先月くらいから、なぜか手の指がこわばる、あるいは手の皮が突っ張るような感じで、指を曲げたりするのに抵抗を感じるようになった。最初に気付いたのは、お釣りの小銭をトレイから取ったり、支払う時に財布から取り出すのに手間取るようになったことだ。後者は老眼もあって小銭が良く見えないうえに 摘めず、ひどく難儀になった。
気になったので調べてみると、関節リウマチ、手根管症候群、サルコペニア、 胸郭出口症候群というような可能性が出たが、更年期の一時的なものという情報もあった。
更に調べると、こわばりや時々痛むことや指の関節が膨らんで見えるのが関節リウマチに近いようなので、放置するのはまずい気がした。指以外に、去年くらいから太腿が細くなったうえに、随分筋力が低下した※ので、一緒に整形外科で診てもらおうと思った。
※しゃがんだら、手で補助しないと立ち上がれない。
その医院は結構前に膝の皿を割った時にお世話になったところだが、Googleマップで調べると余り評判が良くない。かと言って、他は知らないので行ってみた。
掛かってみて、確かに評判が良くないのが分かるような気がした。医師が頼りないうえに冷たい感じなのだ。以前とは随分変わった気がするが、同じ医師のようだ。
あと、事務の人も冷たい感じだったが、やっぱり看護師さんは 親切で良かった。
例えば、何度も症状や困っていることを説明させたり(当然ながら、紙に書いたり看護師さんに説明したことも再度説明・・・)、手と脚は関係あるのか僕に聞いて来たり(いや、それはこっちの質問だ!)・・・ しかも、関節リウマチの話は出て来なかった(これは あとで納得する)。
医師の雰囲気から、「関節リウマチは どうなんでしょうか?」とは言えなかった。
ただ、一見頼りないながらも さすがプロで、いろいろな可能性を考えて丁寧に診てくれたので、(今となっては、)その医師は外見とか態度で損しているように思う。
そのおかげで、僕が気付いていなかった問題が分かった。まず、握力が異常に弱いことだ。左右共に10kgf前後しかない。リハビリの療法士(後述)によれば、僕の年代では45kgf辺りで、10kgfは7歳くらいだそうで、笑ってしまった・・・
この件と関係あるかは不明だが、近頃 昔より器用になった(工作で失敗や怪我が減った)のは、握力が落ちて余計な力が入らなくなったり、力任せに無理なことができなくなったせいかと想像している。自然な脱力だw
ペットボトル(最初に気付いたこと)やお酒のキャップが開けられないことがある※のにも、納得した。
※ちなみに、今までではウィルキンソンの炭酸水が一番頑固だ。最初に気付いた時のもので、その時は いくら頑張っても開かず、手の皮は剥け、被せたハンカチがボロボロになった。その次は日本酒の惣誉が買う店によってキツいことがある。その場合はラジオペンチやニッパーが必要だ。
他には、あとから気付いたのだが、蛇口を閉めたつもりで少し開いていることがあった(それまでは なかったので、不思議に思った)のも、握力低下のせいだろう。
あと、なぜか、左足の親指に力が入らない(上に力が出せない)ことも分かった。医師はヘルニアの可能性があると言っていたが、MRI(後述)で問題なかったことから、バイクで転んだ時に足首を傷めて腱が駄目になったのかと想像している。
歩く時に少しふらつくようになったのは これが関係しているのかと思いもしたが、それなら以前からなっているはずだから そうではなさそうで、太腿の筋肉が減って筋力が低下しているためだろう。
医師は今一つだったものの、そこのリハビリの方が すごく丁寧で、医師同様に いろいろ調べてくれたうえに説明もしてくれたので、医師の言動が理解できた。
結局、その日は「原因不明」で、(別のところで)MRIを撮ることになった。原因不明なら関節リウマチの血液検査もして欲しかったのに しなかったのが気に入らなかったが、今となっては それで正しかった。
MRIを撮った病院は新しくて明るくて綺麗ではあったが、撮影が終わって帰る時には疲れ果てていた。以前 親が掛かった病院と似たような疲れ方だった。何か分からないが、そういう嫌な「気」がある場所のような気がした。
なお、MRIはCD-Rで手渡されたが、封がしてあったので自分で見ることはできなかった。(でも、あとで見られた。)
そのMRIを持参して再度整形外科に行くと、神経関係に大きな問題はないとのことで、やっぱり「謎」となり、ようやく リウマチの血液検査をしてもらえた。
一週間待って、血液検査を聞きに行くと、それも異常なしだった・・・ だから、関節リウマチに関しては最初に診た時に外観などで却下したのだと思う。そういうことを説明せずに何も言わないから、「分かってないのか?」と疑ったり、不安になったりしてしまうのだ。
MRIも、具体的にどこを撮ると言っていなかったのも良くない。
結局 原因不明なので、紹介状をもらって大きな病院の脳神経内科に行くことになった。
紹介状と一緒にMRIのCDのコピーをもらった。普通のケースのままだったので見られた。画像は医学用のDICOMというフォーマットらしく、そのままでは見られなかったが、DICOMscopeというアプリをインストールして見られた。今一つ解像度も階調も粗く、ノイズまであって、一昔前のX線写真のようだったので、少しがっかりした。
あと、想像と違って3次元のデータはなくて(歯科のCTは3次元だった)、2次元の画像が数枚しか入っていないのにもがっかりした。診る医院に合わせて減らしたのだろうか? MRIとCTは違うのか。
病院には来週行くつもりだが、現時点では以下のいずれかかと想像している。
- 手根管症候群
- 手と脚が別すれば、手の病名としては一番近いが、整形外科で そうでないと されたのが謎。
- 手首を叩いた時に響いたから これの気がするのだが、なぜか確定しなかった。
- 手と脚が別すれば、手の病名としては一番近いが、整形外科で そうでないと されたのが謎。
- サルコペニア
- 引きこもっていて運動不足のため。
- 握力と太腿(大腿四頭筋)の筋力との相関が高いという情報に合う。
- ただ、局所的に弱っているのが合わないし、サルコペニアでは こわばりや痛みはないのではないか?
