はじめに、このレビューはSoundFortの技術の方が回答拒否した、ユーザーによる測定結果に基づいているので、彼らは読まない・無視するだろうから、歯に衣着せずに書く(だから、気を遣う必要がなくて却ってありがたい)。
僕が されたことへのお返しに、SoundFortによる いかなる反論にも「回答を差し控える」。「ユーザーによる勝手な測定結果は見ない」なら、到底マトモな反論はできないだろう。「測定結果は見てないし、証拠も出さないけど、それは違う」とか言うの? まあ、勝手に言えば?
ユーザーによる測定結果に取り合わないのは良くあることだが、音や技術だのに拘っていると豪語している割には随分いい加減で都合がいい。最初に心配したとおり、(個人のキットや個人が興している会社に多いが、)俺様とか独善とか偉そうな、自分を崇めない人からの意見を無視・排除する態度が大嫌いだ。
下らない製品に付き合うのが馬鹿らしいので、詳しくは書かないことにし、とりあえず、レビューの体裁には しておく。
(11/28 19:44) その後、試用機を返送して到着したはずなのに連絡はなく、レビューキャンペーンとかいうのに申し込んだのに受理通知も もらえるはずだったギフトの通知もなく、騙された感じだ。キャンペーンのページには「自社は いくら悪く書いてもいい」みたいなことが書いてあったけど、実際にはそんなことはなく、(最初に予想したのだが、)都合の悪いレビューは無視して なかったことにするのだろう(だから いいレビューしか載ってない?)。
送信しても自動返信メールが来ない謎システムは、こういうところに役立てているのかと思ってしまう。
まあ、キャンペーンでもらえるはずだったAmazonギフト2千円を宛てるつもりだった試用機の返送料は、ここに会社としての体をなしてないことが分かったことの勉強料だと思って諦める。本当に馬鹿らしいが、良く考えずに軽い気持ちで応募した僕がアフォだった。
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SoundFort DS-200が無料で試用させてもらえるので、次期DACの検討を兼ねて評価した。あらかじめ書くが、全部「おま環」で良い。どうせ証拠なしに否定されるんだから。
結論: × (1/5): 何も良いことがない。
音質: × (1/5)
最初は高音が はっきり出るようになった(強目になった)と思ったが、実際には不自然な音だった。しばらく聴いていたら耳閉感が起こったし、段々、音が悪く、あるいは、不自然に感じるようになった。
測定結果を送らずとも、仮に彼らに「耳閉感が出る」と送っても、「各自の環境・体調などに依存するので分からない云々」で済まされるのは火を見るより明らかだ。が、現にDS-200で聴くと耳閉感が出て、元のサウンドカード(ASUS Essence STX II、以下ASUS)に戻すと治るので、(測定するまでもなく)DS-200は明らかに音が悪い。
使い勝手: × (2/5)
話にならない。ACアダプタの電源を切ったら、次に電源を入れる時はアダプタをonにして更に電源ボタンを押さなければonにならないなんて、使いにく過ぎる。なぜ、わざわざ電子スイッチにしたのか理解不能だ。※ 無駄もいいところだ。機械スイッチのほうが百万倍良い。不便でしょうがないので、輪ゴムなどで対処した。
※ACアダプタは常時onで? 発火とか絶対にない? 保証できる?? それなら大したものだ。
電源on/off時には小さいがポップ音が出る。あらかじめ読んでいた気がするが、まあ、「オーディオ機器」としては お粗末な限りだ。
ちなみに、今のサウンドカード(ASUS)は そんな雑音は全然出ない。当然のことだ。
期待していなかったが、DACのフィルタも変えられない。「デジタルフィルターのチューニングにより」とか書いてあるが、何をチューニングしたというのか、是非教えて欲しい。当然ながら、外付けデジタルフィルタの訳はない(もしそうなら、仰々しく書くはずだ)。単にPCM1795のデフォルトのsharp(fast) roll-offのままじゃないか(実際、こちらの質問にsharpかfastと答えていた)。
特性の測定・評価結果: × (1/5)
振幅や位相や歪みは問題ないが、僕にすれば、さまざまな雑音(ノイズ)が ひどい。少なくとも以下の4種類の雑音があり、多くはレベル(音量)は小さいものの、上述の耳閉感を引き起こしているように推測する。
- [常に] 34-35kHz: 消費電力に依存して周波数が変わるので、電源からでは? 調べても分からなかったが、ACアダプタのスイッチング周波数?
- [常に] 100Hz-1kHz辺りの広目の雑音(時間とともに周波数が上がる): これも電源からでは?
- [同軸接続時] 100Hz-10kHzまでの広い範囲の雑音: 何かは分からないが、余りにもひどい。
- [USB接続時] 8kHzの高調波(振幅が大きい): USBのフレームノイズでは? (→ 参照: "4.3 USB frame and packet noise")
きっと、上の全部を合わせても仕様のSN比は満たしているのだろうが、僕から見れば ものすごく お粗末だ。まさか、「聞こえなければ問題ない」とは言わないとは思うが、もしそうだったら ラジオの修理レベルだよ?
