DTI光に入って気付いた、フレッツのPPPoEの速度低下・変動を何とかしたくてIPoEに切り替えた話。

今朝、IPoE対応ルーター(I/Oデータ WN-SX300GR)が届き、早速セットアップして試している。設定から見たルーターの機能は必要十分で問題ない。一つだけ足りなかったのは、DHCPクライアントに通知するDNSサーバを変更できない(→ プロバイダから来たものをそのまま出す)ことだったが、PCは元々DHCPでないし、自分で設定できるので問題なさそうだ。

もう一個、結構「うーむ」という仕様はあった。LANのネットマスクが255.255.255.0に固定なことだ。現実にはそれで何も問題ないのだが、この仕様のために、「テキトーな製品なんじゃないか?」と結構躊躇し、何度も候補から外した。DHCPサーバを軽くするためなのだろうか?

動作確認は問題なかった。IPoE(MAP-E)の接続は問題なかったし、IPv6についても、LinuxもAndroidもブラウザなどのプログラムも、(特に設定変更不要で)嘘のようにサクッと使えるようになった(馴染みがないので、まだテストにしか使っていないが)。IPv6に対応された方々の多大なる苦労に感謝したい。

test-ipv6.comでのIPv6のテスト結果 (一部消した)

そして、問題の通信速度は、今のところ期待以上にいい。IPv4(IPoE MAP-E)のダウンロード速度はPCではPPPoEの約1.5倍の約67Mbpsとなり、(まだ半日しか測っていないが)PPPoEと違って動かざること山の如しだw(夜はどうなるだろうか?)。なお、スマフォ(Wi-Fi)では余り測っていないが、約45Mbpsくらい出ており、元は30Mbpsくらいだったので、やっぱり1.5倍になった。

2020/4/10朝から夕方のDTI光の通信速度の変化(IPoE IPv4, IPv6)

速度の測定方法: IPv4はPPPoE時の投稿と同様。IPv6は、SoftEtherの速度測定サーバに対してwgetを行うスクリプトを使用した*。なお、アップロード速度は(何かがおかしいようで)遅い値になるので、測定しないようにしている。

*通信速度測定サービスのOoklaはまだIPv6に対応していないようで、近くのIPv6のサーバを探せない(IPv6のアドレスが登録されていない?)ので、IPv6を使う速度測定スクリプトを自作した。

アップロード速度は、PPPoEと同様に約36Mbpsである※。

※このことから、おそらく、この建物のVDSL装置が古くて部屋→装置間の速度が遅い(常に上限に達している)のではないかと思う。検索したら、たまたま、そのような仕様が出て来た。: リンク先のVH-100BOX16Sという装置(2004)は、下り(ダウンロード)は100Mbps, 上り(アップロード)は35Mbpsという仕様なので、まさにここの状態だ。だから、NTTが装置を交換してくれないことには、アップロードの高速化は無理そうだ。まあ仕方ない。別に、このままでもなぁんにも問題ないが、そのうち壊れるのを待つか?w

IPv6に至っては、ダウンロード速度は90Mbps以上出ることがザラで、それどころか、(本当なのか目を疑うが、)99Mbpsという強烈な値(FAST.comにて測定)も出たことがある。だから、もし(VDSLでなくて)光配線になったら、とんでもない値が出そうだ(全然必要ないけれど、興味はある)。

これなら全然イライラしなさそうで(実際には、PPPoEの時だって、速度の数値を見ない限り、遅いことなんて分からなかったw)、3500円出した価値は充分ある。

しばらく様子を見て、ルーターや通信の安定性を確認したい。そのあとで、全然信頼できないiVideoのモバイルルーターのレンタルをキャンセルする。

 

(4/11 16:43追記) その後も速度を測定し続けたら、IPv4については昨日と同様だったのだが、IPv6のダウンロード速度が変動した。特に夜間に遅くなった。また、IPv6のアップロード速度を手で何度か測定したが、IPv4と同様だった。

2020/4/10夕方から4/11夕方のDTI光の通信速度の変化(IPoE IPv4, IPv6)

速度の測定方法: 上記に加え、時々(主にIPv6のダウンロード速度が遅い場合)GoogleやFAST.comでIPv6の速度を測定し、測定スクリプトの値とGoogleなどのうち一番高速な値を採用した。IPv6のアップロード速度はGoogleやFAST.comで測定した(時々実行した)。

IPv6のダウンロード速度の変動(低下)は、測定に用いたサイト(SoftEther)の負荷に起因するものと、フレッツや外部ネットの混雑に起因するものが考えられる。遅い場合にGoogleやFAST.comで測定すると速いことが多かったので、前者の割合が多そうだが、Googleなどでも遅いことがあったので、後者もあるようだ。

フレッツはIPv6はほとんど素通しだと思って居たのだが、それでも遅くなることがあるようだ。ただ、その時でも(数分後に測った)IPv4(IPoE MAP-E)は遅くならずに安定しているのがとても不思議だ。推測だが、IPv4とIPv6で通信経路が異なり、それぞれで使われるルーターなどの機器の性能が異なるせいだろうか? また、ネットの混み具合によって、たまに(この場合は夜間)、遅い機器が入っている経路になってしまうのだろうか?

