「連日100人超えている」とか言って騒いでいるが、分母(検査総数や対象の人口)を考慮しなかったら、深刻さ(例: これまでより悪くなったのか)を判断できないと思うのだが・・・ 例えば、以前の数十倍の人を検査したら、(感染率が同じだったとすれば)数十倍の感染者が出て当然ではなかろうか。仮に検査数が10倍になったとしたら、以前が10人/日だったとして、今回は100人/日になるのは当然ではないか。でも、検査数が同じなら、確かに大事だ。つまり、値(感染者数)そのものよりも、もっと見るべきことがあると思うのだ。
そもそも、感染性の病気に対する評価期間が短か過ぎる気がする。潜伏期間が二週間というのだから、少なくとも一か月は様子を見ないと、状況(動き)は把握できないのではないか。要は「一喜一憂」だ。素人が毎日株価のグラフを見て、分かったようなことを言うけど、実際には外れることが多いのと似たような感じだ。素人考えだが、株価もコロナも、確実な将来は予測できないという点で、似ている気はする。
都でも国でも専門家は居るのに、ちゃんと話を聞かないで(聞いても分からないから、最後は、要約の一行とか直感とか恣意で判断する? あるいは、専門家ですら忖度している?)動いているのか。
人はともかく、ウイルスや物理現象に詭弁や「根性」は効かないよ。人も最後は物理現象なので、同じことだ。結果的に効いたように見えることはあるだろうが、その陰にはさまざまな偶然とか誤解とか見えないことがあるはずだ。
これに限らず、もっと科学なり論理なり、あるいはもっと低レベルな、「真っ当な考え方」を勉強してから、そうでなくても、せめて自分の知らないことは専門家の意見を尊重する人※が政治家になって欲しいが、まあ、(どうしてかは分かる気がするが)全く無理なんだろうな・・・ そういう、何の知識もなく勉強もしない人が、偉そうな顔して日々平然と重要なことを決めているってのが、すっごく危険だ。
※「無知の知」の価値を知っている人。
PS. ところが、さっきある記事を読んで思い知らされた。無知蒙昧な人は何が良いか適切に判断できないので、悪徳専門家の言いなりになってしまう・・・ 日本(特に国や自治体)のITシステムが、お金と時間ばっかり掛かって全然使い物にならないことが多いのは、その証拠だ。どうしたものかねえ・・・ (7/5 6:18)
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