先日更新したLinux Mint 20のデスクトップ環境Xfce4の見栄え(特に、タスクバーやドックに相当する「パネル」)が気に入らないので、いろいろ調整した。気に入らなかった点と対処した内容を書く。
- パネル
#pulseaudio-button image { margin: -14px 2px -6px 0; -gtk-icon-transform: scale(0.5, 0.5); }
levelbar block {
min-height : 4px;
min-width : 10px;
border: 0px none;
margin: -2px;
padding: 0px;
}
-
- Fcitx(多言語入力システム): トレイアイコンが細い線だけで見にくい(上から2番目)。
- 設定で、文字を斜体にするアイコン(a: 非アクティブ時)と太字にするアイコン(a: アクティブ時)に換えた(一番上)。
- Mozc(かな漢字変換): トレイアイコンが小さく見え、また、ぼやけた感じで汚い(左, 一番上)。
- jack_mixer(オーディオのミキサー): トレイアイコンが真っ黒。しかも、小さいアイコンになったら何だか分かりにくい(下から2番目)。
- 大きいアイコン(まあまあ分かる)を明るくし、縮小したものを作った(下から3番目)。
- タイマー: タイトルがない。上下が空き過ぎ("Timer"の下)。
- Fcitx(多言語入力システム): トレイアイコンが細い線だけで見にくい(上から2番目)。
/* 注: "-10"はプラグインを追加した順番で変わる。 */
#xfce4-timer-plugin-10 box {
margin: -18px 0 0 0;
}
- 画面キャプチャ: Xfce4の画像保存先に、全く使わないImgurが増えてしまって消せないのが鬱陶しい(左の保存先一覧の一番下)。
- GNOMEの(gnome-screenshot)に換えた。 → シャッター音がうるさいが、設定はないので消せない。 → 音のファイル(/usr/share/sounds/freedesktop/stereo/{screen-capture,camera-shutter}.oga)を消した。
- GNOMEの設定で消すこともできるようだが、Xfceのせいかできなかった。
- → gnome-screenshotを使っていて気付いたのだが、キャプチャ時にマウスカーソルが変わるなど、キャプチャとしての挙動が今一つ良くないので、ひとまずオリジナル(xfce4-screenshooter)に戻した。あとで、zenityなどで(Imgurの入っていない)自分のUIを作りたい。 (10/2 4:15)
- GNOMEの(gnome-screenshot)に換えた。 → シャッター音がうるさいが、設定はないので消せない。 → 音のファイル(/usr/share/sounds/freedesktop/stereo/{screen-capture,camera-shutter}.oga)を消した。
いずれもとても些細なことなわりに、設定などで手軽に調整できるものではないし、調整方法もすぐには分からないとか普通はできないものがほとんどだったため、結構手間が掛かったが、ようやく「許せる」感じになった。
書いたあとで、一部のアイコンが大き過ぎる問題の原因に気付いた。実際には大き過ぎないのである。
というのは、アプリ以外の通知や設定関係のアイコン(例: Fcitx)は「通知エリア」というプラグインがまとめて表示しているために少し小さくなる(その意識で、上では「トレイアイコン」と書いた)のだが、通知エリアが対応していないもの(例: PulseAudio)は、通常のアプリの扱いで大きくなってしまうのだ。
これはパネルや通知エリアのしょぼさによるとしか言えない。例えば、通知エリアが扱うアプリを設定できるとか、アプリごとに見え方を調整できればいいのにと思う。
Xfceを作っている人たちは、どうも、雑で美意識がなく、押し付けがましく狭量な感じだ。というのは、タイマーなんて、タイトルがなく(付けられず)上下のマージンが広過ぎるまま何年間も放置しているが、そんなのありえない。試した時におかしいと思わないのだろうか。それから、画面キャプチャアプリにはなぜかImgurだけを追加し(追加するなら他のサービスもすべきだし、on/offできるべきだ)、多くの人が文句を言って、パッチを提供した人すらいるのに無視している。他にもそういう苦情を放置していることがあったと思う。(まあ、そういう態度を取る開発者・団体は多いが・・・)
結局、Xfceは敢えなくても「カスである!」としか言えないw 以前も苦労して、その時はもっといいもの(パッと綺麗に出るものw)がないか探したのだが、いくら見た目が綺麗でも使い勝手も合わせると許せるものがなかった。それで今もXfceのパネルを使っている。しょうもないものを無理して使うためにいろいろな細工をするから、OS更新で苦労する訳で・・・ でも、こういうことができないOSなんて使いたくない。言ってみれば、「靴を足に合わせるか、足を靴に合わせるか」だ。いくら前者がしょうもないとしても、後者はその百倍クソだ。もちろん一番いいのは「足に合った靴」だが、滅多にないんだよなあ・・・
以下、パネルの改良前から現在までの変遷と、(余計なものが入れられた)画面キャプチャの保存画面。
- 元のパネル全体
- PulseAudio(スピーカー)とNWマネージャ(上から2番目)のアイコンを小さくした。
- センサー(“Temp”)のバーの太さを調整した。一番下はタイマー。
- 調整後のFcitxのアイコン(“a”)と調整前後のjack_mixerのトレイアイコン (前: 下ら2番目 → 後: 下から3番目)
- タイマー(一番下)にタイトル(“Timer”)を追加した。
- Mozcのアイコンの調整前(左)後(右)
- タイマー(“Timer”の下)の上部の隙間を狭くした。
- 改良後のパネル全体
- その後、GTKのCSSを調整し、PulseAudio(スピーカー)のアイコンを小さく表示できた。 (実装の違いなので、見え方に大きな変化はなし)
- Mozcのアイコンを作ってみた(一番上)。
- 細かい調整後のパネル全体
- Xfce4の画面キャプチャの保存先にImgurが入ってしまった(左の一番下)。
(10/2 4:15 キャプチャプログラムをオリジナルに戻した件を追記)
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