MusicBeeで"If I fell"が掛かったら、なぜか、このベスト盤のことを思い出して聴きたくなった。LPを持ってはいるが、ベスト盤なのでPCに取り込んでいないから、滅多に作らないプレイリストを作った。

このアルバムは、当時中学生だった僕が、おそらく最初に自分のお金で買ったビートルズだった。2枚組で3600円くらいだったか。それまでは、いとこにもらったテープ(NHK FMで放送された、"1962-1966"と"1967-1970"の抜粋)を繰り返し聴いていた。ある時、新聞広告を見て、「ビートルズの新しいレコードだ!」と思って買うことにした。能書きがすごかった(ジョージ・マーティンがどうのこうのとか、日米共同選曲とか)ので、発売まで大変待ち遠しかった記憶がある。透明な下敷きの中に、広告を切り抜いて入れていたくらいだ。

もちろん、既にビートルズは解散していたから、内容は既発の曲の寄せ集めだったのだが、そういうことは子どもには良く理解できず、とにかくビートルズの新しいレコード(アルバム)が出ると思ったのだ。

市街地にあったスーパーあるいはショッピングモール(今でいうイオン)に30分くらい掛けて自転車で行って、その中のレコード屋で買った。予約はしていなかった(そういう概念を知らなかった)と思うが、予約特典をもらった。ポスター(白黒で四人の顔が並んでいる)とペンダント(アップルレコードのリンゴの形、薄い銀色の金属製)だったと思う。どうしてか、レコード屋のお姉さん(おばさんだったかも)がペンダントを首に掛けてくれた。もちろん恥ずかしかった。

もちろん、その後しばらくはビートルズのレコードはこれしかなかったから、何度も聴いた。「擦り切れる程」だったかも知れない。その後で、オリジナルアルバムの収集を始め、これを買った店を始めとするいろいろなレコード店に足繁く通った。

プレイリストを作るにあたっては、当時の音を再現すべく、今では2009年のステレオリマスターに押されてほとんど聞かなくなっている、(LPから収録したと言われる)"Millennium remaster"のステレオ版を中心に使った。ただし、"The long and winding road"だけは、ミックス違い(後述)であることを期待して、"1967-1970"のを使った。→ 聴いてみると、スクラッチノイズやレコード内周でのひずみの増加が無く、音が綺麗過ぎるので、当時を思い出すにはちょっと物足りない。贅沢な悩みだ。

最後に、ちょっと長くなるが、プレイリストの曲目を列挙する。

  1. Yesterday
  2. I'll follow the sun
  3. I need you
  4. Girl
  5. In my life
  6. Words of love
  7. Here, there and everywhere
  8. Something
  9. And I love her
  10. If I fell
  11. I'll be back
  12. Tell me what you see
  13. Yes it is
  14. Michelle
  15. It's only love
  16. You're going to lose that girl
  17. Every little thing
  18. For no one
  19. She's leaving home
  20. The long and winding road
  21. This boy
  22. Norwegian wood
  23. You've got to hide your love away
  24. I will
  25. P. S. I love you

(20:02 曲目を追記)

PS. Wikipediaによれば、収録曲の"The long and winding road"は通常とはミックスが違うバージョンが入っているという。また、海賊盤の注文ページでは、各国盤でいろいろな違いがあったそうだ。そういうことを知るとちょっと欲しくなってしまうのだが、まあ、止めておこう。

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8件のコメント

  1. レオ:

    私のとビートルズの出会いのときを思い出してドキドキしながら拝読いたしました。
    私の場合は自転車でまだ日本では発売されていないビートルズのLPを買いに2時間もかけて町へ出かけたのでした。はい、同じ中学生のときです。
    結局あきらめて買ったのがレイ・チャールスのカントリーアンドウェスタンを歌うでした。「愛さずにはいられない」が流行ってたころです。これも今思うと大正解で、生涯の愛聴盤になってます。ビッグバンドやジャズが好きになるきっかけも作ってくれました。
    おっと長くなりました。凝ったビートルズのPLS、読んでいてうれしくなりました。

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  2. PiuLento:

