異臭問題が一段落したので、今度はオーディオに手を出した。でも、幸いにも音は全く問題ない(近頃は耳閉感はまったくなく、音はいい)ので、お遊びとかいたずら程度だ。以前から試していた、FOSTEXの外付けボリューム(PC-1e)はアンプと違ってガリが出ず※、机上にボリュームがあると手軽に音量が調整できるし、ボリューム自体の調整のしやすさ(音量変化のカーブ)も気に入ったので、正式に使うことにしてアンプをPCから外に出した(出す必要はないが、アンプのボリュームをいじる必要がなくなったので、PCの中に入れておく必要もなくなった)。場所はいろいろ迷ったが、机の上のサブディスプレイの後ろにした。
※ガリは湿度か温度に関係しているようで、近頃はアンプのボリュームもガリが出ない。でも、きっと冬には再発することだろう。
次に、細かいことだが、ボリュームの入力(写真一番上の黒いコネクタ)がミニジャックになっていて、買った直後は微妙に接触が悪かった(プラグを差し込む加減によっては片チャネルになることがあった)のが気になっていたので、ピン接続にしようと思った。ただ、ピンジャックの部品が手元にないので、元のミニジャックを外してピンプラグ付きのコード(ピンコード)を直付しようと思った。
中を見たら 意外にとっても素直で(こういう余裕がある配置は大好きだ^^)分かりやすくて、ミニジャック(写真一番左の丸と黒角の部品)を外さなくてもピンコードが付けられる(ミニジャックに並列に付ける)ことが分かったので そうした。それなら、ピンコードが駄目だった時はすぐに戻せる。なお、ミニジャックはパネルから外して本体の中に置き、残った穴にピンコードを通した。
個人的には、これなら、例えばジャックを互い違い(ジグザグ)にするとか左右にジャックを置くなどすれば、入力もピンジャックにできたと思うが、やはり、綺麗にしつつ余裕を持たせたかったのだろうか?
ひとまず完成したので試しに聴いてみたら、なんとなく音が悪いように感じた。高音が弱い感じだった。使ったピンコードの芯線が細くて(切ってもいい物の中では悪くなさそうだったのだが、中の線は意外にしょぼかった)特性が劣化した可能性があるので、ミニとピンで特性を比べてみた(早速、残したミニジャックが役に立った)が、全く問題なかった。気のせいだったようだ。細い芯線を見たための先入観だったのだろうか? あるいは、たまたま聴いた曲の音作りか、その曲の音質が悪かったのかも知れない。やっぱり、人の感覚はあてにならないことが多い。でも、すごく鋭いこともあるのが謎だ。
ちなみに、(特性を比較する前に)何曲か聴いていたら「普通の音」に聞こえるようになったので、たまたまだったのかも知れない。
- 元々のFOSTEXのボリューム PC-1e (拡張つまみは自作)
- PC-1eの中身
- PC-1eの入力をピンコードにした(ミニジャックを外して中に入れ、ピンコードを追加した)。
- GNDを延長する線の接続部を簡単にカバーした。
- 出来上がり。 ディスプレイの右にアンプの端が見える。
- 入力をピンコードに換えたら音が悪くなった気がしたが、特性は問題なかった。(青: L, 赤: R; それぞれの上: ピン, 下: ミニ; 区別のため、それぞれを少しずつ下げている。)
それにしても、このボリュームの部品(写真中央の茶色い丸い物)は見るからに大したことなさそう(自作ラジオに使うような感じ)なのにガリがないし、左右の音量差もほとんどない(特性のグラフからは、この音量では約0.3dBだ)。ということは、アンプの部品は かなりしょぼいのだろうか? あれはそんなに安物ではなかったのに、全く「なんだかなぁ (いい加減な物使うなっ!)」である。
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