今のサウンドカードが危うい(怪しい)ため、本腰を入れて次期DAC候補を探し始めたが、以前同様 何も残らずに呆れて居る。

国内メーカーのもので手頃で いいものがないので、「中国の店でも止むなし」と 再度13の候補を挙げたが、希望の条件(仕様(碌に公開しないメーカーもある)や特性)を満たし、絶対に許せないポップ音が全くしないものは1機種しかなかった。

更に、その残った機種について詳しく調べていたら、ESSのDACチップの新たな問題が見つかって、再び候補が なくなった。

その問題は、奇数次の高調波歪みの大きさが出力の振幅に従って正弦波的に変動するというものだ。 (→ 参照: Archimago's Musings: "Hi-Res THD(+N) vs. Output Level Measurements (ESS "HyperStream" vs. AKM vs. TI/Burr-Brown). And a bonus R-2R!" (2022))

仮にそれらの高調波歪みが聞こえないレベルだとしても、(先日知った)hump問題同様 おかしな挙動をするものは嫌だし、ゴ○ブリのように他にも まだおかしなことが隠れていそうではないか。そもそも、こういう高調波の出方をすると、音楽を再生すると(振幅に合わせて)時間的に音の成分(組成)が変化するはずで、音が変質するのは避けられないと思う。

良く、「ESSの音」※と言われているのは、そういうところから来ているんじゃないかとすら疑う。

※実際の音は分からないが、ESSに比べてAKMは「地味」と書かれることが多いから、派手とか高音が強目に聞こえるのだろうか。

あと、この問題は もちろんデータシートには書かれていないし、普通に特性を測っただけでは発覚しないし、(humpと違って)外付け回路では回避できないから、以前知ったCirrus LogicのADCの超高域の雑音増大に似た、余りにもひどい落し穴に思える。

それで、(今までのところ)ESSよりは ずっとマトモに思えるAKMを使った機種で、限定的な場面(例: PCMとDSDの切り替え時)だけでポップ音がするものでもいいかと思い、ポップ音が出る条件を調べようとしたが、メーカーは「店に聞け」だし、中国の店はサポート不能(対話不可)※なことが分かって確かめられず、そんなことでは買ったあとで問題が起こってもどうしようもないから、再度「候補なし」となった。。。

※例: Ama.のマーケットプレイスで、具体的に場合を挙げてポップ音が するかしないか聞いたら、以下の返信(ママ)。自動翻訳?? (にしても、笑う要素が全くない。)

こんにちは、あなたの手紙をありがとう。私たちはあなたが言ったことについて話し、技術者に相談し、私たちに返信することは騒音にならないでしょう、ありがとう!

これは想像だが、仮に英語や中国語で書いても同じだと思う。いい加減な回答を繰り返して、時間を引き延ばされて自然消滅するだけだろう。実際、以前AliExp.では英語で やりとりしたが、店は証拠なしで こちらの主張を認めないだけで何もせず、AliExp.の強制裁定(?)まで待つしかなかった。

日本の会社が代理店になれば いいと思うが、(特に安い)DACなんて手間が掛かるうえに需要が小さくてメリットがないのか。

 

結局、今のサウンドカード(ASUS Essence STX II)が とても貴重なことを再認識した。これ以上壊れないように大切に使うのは当然だが、先に書いた変な歪みが出る問題を直したり延命的なことをするため、同じカードのジャンク的なものを買って(あるいは それを2枚買って)「ニコイチ」みたいにするのが いいのかも知れない。

他には、もう少し時間が経って、各製品がESSからAKMに戻る※のを待つことか(それでも中国の店の低レベルサポート問題はあるが・・・)。ただ、そういう フラフラする、言ってみれば音に無頓着なメーカーを信じていいかは大いに疑問である。

※元々AKMを使っていたのが、火災で品薄になってESSに換えたメーカー・製品が多い。

 

参考: DAC(・サウンドカード・オーディオインタフェース)に希望する条件と候補と落とした理由

多くの条件のうち、必須のものと理由を重要な順に挙げる。

  • Linux対応: 使えなかったらどうしようもない。
  • ポップ音がしない。: オーディオなので、ポップ音が したら話にならない。
    • 調べると ほとんどの製品で するようだが、みんな我慢しているのか、聞こえないのか、無頓着なのか、諦めているのか?
  • 3万円以内: 昔と違って、お金を ふんだんには使えない。
  • 特性(条件明記)を公開している。: 隠すのは嫌いだし、「音の良さと数値は関係ない」とかいう非科学的な姿勢は大嫌いだ。
  • 特性(測定結果)のグラフ(例: 周波数・振幅-THD+N)が公開されている(他者(例: Audio Science Review Forum, ASR)の測定でも可)。: ひどいものは耳閉感が起こることがあるので、グラフで確認したい。
    • 少し前に知ったが、ASRは製品を送れば無料で測定しれくれるようなので、自社でできないなら そうすればいいと思う(だから、ASRのレビューには中国メーカーの製品が多い)。
    • 多くのメーカーがそうすれば、ある程度客観的な比較手段になるではないか。
      • まあ、実際には自社で測定したけど公開したくない・客観的に比較されたくないのかも知れないな。知らんけど。
  • ESSとCirrus Logicのチップでない。: 問題があったり特性がひどいので。
    • ESSでもhumpがなければ良しとする。
      • その後、本文に書いた不可避な問題も発覚したので、ESSは全部却下になった。
  • THD+N, SNRまたはダイナミックレンジが僕の基準より良い。: 経験上、ある程度良い特性でないと音が悪く感じるし、耳閉感すら起こるので。
    • 人によって変わるし、絶対値に意味は ないから基準の値は書かないが、概ね今のサウンドカードの値である。
  • DACのフィルタが変えられる。: フィルタの特性によっては耳閉感が起こることがあるかも知れない(未確認)ので。
  • 外付けならUSB以外に光か同軸入力もある。: USBの音切れやジッタやPCからの雑音流入が気になるので、予備として。

