宇都宮市のLRT問題を少し調べたら、市民の声として、以下のようなものが見つかった。(要旨)
朝は道路が渋滞していて、いつ会社に着くか分からず、早く家を出なければならないから困る。
確かに、その道は橋がある関係で、朝夕は毎日渋滞している。が、永遠に着かない訳ではない。混まない時に比べて30分とか1時間、家を早く出ればいいのだ。ちょっと遠回りすれば、別の道だってある。それが普通なのだから、それを予定に組めばいいだけだ。
その人がLRT賛成派なのかどうかは忘れたが、都会の満員電車に乗って通勤したことがないと思われる。あれに比べれば、あの程度の渋滞なんて天国としか思えない。車だったら、自分好みの冷暖房が効いた車の、ゆとりある席に座って行けるのだ。一方、電車なんてまず座れないし、ゆとりがある立ち位置を確保するのだって難しい。もし遅れたら、何時間でもすし詰めなんてことだってあるのだ。もっと世の中を知って欲しいと思った。
もう一つ。先日、市長のLRTの構想なるものが披露されたそうで、概要程度しか分からないが、それだけで論外だと思った。(下野新聞web版の見出しと本文の冒頭)
宇都宮LRTで朝食、カクテルを・・・佐藤市長が構想披露 運賃は初乗り150円、上限400円程度 帝京大でシンポ
【宇都宮】車両には朝食がとれる専用車両や、仕事帰りはカクテル列車にも-。
苦笑せざるを得ない。「本気(マジ)ですか?」と聞きたい。まあ、本当に朝食を食べる人がいればいいけどね。そもそも、そんな車両を繋いで、ラッシュ時の輸送能力が余ると考えているのだろうか? 余るのだったら、LRTに乗る人は少ないと考えているのではないか。カクテルって、何時間の運行予定かな? (総延長は100kmくらいはあるんだよね?) 彼の本気度とか、常識のレベルが分かる。
それで、僕は基本的に人の経歴にはこだわらない(今とか結果が重要)ことにしているのだが、この人はどういう経歴なのか、すごく興味が出て調べた。そうしたら、市長になる前は政治経験はなかったようだ。1984年から2004年まで延々と、親から継いだ会社の社長をやっていて、それから市長になったようだ。やっぱり、もっと世の中を知って欲しいと思った。
(12/20 7:17 若干加筆)
naoki: 2016年12月20日 06:44
脱力ですわ……。
(短いコメントですみません)
PiuLento: 2016年12月20日 07:14
●ですよねー!
県庁所在地といえど、こんなオメデタイ人が市長だったんですね・・・
JS: 2016年12月20日 09:41
LRTに食堂車が連結されて運行を始めたら、一度視察に出かけたいと思っています。ついでに寝台車も連結すれば、話題性抜群ですW。
下野新聞の下野は、「しもつけ」と読むんですね。「げや」と読んでしまっていました。
PiuLento: 2016年12月20日 19:05
●是非、おいで下さい。冬は寒いので、春がいいですよ。
なるほど。寝台車も繋がると、その中で暮らせるので、一石二鳥ですねw
下野、昔の国前ですが、イマイチですね。何でそんなのにしたのやら。げやの自覚があったのでしょうか。。。