- あと、余りにも握力が弱い(平均の1/4以下)ので違う気がする。
胸郭出口症候群- 手の部位は近いが、症状が少し違う気がする。
- コロナの後遺症
- 筋力低下が起こり、長期化するという情報があった。
- 知らずに掛かって治って、その後遺症?
- これだと、おそらく誰も分からないだろう・・・
ギランバレー症候群 (コロナワクチンの副反応)- 似た症状があるようだが、握力が低下したのは接種前なので 合わない。
- ALS
- ちょっと症状が似ているが、次に行く大きな病院で分かるか?
- さすがに これだったら困る・・・
- 少し前に見た、罹患した声優さんが頑張っているという記事かツイートを思い出した。 (← 津久井教生さんだった)
- ちょっと症状が似ているが、次に行く大きな病院で分かるか?
そもそも、整形外科の医師は手と脚の病気を一緒に考えてしまったために結論が出せなかった気がする。実は別で、手は手根管症候群、脚は運動不足なのではと思っている。
さて、どうなるのだろうか。
(6/24 19:16) その後、経過を調べていたら、手の問題に関係があるかも知れないことが出て来た。: 5月の中頃にPCなどの臭いコードを車のウォッシャー液で拭いた数日後に小銭に苦労したのだ。それが初めてかは確かではないが、日記には初めて出て来たので、その可能性は高い。そうだとすると、ウォッシャー液の成分(界面活性剤、メタノール)の影響だろうか。
ただ、界面活性剤はもちろん、メタノールの吸収で筋力が低下する、力が入らなくなるということは ほとんど出て来なかったし、ここまで長く影響が続くとも思えない。メタノールで手の皮膚が変質して、本当に突っ張った可能性は あるが、それが1か月以上も続くとは思えないし、痛みは出なさそうだ。
もしウォッシャー液だとすれば、そのうち(皮膚が入れ替わる頃?)治るのか永久に治らないのかどちらかだろう。
なお、握力低下は皮膚のトラブルでは説明できないが、(なおきさんへのコメントにも書いたが、)単に握力計に慣れてなくてうまく握れなかった可能性がある。実際、全然力が入らなかったのだ。うまく確かめられる方法がないか、考えている。
naoki: 2022-06-24 18:05
このDr、ある方面で頭がいいから医者になった(なれた)んでしょうけど、コミュニケーション力に欠けていそうですね。
例えば、れんとさんの関節リウマチに対する不安を払拭するために、Drは「MRIを先に撮り、採血はその後にしましょう」と説明するか、初めから(患者さんの意向を汲みとって)採血しても良かったのではないかと思います。
それにしても、握力は驚いたでしょうね。僕も自分がそうだったら「マジすかw」と言ってしまうと思います。
れんと: 2022-06-24 18:57
●そうですね。医師が全員そうだとは言いませんが、結構そういう人が多くて不安になることが多いです。一方、血圧でお世話になっているところはコミュニケーションとしては いい感じです。あと、そこに行くとなぜか元気になります^^
握力は全く「マジすか」案件ですwww その割には、運転でハンドルやシフトレバーを操作するのは問題ないのが謎です。あれも脱力がいいとか?
やたらに低いのは単に握力計に慣れてないからかとも思って居ますが、ちゃんとしたものは高くて気軽に買えません。何か いい手がないか考えてます。