数日前に、引越しのために部屋の復元作業の経過を撮影していたら、突然、デジカメ(IXY Digital 3000IS)が壊れてしまった。電源ボタンを押したら凹んだままになって電源が入らなくなった。実は、「突然」とは書いたが、結構前から電源がおかしかった(onになってすぐ切れることが多かった)ので、寿命が来たのだろうと思い、もう十年以上も使っているから仕方ないと思った。

が、スマフォのカメラは画質や使い勝手がどうにも気に入らないし、今の「ある程度まとも」なコンデジは高くて大きくて重く、やっぱり気に入らない(まあ、お金がないってのが大きいw)。

そこで、ダメ元で直してみることにした。壊れたあとでしつこく試し、ボタンを押しピンで強く押したら電源が入ったので、スイッチ(写真左側の金色の部品)はまともで、ボタンのメカだけがおかしくなったと考えた。それに、仮にスイッチも駄目になっていたら、使っていない印刷(懐かしいPictBridge)スイッチ(写真右側、プリンタマークの下)を流用できないかと考えた。

少しためらったものの、どうせ寿命で使えなくなったのだから、いくら壊しても損はないと考え、昨日の朝、やってみることにして、分解を開始した。キヤノンらしいというのだろうか、想像より楽に分解できた。一番手間取ったのは、爪で固定されている前面カバーを外す時だった。それ以外は、分かりやすいところにあるネジ(結構多い)を外すだけで分解できた

電源ボタンの部品を見たら、ボタンから横に伸びる突起部が折れていた。そこにある小さい凸部がスイッチを押すのだが、折れたためにスイッチが押されなくなっていたのだ。それにしてもこの構造はひどい。こんな作りにしたら折れるのは当たり前だ。他はいいのに(分解・組み立てしやすかったし、ボディの材質もなかなかいい感じだった)ここだけはクソだ※。

※僕的にはクソなのだが、実際にはちゃんと十年以上もったのだから、実はまともだったのだろう。こういう箇所がすぐ壊れるメーカーは多そうだ。

おそらく、電源on時にボタンを光らせるためにボタンの下にLEDを置く関係で、スイッチを横に置くことになったのだろうが、もっと普通のやり方ができなかったのだろうか?※ 他の光るボタン(印刷)も同様(スイッチの隣にLED)になっているので、スペースを抑えたかったのか、当時(2000年代)の技術の限界だったのか、コスト削減のためだろうか。ただ、印刷ボタンはボタンのほぼ下にスイッチがあって(LEDはスイッチの隣)丈夫そうなのに、電源ボタンはそうではないのが不思議だ。気の迷いか諸事情(スペースの問題? 控え目な「タイマー」??)か。

※「普通」は、LED内蔵スイッチを使うだろうが、高そうだし大きくなりそうだ。あと、耐久性が劣るかも知れない。であれば、例えば、(普通ではないかも知れないが、)ボタンを光を通す素材を組み合わせて作り、スイッチは真下に置き、LEDは脇に置き、LEDの光を光を通す素材で前面に導くのはどうだろうか? 既に印刷ボタンはそういう作りになっているので、構造(素材の組み合わせ方: 例: 光を通す素材を円錐状に作り、周辺から中心に光を通すようにする)を工夫すればできそうだ。

が、それはやり過ぎで、単に、今の電源ボタンと同様に半透明に作ってLEDを脇に置くだけでいい。光り方は均一ではないだろうが、それで充分だ。おそらく、海外の製品はそうするだろう。

あと、最も安直に、LEDを別にしてボタンの横で光らせるという手もあるが、場所を食うし、さすがにデザインとして良くない。プロ用っぽい印象にはなるがw (2/7 5:52)

いずれにしても、折れたボタンを何とかしなくちゃならないので、まずは、強力接着剤(Pritt ハイパー多用途)を試すことにした。ただ、これは気まぐれで、付く場合と付かない場合があり、今回は余り期待できなかった。やってみたら、やっぱり駄目だった。補強なしでは全然弱く、補強板を付けてもやっぱり弱くて駄目だった。数時間経っても硬くならなかったので、素材が悪いのか、強く押さえていないと駄目なのかも知れない。

