引っ越しで残っていた大きな仕事、オーディオの再生音質の調整(補正)。何度かやったのだが、どうも気に入るようにはならなかった。147Hzに鋭い山があって取り切れないのだ。その周波数は、(旧居でも問題になったのだが、)床と天井の間の共振と思われる。それだけならまだしも、厄介なことに、スピーカーと耳(聴く位置)の間に机があると強まってしまうことが分かった。机なしでうまく行ったと思っても、机を入れると台無しになった。

スピーカーと耳の間に机を置くと常に駄目なのか、「147Hzが駄目な領域」に机や耳があると駄目なのかは、まだ分からない。今は後者と推測して、配置に苦心している(駄目な領域ははっきりとは分かっていないうえに、机が大きいためにうまい配置がなかなかできないのだ)。

それで、配置をどうしたらいいか考えていたのだが、昨夜、なぜか低音の騒音(車のエンジン音とかエアコンの室外機のような音)が聞こえて来て、どうにも嫌な気分になった(騒音が音楽を濁すので、聴くのを止めた)。それで、それがどこから来るのか調べようと室内を歩いていたら、その音がほとんど聞こえなくなる位置があることに気付いた。数箇所あったので、マークした。

それで、そこを聴く位置にすれば、その騒音が聞こえなくなり、更に、「もしかしたら(あわよくば)、147Hzも少しは良くなるかも知れない」なんて都合のいいことを思い付いてしまった。それで今日やってみたのだが、大失敗だった。

事前にスピーカー一個で音(147Hz)と使い勝手が最適な位置を探し、そこにスピーカーや机・PCなど一式を仮設置して試しに聞いてみたら、随分音が変わった気がした。最初は音が良くなったのかと思っていたのだが、特性を良く見たら気付いた。

これ、低音が出てないんじゃ??

84-100Hzが谷になっていたのだ。最初の特性と比較すると、その帯域が10dBくらい低くなっていた。特性を測定したけれど、147Hzの高さに気を取られて、他をちゃんと見ていなかったのだ。馬鹿だね。

新しい位置(緑)では低域が出ていない(赤丸)。

実際、信号発生器で音を出してみたら、80-90Hzがほとんど聞こえなかった。これでは全く使い物にならない。だから音が違って聞こえたのだ。

ということは、昨夜の騒音もこの辺りの周波数だったか、あるいは、ファンの(電源の)50Hzの2倍の100Hz辺りだったか。まあ、車のアイドリングの周波数がどのくらいか分からないから、何かは不明である。

アイドリングの周波数について少し調べたら、計算どおりの値を当たり前のように書いてあるページが多くて面食らった。その計算とは、エンジンの回転数(rpm)と1回転当たりの爆発回数から周波数を求めるのだが、例えば、アイドリング時の回転数が750rpmで、4サイクル、4気筒のエンジンの場合、

(750/60)/2*4= 25Hz (/2は2回転で1回爆発、*4は4気筒の意味)

となる。アイドリングの周波数を書いてあるページはあまりなかったが、数千回転での周波数も上の計算で出すので、すごく低くなっていた。例: 「4サイクル、4気筒のエンジンで6000rpmなら200Hz」

いや、さすがにそれはないでしょうと言いたい。確かに基本周波数はそうだけど、聞こえるのは倍音のもっと高い音ではないか。アイドリングなんてまさにそうだ。25Hzなんてほとんど聞こえないはずだけど(聞こえにくいので、低周波騒音として問題になっている)、僕らは「アイドリング音」をはっきり聞いている。それは倍音(2倍か3倍?)なのだろう。記事を書く時は自分でちゃんと確かめて欲しいと思う(と書いた僕も、まだ確かめてないw)。

つまり、(推測ではあるが、)低音の騒音が消える(聞こえなくなる)位置というのは、スピーカーで出した低音も消える位置だったのだ(定在波の影響なのだろう)。要するに、「ブラックホール」に入ってしまった訳だ。

仕方ないので、明日、最初の配置に戻すか、もう一つの候補の別な配置・位置を試すかする。あと、今の配置で聞く位置をずらせば低音は直るかも知れない。明日の元気次第だ。

こればかりはシミュレーションとかソフトだけでは済まず、実物を動かさないと確かめられないので、なかなかキツい。

疲れた・・・ さすがに(悪い音では気分が悪くなるので、)音楽を聴く気にもならない。

 

PS. 今考えると、最初の配置は「まあ、普通はこうだろう」と決めたのだが、それがこの部屋では(消去法的に)最良の可能性もあって、下手な考え休むに似たりなのかも知れない。

PS2. 昨夜の騒音は結構気になる。たまたま車が長くアイドリングしていたとか、工事か何かで機械を動かしていたのならいいが、そうでなかったら・・・

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2件のコメント

  1. naoki:

    エンジンの回転数で周波数を求めるのって、きっともっと複雑ですよね。(その点はれんとさんも「面食らった」と言及されてます)

    まず、マフラーで音が変わりますし。

    そして例にあった「4サイクル、4気筒のエンジンで6000rpmなら200Hz」は、200Hzの音というより「1秒間に200回の爆発音」かなと。

    そしてその爆発、想像ですが1気筒の容積が小→大で高音→低音になるような気がします。

    以上、「面食らった」ページの箇所を読んでの感想でした。(お部屋の特性に触れてなくてすみません)

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  2. れんと:

    ●そうですね。まず、マフラーの構造で変わると思います。楽器みたいなものですからね。

    そして、確かに、爆発回数→周波数 は小学生並に安直な気がしますw 本文と重複になりますが、「こいつら実際の音を測定したことあんのか?」って思います。

    なるほど、確かに気筒の容積は爆発とともに変わるので、周波数も変わりそうですね。

    そういえば、爆発ってのはインパルスに近そうなので、幅広い周波数分布をしていそうです。だから、爆発回数だけでは、周波数(というか、「音」)は決まらなさそうです。

    考えるとおもしろそうですが、さすがに、自分のスピーカーで手一杯で、車の音までは手が回りませんw でも、きっと、こういうのに詳しい人はいっぱいいそうです。学者とかメーカーの人とか。

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