先日、ある偉い議員(「デジタル化」を推進している一人だったか)が「『タブレットは紙より重いから使わない(使いたくない)』という議員が多い」とか言っていたという記事を見て、どうにも一言言いたかったけど面倒だから置いていたら、今日、新たなネタが湧いたw 役人がメールでパスワード付きZIPを送るのを止めさせる話である。

どちらも、本当にすべきことが分かっていないように思う。何が解決すべき問題かを分かっていないようだし、目的と手段を混同しているし、十分条件と必要条件も混同しているように思う。

最初の記事は見出しくらいしか見ていないので間違っているかも知れないが、国会での答弁に紙でなくタブレットを使えとかいう流れ(指示?)があるけど結局使っている人が少ないのは、重いからだそうだ・・・

いろいろ(最初から)間違っている。

答弁するのに、役人の書いた作文を読むだけなら※紙で充分だ。タブレットを読むなんて愚の骨頂だ。ハンコと同様に、「紙だから駄目」なのではない。(考えないから駄目なんだ)

※ところで、大昔に、国会ではそういう朗読行為は禁止されていると読んだ気がするが(→ あった。例: 衆議院規則 第百三十三条)、例によって、うまい言い訳でその禁止事項ではないとみなされているのか。

十歩譲って、(専門的な知識がないから)役人の回答をそのまま伝えるのは仕方ないとしても、そもそも、国会で回答するのは議員の主たる仕事なんだから、紙なしでもできるように(= 理解+暗記)しろって思う。まあ、仮に言っても「それができないくらい忙しい」とか言われるだろうが、「では、お前らの仕事は何ですか?」って聞きたい。忙しいのではなくて、単に脳味噌とかやる気がないだけなんだろう。ただただ、「次の選挙で当選する」ことが目的になって仕舞っているんだろう。

では、タブレット(電子媒体)にして何がいいかと言えば、その元ネタ(作文)を書く人たちの準備作業が少しは楽になる(例: 大量の印刷が不要になるので、書く・調整する時間が増える)こととか、聞く人(議場の議員)たちにもその作文を同時に見せられるとか、答弁への質問に対してその場で検索して答えられる(議員ができるかや そうしていいのかは不明)、あるいは、その場で他の資料を探し出して補足できるといった、ダイナミックかつ深い議論ができる可能性があるからではないか(決して、暇つぶしにワニの動画を観るためではないwww)。そういう気もなしに ただ「タブレットを使おう」とか言ってたら、田舎者のように「みんなやってるから(意味は分からないけど)やる」と同じで、世界中の笑い者だよ。

書いてから思ったが、なぜ、国会(きっと、地方議会もそうだろう)は未だに太古のやり方を踏襲しているのか。せめて普通の会社みたいな会議(少なくともパワポ(Amazonは禁止だけどw)を映して説明する)をすれば随分良くなると思うが、それではいけない理由はあるのだろうか? なぜ、形式的な「質問と回答」の形態を死守して、(やる気のない)聞き手を(何の資料もないので)「何か言ってるけど、分からないからまあいいか。寝よう」状態に陥れていいのだろうか?

そういうことを考慮すると、彼らの議員としての知性、能力、適性といったものは かなり疑わしく、ほとんどは「口が立つ」(それにしたって、適切なことすら碌に言えない)程度なのではないかと想像したくなる。

それはともかくとして、良く考えれば、あそこにいる議員というのは、大臣などにならない限り、質問を出したり法案を出したりしない限り、「その他大勢」よろしく ただ座って居るだけで(休む人も居るようだが)、あとは野次を飛ばすしかすることがないのではないか。上に書いたように、資料すらなかったら手持ち無沙汰もいいところだ。だから野次は盛り上がるのだろうか。だから、次の選挙のことしか頭にないのか。それが正しいとすれば、「デジタル化」以前に、自分たちの仕事をまともにすることから始めた方がいい。けど、そんなことをしたら自分たちが大変になるからやらないのだろう。

という訳で、彼らにはこの漫画が最適か?w

メールのパスワード付きZIPは、20-30年くらい前は、誤送信・漏洩や通信経路での盗聴・改ざんに対抗できる いい手段がなかっただろうから、それなりに有効だった。が、それを延々と使い続け、しかも間違った使い方(パスワードはメールで送ってはいけない)をしていても何も気にしないってのは、さすがのIT後進国だ。何も考えていない。

現代なら、もっといい道具(例えば、暗号化メール、メール以外の安全な通信手段(具体的な名前は思い付かないが、通信相手と直接接続してエンドツーエンドで暗号化通信するようなもの(= 電話?w)))※はあるだろうに、そういうのを知らないのか、元々の目的の代替なしに「面倒だから止める」なんて、とんでもない(途中で盗聴・改ざんされてもいいということ??)。言ってみれば、「(真夏は)ヘルメットは暑くて運転が覚束なくなるから、被らずにバイクに乗る」みたいなものだ。

※ただ、そういうものがあることを知ったら知ったで、「それだそれ! 日本政府用連絡システムを作ろう!」とか言い出して、例によって大手IT企業が多額で受注して(多段下請けに出して)「ものすごいもの」ができて誰も使わなくなる気はするから、止めた方がいい。

(11/20 6:02) たまたま出たが、GoogleのAndroid向けメッセージシステムは まさに、エンドツーエンドの暗号化通信だ。これをベースにするなら、手軽に使えて安全だ(Googleを信用するならねw)。

まあ、こういうのはこれからもいっぱい出て来るだろうから、「N周遅れジャパン」の行く末が楽しみだ。

 

PS. 別件でだったかも知れないが、まとめサイトで見て「まさにそれ!」と思ったのは、「台湾のIT大臣(タン)に頼む」ってものだ(切り抜きがあった↓)。そうすれば かなり進化するだろう・・・

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