Backblaze B2とGoogle Cloud Storage (GCS) Archiveへの(手動)階層化バックアップの定常運用を開始してから約1か月経った。手短かに書くと問題はない。「軌道に乗った」という感じだ。GCSの料金は、見積もりどおり通常(アイドル)時は約4円/日(保存データ量は約910GiB)で、11月は2回追加バックアップ(+その準備と確認)をしたために少し増えて137円だった。
以下に気付いたことを書く。
- やっぱり、バックアップの漏れ(B2にもGCSにもバックアップされないもの)があった。
- 面倒だけどチェックしたら分かった。 → チェックは重要だ。
- 今後も(ちょっとした)バックアップ対象の変更のたびに漏れは出そうなので、それをいかに防ぐかが課題だ。
- なぜか、B2へのバックアップデータ量(有効データ量)を減らしても、データ使用量が減らない。
- 現在は、 全体のデータ量は有効データ量の約2倍にもなっていて、チャンク化によるオーバヘッドによるとは考えられない。
- バックアップ対象のファイルを何度も更新しているため、バックアップデータのフラグメンテーションのようなものが起こっているのかも知れない。
- 原因を以下のように推測している。
- 最初は隣り合った小さいファイルがまとまってチャンク(サイズ: 数MB前後)に格納されるが、
- バックアップファイルの更新を繰り返すと、チャンクが部分的に有効になっている(「歯抜け」)状態になり、
- そういうチャンクが増えると、
- 有効データ量が減ってもデータ使用量が減らないのではないか。
- → 来年5月頃のprune(変更履歴の削除)でも減らないなら、全体をバックアップし直すことを考えている。
- GCSと違い、B2へのバックアップは ほとんどコストが掛からないので、時間や手間だけの問題である。
- 原因を以下のように推測している。
- GCS(GCP)のトライアル分クレジット(約3万円)が全然消化できない。
- 開始(ユーザー登録)から90日で消滅するが、まだ29600円くらい余っているので、なんか惜しい。
- かと言って、いろいろな処理をさせるのは面倒だし、させたいこともない。下手すると使い過ぎてしまうw
- USD-JPYの相場で料金が変動するので、近頃は気になる。
- そもそもUSD 1/月前後と少額なので、少々変動しても大きな問題はないが、(特に額が増えた時は)「見積もりからズレた」(実際にはズレてないのだが)という気分の悪さがある。
- これに関連して、GCSのコンソールは料金を円建てでしか表示できないのが不便だ。
- 支払いは円でいいが、単価はUSDなのだから、まず その正確な額・量を知りたいではないか。
- GoogleのUSD-JPYのレートだって、明示されているかというと そうでもないし(いろいろ調べれば分かるのだろうが・・・)、いつ(毎日? 毎月?)レートが変わるのかも分からず、なんか不便だ。
- その点、B2(Backblaze)は一貫してUSDで、支払いの時にカード会社のレートが適用されるから明快で良い。
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