    ●おお、レオさんは僕より年上の方だったのですね。僕は、レイ・チャールズは随分後になってから知りました。USA for Africaの"We are the world"のビデオでだったと思います。

    そして、リアルタイムにビートルズを聴かれていらっしゃたのですね! すごくうらやましいです。出会いはやっぱり中学生の時だったんですね。あの頃出会った音楽は、ほとんど、今でも好きです。あの頃以上の音楽がなかな出てこないのが不思議です。

    PS. 他の人にも分かるように、プレイリストの曲を書いておこうと思います。

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  3. h.tak:

    この記事を見て、自分と同じだ!、
    と思ったのですが、良く思い出してみたら、僕が初めて買ったビートルズのアルバムは、「ビートルズ バラード ベスト20」でした。1980年発売らしいです。
    レント君より少し後の、高校生の時です。
    これをきっかけに、ビートルズが好きになり、FMエアチェックなどで色々な曲を聴くようになりました。関連本も何冊か読みました。
    ビートルズとの出会いの感動を思い出せて嬉しいです。ありがとう。

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  4. PiuLento:

    ●おお、h.takくんも僕と同じような経験を持っていたんですね。「バラード」って、たしか同時期に「ロックンロール」も出ていましたっけ。それはもっと前かな。← 調べたら、76年に2枚組で出たのが80年にばら売りされたようです。

    それにしても、こうやって、みなさんと思い出を語れるって楽しいですね!

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  5. レオ:

    若いお二人のお話、うれしく拝読させていただきました。
    音楽も、人も出会いですよね。これまでたくさんの音楽を聴き、たくさんの人と会ってきたはずですけど・・・。ほとんどはすれ違ってきただけ。

    リアルタイムでビートルズと出会っていながら、あの時武道館へ行こうなんて夢にも発想できなかった自分が無念でした。なので今年ポールの東京ドームへ思い切って出かけました。5万人が押し寄せたドームでは動きと音に微妙な時差があるくらいポールとは離れていましたけど、これで無念は晴らせたと思っています^^b

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  6. PiuLento:

    ●そうですね、出会いですね。僕も、いろいろな出会いがあったと思いますが、長く付き合っている人や音楽はほんの僅かです。ですので、そういう人や音楽たちを大切にしたいです。

    リアルタイムのビートルズを、とても若い時に体験できたのは、本当にうらやましいです。武道館は無念だったと思いますが、それでも余りあることだと思います。

    気が向いた時で構いませんので、その頃のことをお教え下さると、ありがたいです。何しろ、僕の場合、確か「ポールがビートルズを脱退」というニュースを新聞で読んだけど、全くピンと来なかったのが、最初のビートルズでしたので。。。

    それから、ポールを観られて、いや、体験できて良かったですね。レオさんのような背景があると、感動もひとしおだったと思います。

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  7. レオ:

    管理人様

    いつもていねいなレスをありがとうございます。
    つまらない体験談をこうして聞いていただけるなんて多分初めてのことです。またブログでも立ち上げますかね^^;でもそれほどのネタがあるわけでもないし、また尻切れトンボになってちゃうからやっぱやめておくほうが無難です。

    ”ポールが脱退”って言うとあのゴタゴタの頃ですね。事実上解散状態だったところにポールがまずマスコミにそんな宣言をしてとっても心象が悪かった覚えがあります。映画「レット・イット・ビー」でも悪役っぽい感じで、その後私はポールのソロアルバムは一枚も買いませんでした。ジョンとジョージはもちろん買ってたのに。

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  8. PiuLento:

    ●レオさん、褒めて下さってありがとうございます。

    ゴタゴタの頃、僕は小学生だったので、全然その記憶がないのですが、なぜか、その記事だけは覚えているんです。そして、ビートルズを聴くようになって、ポールがビートルズを解散させたことを改めて知って、彼を嫌いになりました。確かに、映画"Let it be"では、ポールは浮いていましたね。でも、あの映画、もう一度観たいです。

    僕も、つい10~15年くらい前までは、ジョン一辺倒でした。何というか、ジョンはポリシーがあるから、「ちゃんとしている」イメージでした。でも、段々、そのポリシーが音楽の邪魔をしているように感じて来て、今はポールの方を良く聴きます。

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