音楽プレーヤーと並んで重要な、Linuxでのクラウドバックアップサービスが大体決まった。そもそも選択肢はほとんどなかったのだが、CrashPlanにすることにした。
必要な条件は、以下だ。
- 容量無制限
- 転送速度が遅過ぎない。
- (現在のBackblazeに比べて、)費用が高過ぎない。
約1週間、CrashPlanとAltDriveを同時に動かして、使い勝手を比較した。その結果、以下のことが分かった。
- AltDriveは転送速度がかなり遅い。CrashPlanの1/2程度しか出ず、遅過ぎる。以下は、約6日間の転送データ量から求めた、(私の環境での)実転送速度である。なお、平日の昼間はPCを止めていたので、連続稼働時よりも遅いことに注意が必要である。
- AltDrive: 24GB/日 (278KB/s)
- CrashPlan: 55GB/日 (637KB/s)
- どちらも、なぜか転送を止めている時間がある。特に、CrashPlanは頻繁に接続が切断されている。それがなければ、もっと高速になるのだが。
- どちらもJavaで書かれており、Linux Mintで問題なく動いた。CPU負荷やメモリ使用量は、どちらもそれほど高くない。
- UIはCrashPlanの方が綺麗だが、使い勝手はどちらも同様である。
- AltDriveは若干安定性が悪い(バックアップが停まって再開しないことがあった。その時、アプリはハングしていた)。
- CrashPlanの状態表示は余りあてにならない。例えば、転送が停まっている時でも、最後の速度が表示され続けている。
BackBlazeのB2というストレージサービスも検討したのだが、以下の問題やリスクがあるので止めた。
- B2用のバックアッププログラムが要る。: 自分で用意することになるのだろうが、音楽や画像などと違って気が抜けない。
- データの暗号化は自分で行う必要がある。: これも気が抜けない。
- バックアップ実行間隔の設定が難しいし、バックアップ中はPCを止められない。
- 料金が従量制なので、どのくらい掛かるか読めない。
※なお、BackBlazeはWineでは動かなかった。
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