候補を落とした理由(重要な順)で分類して列挙する。

  • DACチップがESS
    • TOPPING DX3 Pro+, E50, D10s; S.M.S.L. DO100, SU-6; MOTU M2; ASUS STRIX RAID PRO
  • ポップ音が出る、かつ、サポートが駄目
    • S.M.S.L. D-6, Sanskrit 10th MKII, 同MKIII; Sabaj A10d(旧版); TOPPING E30II
  • 特性(一部非公開, ひどい), USBのみ: Zoom UAC-2

ちなみに、最後まで残ったのはTOPPING DX3 Pro+だが、ESSの新たな問題が見付かったために落とした。

これの前の版(AKM)が良かったが、中古しかなく高いので諦めた。

上を改めて見ると、Zoom UAC-2の特性(ひどいと言っても、偏差は微小)に目を瞑れば可能性がありそうだが、結構古いし、(以前 用途が違うと書いた)音楽用だし、他の項目は どうだろうか・・・ (← 更に調べたら、音楽用のため、音を作っている(特性が悪いのは その影響)とのことなので、完全に却下となった。)

ほかに、調べている途中でEVGA NU Audio Cardというサウンドカードが出て来て良さそうだったが、高過ぎる(6万円前後)ので却下した。

 

(15:47) 書いたあとで上限を5万円まで上げて再度探したが、やっぱり何も残らなかった・・・

一つ惜しかったのは、IK MultimediaのAXE I/O Soloというオーディオインタフェースだ。ギター用らしいので基本的に無理がありそうだが、DACとADCがCirrus Logicらしい(公式情報なし)のと、特性がもう少しなのと情報が少な過ぎるので却下(保留)にした。

(18:01) 実は、もう一つあることはある。Solid State LogicのSSL 2または2+だ。定評のあるオーディオインタフェースらしいが、残念ながら特性は今一つで、マイクでの測定に使っているFocusrite Scarlett Soloよりは良いけど今のサウンドカードより悪いので、交換しても気分が良くないのは明らかなのが惜しい。なので、今のが壊れて他になかったら買いたい。

(12/2 9:07) その後の調査・比較と妥協の末、以下が候補となった(欲しい順→良い逆順※)。

(※12/3 6:30 その後 特性を再確認していたら、AXEのTHD+Nの条件が他と異なっていて(A特性)良く見えて居たので、結局、「消去法的には」iD4が一番良くなったものの、取り立てて魅力的でない。。。)

当初の条件に反して全部 音楽制作用※だし(しかも、ギターなんて やらないのにギター用が多いしw)、DACはCirrus Logic、ADCはCirrusまたはESSだが、他にないので仕方ない。

※理由はあって、国内に店があって まともなサポートを受けられるのは この辺り(音楽やPA関係)だからだ。実際、問い合わせたら、(C国や個人経営と違って)普通にちゃんとした回答が来て感動したw

以前も書いたけど、そういうことなら、多少高くなっても代理店のような要素は必要だ。

もちろん、国内のオーディオメーカーもあるが、機種が少ないうえに希望する特性のものは高過ぎる。もちろん、今までの経験から個人経営の会社は論外だ。

おもしろいとか不思議なのは、国内の音楽やPA関係の製品(例: ヤマハ, TASCAM, Roland)の特性が良くないものばかりなことだ。きっと、やみくもに特性を追うよりも、実際に使ううえでの安定性とか耐久性を重視して居るのだろう。あと、もっとお金を出せば あるのかも知れない。

が! そもそも、今は何も困っていない(サウンドカードは綺麗な音を出している)ので 無理してすぐに買う必要がないことと、買ったもので耳閉感が起こったらどうするかという大問題を思い出し、まずは、耳閉感の原因を調べて それに掛からないものを探し、なければ対処(予防)方法を見付けることにした。

 

PS. 寿命(劣化)で買い替えと言えば、他にスマフォもあるのだが、果たしてどっちが優先なのか、結論が出ていない(出そうとしてない)w

まあスマフォは僕には単なる道具だが、DACは趣味のためのものだから、結論は明らかだ。

そう言えば、偶然か、「これ」というものがないことと目標価格は どちらも同じだw

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