ユーザの測定結果は門前払いだし、聞こえはしないものの、聴いた感じが「なんか変」と言ったとしても、「こっちでは再現しない」、「環境依存」、「個人差」、「気のせい」などど言われて門前払いされるだろうから、ラジオと同じレベルの対応となって泣き寝入りするしかない。
そういう対応なら、そもそも32ビットも24ビットも何百kHzもDSDも全く要らなくて、CDレベルでお釣りが来るから、製品の存在意義がないよ?
だが、オーディオ機器は、本来、そういう とても微妙な感覚が対象の製品のはずなのに門前払いでは、大問題だし存在意義がない。
結局、「いい音だ」、「素晴らしい」とかいう褒め言葉しか聞きたくない・見たくない、この界隈に良く居る 技術者面したオ○ニー野郎なんだろうか?
- 試用のため、SoundFort DS-200を借りた。 (説明のとおり、光接続の場合、44.1kHzでも48kHzのランプが点く。)
- DS-200の電源スイッチが余りにも不便なので、ACアダプタの電源が入ったらonになるようにした。太い輪ゴムと板で、電源スイッチが常に押されているようにした。
- ASUS Essence STX IIとDS-200のフィルタ特性の比較: 振幅: 紺: ASUS (slow roll-off), ピンク・紫: DS-200( fast roll-off)
- 同、位相: 紺: ASUS, ピンク: DS-200(USB), 薄紫: DS-200(オンボード光), 茶: DS-200(ASUS光)
- DS-200のUSB, 光, 同軸入力とASUSのTHD+Nの比較: 青: USB, ピンク: 光, ベージュ系: 同軸; 灰: ASUS
- DS-200のUSB, 光, 同軸入力とASUSの雑音(THD+Nのノイズフロア)の比較: 青: USB, ピンク: 光, ベージュ: 同軸; 灰: ASUS
雑音について
雑音は同軸接続(グラフ: ベージュ)が一番ひどかった。USB(グラフ: 青)も8kHzの高調波の鋭いピークが多くて良くないし、光(グラフ: ピンク)もUSBも同軸に負けずに広範囲な山があった。結局、どうしても雑音は避けられないようだ。いくらレベルが低いとは言え(いや、USBの雑音は決してレベルが低くない)、これは許容できない。というのは、雑音の嵐と呼ばれるPCに挿しているサウンドカード(グラフ: 灰)に完全に負けているからだ。
「ピュア&クリーンな電源回路」とかデジタルとアナログの基板を分けて「アナログ/デジタル回路間の干渉を大幅に抑制する」とか書いてあるが、効果が見えない。単にスペースの都合で分けたのはないのか。電源とUSBの雑音がアナログ出力に盛大に出ているからクリーンじゃないし、アナログ・デジタルが分離されているようには見えない。
(11/25 20:02) 試す前に、一体DACのチップは どちらに載っているかと思ったが、サイトの写真を良く見ても分からなかった。デジタル基板だろうとは思ったが、では、それに繋がるI/V変換部はアナログ基板に載っているのだろうか? そんなの論外だろうからデジタル基板とすれば、やっぱり分離できていない。じゃあ、I/Vはアナログ基板に載せて そこまで線を伸ばしているのかも知れないが、さすがに ありえな過ぎる。
だから、「デジ・アナ基板分離」はキャッチフレーズで、単にスペースの問題か ただ分けたかったからそうしたと見る。無意味も いいところ。この製品には そういうのが多いな。
「雑音なんて おま環だから分からない」と言われてもいいが、いつも それで済ませて平気な顔をするなら、余りにも対応範囲の狭い、自分のところだけでしかちゃんと動かないものではないか? それなら、まず自分の環境と それでの測定結果を示して、「これ以外は知らん」と書けばいいのに。
そもそも、「他は分からない・知らない・見識がないからコメントできない」(このやり方は政治家に多いね)程度の、要するに何も分からない人が、良くオーディオ「製品」を作って売れるものだと思う。
買うか買わないか: 当然、買わない!
コメント
敢えて言おう、「腰抜け」と! 悔しいなら、自分たちの雑音の測定結果のグラフを一個でも出せ! どうせ「環境依存」で逃げるだろうが。
PS. 僕の環境とか聴いた曲と印象などの記録はあるから、聞かれれば いくらでも書く。ただ、誰にも聞かれてないのに、大きな意味のないものを ご丁寧に書くのは馬鹿らしいので省略した。それ以外にも、書こうと思って居たことは いろいろあるが、省いた。
PS2. 例によって思い付きで することには碌なことがなく、苦労する意味のないものを試してしまったが、一つだけ収穫があった。これの雑音のおかげで耳閉感の原因(の一つ?)が掴めたかも知れないのだ。かなり小さくて、あるいは、可聴域外で聞こえない雑音でも、耳閉感を起こすことがあるのではないかと推測している。その原因の雑音を生成する方法を考えて、試行・調査している(ただ、耳にキツいので余りやりたくない)。
PS3. あ、もう一個収穫があった。: JACKを今までちゃんと動かなかった、44.1kHz以上の96kとか192kHzで ちゃんと動かす方法・設定が確立できたことや、同じくJACKでUSBのDACを ちゃんと動かせるようになったのは大変な収穫だ。結構苦労したが、ありがたいw
前者のおかげで、自作アンプBA3886の超高域(20k-50kHz)の動作に問題がないことを確認できて、安心した。ありがたい ありがたい ありがたい。
(11/23 19:00 加筆)
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