MusicBeeの再生関係について説明します。初めての方は入門編をお読み下さい。
1. 再生順序の指定
1.1 次に再生
今の曲の次(以降)に再生したい曲を指定することができます。
次に再生したい曲を選択して右クリックし、「次に再生」を選択して下さい。複数の曲を選択して指定した場合には、次以降に順に再生されます。指定した曲名の前に順番のアイコンが表示されます。
1.2 最後に再生
現在再生中のリストの再生終了後に再生したい曲を指定することができます。
最後に再生したい曲を選択して右クリックし、「最後に再生」を選択して下さい。複数の曲を選択して指定した場合には、順に再生されます。
2. 再生中の曲が終わったら停止
現在再生中の曲が終わったら、再生を停止することができます。
コントロール→現在のトラックの後に停止を選択して下さい。
3. シャフル
再生する曲順をランダムにすることができます。
シャフルボタンまたはコントロール→シャフルを選択して下さい。
シャフルの設定は、編集→設定→再生中の「シャフル設定」で変えられます。例えば、同じアーティストが何曲か連続するようにすることができます。
4. リピート
1曲またはリスト単位で繰り返し再生することができます。
リピートボタンまたはコントロール→繰り返しを選択して下さい。
ボタンを1回押すとリスト単位で、2回押すと1曲(ボタンに"1"が表示されます)の繰り返しになります。
5. 音量を揃える
曲のファイルにリプレイゲイン情報が格納されている場合、1曲またはアルバム単位で音量を揃えることができます。
まず、編集→設定→プレーヤーの「サウンド効果」の「リプレイゲインタグを使用してトラックの音量を正規化」にチェックを入れて、設定を保存して下さい。
その後、コントロールの下記のメニューを選択して下さい。
- リプレイゲイン オフ: 音量を揃えません。
- スマートゲイン: アルバムまたは曲単位で音量を揃えます。アルバムのリプレイゲインが優先されます。
- トラックゲイン: 曲単位で音量を揃えます。
- アルバムゲイン: アルバム単位で音量を揃えます。
5.1 リプレイゲイン情報の格納
曲のファイルにリプレイゲイン情報を格納するには、以下の手順を行って下さい。
- 対象の曲を選択します。複数の曲を選択した場合には、それが「アルバム」として認識されます。
- 右クリック→送る→音量の分析を選択します。
- 対象の曲にチェックが入っていることを確認し、「進む」を押して下さい。
- 通常は、曲単位とアルバム単位両方のリプレイゲイン情報が格納されます。
- リプレイゲイン情報は、通常は曲のファイル内のタグに格納されますが、「恒久的に各ファイルの音量を揃える」を指定した場合、曲のファイルのデータが変更されるので、元に戻すことはできません。恒久的に音量を揃える機能は、リプレイゲインのタグに対応していないプレーヤーで聴く時に有用です。
5.2 リプレイゲイン情報の除去
曲のファイルからリプレイゲイン情報(タグ)を除去するには、以下の手順を行って下さい。
- 対象の曲を選択します。
- メニューのツール→オリジナルの音量にするを選択します。
- 選択した曲にチェックが付いていることを確認し、「進む」を押します。
6. オートDJ
音楽ライブラリやプレイリストの中から、自動で曲を選んで再生します。
シャフルボタンを2回押す(ボタンが
になります)か、コントロール→オートDJをオンにするを選択して下さい。
オートDJの動作条件は、左ナビゲータパネルのプレイリストの「オートDJ」を選択すると設定できます。
7. グライコ
音質を調整することができます。
イコライザボタンを押すか、コントロール→イコライザを選択して下さい。
表示されるイコライザ調整ウインドウ左上の「イコライザ有効」にチェックを入れると、設定した調整が有効になります。
8. WASAPI, ASIOでの出力
音の出力方式を、WASAPIやASIOにすることができます。
編集→設定→プレーヤーの「出力」で"WASAPI"または"ASIO"を指定して下さい(ASIOは、ドライバがサポートしていない場合には表示されません)。
※WASAPIやASIOにした場合、Windowsのオーディオ出力が占有されるため、MusicBee以外の音は出なくなります。
9. その他
9.1 クロスフェード、フェードアウト
編集→設定→プレーヤーの「サウンド効果」の「トラック間のクロスフェード」や「停止時に滑らかにフェードアウトする」で設定できます。
※フェードアウトは、一部の環境では動作しないようです。
9.2 無音除去、無音挿入
編集→設定→プレーヤーの「サウンド効果」の「トラックの開始と終了の無音を除去」や「トラックの後に無音を入れる」で有効にできます。
9.3 ストリームを開く
ファイル→ファイルまたはURLを開くで、ネットワークのストリームを開くことができます。
<2.5の場合> ファイル→ストリームを開くで、ネットワークのストリームを開くことができます。
(6/14 6:59 曲のリプレイゲイン情報を格納する方法を追記, 6/20 14時 リプレイゲインの除去方法について記載、その他修正, 6/23 1:07 ストリームを開くを追加, 10/18 14:43 MusicBee 2.5の場合を追記)
takehide: 2016-02-03 21:11
Itunesが使い勝手が悪くmusicbeeがよさそうなので乗り換えようと思っていつも参考にさせていただいています。
質問があるのですが、
①「再生待ちの曲の表示」はどうすれば見れますでしょうか? (次に再生、最後に再生と指定して今どの曲が再生待ちか確かめる時に見たいのですが。。。
②「再生回数」を表示しているのですが、これをリセットする方法はありますか?
