先日、新しいエアコンのドレンホースに逆止弁を取り付けた。ついでに、外気温センサのケーブルの通し方を改良し、新しいエアコンのダクトのパテを増量した。例によって、今回もいくつか落とし穴があった。

朝、外気温センサの作業が終わって休んでいたら逆止弁などが届き、まったくいいタイミングだった。が、逆止弁(エバック 消音バルブ ESV-146)にちょっとした落とし穴があった。取り付け位置に室内機からの高低差が指定されていたのだ。別の製品では指定してあったので、注文する時に気になっていたのだが、結構丹念に探しても書いてなくて(取り付け説明図にもなかった)、これは気にしなくていいのかと思っていたら、やっぱり指定があった(約30cm。Webの図では30cmあるようには見えないし、このイメージで付けようと思って居たのだが・・・)※。製品パッケージの「施工手順」(上の図と同じ)の下に書かれていた。ちょっと騙された気分だ。もしかしたら、あとからトラブルが多発して追加したのかも知れない。

※エアコンの冷房が強くてドレン水が大量に出ている場合、逆止弁の上のホースにも水が溜まるので、高低差は本当に必要そうだ。

計画では、逆止弁はエアコンの元々のドレンホースの終わりに付け、可能なら逆止弁の端を元のドレンパイプに差し込むつもりだったのだが、それでは指定の高低差が満たせないので、ホースを延長して逆止弁を下に付けることにした(そういう可能性も考えてホースも注文した)。

しかし、ホースにも失敗があった。ホース(ELPA DHQ-1402)の径を良く確認せずに、安いから注文したら、細かった。「普通の」なら何でも同じだろうと思ったが、そうでもないようで、手持ちのより一段階(2mmくらい)細く、元のホースに嵌まらなかった(元のホースを、繋げられる部分で切ってくれていなかったせいもある)。どうやら、φ14,16とφ16,18のものがあるようで、買ったのは前者、手持ちのは後者だったようだ。こういう水回りのパイプ関係は落とし穴が多いものだ。仕方ないので、元のホースを延長するのには(エアコンの温度微調整で試しに使った)手持ちの(約40cm)を使い、それに逆止弁を付け、その後に買ったホースを繋げた。手持ちのは若干古いが、室内で保管していたから それほど劣化していないと期待する。

それ以外は大きな問題なく付けられた。ホースは元のドレンパイプに固定した。それから、今回、ダクトテープデビューしたw ホースなどを繋ぐ場合、普通はビニールテープを巻くようだが、時間が経つとベトベトになって いい思い出がないので、ダクトテープを試してみた。ただ、ホースなどに色を合わせるため、「本物」の銀色のではなく、白くて少し幅が狭いもの(アサヒペン パワーテープ T042)にした※。意外に粘着力が弱かったが、しばらく様子を見よう。

※類似品とはいえ海外メーカーの製品のよう("Shurtape"とある)なので、それなりの技術や特許があるのだろうか?

ついでに、エアコン交換後に気になっていた、ダクトのパテを増した。元の状態を撮影して見てみると、僕には貧弱な気がする。枠の周上のパテが少なく、パイプ類の間にはパテが入っていない。これでも問題ないのかも知れないが、気が済むまで盛った

外気温センサは、今まではケーブルを窓と枠に挟んで通していたが、無理があるし隙間ができる可能性もあるので、(今まで何度か試しに使った)使っていないエアコンダクトを通すことにした。ケーブルを通すと蓋(ネジ)が閉まらなくなるので、室内側は、(以前、シャワーの蛇口のハンドルに使うのを諦めた)しょうゆ差し(ソース入れ)にゴムスポンジを巻いて径を調整したものを差し込み(更に、埃が溜まらないように、元のしょうゆ差しの蓋も付けたw)、外側は、室内側同様に(結局、シャワーのハンドルに使うのを止めた)おにぎりケースにゴムスポンジを巻いたものを挿し込んで気密性を確保したうえに、元の蓋をパテで止めた。外側は蓋の枠と壁の接着が劣化したらしく、引く(中から押す)と外れるようになっていたので、それもパテで止めた。センサは今まで同様、使っていないガス管のようなものに止めた。温度計本体は、今までどおりエアコンのリモコンホルダー※に入れた

