先日、車に付いたコウモリの尿(いつもは初夏辺りからだが、なぜか早かった)の跡を清掃した時、左前のバンパー下部のフォグランプ横に黒い汚れのようなものを見つけた。(写真: 下部) それも拭こうとしたら落ちず、良く見たら塗装が剥げていることが分かった。

遠目では泥のようなものが溜まっているようにしか見えないが、近くで見ると塗装が剥げており(黒い部分は塗装がない分 凹んでおり、周辺の塗料は少し浮いていた)、そこから剥げが拡大しそうだ。それから、遠目では全く分からないが、他に2個の傷(小石などがぶつかったような感じ)も見つかった。(写真: 上と右の赤丸2個) そこも塗装が少し剥げているか剥げかかって居た。

一番の問題のフォグランプ横の剥げは、もちろん証拠はないが、(他の自然な2箇所と違って)こんな凹んだところに器用にも横長に物が当たる・引っ掛かることは考えられないし(せいぜい自転車のスタンド?)、不自然な形(テープの跡のようにも見える)から、去年の夏の板金作業の不始末の影響(その時と同様にマスキングテープの糊が残っていた?)ではないかと疑っている。

(修理した部位ではないから)作業直後の写真はないものの、少しあとのものには写っていない(あるいは遠くて見えないか)ので、関係あるとしたら、時間が経って糊などの影響が出たのだろう。

普通の自然な経年劣化で剥げたのなら仕方ないが、他にそういう箇所は ないので考えにくい。ここだけ こういう形状に塗装が弱かった??

いずれにしても、直後は見えなかったから認めないだろうし、「ほんのちょっと」だし、「時効」だろうし、逆に言いがかりと思われるだろうから業者に言うつもりはない。が、とても気分が悪い。少なくとも、何度も不始末をしたのは事実で、その いい加減な作業に不信感があり、そのために 疑心暗鬼にさせ、嫌な気分にさせた責任はある。

その関係で、そろそろオイル交換なのだが、その業者の系列の いつものディーラーに行くのも億劫どころか嫌になって、延期している(まあ、余り乗っていない(月100kmくらい)ので、多少延ばしても良さそうだ)。

それで、剥げが広がらないようにしようと思った。ただ、(良く見掛けるように、)タッチアップペンで色を塗ると大抵合わず、却って目立つようなので、(剥げが小さいこともあるので)色は付けずにクリアで保護するだけした。※

※そもそも あの車には10年くら乗っているので、美しさにこだわるつもりはない。ただ、塗装が剥げてどんどん広がる(たまに見る、古い車でバンパーの塗装が「バラっ」と剥げているものになるのかと思う)のは見るに耐えないので、小さいうちにそれを防ぎたいと思った。

塗料をいろいろ検討したが、普通のタッチアップペン(アクリル塗料)は耐久性が今ひとつということなので、ウレタン塗料を探した。なかなか丁度良いものがなかったところに、タッチアップペンで「ウレタン」と書かれたものがあったので、それにした。普通のタッチアップペンより少し高く、840円だった。数日後に届いた。

ただ、商品ページの記載や写真などを良く見ると、純粋なウレタンではなく、「ハイブリッド」(詳細は不明)のようだ。それでも、普通のものより多少は強いことを期待している。あと、工場で使われる塗料は水性のはずなのに これは臭い(油性)のも腑に落ちないが、いろいろあるのだろうから、(細いことは気にせずw)耐久性を期待している。

こういう作業が苦手なので、失敗して更にひどくしないために、手順を検討して練習した。古いルータのケース(ABS)やペットボトルに塗ってみた。すると、良く言われるように添付のハケは垂れやすいが、付ける量をごく少量にして薄く塗れば垂れないことが分かった。添付のハケより爪楊枝がいいとも言われていたが、ムラができやすいし、多く付ければ垂れることに代わりはなかった。材質も関係あるのか、ペットボトルは垂れやすかった。 (この辺りの写真は見ても分かりにくいので、省略した。)

あと、厚く塗ると乾きが遅くて、表面が ずっと柔らかいままなので良くなさそうだ。昔から こういう失敗をしていた。

更に いいものは ないかと、100円ショップで小さいハケや筆を探したがなかった。一つ、化粧用のすごく細い筆(唇?眉?瞼?)があった。毛がPBTで強そうだったので買おうとしたのだが、毛に色が付いているのが気になったのと、良く見たら軸がPSで溶けそうなので止めた。

それから、その時に見掛けて思い付いた綿棒を試したらバッチリだった。どういう訳か、たっぷり付けても垂れなかった(そういう原理なのか? 毛細管現象?)。塗った面に毛が入ることもあるけど大丈夫なことが多いので、綿棒にした。

書いてから思ったが、綿棒は、塗装で良く使われる(らしい)ローラーと同系統の使いやすいものなのかも知れない(もちろん想像)。

それから数日間、天気待ちをしていた。近頃は風が強くて延期していたが、今朝は風はなかった。代わりに今にも降り出しそうに曇っていたが、天気予報を信じて作業した。

運良くまだ降っては居ないようだ。(11:03)

水で拭き、アルコールで脱脂し(調べたら そういう手順だったので。ただ、台所用でも意味があるのかは不明w)、綿棒でクリアを塗った。準備と練習の成果か、全部で15分も掛からずに終わった。垂れもなさそうだ。あとで塗料がちゃんと付いて保護されていることを確認したい(うまく行き過ぎたので、何とは言えない不安が ちょっとある)。

(3/29 17:00) 様子を見てみたら、薄く塗れている感じだが(見えないし触っても分からないので 不安がある)、剥げている部分の塗装が浮いているところが弱そうな感じだった。

多分大丈夫なのかも知れないが(プロじゃないし経験もないから分からない)、洗車で汚れと思われて手荒くされると剥がれるような気もするので、あとでまた塗って もう少し厚くしたい。今度は勝手が分かっているので、もっと楽そうだ(油断して失敗しないようにしないといけないw)。

 

PS. 本題とは関係ないが、塗装の練習中に、以前から確からしさに疑義のある臭いセンサで測ってみたら、短時間だけ値(CO2, TVOC, HCHO全部)が少し上がったものの、すぐに(まだ臭いうちに)下がってしまったので、完全なマヤカシ物だと分かった。

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