仕舞っておいたシール剥がし剤(「ディゾルビット」、オレンジ油系)を使ったら、綺麗に落ちた。塗って2分くらい置くといいようだ。その後、爪で擦って糊を取り除いた。スクレーパーを使うと良さそうだった。

なお、窓ガラスには赤外線カットフィルムが貼ってあるので、シール剥がし剤の影響で曇ったりしないか心配だったが、今のところ大丈夫だ。

それから、将来、車を手放す時に、再度アンテナを配線し直さないとカーナビのTVが映らないのが問題になる可能性があるが、車もナビももう新しくないので、それで査定価格が下がることはないと考えた。あのナビはもう地図が更新できないので、ちゃんと使いたい人は新しい製品に交換するだろうし、そうでない人は「あればいい」だろうから、大丈夫だろう。

 

PS. NHKのやり方が悪どいので、僕は、(法ではそうでないが、無料で観られる)民放を観る気も起こらないし(元々観る気はないけど)、カーナビだってTVなしのがあればそれにしたいし、全部TV付きだったら、いっそのことスマフォのナビでもいいかとも思うし、TVが観られるスマフォの類も買わないし、(今は滅多に売ってないが)TV付きPCディスプレイだって買わない。仮に、動画ストリーミングサービスを観るにしたって(観ないけど)、ディスプレイにTVは買わない。

つまり、彼らのせいで、彼ら以外の企業が迷惑(収入減、機会損失)を被っているのだ。TVを観なくてもいい人はまだ少ないだろうが、これからどんどん増えるのではないだろうか。すると、そういう、見えない被害の額はどんどん増えるだろう。そういうところから、NHKや国に(スクランブルにするように)圧力が掛けられないものだろうか。

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