※エアコン交換時にリモコンホルダーも換えるのかと思っていたら、エアコンには付属しておらず、なければ自分で買うように指示されていたのが意外だった。

なお、時々、外気温の値をアメダスの値と比較しているが、位置はもちろん測定条件がかなり違うとはいえ、概ね合っている。1℃前後異なる場合はあるが、等しい場合もあって驚く。直射日光が当たらないのと、室外機や建物の影響を受けにくいためだと考えている。

休憩を入れて約3時間掛かったので、作業が終わったら汗びっしょりになっていた。

その後、動作や水漏れなどを確認したら、大きな問題はなかったのだが、暑くて冷房が強力だったせいか、結構ホースが結露していた。ホース自体はいいが、繋ぎ目はテープで止めているので、固定の持続性の点で余り好ましくないと考え、簡易に断熱処理した。継ぎ目辺りに手持ちのエアキャップ(「プチプチ」)を巻き、レジ袋を被せて止めた。どちらも払底していて、適当なものを探すのが大変だったw まだそれほど暑くなっていないせいか、効果は確認できていない。あと、これらの耐久性はなさそうなので、いつか、ちゃんとした物に交換する必要がありそうだ。

そして、逆止弁の効果はどうかというと、「あるとは思うが、分からない」というのが正直なところだ。これの前、古いエアコンに簡易トラップを付けたらすごく良くなった気がしたのだが、あれは「たまたま」だったかも知れないからだ。というのは、逆止弁を付けたあとにわずかに臭うことがあったからだ(簡易トラップでもそうだったかも知れない)。

その原因は分からなかったものの、その後、窓の隙間塞ぎの続きをしていたら、窓が古くて歪んでいるせいか、中央(左右の合わせ目)の縦のパッキンがズレていて(片方の枠に付いているパッキンがもう片方に接しておらず、宙に浮いている)、左右間に細い隙間が出来ていたことに気付き、漏れの主要な原因の一つはそこだったかも知れないことが分かった。通常は窓同士が近接していて隙間が小さいために漏れないが、風が強かったり、気温が上がって窓が歪んで隙間が広がると漏れるのではないか。

それで、窓の合わせ目にパッキンの代わりになるゴムスポンジを貼って※、窓の手前で測定しつつ、鼻でも臭いをチェックして漏れ具合を見ている。ただ、そもそも いつどこから臭いが発生するのか不明なうえに、外乱*で値が上がったり、臭っても値が上がらないことや、窓などに付けたゴムスポンジが臭う(近くで嗅ぐと煙草臭ではないが、錯覚するのかも知れない)こともあって、本当に臭っているのか「気のせい」なのか、判然としないのが厄介だ。

※貼ったら窓のクレセントが締まらなくなってしまったのと、冬に結露した場合の排水を考えて、他の部分のゴムスポンジを結構剥がしたけど悪化していないので、合わせ目の影響は大きかったようだ。

なお、クレセントも曲者で、締めると窓同士に隙間ができて漏れることが分かっている。前後の調整はできないので、悩ましいところだ。パッキンが効いていれば防げるのだろうか?

*気流の変化、食品、飲料、おならなど・・・ 常時換気しているせいか、意外に拡散力が強い。測定を正確にするために そういうのを出さない訳にも行かず、なかなか難しいw

まあ、以前よりはずっと良くなったので、あと少しという気はする(希望的観測w)。

 

(19:54 若干加筆)

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2件のコメント

  1. naoki:

    そうでした。左右の窓の合わせ目もありましたっけ。盲点でした。

    ダクトテープは、ウチはスコッチ(3M)のを使ってますが、直射日光による劣化が凄いです。が、気づいた時に何度でも貼ればいいやの精神ですw

    あと、色んな会社が商標登録しているので「パワーテープ」「シュアテープ」等で販売されているみたいですね(ググッて今知りました)

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  2. れんと:

    ●本当に盲点でした。

    ダクトテープ、やっぱり劣化しますか。ちょっと注意してみます。まあ、劣化しないテープはなかなかないですからね。

    ただ、ビニールテープは推奨されているし、プロも使っているところを見ると、そうでもないんでしょうかね。意外です。まあ、試せばいいことです。

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