4/10 16時頃から約24時間の平均速度は以下のとおりである。

  • IPv4
    • ダウンロード: 66.2 (Mbps)
      アップロード: 35.8 (Mbps)
  • IPv6
    • ダウンロード: 79.3 (Mbps)
    • アップロード: 36.5 (Mbps)

夜間の速度低下があったため、IPv6のダウンロード速度はIPv4の1.2倍程度となり、IPv6のメリットが余りなくなっている。まあ、まだIPv6に対応しているサイトは少ないから(ここもそうだw)、IPv4(IPoE MAP-E)が遅くならない限りは、それを使い続ければ良さそうだ。また、今までの状況では、IPoE(MAP-E)はPPPoEよりずっといいことは確かだ。

注: 上記はあくまでもフレッツの場合である※。PPPoEプロトコルが悪いのではなく、フレッツのPPPoEの設備の処理能力に問題があるのだ。実際、昔は、MTUの件を除けば、(フレッツの)PPPoEが遅い問題はなかったはずだ。

※大昔、フレッツが出たばかりの頃、直感的に「こんなの、(読み通り)イライラさせるだけのものじゃまいか」と思っていたのだが、今本当にそうなったw ただ、当時は綴りを間違えていて、"fret"として扱っていた。うむ。 (4/11 20:11)

もう一日速度測定を続け、夜間のIPv6の速度低下がどうなるかを調べたい。

(4/12 17:38, 18:39追記) 昨夜深夜から未明のIPv6の速度は、変動はあったものの、大幅な低下はなかった。その代わり、それ以外の時に大幅な低下(30Mbps台になる)があり、数分-数十分後にGoogleやFAST.comなどの別サイトで測定したら問題なかった(低下した値は却下し、測り直した値を採用した)。やはり、速度測定に使ったサイト(SoftEther)の負荷や混み具合への依存が大きいようだが、速度測定専用のサーバーではないので仕方ない。

2020/4/10朝から4/12夕方のDTI光の通信速度の変化(IPoE IPv4, IPv6)

それから、Ooklaで継続して何度も測定するのは禁止されているのか(使用条件を良く読んでいない)、エラーになるサーバーが多かった(IPA, i3D, OPEN Project)。1時間間隔なら、全然問題ないと思うのだが・・・

今回測定した全期間(4/10 9:30頃(IPv6は16時頃)から4/12 16時ころまで)の平均速度と標準偏差は以下のとおりである。

  • IPv4
    • ダウンロード: 66.6 (Mbps), 標準偏差: 2.8
      アップロード: 36.2 (Mbps), 標準偏差: 2.3
  • IPv6
    • ダウンロード: 82.1 (Mbps), 標準偏差: 12.2
    • アップロード: 36.3 (Mbps), 標準偏差: 0.9

標準偏差から分かるように、(グラフのとおり、)IPv6の速度変動は大きかった。これは、フレッツのIPv6の問題というよりは、速度測定に使ったサイトに起因するものが大きいと推測する。

なお、IPv6の大幅な速度低下を除外した4/12の測定分の平均速度は以下のとおりである。

  • IPv4
    • ダウンロード: 67.1 (Mbps)
      アップロード: 36.6 (Mbps)
  • IPv6
    • ダウンロード: 86.3 (Mbps)
    • アップロード: 36.2 (Mbps)

大幅な速度低下を除外しても、IPv6の平均ダウンロード速度はIPv4の1.3倍程度で、ネイティブなIPv6を使うメリットは、IPv4でPPPoEからIPoE(MAP-E)にするよりは大きくなさそうだ。まあ、そもそもIPv6は高速化のためのプロトコルではないので、それで当然であろう。

そういえば、IPv4(MAP-E, 特にJPNEらしい)ではポートが枯渇するという話を読んで気になっていたが、OCNのポート数はJPNEより多いそうだし、ルーターに表示されている使用可能ポートは随分沢山あるので(実際に何個あるのか数えたことはないw 細切れになっているので、実際には少ないのかも知れない)、枯渇しそうな気がしない。

IPv4(MAP-E)で使用可能なポートの例

今のところは、DTI光(IPoE)で問題なさそうだ。ひとまずはこれで行ってみよう。

 

PS. 結局、通信速度って、車の馬力やオーディオの周波数やビット数みたいなもので、数値で比較できるから つい「大きい方がいい」と思って求めてしまうが、実際には使い勝手のようなもの(車だったら、軽さとかトルク?)の方が重要だ。あと、コスパも重要だ。光の数十GbpsとかWi-Fiの何百Mbpsなんて、クソ無駄もいいところだ。「お前、いったい何に使っているんだ?」と聞きたい。まあ、何したって自由だけど、余りにも無駄で、そのお金を「本来の目的」に使った方がいいと僕は思う。

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