少し先の休日に会社の行事があって、僕は仕方なくそれに出ることにしていたのだが(迷っている時に出欠を電話で聞かれたので、思わず、「出る」と答えてしまった)、どうしても出る気がしなかった。というのは、会社(の偉い人)への反発心があるからだ。

それで、どうにかして休もうと、口実を考えていた。それで、「実家の行事ができた」ということにしようとした。更に周到に、「行事は何か」と聞かれたら、「法事」、「誰の」と聞かれたら「祖父」、何回忌か聞かれたら、それも答えられるようにまでした(偶然だが、調べたら、今年は本当に祖父の法事の年のようだった。±1年程度の誤差はあるだろうが)。

ところが、いざ不参加を言いに行こうという段になって、どうしても、勇気が出なかった。それで、何日か延期したのだが、結局、諦めて参加することにしてしまった。行事に出る得失を比べたり、行事を手配している人には何の恨みもないのに、却って手間を増やすばかりだし、出なくても偉い人に僕の気持ちは伝わらないから、出ないことに意味がないと考えたのだ。

ところが、先日、行事の参加者リストが配布されたのだが、それを見て目を疑った。僕の名前が入っていなかったのだ。何度も見直したが、確かになかった。思わず、「え?」と口に出してしまった。

事務上のミスか。でも、まあ、これで良かったのだ。誰も嫌な思いをしていないのだから。不思議なことだが、念が通じたのだろうか? ちょっとした超能力?

心配なのは、直前になって僕の名前が抜けていることに気付かれないかということだが、その時は「実家の行事」を復活させよう。

めでたしめでたし。

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2件のコメント

  1. naoki:

    すごいですね,この話。

    悶々と過ごすよりは,出席したほうが気が楽と,今の僕は思うのです。

    その上で,その後のオチにズッコケました(笑

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  2. PiuLento:

    ●ええ、僕も、出席したほうが気が楽と思ったのですが、土壇場でコケましたw

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