以上お分かりでしたら教えて下さい!
PiuLento: 2016-02-04 05:23
●takehideさん、ご質問ありがとうございます。
1. 再生待ちの曲の表示は、メインプレーヤー(大きなウインドウ)の右側の「再生中」の下に縦に表示されています。
シャフルやランダム再生でない限り、表示順に再生されます。
「次に再生」を指定すると、次の曲の前に"1"のように数字が表示されます。
「最後に再生」を指定すると、その曲が「再生中」の最後に表示されます。
2. 再生回数をリセットするには、その曲を右クリックし、「編集」を選択し、「プロパティ」の「再生回数」に0を入れて「保存」を押せばできるはずです。
あるいは、対象の曲を選択して「ツール」→「タグツール」→「再生回数をリセット」を選択しても可能です。
なお、すべての曲の再生回数をリセットする方法は分かりませんが、すべての曲を選択して、上の手順でできると思います。
よろしくお願いします。
ごんべ: 2017-01-21 17:22
プレイリストを再生中に次に再生でキューを入れられるのはわかりましたが、iTunesの様に連続してキューを入れるのは無理でしょうか?
PiuLento: 2017-01-21 17:38
●はじめまして。
iTunesを使っていないので、連続してキューを入れるというのがどういうのかが分からないのですが、複数の曲を選択して、右クリックで「次に再生」を選べば、それらの曲は、次以降連続して再生されます。
チコ: 2018-12-02 18:05
はじめまして。iTunesからmusic beeに乗り換えました。使い方等、大変参考にさせていただいています。
music beeにて、再生開始位置を設定出来ているのですが、
WALKMAN NW-A55に上手く同期出来ず1曲丸々同期されてしまいます。WALKMANでは再生開始位置や再生範囲は設定出来ないのでしょうか。
れんと: 2018-12-02 19:04
●はじめまして。お読み下さり、ありがとうございます。
なるほど、再生開始位置などの設定は便利ですよね。ただ、僕はWALKMANを使ったことがないので想像なのですが、これはMusicBee固有の機能と思われますので、WALKMANでは無理な気がします。
それで、実際に開始位置などを設定してみたのですが、曲のファイル(MP3)には書き込まれないので、(MusicBee内部の情報なので)WALKMANには転送されないと思います。
お役に立てず残念ですが、参考になれば幸いです。
れんと: 2018-12-02 20:51
●追伸です。
方法は異なりますが、本来の目的の再生開始位置や再生時間を変更するという意味では、音楽ファイル編集ツールで曲のファイルを直接編集する(頭やお尻をカットする)手もあります。
ツールの操作に慣れていないと困難ですし、曲が多い場合は手間になってしまいますが、そういう方法もあります。
具体的なツールの例としては、私はAudacityというのを使っています。Windows版もあります。ただ、操作は分かりやすくないかも知れません。あとは、SoundEngine Freeは有名です。
チコ: 2018-12-02 21:39
れんと様
お返事ありがとうございました。さらに解決方法までご提案ありがとうございます。
さっそく調べてみます。今後も参考にさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
れんと: 2018-12-02 21:43
●どういたしまして。うまく行くといいですね。
チコ: 2018-12-03 19:51
れんと様
こんばんは。
本日、お教えいただきましたAudacityを利用し、無事、曲のファイルを直接編集する(頭やお尻をカットする)ことが出来ました。
そしてWALKMANにも取り込むことが出来ました。
ご教授いただき、ありがとうございました。
れんと: 2018-12-03 19:59
●こんばんは。早速試されたのですね。うまく行って良かったです。