どういう訳か、僕は年末にモバイル(携帯)に申し込んだり、キャリア・プロバイダを移ったりすることが多い。そして、そのために多少開通時期が遅れたりトラブルがあったりしたのだが、それでも同じことをしがちだ。年末ってのは何かあるのだろうか?
今回は、何度も「時期尚早」と書いているものの、再び、PCを含めた通信をモバイルに一本化するのに挑戦する話だ。
発端は、何かの記事で、「楽天モバイルは大丈夫か(来年が正念場)?」みたいなのがあって、読む前は はなから「あんなの駄目に決まってる」と思っては居たものの、読んだら意外におもしろかった。何がおもしろかったかは忘れたがw、データ量無制限で一年間無料なのは(以前から知っては居たものの)なかなか魅力的だった。
それで、「でも、どうせエリアじゃないよね」と思いつつも、駄目元でうち辺りのサービスエリアを調べてみたら、入っていたのだ!
もう終わってしまったwww (はい。あとは ご想像どおりですw)
更に、サイトを見てみたら、ポケットWi-Fi(モバイルルータ)が1円(実質0円)で買えるというキャンペーンがあった(始まったばかりらしい)のにも、なかなかひかれた。確か、加入と同時に申し込むと1円になり、アンケートに回答すると1円が楽天ポイントで還元されるとのことだった。まあ、楽天はほとんど使わないから1ポイントもらっても何にもならないが、1円で買えるのは魅力的だ。たとえ楽天モバイルが駄目でも、あとで何かに使えそうだ。
ルータの仕様などを調べたら、以前止めたiVideoのiV501と同様のもののようだ(外見や内部はディスプレイが追加された以外は同様だし、管理webのページが全く同じだったし、メーカー(「Shenzhenなんとか」とかいうところ)も見覚えがあった)。
それで、少しだけ良く考えて、申し込んだ(MNPでなく、新規加入: 本当に全部移る時は、再度申し込むつもりだ)。
すると、さすが楽天らしく(分かりにくく)てイライラ感心しつつ、すごく手間取った。あそこの人たちは何か変わった考え方でもしているのだろうか? それとも、これが日本なのか??
具体的には以下だ。
- 一番最初に、申し込みページに ふんだんなキャンペーン情報とともに「楽天モバイルと楽天カードと楽天銀行を一緒に申し込む」とかいうボタンがあって、苦笑した。「どんだけだよ!?」って感じだ。まあ、それもいいけど(僕はカードは落とされるだろうが)、全部一緒に申し込む人ってすごいと思う。ポイント還元を見て、「これは得だ!」とか思うんだろうな。
- 楽天のSIMは"nano"と書いてあるけど申し込んだポケットWi-Fiは標準SIMで、それに関しては何も説明がなく、自動的に標準SIMが来るのか、"nano"とは書いてあるけどマルチカットSIMが来るから問題ないのか、あるいは自分で交換する必要があるのか不明で少し心配だ(まあ、前の二者だとは思うが)。
- 「交換保証プラス」(端末故障時の交換サービス, 約700円/月)の解除が分かりづらい。: 申し込み時に勧められて、そのままだと申し込まれ、(分かりにくいながらも)解除しても項目と金額が出たままで、グレイアウトで「追加する」というボタンが出ていて、一体、入っているのかそうでないのか分からなかった。申し込んでいないのなら、普通は、「申し込んでいません」と出し、金額は「0円」あるいはグレイアウトで出し、「追加する」をグレイアウトしないと思う。
- これに関しては、最終的な支払い額が「1円」、かつ、「交換保証」を解除しないで試した場合は約700円と出ていたので大丈夫と踏んだ。
- 支払いのカード情報入力の有効期限を何回入れてもエラーになったが、閉じて再度開いて入れたらOKだった。 (これはバグだろう)
- 支払いのカードは、最初は忘れていてデビットカードを入力して通ったが、あとで楽天系のみ使えることが分かったので、入れ直した。 (これもチェック漏れのバグだ)
- さまざまな情報取得・提供・・・
- 位置、通話・通信履歴が取得され、同意すれば楽天系で利用されるとのこと。
- 最初は後者に同意しないのも可能なことが分からなかったし、結局同意したかどうか不明(チェックボックスにチェックせずに「次へ」を押したら、何も表示されずに進んだので)。
- 位置、通話・通信履歴が取得され、同意すれば楽天系で利用されるとのこと。
あと、本人確認に運転免許証の画像を送ったら、最初はリジェクトされた。どうも、見やすくするために色補正をしたのが良くなかったようだ。機械でチェックしているのだろう。補正していないものを送ったら連絡がないので、大丈夫なようだ(明日来るかも知れないがw)。駄目だったら健康保険証にでもしよう。マイナンバーカードでもいいよw
という訳で、あとはポケットWi-Fiが届くのを寝て待つだけだ。それを来年いっぱい試し、良ければ光回線を止める(あわよくば、スマフォのモバイルも止める)魂胆だ。
→ 意外にも、申し込んだ翌日の夜に発送通知が来た。Webには「発送はいつになるか分かんないです・・・」みたいに書いてあったけど、予想以上に速くて、「ここまでは」好印象だ。 (12/31 5:52)
・・・ とは言え、まあ、少し使って、「楽天モバイルはクソ!」、あるいは、「やっぱり時期尚早だった・・・」とか書いて止めるのが目に見えているw が、金銭的には失うものがない(個人情報などはいろいろあるが)ので問題ない。それどころか、ポケットWi-Fiという、新たなおもちゃすら手に入る。
でも、やっぱり「タダより高いものはない」のだろうか??
その後、試しに、電波が入るかスマフォで楽天モバイルのMNCという番号("440 11")が出るか調べたら(→ 参照)、室内では入らず、窓際に移動したら入った。iVideoと同様に、窓際に台を置いて調整することになりそうだ。 (12/31 5:52)
PS. それまで疑わしく思って居た、楽天の「仮想化ネットワーク」は、どうやら、「モバイルの基地局などの装置が高いから、安いハードとソフトで実現している」みたいな話で、どこまで安くなるのかは分からないし、安定性も疑問だが、まあ理解はできた。
PS2. 少し調べたら、"Rakuten Link"はRCSを使っているとのことだった。知らなかったが、RCSはSMSだけじゃなくて、音声(動画も!)通話もサポートしているとのこと。それを読んで感心したし、それまでは「どうせしょうもないIP電話だろう」と思って居たけど、俄然、「もしかしたら大丈夫かも」と思えるようになった。
あと、裏技だが、テザリングでも使えるかも知れないとのこと。それが出来たらすごく便利なので、来たら早速試したい。
少なくとも、RCSにそういう機能があるのに、実装も公表もせずに何食わぬ顔でテキトーに拡張版SMSだけをサービスしている3大キャリアよりはずっとマトモだと思う(それを垂れ流すメディアもひどいね・・・)。そういうのがガラパゴス化の原因なんだと思う。技術者としては終わっている。
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