(暇なので、ふと思い出したことを書く)

小中学生の頃、学研の学習雑誌(「学習」と「科学」など)を購読していた。その関係で、販売店のオジさんが良く来て、いろいろな物を売りつけて行った。例えば、以下のような物だ。

  • 英語学習用テープ類 (いわゆる"LL")
  • 自分で勉強するための教材 (原始的なタッチパネルのような仕組みで、感圧板を教材のページの下に挿しこんで、ペンで選択肢を押すと、○×がランプで表示されて分かるようになっていた)
  • 百科事典、図鑑

それらは結構高かっただろうが、親はせっせと買い与えてくれた。

LL教材は、僕の悪知恵で買ってもらった。小学生の頃はテープレコーダーなど持っていなかったのだが、ある時、いとこにビートルズのテープと一緒に古いのをもらった。そのレコーダーは、まあ使えたのだが、何とかして新しい物にしようと思い、「英語」に着目した。いとこからそんなことを聞いたからなのだが、「英語の勉強をするためにテープレコーダーが要る」ということにして、買ってもらおうと思ったのだ。ただ、単にテープレコーダーを買ってもらうのは難しそうだったので、テープレコーダーもセットになったLLの教材を買ってもらった。

一応英語の勉強はしたが、そういう教材(時間をおいて、何種類か与えられた)はテープばかり多くて、最初の数本しか使ったことがなかった。そもそも、LLでは発音の練習はできても(実際には無理だと思うが)、聞き取りの練習はできない(テキストを見ながら聴けば、一応できるが)。会話の練習だってできない。今となっては、余り役に立たない教材だった。

それでも、音楽やオーディオの趣味に入るのに大変役に立った。そのレコーダーで、もらったビートルズのテープを何度も聴いたし、自作のスピーカーをつなげて、(当時の)いい音で聴けるようにした。それから、もらったテープの音量が小さかったので、アンプを作ったり、ラジオをつなげてFMを録音したし、モノラルのレコーダーをステレオにする方法はないかを考えたりして、電子回路やオーディオ(当時流行していた)への入口になった。

だから、表面上の目的(英語)は達成しなかったものの、今の自分の多くの部分は、そのLL教材で始まったと言えるのではないだろうか。

百科事典は、特に欲しくはなかったのだが、母が学研のオジさんの口車に乗って買ってしまった。納入された日、買うことを知らなかった父が帰って来て、本棚(セットだった)にずらっと並んだ(20冊くらいあったか)事典を見て怒っていた。当たり前だ。中学生の頃だったか。

でも、その事典は結構役に立った。もちろん、日頃分からないことを調べられたし、暇潰しにもなった。それで、テープを頻繁に聴いて興味が出ていたビートルズの項目を調べてみたら、あったのだ。ただ、事典なので詳しくは書いてなかった。物足りなかったので、事典に添付の質問カードに、「(どんなレコードがあるのかなど)もう少し詳しく教えて下さい」というようなことを書いて送った。

半分当てにしていなかったのだが、少しして、ちゃんと回答が来た。回答の文章は忘れてしまったが、何かの本のディスコグラフィーのコピーが添付されていた(今では良くないことだが、当時は普通だったし、もう時効だ)。

それには、ビートルズだけでなく各メンバーのソロの作品も載っていた。ビートルズのは、イギリス盤だけでなくUS盤や日本盤も載っていたのではなかったか。

それを見てからだ。ビートルズの全作品を揃えたくなったのは。ビートルズマニアの誕生である。

(12:37 一部修正)

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10件のコメント

  1. jaguarmen_99:

    学研のおかげ、ということになりそうですね(爆)。
    私の友人が進研ゼミに「先生はなぜ赤ペン先生なのですか?赤ペン以外で採点してくれなければ辞めます」と書いて送ったほっこりエピを思い出しました。ええ、やっぱりちゃんと返事が来たんです、昭和のいいとこ(笑)。

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  2. レオ:

    カセットテープのビートルズから・・・
    素敵な出会いでしたね^^b

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  3. naoki:

    悪知恵とか,自作とか,読んでいてワクワクしました。

    そういうのを思い出す,いい機会になりました。

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  4. h.tak:

    質問カードに丁寧な回答が来てよかったですね。
    きっと、回答者もビートルズ好きだったのでは…

    僕は、だいぶ遅れて高2の頃ですが、
    先日書いた、バラードのベスト盤を聞いたのと、

    ハンターデイヴィスやアランウイリアムズの
    伝記本を買って熟読したのがきっかけで、
    すごく好きになりました。

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  5. PiuLento:

    ●じゃがさん: そう、学研さまさまですw

    進研ゼミ! 実はそれもやらされていました。いつの間にか、止めてましたが。でも、そんな気の利いたことは書けなかったですねえw

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  6. PiuLento:

    ●レオさん: はい、あの頃聴いたビートルズは、本当に新鮮でした。

    それで、題名すら聴き取れず、今のように曲名を検索するとかできませんでしたので、訳の分からないカタカナ言葉で覚えてましたよ。

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  7. PiuLento:

    ●naokiさん: ええ、ふと思い出すと、ついつい書きたくなります。やはり、老化しているのでしょうかw

    あの頃の自作は、今から見れば可愛いものでした。スピーカーなんて、箱は段ボール、ユニットは壊れたTVから外したものでしたよ。原理とか計算式とか良く分からずやってました。でも、おもしろかったです。

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  8. PiuLento:

    ●h.takくん: うん、良かったです。そうかも知れないね。あの回答がなかったら、今の僕はかなり違っていたのかも知れないなあと、ちょっと思いました。まあ、大げさかも知れないけど。

    ビートルズの伝記や本、僕も読みましたよ。懐かしいです。あの頃は、レコードか本とかしか情報源が無かったですね。なので、大体の映像は白黒で、しかも想像で脳内に焼き付いていた気がします。

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  9. j:

    え~話や。

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  10. PiuLento:

    ●j: うん。「子どもの素朴な疑問に誠実に対応してくれた、学研社員」だね。

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