接着を待つ間、カメラ内部を清掃した。結構、埃が溜まっていた。

それで、最初に考えていた、印刷スイッチの流用(電源スイッチの配線を印刷スイッチに引っ張る)を検討したが、配線が細か過ぎてまったく分からず・いじれないので諦めた。ただ、印刷ボタンは流用できそうな気がしたので、それをやってみた。つまり、印刷ボタンを取り外して電源ボタンの代わりに付けるのだ。以前、マウスの修理でやった自家移植のようなものだw

これをやると完璧に引き返せないから ここでも躊躇ったが、やってみることにした。試すと、意外に印刷ボタンが少し大きくて電源ボタンの穴に入らなかったので、ヤスリで穴を広げたら入った。しかし、押しても電源は入らなかった。ボタンの位置が電源スイッチから離れているためだと考え、更に電源ボタンの穴を横に広げてボタンを横にずらした。すると、うまい具合に電源が入るようになったので、この線で仕上げることにした。

最初はどうしても電源が入らなくて諦め掛けたのだが、何度もスイッチを押したりしていたら入るようになった。カメラの状態がおかしくなっていたのではないかと思う。あるいは、僕が押すコツをつかんだのだろうか?

ボタンは最初はテープ(昔は「セロテープ」と言っていたもの。今は素材が違うので、何と呼ぶのだろうか?)で貼ったが、劣化が気になるのと、スイッチの横が低くなっているためにボタンが少し傾くのが気になったので、少し厚い両面テープに換えた(これも劣化はするが、仕方ない※)。なお、外した印刷ボタンの穴は、何かのゴム片で塞いだ*。

※書いたあとで気付いたが、ボタンはスイッチのところだけ動けばいいので、光の透けるプラスティックを接着して台にしても良さそうだ。ただ、完全に固定せず、少し動かないといけないところが難しい。

*ゴムも最初はセロテープで貼ったが、印刷ボタンを両面テープに換える時にマスキングテープに換えた。実際のところ、どちらが耐久性がいいかは不明だが、マスキングテープは紙なので良さそうだと思った。なお、ゴムはケースとスイッチなどに挟まれるうえに動かさないので、仮に劣化しても大きな問題はなさそうだ。

昨夜、飲酒したあとに気が向いていじっていたらネジが一本なくなってしまい、随分探しても見付からなかったので諦めた。けれど、今朝改良のために開けたら、実は足りていた。どうやら、一つなぜか緩い所があって、そこが気になっていた(もっと合うネジがないか?)のをネジがなくなったと思い込んだようだ。まあ、当然だが、飲酒しての作業は良くない。

それから再度清掃して、組み立て、動作確認してOKだったので完了となった。直したおかげで、今までは結構力を掛けてボタンを押さないとonにならなかった(し、すぐoffになることが多かった)のに、今は少し押すだけで電源がスルっと入るようになったのはうれしい(ただ、こんなに入りやすくなったら、何かに触れただけでonにならないか、逆に心配になる。一応、長押しではあるが・・・)。

なお、電源ボタンの穴は大き目になったが、遠目では分からないだろう。あと、電源を入れるとちゃんと光る(両面テープは問題ないようだ)ので、なかなか本物っぽい出来になった。こっちの方が光る面積が狭いから、外見が渋くていいと思う(確か、買う時も電源スイッチのデザインが気に入らなかった覚えがある)。ここだけは、つくづく当時のキヤノンのデザイナーやエンジニアのセンスを疑う。あと、ゴムで塞いだ穴も遠目には気付かれないから、許されそうだ(誰に?)w

さて、これ(今後)はどのくらいもつだろうか? (参考にした方は、修理後少ししたら駄目になって再度直されたようだが、僕のは果たして・・・)

 

(2/7 5:24 ゴムの貼り方について加筆、わずかに修正)

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2件のコメント

  1. naoki:

    お見事です!

    しかも経過を詳細に撮影するのってかなりの手間だったのではありませんか。

    しかしこの様にして、デジカメが一層ご自身の物(愛着)になって行くんですよね。

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  2. れんと:

    ●ありがとうございます! どうにか元に戻せましたw

    撮影は、デジカメなら余り手間ではないのですが、さすがに不可能なのでw、スマフォで撮りました。そのせいか、一枚だけ撮り忘れたもの(ゴムの貼り方を改良したあと)があります。

    そう、マウスもそうなんですが、壊れても壊れなくても「次」が考えられないです。

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